カリンシロップ

カリンは芳醇な香りがして、とても美味しそうに見え一見生で食べられそうですが、見た目とは裏腹に固く渋いためそのままではとても食べることは出来ません。のど飴などでよく耳にしますが、ビタミンCや食物繊維など豊富な成分を含み、美肌効果や疲労回復、整腸効果などもあるようです。産地は山形県や千葉県などが有名で、私が住んでいた香川県でも沢山栽培されていました。

9月下旬頃の我が家のカリンです。カリンは昔から、咳、たん、ノドにいいと言われ、喉の痛みなどを抑える成分が含まれていて、漢方などでも利用されているそうです。またインフルエンザウイルスを抑制する効果もあるようなので、これからの季節にはとても重宝しそうな果物です。

そんなカリンを12月始めに収穫し、先日職場に持っていくと調理の仕方が分からないという方が沢山おられ、はちみつ漬けやカリン酒、カリンシロップなどの作り方を説明しながら配りました。

今年のカリンは昨年深く剪定したこともあってか大豊作です。見た目は悪いですが有機栽培のオーガニック果樹です。と言いたいのですが、カリンはほとんど手が掛からず剪定さえ、しっかりして日がよく当たるようにすれば勝手に沢山の実を付ける、とても育てやすい植物なのです。

収穫時、少し緑の物もあったので新聞紙に包み追熟させていると、黄色味を帯び甘い香りが漂い始めました。我が家では毎年はちみつ漬けを作っていましたが、今年は用途が豊富なカリンシロップを作ってみることにしました。

カリンの表面は油が付着したようにベトベトしているので、お湯で汚れを落としながらしっかり洗い、皮をむかずに3~5mm幅のイチョウ切りにします。

鍋に切り分けたカリンをそのまま、皮、タネ、実など全て入れていきます。

全て切り終えて、全体が浸るぐらいの水を入れます。

1時間程コトコト煮込みます。

煮込んでいると灰汁が出てくるので取り除きます。

1時間ほど煮込んだ状態です。

煮込んだものをザルで濾します。計量してみると1,600ccありました。

砂糖を600g程加え、さらに灰汁を取りながら煮込んでいき、紅くなれば出来上がりです。

前回作った時にザルで濾しきれなかった小さな種の欠片などがあり、少し気になっていたので今回は目の細かい茶漉しで少しずつ濾しながら煮沸消毒したビンに移し替えます。

ビンに詰めて完成です。

Beaujolais Nouveauボジョレー ヌヴォー)ならぬOkayama Nouveau(岡山ヌヴォー)です。

ちなみに、ボジョレーはフランスブルゴーニュ地方の南にある地域のことで、「ヌーヴォー」はフランス語で「新しいもの」という意味だそうです。一般的にボジョレー ヌーヴォーは、ボジョレー地域で、その年に収穫されたブドウを醸造した新酒ワインを指し、解禁日がフランスの法律によって毎年11月の第3木曜日と決まっているため、日付変更線の関係で日本が世界で一番早く解禁日を向かえフランス本国より早く楽しむことが出来るようです。

早速飲んでみると、はちみつ漬けのまったりとした甘さとは異なり、酸味を強く感じるさっぱりとした味わいでした。これならウォッカやジン、湯割りや水割りなどでも美味しくいただけそうです。これを飲んでカラオケに行くと点数アップに繋がるかも!

 

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オシドリと境港

妻と休みの合った今日、以前汲んで帰っていた湧水が残し少なくなっていたこともあり、ドライブがてら出掛けることにしました。新見市大佐で湧水を汲み、少し足を伸ばして鳥取県日野町で久しぶりにオシドリを見た後、さらに足を伸ばし松葉ガニの本場境港市で11月6日に解禁になった松葉ガニをいただく予定です。少し早いかとも思いましたが、昨日スタッドレスタイヤに交換しているので万が一冷え込んでも安心です。

自宅を6時前に出発、国道180号線で新見市大佐を目指します。途中の高梁市街地は天候が悪いためか雲海はなく、国道から備中松山城のある臥牛山《がぎゅうざん》が正面にハッキリと見えていました。

途中、「絹掛の滝」(新見市草間)で休憩です。

この滝は3段になっていて高さが約60m、岸壁に白い絹を垂らしたように見えることから「絹掛の滝」と呼ばれているようですが、今日も滝の水量は少なく「衣掛」ではなく「絹糸」の滝になっていました。

新見市街地で国道180号線から県道32号線(新見勝山線)に乗換えます。

新見市街地から30分弱、8時前に「夏日の極上水」(新見市大佐上刑部)に到着しました。

湧水を汲み終え、緑資源幹線林道から県道318号線を戻り国道180号線に向かいます。

新見市菅生から市道を経由し千屋ダム付近で国道180号線に出てきました。

国道180号線の明地峠で県境を越え、9時少し過ぎに「オシドリ観察小屋」(鳥取県日野郡日野町根雨)に到着です。

駐車場脇の倉庫には寄付された米やドングリが沢山置かれています。

歩いてオシドリ観察小屋にやって来ましたが、少し様子が変わっているようです。

鉄橋のガード下にあった観察小屋は無くなり、新たに県立日野高校に隣接した場所に観察小屋が作られていていました。利用日時は11月1日から3月31日の7時から17時で、入館料金は300円と有料になっていました。今回は時間も遅くオシドリの数も少なかったのでガード下の通路の覗き窓から撮影することにしました。

着いてしばらくするとバサバサバサと飛び立つ音が聞こえ、少し遠い場所に移動して餌を食べていました。

水面に浮かぶオシドリもいます。

イチョウ羽が綺麗です。

オシドリのオスは水鳥の中で最も色彩豊かなのではないでしょうか?

オスとメスのオシドリたち…… オスに比べメスはかなり控えめな色彩です。

水中の餌を採っているようです。

オシドリやカモの中でアオサギが羽を休めていました。

ヨッコラショと片足を上げて……

オシドリの独特の美しさに魅了されます。

オスとメスが向かい合い、お互いそれぞれに毛づくろい中?

今回は訪れた時間が遅かったこともあってか、オシドリたちはかなり離れた場所に移動してしまいましたが、久しぶりに美しいオシドリを楽しむことができました。

駐車場に戻り少し早い昼食に向かいます。

日野町根雨から国道181号線に乗換え、西伯郡伯耆町の伯耆橋交差点を右折し県道53号線(淀江岸本線)を走ります。今日の大山は雲に隠れているようです。

米子城をモデルに作られた「お菓子の壽城」という菓子店の建物です。この城の交差点を右折し国道431号線で境港市に向かいます。

国道431号線は鳥取県境港市島根県松江市を繋ぐ境水道大橋に向かいますが、私はそのまま直進します。

高尾山分屯基地のレーダーサイトと境水道大橋が見えています。

日南町から1時間程、10時30分過ぎに境水道近くの駐車場に到着しました。駐車場からはレーダーサイトがすぐ近くに見えています。

境水道上空を一羽のカモメが飛んで来ました。

カモメはレーダーサイトの近くを飛んで行きます。

今日昼食をいただく「旨いもん市場 海月丸《 かつきまる》」(境港市相生町)にやって来ました。

店の入口には今回お目当ての「てっぺん海鮮丼」の大きなポスターが掲示されています。

チラシの脇には「おすすめ カニ1枚入り!! てっぺん海鮮丼」と書かれていて、期待が高まります!

時間が早いこともあってか、店内には二組のお客だけでした。

メニュー右側には「境港の新鮮魚介を贅沢に乗せた はみ出すてっぺん海鮮丼!! 境港最盛 てっぺん海鮮丼 赤字覚悟 2,970円」、左側には「山陰の冬の味覚の王様松葉がに解禁 オススメ!! 松葉がにてっぺん海鮮丼4,800円」と書かれています。やはり今の時期は年中食べられる紅ズワイガニより「松葉がにてっぺん海鮮丼」ですよね!

ご飯は普通飯と酢飯から選択することが出来るので、私と妻は酢飯でオーダーしました。

待つこと10分足らず「松葉がにてっぺん海鮮丼」が出てきました。

カニ味噌もしっかりと乗っていて、沢山の刺身も乗っているようですが、松葉ガニは思っていたよりかなり小振りです……

サーモン好きの妻がオーダーしたのは「サーモンいくら丼」1,980円です。

出てきた丼を見て「サーモンが8切れしか乗ってない……」とポツリと妻……

私は丼が出て来てから20分足らず悪戦苦闘、途中妻に爪足と腹肉をお裾分けし、やっといただける状態になりました。一杯分のカニの身を解すのは大変ですが、その作業も楽しみの一つです。しかし、この松葉カニは小さいためか今までになく身の解れが悪く、足の身が棒状に抜けず殻側に身が残ってしまうので今まで経験したことがないほど大変でした。

カニの殻入れ、苦戦の証です。

全て完食、ご馳走さまでした。

私がいただいた「松葉がにてっぺん海鮮丼」のカニは小振りで足も細く、身の解れも悪くて残念ながら思っていた程満足感は得ることが出来ませんでした。妻がいだいたた「サーモンいくら丼」も、乗っているサーモンが少なかったこともあり妻もガッカリしていました。期待が大き過ぎたこともあり、とても残念に思います。「境港」というブランド漁港の近くだと、かなり割高になるのかも知れません。30分以上並んで待たなければなりませんが、今まで通っていた郊外にあるイオンモール日吉津傍の別の店の方が地名ブランド力が無い分、案外割安なのかも知れません……

「旨いもん市場 海月丸」を出ると少し先に「カニ直売」の幟が目に入ったので行ってみることにしました。

大きなカニの爪が置かれています。「HATONOVA三光丸」(境港市相生町)という店で、カニ販売の他店内で食事も出来るようです。

店内に入ると、回転寿司やバーベキューが食べれるようで、沢山の方が待たれていました。バーベキューは「浜焼のセット」として二人用の3,500円から松葉ガニ一杯も盛られている四人用の「浜焼きセット 三光丸 special」の10.000円まで色々と種類があり、カニやアワビ、牡蠣やホタテ、エビやイカなど沢山の海鮮が盛られています。

スタッフの方に話を伺うと、この店は今年の10月にオープンしたばかりだそうで、浜焼きセットを購入し、その場でバーベキューが楽しめるそうです。別に松葉ガニも追加購入すればその場で食べれるように調理してくださるそうで、松江駅近くにある「カニ小屋」のようなシステムです。「カニ小屋」は松葉ガニを自分で食べられるようにしなければなりませんが、この店は調理までしていただけるようです。

開店間もないことからかなり価格を抑えられているのか、メチャクチャコスパがいいようです。また近いうちに機会を作ってこの店の「浜焼きセット」を食べに来たいと思います。

単品の松葉ガニの他に松葉ガニの訳アリ品として、単品5,000円程で販売されている松葉ガニの1~2本足の欠けた商品が三杯入って10,000、単品8,000円程の大きな松葉ガニが三杯入って1,5000円などで販売されていました。職場の友人に山陰へ出掛けたらカニを買って帰ってと頼まれていたので連絡をして10,000円の物を購入しました。一度車に戻りカニをクーラーボックスに収め、水木しげるロードに行ってみることにしました。

水木しげるロードには沢山の方が来られているようです。この通りは子どもたちが幼少の頃一度連れてきたことがありますが、それ以来です。

通り沿いには沢山の妖怪たちが並んでいます。一つ目で舌を出して笑う愛嬌ある鳥取の妖怪「傘化け」……

山奥で「オギャー、オギャー」と赤ん坊の泣き声で泣き、抱かれるとしがみ付いて離れなくなり、振りはだこうとすると重さが五十貫(188kg)以上になり抱いた人を動けなくしてしまう妖怪「こなき爺」……

鬼太郎の友人の一人でネズミや魚が大好きな妖怪「猫娘」……

夜道を歩いていると前に進むことを出来なくするという妖怪「ぬりかべ」……

島根県石見の妖怪で夜の海辺に現れ人を襲うとういう、顔が牛で体は土蜘蛛の妖怪「石見の牛鬼」……

金に目がなく平気で人を裏切りますが、何故か憎めない「ねずみ男」……

通りには妖怪に因んだ店舗が多数ありました。

「鬼太郎と目玉おやじ」……

鬼太郎の父親「目玉おやじ」は風呂が大好き!

ねずみ男」と握手も出来ます。

「妖怪広場」前の交差点付近です。

「妖怪広場」にやって来ました。

鬼太郎の小便小僧……

ねずみ男は泳いでいました。

ゲゲゲの鬼太郎など水木しげるのキャラクターがラッピングされた境港市コミュニティバス「はまるーぷバス」。

鬼太郎と並んで撮影出来るベンチもあります。

妖怪たちの魂や精霊が宿るといわれる「妖怪神社」、水木しげるが入魂したという高さ3m程の御神体からは妖気が漂うようです。

神社の入口には「目玉おやじ清めの水」の手水鉢があり、ここで清めてからお参りします。

水木しげるロードをしっかり楽しむことが出来たので、車に戻り弓ケ浜にある温泉に向かいます。

「みなと温泉ほのかみ」(境港市竹内団地)に到着しました。温泉施設の隣には「夢みなとタワー」があり、地上43mの展望台からは360度のパノラマが開けているそうです。

この温泉は皆生温泉に近いですが、スタッフの方の話によると皆生温泉の源泉は地下300m程なのに対し、1,500m付近のものだそうで、皆生温泉程塩分濃度が濃くなく湯上がりにべト付き感が少ないのが特徴だそうです。温泉の成分表によると、ナトリウム塩化物泉で、PH8.4、源泉温度41.2℃の源泉掛け流しです。浸かってみると少しヌルヌル感もあり、フタッフの方が言われていたとおりサッパリとしたいい感じの温泉でした。天候がよければ大山も眺めることが出来るようですが、今日はあいにく雲に隠れていて大山は望めません。しかし目の前には日本海が開け素晴らしい眺めを楽しみながら温泉を楽しむことが出来ました。この後帰路に就きます。

米子東ICから米子道に乗ります。

左方向に大山の裾野は広がっていますが山頂付近は濃い雲に覆われたままです。

蒜山SAに休憩がてら立ち寄りました。展望台に来てみると蒜山三座は何とか見ることができましたが……

大山方面は烏ヶ山は望めるものの、大山には雲が掛かったままでした。結局今日一日大山の勇姿を見ることが出来ずじまいです。

蒜山SAで土産用のジャージ牛乳と蒜山ソフトクリームを購入しました。濃厚さが特徴のジャージー牛乳は「黄金のミルク」ともいわれているそうです。ソフトクリームは車内でいただきましたが、蒜山高原で育ったジャージー牛のミルクを使用しているそうで、「黄金のミルク」の濃厚な味わい、それでいて後口がすっきりしていて、とても美味しいソフトクリームでした。

この後、久世ICで高速道を降り一般道で東区の友人の家にカニを届けに立ち寄り帰宅しました。また機会を作って「HATONOVA三光丸」で是非松葉ガニと海鮮バーベキューを味わってみたいと思います。今日は早朝からの運転で少しお疲れモードでなので、早く休むことにします。

 

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菩提寺の紅葉となぎビーフ

前回勝田郡奈義町菩提寺を訪れた際には少し早かった大イチョウがそろそろ紅葉真盛りではないかと思い、今日職場の友人たちと紅葉狩りがてらツーリングに出掛けることにしました。昼食は前回気になっていた「那岐山麓 山の駅」で「なぎビーフ」を頂く予定です。

9時30分に岡山IC近くで待合せです。全員予定時間より早くに集合しましたが、インカムの接続がなかなか上手く出来ず30分余りかかってしまいました。

10時過ぎに出発し国道53号線を北上します。

北区御津金川から県道53号線(御津佐伯線)、県道255号線(堀中御津線)、県道468号線(平岡小鎌線)と乗継ぎ、広域農道美作やまなみ街道を走り、久米郡久米南町羽出木交差点で県道52号線(勝央仁堀中線)に乗換えます。

久米郡美咲町大戸交差点で県道26号線(津山柵原線)を横断し勝央方面に進みます。

勝田郡勝央町黒坂交差点で国道179号線に乗換えます。右前方に那岐の山々が見えてきましたが山頂付近は濃い雲に覆われているようです。国道179号線を姫路方向に2km弱進み勝間田西交差点を左折、勝央工業団地を抜け県道67号線(勝央勝北線)に入ります。

県道67号線を北上、勝央町植月中の交差点で国道429交差点を横断しさらに北上します。

前方に那岐連山が見えますが、濃い雲でその勇姿を見ることが出来ません。

津山市日本原までやって来ました。日本原交差点を右折し国道53号線を鳥取 智頭方面に進みます。

国道53号線を6kmほど進み「天然記念物 大イチョウ菩提寺」の案内板のある交差点を左折します。

国道53号線の交差点から5kmほどで「菩提寺」(勝田郡奈義町高円)に到着しました。撮影しようとバイクを置いていると、友人たちは奥の駐車場に行くと、さらに先に進みました。

私も後を追いかけます。大イチョウのすぐ手前に広い駐車場があり、そこに駐車していました。

駐車場から山門まで戻りました。山門付近の紅葉はピークを過ぎたようですが、奥に見える本堂前の石段付近は赤い絨毯状態になっているようです。

本堂前のモミジは見事に紅く色付いています。

手前のモミジの赤色と奥の大イチョウの黄色がいいコントラストです。

イチョウへ向かう道はモミジの落ち葉で紅い絨毯が敷かれているようです。

私はモミジを楽しみながら本堂に向かいます。

参道脇の木々もいい感じに色付いています。

足元の落ち葉たち……

本堂までやって来ました。

手水鉢の中にもモミジやイチョウの落ち葉が浮かんでいます。

お参りを済ませ大イチョウに向かいます。

イチョウの周囲は落ち葉で黄色い絨毯が敷かれているようです。

目通り幹囲13m、樹高40m、推定樹齢900年、見事な大イチョウです。

黄色い絨毯が広がる大イチョウの根本には「天嘫紀念物 菩提寺ノ公孫樹 」と刻まれた石柱が設置されています。公孫樹 とはイチョウの漢名です。

前回も気になった枝ですが、横に張り出した枝から上方向に新たな芽が出ていて、枝の下には根のように枝が伸びています。

その枝には頑丈な支えが設置されています。

イチョウの根本付近から見た本堂側です。

イチョウから紅い絨毯の敷かれた道を歩いて大イチョウの南側に向かいます。

南側から見上げた大イチョウ……

南側の根元には小さな祠が祀られていて、周囲は落ち葉で埋め尽くされています。

しっかりと菩提寺の大イチョウの紅葉を楽しむ事が出来たので駐車場に向かいます。

これから昼食に向かうことにします。

今日昼食をいただく「那岐山麓 山の駅」(勝田郡奈義町高円)に到着しました。

「なぎビーフ」や「おかやま黒豚」などの懸垂幕が掲げられています。

入口には「ハレバレグリーンリゾート 那岐山麓 山の駅」という看板がありました。

今日は私と友人の一人は事前予約が必要な「なぎビーフ和牛ビーフカツ」、他の二人は当日メニューを見てから決めるというので、12時30分に4人で予約しています。

友人の一人は「おかやま黒豚カツカレー」(1,200円)をオーダーしました。このカレーの黒豚カツも美味しそうです。

もう一人の友人がオーダーした「おかやま黒豚とんかつ定食」(1,300円)も出てきました。これもとても美味しそうです。

私たちがオーダーした「なぎビーフ和牛ビーフカツ」です。この料理は通常2,800円が来年1月末まで期間限定で2,200と超お得になっています。奈義町が「コロナ対策経済支援事業」と、「なぎビーフ消費拡大事業2022」として助成されているようです。

奈義町産のなぎビーフに地元産の野菜がふんだんに盛り付けされています。

美味しそうなビーフカツです。食べてみると、とても軟らかく濃厚な味わいと溢れ出る肉汁の旨味に大満足です。

地元産に拘った野菜の天ぷらもお洒落に盛り付けられています。

汁には奈義町特産の山の芋こと里芋もしっかりと入っていました。

さらにアフターティとして地元産の黒豆を使用した紅茶に黒豆ソフトクリームまで付いていました。紅茶は仄かに黒豆の風味が感じられる上品な美味しさで、ソフトクリームは黒豆の甘さを上手く生かれていて、とても美味しくいただくことが出来ました。

お腹も大満足で、外に出て食後のタバコタイムです。

小さなモミジが綺麗に色付いていました。タバコを吸い終え帰路に就きますが、せっかく津山近くまで来たので、津山名物の「干し肉」を買って帰ることにします。

国道53号線で津山市川崎まで戻り県道350号線(西吉田川崎線)から市道に乗換え新日上橋を渡り、やまなみ街道入口交差点を右折し県道26号線で津山市街地方面に向かいます。

今日「干し肉」を購入する「食肉 石本商店」(津山市横山)に到着しました。

店内にある保冷庫には干し肉を始め鶏干し肉なども並んでいました。干し肉は200g(1,300円)から1kg(6.000円)まであるようです。

私は今回1kgのものを購入しました。干し肉が初めてという友人がいたのでスタッフの方が調理方法のビデオがありますと見せてくださいました。

私はスクーターなのでトランクにスッポリ収まりますが、友人たちはそれぞれ工夫しながら荷造りをしていました。土産も購入し、友人たちも荷造りを終えたので帰路に就きます。

県道26号線を下り、やまなみ街道の交差点まで戻ってきました。

やまなみ街道を走ります。

途中、やまなみ街道と書かれた木柱があったので友人たちが走る姿を撮影することにしました。

爽快に走り抜けていきます。

国道484号線との交差点でやまなみ街道は終点です。交差点からは県道468号線に変わり、さらに南下し赤磐市小鎌でバイパスは終点となります。ここから先はバイパスの工事中で北区御津平岡までは旧道の細い道が続きます。

途中、バイパスが交差する場所を通過しました。ここまでは間もなく開通しそうです。

県道468号線から県道255号線、県道53号線と乗継ぎ北区御津矢原のコンビニに最後の休憩に立寄りました。

この後国道53号線と旭川を挟んで並行する県道461号線(矢原国ヶ原線)で北区御津国ケ原まで走り、葛城橋を渡り国道53号線に乗換えます。岡山IC付近で倉敷の友人たち、岡山IC近くが自宅の友人とも別れ、私は一人市街地を抜け自宅を目指します。今日は何故か市内の交通量が多く、渋滞箇所も…… 自宅まで40分近くかかってしました。市街地の北から南まで街中を抜けるのは大変です。


今夜の酒の肴は当然「干し肉」です。妻や息子は「久しぶり~」「美味しい~」「また行ったら買ってきてね」などと言いながら食べています。

久しぶりの干し肉はやはり旨い! 私はついついビールの量が増えてしまいました。

今日は曇り空、昼食中に少し雨が降ったようですが、走行中は何とか天気も持ち堪えてくれました。朝はさほど寒いとは思いませんでしたが、昼以降徐々に寒さを感じてきた一日で、考えてみてば明日から12月、師走です。一年が経つのは早いものですね!

 

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白鳥と安来のドジョウ料理

今日は年に数える程しかない三連休の中日で、そろそろ白鳥の姿が見えるのではないかと思い山陰まで出掛けてみることにしました。自宅を4時過ぎに出発、国道180号線で新見市を経由し岡山鳥取県道8号線で県境の谷田峠を越えます。

県境の谷田峠を越え鳥取県に入りますが、峠付近は濃霧でハイビームでは霧が映り前方が見えにくいため、ゆっくりと走行します。

日野郡日野町福長交差点で再び国道180号線に乗換え米子市を目指します。途中、西伯郡南部町から見えたシルエットの大山です。

米子市西ICの交差点から国道9号線を走り、加茂町二丁目交差点で県道47号線(米子境港線)に乗換え15分程で米子水鳥公園の入口まで来ました。

6時55分「米子水鳥公園」(米子市彦名新田)に到着です。今回は3時間足らずで到着、ほぼ同時に一人来れ私が準備をしていると隣に車を置いて先に向かわれました。

朝焼けで大山の周囲が少しずつオレンジ色に変わってきています。

つばさ池にやって来ました。今日はそこそこの白鳥がいて天気も良く、この状況ならいい写真が撮影出来そうです。

カメラのセッティングを終え先に来られた方と話をしていると、地元の方で近いこともあり度々来られているそうです。今日は既に半分近くは飛び立った後で、寒くなると飛び立つ時間は次第に早くなるそうです。白鳥は毎年10月の終わり頃に飛来し3月までは見ることが出来るようですが島根県側の水田に水を張りだすと、そちらで夜を過ごすようになり、このつばさ池で夜を過ごす白鳥の数は減ってくるそうです。

私は昨年までは能義平野に通っていて、昨年2月このつばさ池のことを知り通いはじめたため、まだまだこのつばさ池の様子はよくわからず、この位の数でも多いと思っていました。来年は11月初め頃に様子を見がてら訪れてみたいと思います。

つばさ池の先に見える山々の下には雲海が広がっているようです。

優雅に泳ぐ白鳥たち……

先程の方から「少し遠いですが、向こう岸にヘラサギがいるようですよ」とご教示いただいたのでカメラを向けてみます。

白鳥の先にヘラサギがいました。私はヘラサギを見るのは初めてで超感激です!

寒いと思いライトダウンの上に厚手の防寒着を着ていましたが、暑くなり上着を脱ぎました。後で車に乗車した際に見てみると外気温は17℃もありました。ホントに11月下旬の気温なのかと思います。

7時15分頃、バサバサバサという音に気付きその方向を見てみると、第一陣の白鳥が飛び立つための助走を始めていました。

ピョンピョンと水面を跳ねるような助走です。

水面を蹴りながら助走し一羽が飛び立ちました。

もう一羽も最後の一蹴りで飛び立ちます。

この二羽をはじめこのグループは全て飛び立ちました。

7時25分頃、東の方向でバサバサバサという音に気付きそちらを見てみると、第二陣の白鳥が飛び立つための助走を始めていました。朝日を浴びとても綺麗です。

バサバサバサという羽ばたき音からバシャバシャバシャという水を蹴る音に変わります。

ピョンピョンピョンと水面を蹴りながら助走し飛び立っていきました。

7時30分過ぎ、第三陣の白鳥が飛び立つため集まリ始めたようです。地元の方から「そろそろ飛び立ちますよ」とご教示いただきカメラを構えます。

しばらくすると第三陣も助走を始めました。

次第に加速していきます。

今回は珍しく真横から撮影することが出来ました。

このグループも全て飛び立っていきました。

7時45分頃、また違うグループが助走をはじめます。

水面を強く蹴りながら徐々にスピードを増していきます。

このグループも全て飛び立ちました。

7時50分頃、つばさ池の白鳥たちはほぼ飛び立ち残るは数グループだけになり、そのうちのひとグループが集まり始めました。

水面下で足を強く蹴り体が浮き上がりました。

その後足を交互に繰り出し助走が始まります。

クルクルクル…… バサバサバサ…… よくマンガで描かれるように足がクルクルクルと回っているように見えます。

ホップ ステップ ジャンプ!

このグループも全て飛び立ちました。残るひとグループは飛び立たないかも知れないと、みなさんはこれで引き上げられるそうなので私も切り上げることにします。

8時前に撤収を終え、私はこの後島根県安来市にある能義平野に向かいます。

米子水鳥公園から30分程で能義平野(安来市宇賀荘町)に到着しました。

天気はいいのに今日も大山は見えないのかと思っていたところ、左の方向に少し高い山が見えていました。散歩をされていた方に伺うと、この山が大山だそうで大山が見える方向が東だそうです。私が今まで東と思っていたのは南南東方向だったようです。道理でいくら探しても大山は見えないはずです……

ススキ越しに望む大山ですが、この場所からだと手前の山々に隠れ大山は山頂付近が少し見えるだけです。

車を置いて清水寺の三重塔が見える場所まで移動します。

農道を歩き水田の中にやって来ました。この場所からだと三重塔が綺麗に見えます。今回はこの三重塔を背景に飛ぶ白鳥を狙います。

400m(フルサイズ換算640mm)のレンズだとかなり大山をアップに出来ますが、やはり山頂付近が少し見えるだけです。この方向に白鳥が飛んでくれればいいのですが……

水田では白鳥たちが食事の真っ最中です。

山々の手前には雲海が広がり、その上空を白鳥が飛んでいます。

しばらくすると正面から白鳥が飛んできました。

私の少し手前で左に旋回しました。

農道を歩いていると、この付近にも白鳥たちがいたのか道端に幾つもの羽根が落ちていました。

羽根に朝露が乗っていて、とても綺麗です。

朝日を浴び飛ぶ白鳥はとても綺麗です。

能義平野を舞う白鳥たちです。

色付いた木々の前を飛ぶ白鳥です。

私のすぐ上空を飛んでいきました。

今日は白鳥撮影には最高の天気です。

水田で餌を食べていたひとグループが飛び立ちました。

徐々に高度を上げていきます。

民家近くを上昇する白鳥……

大空に舞い上がりました。

上空を大きく旋回しながら、新たな餌場を探しているようです。

待望の白鳥と清水寺の三重塔がやっと撮影出来ました。

しかし、ピントが合い、いい羽根の位置での撮影は難しいです……

バッチリ白鳥と三重塔のコラボを撮影することが出来ました。少し離れた場所に少し高い橋が見えたので一度車に戻り移動してみることにします。

白鳥ロードの交差点を右折し奥出雲 広瀬方面に向かいます。しばらく進むと小さな交差点の先に先程の橋が見えたのでその方向に向かいます。

車を置き橋の中央付近まで来ると先程の場所よりは大山がよく見えるようです。

大山を背景に飛ぶ白鳥です。

大きく旋回しこちらに向かって来ていましたが、左方向に方向転換しました。途中からアングルから外れたりピントが合わなかったりで唯一白鳥が大きく写せた写真です。念願だった大山を背景に飛ぶ白鳥をやっと撮影することが出来ました。

清水寺の三重塔を背景に飛ぶ白鳥たちもバッチリ撮影出来ました。

清水寺や大山を背景に念願の白鳥の写真も撮影することが出来たので今回は大満足です!

この後白鳥の観察棟もある「出雲織 のき白鳥の里」に向かってみることにします。

白鳥ロードに戻り、しばらく進むと「出雲織 のき白鳥の里」が見えてきました。

農村公園「出雲織 のき白鳥の里」(安来市沢町)に到着しました。大山や清水寺も望め白鳥の観察棟もある施設です。茅葺小屋の中では伝統的な出雲織の作業が行われていて、その作業を見ることも出来るようです。

私は茅葺小屋の裏側にある観察棟にやって来ました。

観察棟からは大山や清水寺が望めますが、あいにく近くに白鳥の姿は見られませんでした。

観察棟の北西にある水田には幾つかのグループが群れをなしていました。

駐車場脇の売店の二階も観察出来る展望台になっていました。ここにはベンチが置いてあったので座って少し休憩です。考えてみれば車の移動時間以外、朝から3時間半近くも立ったままです。

望遠レンズで撮影すると大山もいい感じに収められます。近くで白鳥が飛んでくれれば…… などと考えながらベンチで座って眺めていると……

ラッキーなことに白鳥が飛んでいる姿を見ることが出来ました。今回は少し遠かったようですが、近くの水田に白鳥がいれば大山を背景に案外いい写真が撮れるかもしれません。

しばらく休憩し、11時15分頃昼食に向かうことにしました。今日は境港まで足を伸ばし解禁になったばかりのカニ料理をいただく予定です。

15分程走り、途中「道の駅 あらエッサ」(安来市中海町)にトイレ休憩に立ち寄りました。

駅舎の入口近くにこんなメニュー表が貼られていました。「ドジョウがてんてこ舞い鍋御膳」……

美味しそ~!

ドジョウは高松に居た頃以来です。高松ではスーパーで普通にドジョウが販売されていて、当時自治会でドジョウ汁を作り、うどんを入れたりして、てんこ盛りのドジョウを食べていたものですが、さすがに岡山のスーパーではドジョウは見かけることは無く、長いことドジョウを食べる機会もありませんでした。懐かしく思い今日の昼食は急遽変更し、この「ドジョウがてんてこ舞い鍋御膳」をいただいてみることにしました。

ドジョウすくい踊りで有名な安来節の発祥の地、安来市も全国屈指のドジョウ養殖の地域だそうなので、今回は本場のドジョウ料理を楽味わってみたいと思います。

道の駅に併設された「中海の郷」という古民家風のレストランです。

入口脇には「出雲蕎麦と安来の味 中海の郷」の看板が掲げられています。

店内に入りメニューを見てみると、肝心の「ドジョウがてんてこ舞い鍋御膳」が見当たりません。スタッフの方に伺うと今日のドジョウ料理は「安来どじょうの柳川定食」だけだそうです。出雲蕎麦のメニューも有ったので伺うと、ここでは蕎麦を打たれていないそうです。やはり蕎麦は「挽きたて、打ちたて、湯でたて」の「三たて」でないと美味しくありません。

メニューの表表紙にもなっているようなので、今回はこの「安来どじょうの柳川定食」をいただいてみることにします。

出て来ました「安来どじょうの柳川定食」!

美味しそ~ ドジョウも玉子の中から顔を覗かせています。

取皿に取り分けいただきま~す!

全て完食。ごちそうさまでした!

ただ、少し残念だったのがドジョウが思っていた程入っていなかったことでした。せっかくなので価格を多少高くても、しっかりとドジョウが入ったものをいただきたかった、と言えば少しワガママかな……

「道の駅 あらエッサ」を出発し帰路に就きます。時計を見ると12時15分、予定よりかなり時間が早いようです。それもそのはず、予定ではこれから米子市街地を抜けさらに20km以上走り境港までカニを食べに行くつもりだったので、今日は早い時間に帰宅することが出来そうです。

国道180号線の西伯郡南部町からは綺麗な大山を望むことが出来ました。

日野郡日野町福長交差点で国道180号線から別れ国道183号線に乗換えます。何故か国道180号線はこの後北東方向に進み日野町根雨を経由し標高667mの明地峠を越えて新見市に向かう、かなり大回りなルートになっています。日野町福長交差点から新見市上市交差点までは距離にして国道183号線、県道8号線、国道182号線経由で約30km、国道180号線を走ると約50kmと20km余りの差があります。

余談になりますが、国道180号線の日野町から米子市までの区間は国道181号と国道183号と共に日野郡江府町を経由していましたが、1974年(昭和49年)に明地トンネルが開通し、翌1975年(昭和50年)に一部ルートが変更され、国道180号のみルートを変更し現在の西伯郡南部町を経由するルートに変更されたようです。明地トンネルが無かった頃、国道180号線はこの区間が未開通区間で、当時米子方面に向かう際には岡山鳥取県道8号線から鳥取県道210号線(上石見黒坂停車場線)で日野町黒坂を経由し日野町根雨で国道180号線に乗換えていたと思います。

日野郡日南町生山で国道183号線から岡山鳥取県道8号線に乗換え、県境の谷田峠で岡山県に入ります。

県道8号線でJR伯備線沿いに走り国道182号線の交差点に出て来ました。この交差点手前にある新郷跨線橋はJR伯備線を跨いでいて、その高欄親柱にはD51型蒸気機関車が装飾されていました。このすぐ近くにある伯備線布原信号所(現布原駅)付近でのD51型蒸気機関車三重連は全国的な知名度を誇っていた撮影ポイントでした。

この後国道182号線で新見市街地に入り国道180号線に乗換え15時45分頃帰宅しました。帰路は少し時間がかかり3時間半程かかりました。帰宅後写真の整理をしようと撮影データを見てみると何と2,500枚以上も撮影していました。フィルム時代には考えられない枚数で、デジタル様々です。しかし、この中で何枚使える写真があるものやら…… 幸い明日も休みなので、のんびりと写真の整理をしていきたいと思います。

 

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備中松山城と雲海

そろそろ紅葉と雲海のコラボが見られるのではないかと思い、高梁市にある「天空の城 備中松山城」にツーリングがてら出掛けてみることにしました。5時30分に出発するつもりでしたが準備などに手間取り6時前に自宅を出発しました。

7時20分頃、いつもの松山城雲海展望台(高梁市奥万田町)に到着すると平日にも関わらず沢山の車が駐まっています。バイクなのでどこにでも駐めることは出来ますが、あまりにも人が多いようなので今日は場所を変え、以前目星を付けていた場所で撮影することにしました。

松山城雲海展望台の1km程手前にある「高陣」にやって来ました。今日はかなり雲海が深いようです。この場所付近でもよく撮影していましたが、今回は少し離れた場所で撮影します。高陣の少し先にバイクを置き、そこから歩いて移動します。

到着すると、あれ…… 今日は雲海がしっかりと出ていて肝心の備中松山城は雲海の中のようです。しかし雲海が深い割に後方の山々にある建物などがしっかりと見えていて、あまり期待出来そうにありませんが雲海は時間により移動したり上下したりするのでこの場所で気長にシャッターチャンスを待つことにします。

待つこと20分弱、やっと雲海から備中松山城が顔をのぞかせ始めました。

400mm(フルサイズ換算640mm)ズームレンズに交換し天守付近を撮影します。

しかし、いくら待っても雲海はいい感じになりません……

全体を撮影するため標準ズームレンズに戻しました。

少しずつ雲海が下がってきました。

かなり雲海が下がってしまいました。もう少し待てば雲海がまた上がるかも知れませんが今日はこれで切り上げることにします。この後「羽山渓」(高梁市成羽町羽山)と豪渓(総社市槙谷)へ紅葉の撮影に向かう予定でしたが、紅葉は既にピークを過ぎているようなので帰宅することにしました。

今日はしっかりと雲海は出ていましたが、残念ながら思うような雲海が広がりませんでした。自然が相手なのでその時の状況で仕方がないのですが…… しかし一番問題なのは、何故か紅葉の時期を間違えていて既に紅葉のピークが過ぎていたことです。今年は諦め、また来年備中松山城の紅葉と雲海とのコラボや羽山渓の紅葉などリベンジしてみたいと思います。訪れる時期は11月上旬! しっかりと覚えておきます。

 

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海王丸と瀬戸芸アート

昨夜妻が仕事から帰宅後、宇野港に帆船が入港していてライトアップされていたと言うので出掛けてみることにしました。近くまで行くと日本丸海王丸のようです。第一突堤に接岸しているようなので全体が見える旧国道フェリーの発着場(玉野市宇野)付近に向かってみました。

国道フェリーの発着場の少し南から見た帆船です。宇野港第三突堤まで行きたかったのですが、侵入することが出来ず今回はこの場所から撮影しました。しかし船体全体が見えるのはいいのですがシルエットにしか見えないので場所を移動します。

宇野港第一突堤緑地(玉野市築港)にやって来ました。この場所は港の照明で綺麗に船体を見ることが出来ました。

帆船は海王丸でした。この船は独立行政法人海技教育機構の航海練習船の一隻です。姉妹船の日本丸と共に日本を代表する大型帆船で1989年(平成元年)に建造された二代目の海王丸になります。

航海の安全を願い取付けられている船首像は横笛を吹く女神です。ちなみに姉妹船の日本丸は手を合わせて祈る女神で、両船とも当初船首像は取付けられていませんでしたが、1985年(昭和60年)に二代目日本丸が建造された時に、日本丸海王丸それぞれに船首像が取り付けられたそうです。

帆船の特徴でもある船首から前方へ伸びている長いバウスプリットです。

総トン数約2,500t、全長約110 m、全幅約14 mと大型帆船のため、目一杯後方に下がり最大広角にしましたが全体は収まりきりません。

後方から見た海王丸です。

宇野港にフェリーが入港してきたので撮影しました。

ちなみに、独立行政法人海技教育機構の船員教育機関のスタートは、1939年(昭和14年)7月 、当時の逓信省海員養成所本科(一年制)の児島海員養成所を倉敷市児島に設置したのが始まりで、とても身近な場所がスタート地点だったようです。しかし1952年(昭和27年)に海員養成所が海員学校と名称変更され、1981年(昭和56年)に組織改革で海技大学校児島分校に、その後2009年(平成21年)に廃校となってしまいました。逓信省は現在の総務省国土交通省航空局、JP(日本郵政)、NTT(日本電信電話)の前身となる官庁でした。

宇野港周辺には瀬戸内芸術祭のアート作品が沢山あります。この作品は宇野港第一突堤緑地にある小沢敦志作「舟底の記憶 スクリュー」です。最初は鉄屑の山があるのかと思いましたが、近付いてみるとスクリューをモチーフにしたアート作品でした。

第一回目の芸術祭から設置されている淀川テクニック(柴田英昭)作「宇野のチヌ」です。海や湖から回収されたゴミや、漂流物などを使って作られたアート作品でカラフルさが目を引きます。

翌17日も私は休みだったので、一人バイクで日中の海王丸の撮影に出掛けてみることにしました。

昨夜は第三突堤までは入れませんでしたが、今回は違う道から入ることが出来ました。この場所からは第一突堤を横から眺めることが出来ます。バイクを入れて撮影しようと思っていましたが、釣りをされている方と話し込んでしまいバイクの撮影を忘れてしまいました。

昨夜撮影した場所付近です。

国道フェリーの発着場北側です。フェリー桟橋や建物は当時のまま残されています。

この場所からは海王丸を真正面から見ることが出来ました。この後第一突堤緑地に向かいます。

第一突堤にある産業振興ビル(玉野市築港)に到着しました。バイクを置き館内に入ると昔の宇野駅を再現したジオラマがありました。現在の宇野駅は左側の交番付近ではないかと思います。しかし、リアルに再現されていて懐かしい光景です。

当時の優等列車もホームに停車しています。一番右には玉野市営電鉄や左奥には宇野桟橋も再現されていました。

宇野桟橋の可動橋なども忠実に再現されています。余談になりますが、かつての宇野駅は四国への玄関口で、今の宇野駅からは想像出来ない程の賑わいでした。当時の宇野桟橋の盆や年末などの混雑ぶりは「マラソン桟橋」と異名が付くほどで、連絡船を下船した乗客が列車の座席を確保するために長い桟橋を猛ダッシュする光景がニュースなどでもよく取り上げられていました。

産業振興ビルの屋上展望台から見た海王丸です。この場所からだと全景を撮影することができました。

西側には直島や小豆島などに向かうフェリーが停泊していました。宇高連絡船国道フェリーは無くなりましたが、島々に向かうフェリーは健在です。

岸壁までやって来ました。

船首像も夜見るのと違った印象です。

船首から前方へ伸びているバウスプリットです。

帆船の象徴ともいえるマストです。

後方のデザイン……

後方からの全景です。

「宇野のチヌ」と「宇野のコチヌ」、後方に見える建物が産業振興ビルになります。

「宇野のコチヌ」は胴体の中をすり抜けるすべり台になっていました。

この「宇野のチヌ」は2018年頃だったと思いますが、JR西日本の「DISCOVER WEST 山陰せとうち編」のCMで仲間由紀恵と共演しています。

その「宇野のチヌ」と海王丸です。

「宇野のコチヌ」、「宇野のチヌ」と海王丸です。

少し小高い丘の上から撮影してみました。

「舟底の記憶 スクリュー」です。夜見るのと明るい昼間に見るのでは全く違う作品に思えます。

自転車の部品やカゴなどをスクリューに取付け、全体を黒く塗装されています。

「舟底の記憶 スクリュー」と海王丸です。

「瀬戸内芸術祭2022」は11月6日に閉幕しましたが作品はそのまま展示されています。昨夜と今日、昼夜に渡り海王丸と瀬戸芸のアートをしっかりと楽しむことが出来ました。宇野港周辺には他にも沢山のアート作品があるので時間を掛けてゆっくり楽しんでみるのもいいかも知れません。

 

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曹源寺の紅葉

先日下の息子の誕生日だったのですが勤務だったため、休日の今日誕生祝いを持って息子の家を訪ねその後、すぐ近くにある「曹源寺」(岡山市中区円山)へ紅葉狩りに出かけてみることにしました。

息子の家から2~3分で曹源寺に到着、駐車場に車を駐め総門から境内に入ります。ここ曹源寺は街中で綺麗な紅葉が手頃に見られる場所として知られ、岡山藩主池田家の菩提寺としても有名なところです。

門かぶりの松の先にハス、その先に山門が見えています。

山門の手前のモミジは鮮やかな赤色に色付いていました。

山門の周囲の木々も綺麗に色付いています。

黄色いモミジ……

赤色のモミジ……

山門の先に色付いている木々が見えています。

山門脇には、とても綺麗な紅葉です。

鮮やかな色が浮き立っています。

赤や黄色のコントラストがとても綺麗です。

一部青いモミジもアクセントになります。

本堂までやって来ました。

花頭窓《かとうまど》と紅葉も絵になります。

本堂側から振り返って見た山門です。この山門は寺院創建時の1698年(元禄11年)当時のものだそうです。

しばらく待ちましたが、平日なのに中々人が切れません。

場所を少し移動してみました。

足元にはモミジが落ちています。

街中とは思えない、素晴らしい紅葉スポットです。

境内の中は綺麗に手入され、木々が見事な錦を創り出しています。

本堂脇には花梨が植えられていました。

モミジと花梨……

モミジと白壁塀……

赤と黄色のモミジと白壁塀の瓦……

瓦には落葉が積もっています。

赤いモミジと白壁塀……

柿とモミジ……

境内には立派な池泉回遊式庭園もありました。

見事な紅葉が続きます。

曹源寺は備前岡山藩二代藩主池田綱政が1698年(元禄11年)に高祖父恒興と父光政の菩提を弔うために創建した禅寺で、以後歴代藩主の菩提も弔われるようになったそうです。

寺後方の山には岡山藩主池田家の墓所や、その近くの中腹には三重塔もあるようです。

しっかりと曹源寺の紅葉を楽しませていただきました。庭園内には見事なしだれ桜もあるそうなので、また機会を作って訪れてみたいと思います。

 

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