タイ釣りと瀬戸内海クルーズ
前回2月8日にタイラバ釣りに出掛け見事に惨敗でしたが最近タイが上向いてきたようなので職場の友人とリベンジに出掛けることにしました。今日は大潮ということで、タイラバとサビキの両仕掛けを準備するよう聞いています。
出船時間は6時、早朝の時間帯であれば出船する大畠港までは30分ほどで到着するので自宅を5時過ぎに出発しましたが、5分ほど走ってスマホを忘れていたのに気付き一度引き返し、港に到着したのは5時40分過ぎでした。
今回お世話になるのは「なかぴ丸」(倉敷市大畠)です。 既に出船の準備はできていて、先に来られた方は荷物の積込みをされていました。
船長に話しを伺うと今日は5名乗船されるそうで、最初に下津井沖でサビキ釣りをして、その後宇野沖でタイラバ釣りをする予定だそうです。
友人も到着し、全員乗船を終え6時に乗船します。
大畠港を出て南へ向かいます。
右手には下津井瀬戸大橋と鷲羽山が見えてきました。
5分ほどで釣り場に到着しました。櫃石島の東、松島と釜島の間にあるコシキ付近でサビキ釣りをするそうです。
既に沢山の遊漁船が集まってます。
今回友人が準備していていてくれた全長3mのショートサビキを使用します。
早速サビキ仕掛けを落とします。
左手前から、コシキ、大裸島、小裸島、その先に小与島、与島、その中間に讃岐富士こと飯野山が見えています。
最高のロケーションですが、なかなかアタリは出ません……
流すこと1時間弱、今日初物をGET! なかなかの良型です。
私が釣りあげた直後、私の後で釣られていた方がダブルでGET、船の後方で釣られていた親子も釣り上げられたようです。
再び仕掛けを投入します。
しかしその後全くアタリはありません……
釜島の北付近に移動し流しますが、全くアタリはありません……
8時ごろまで粘りましたがアタリも出ないので、宇野沖に移動することにしました。
宇野沖までは30分ほどかかるそうなので、友人ともう一人の方は後方へ移動されましたが波も穏やかなので私は一人前に座っていくことにしました。
右前方に大槌島が見えてきました。
左前方には日比製煉所が見えてきました。
大槌島(左)と小槌島(右)が見えています。
舳先で写真を撮っているとマイクで「船長も撮って」と船長からリクエストがあったので撮影しました。
三井E&Sホールディングスが見えてきました。
2021年(令和3年)三井E&Sホールディングスが所有していた玉野艦船工場の艦艇、官公庁船事業を三菱重工が買収し三菱マリタイムシステムズという会社が新たに発足したうようです。
直島の南西、葛島の南に到着しました。
ここからはタイラバ釣りを行います。
私が使用するタイラバは「JACKALL ビンビン玉 SLIDE 60g」です。
友人は最近流行りの「JACKALL ビンビンスイッチ 60g」を使うようです。
早速仕掛けを投入します。
この場所は高松~直島航路上になるようで、直島行きのフェリーボートが近付いてきました。
私たちの横を通過していきます。
余談になりますが……
かつて本州と四国を結ぶ大動脈の宇高航路は2019年(令和元年)に無くなってしまいました。車や大型バイク、人の移動は瀬戸大橋を走る瀬戸中央道やJR本四備讃線(瀬戸大橋線)を使い本州と四国を行き来することはできますが、原付や自転車は移動することができません。淡路島を経由するルートも考えられますが淡路島と鳴門間にフェリーボートが就航していないためこちらも移動することができません。
迂回ルートとしては尾道と今治を結ぶ「しまなみ海道」の原自歩道を使えば原付で550円(自転車と歩行者は無料)、和歌山~徳島間の南海フェリー(大人2,200円、自転車2,200円、原付2,800円)を利用する以外四国へ渡るルートはありません。
しかし、この高松~直島(大人520円、自転車310円、原付640円)、直島~宇野航路(大人300円、自転車310円、原付640円)の四国汽船を乗り継げば直島経由で多少時間と費用が掛かりますが移動することが可能なのです。
ちなみに岡山~小豆島~高松というルートもありますが、かなり金額が高くなるようです。
高松市街地や鬼ヶ島こと女木島が望めます。
しかし全くアタリがありません……
20分ほど流しましたがアタリがないので移動することになりました。
直島の南端にある「地中美術館」が見えています。
直島の南東にやってきました。
直島の南にある尾高島、左前方には男木島、その右隣にはキャンベルハットのような形をした五剣山(八栗さん)が見えています。
他の遊漁船の釣果はどうなのでしょうか……
30分ほど流しますが、やはりアタリは全く出ないで場所を移動することになりました。
前方に井島(石島)(左)と豊島《てしま》(右)が見えています。
井島(石島)から豊島に電気を送る送電施設が見えています。
右には豊島の送電施設も見えています。
香川県の豊島や小豆島は過去の経緯から現在も中国電力から給電されているそうです。
井島(石島)の北東部に到着しました。
井島(石島)は岡山県と香川県が陸地接する島で、井島は香川県の地名、石島は岡山県側の地名で市街地が広がる北西部の地域は岡山県玉野市になるそうです。
筏島の先に出崎半島、その先に児島半島の最高峰金甲山(標高403m)が見えています。
ここにも遊漁船が集まっていますが釣果はどうなのでしょうか……
20分ほど流しましたが、ここでも全くアタリがなく再び移動することになりました。
男木島の西にやってきました。
早速仕掛けを投入します。
30分ほど流しましたが、ここでも全くアタラず……
女木島の西に移動してみることになりました。
男木島灯台の脇を走ります。
この灯台は1957年(昭和32年)に封切られた「喜びも悲しみも幾年月」という映画のロケ地だったそうです。
男木島市街地です。
女木島の北西部にやってきました。
早々に仕掛けを投入します。
高松市街地が目の前に望めます。
12時ごろまで流しましたが、ここでも全くアタラず……
船長から「駄目元で下津井に戻ってみますか」と提案があり、全員一致で戻ることになりました。
大槌島(右)と小槌島(左)が見えてきました。
大鎚島の南側を通過します。
南北備讃瀬戸大橋が見えてきました。
女木島沖から40分ほど走り瀬戸大橋の袂までやってきました。
北備讃瀬戸大橋と南備讃瀬戸大橋の中間にあるアンカレッジ、アンカレッジと第3ピアの間には三つ子島の一部が見えています。
右手には北備讃瀬戸大橋の第2ピアと与島の南端にある鍋島灯台が見えています。
北備讃瀬戸大橋の下をくぐります。
瀬戸大橋の西側に出て、与島の西側付近から各ポイントで魚影を探しながら北上しますが、これといった魚影は写りません……
岩黒島を過ぎて櫃石島橋の下をくぐります。
釜島の東側まできましたが、どのポイントも全く魚影は写りませんでした。
この付近にも遊漁船がいますが、魚探には全く魚影がありません……
ということで、少し時間は早いですが全員納得で納竿です。
5分ほどで大畠港に戻ってきました。
今日の釣果は私の35cmのマダイを筆頭に私の後で釣られた方の2匹、そしに船の後方で釣られていた親子の1匹と、全員で4匹だけという釣果となってしましました。残念ながら友人は今回ボウズという結果に……
一日クルージングを楽しめたと考えれば、それもまたいいように思います。今回もあちらこちらと走り回り、遠路高松沖まで行っていただいたり、さらに瀬戸大橋周辺までも走っていただいたのにもかかわらず通常料金の7,000円だそうです。とても恐縮ですが素直にお言葉に甘えさせていただきます。
今日一日お世話になり、ありがとうございました!
帰宅後さばくことにします。
釣った時まとめて生簀に入れるため船長が目印に色分けされたインシュロックを取り付けてくれています。
片身は刺身、片身は湯引きで、アラは潮汁でいただきます。小ぶりながらとても美味しくいただくことができました。
これからタイラバも徐々に上向いてくるそうなので、また釣れている時にリベンジしてみたいと思います。
カメラ&レンズのこと
※ 内容が多少写真の専門的なものになりますので、写真に興味の無い方はスルーしてください。多少でも興味があれば是非ご覧ください。
- CANON R7デビュー 2023.03.18更新
- G7X markⅡの姫ホタル撮影能力 2022.07.06更新
- G7X markⅡのホタル撮影能力 2022.06.25更新
- CANON PowerShotG7X markⅡ 2021.09.15更新
- サブカメラを考える 2021.08.25更新
- CANON PowerShot G3X デビュー 2021.03.23更新
- コンパクトカメラを考える 2021.03.12更新
- SIGMA 100-400mmデビューです! 9月20日更新
- SIGMA 100-400mmに決定 9月17日更新
- 野鳥撮影用レンズを考える 9月1日更新
- 宗治蓮を EOS 9000Dで撮影してみました 7月25日更新
- SIGMA30mm F1.4 で姫ボタル撮影 7月22日更新
- EOS9000DとFZ1000で姫ボタルを撮影比較 7月18日更新
- Canon EOS 9000Dを購入しました 7月10日更新
CANON R7デビュー 2023.03.18更新
昨年発売以来、気になっていたCANON R7、人物、動物、乗り物、それぞれをカメラが検出し、その被写体をトラッキング(追尾)する高性能な被写体検出性能とトラッキング性能を兼ね備えたCANONのAPS-Cミラーレスデジタル一眼カメラです。
発売以来数ヶ月待ちが続き、現物を触ることすらままならない状況が続いていました。そんなR7の現物が触れるというのでカメラ店に出掛け、持っている野鳥撮影用の望遠レンズやホタル撮影用の標準レンズなどを取り付けて作動確認などをしてみました。
※ CANON HPより引用
大きさも9000Dとほぼ同等、ファインダーを覗くと最大651点のAFエリアは今までの45点とは大きく異なりAFの精度や速さは今まで以上、人物はもちろん鳥などの瞳検出も可能で連写スピードもメカシャッターで最大15コマ/秒と驚きの連写スピードです。さすが映像エンジンDIGIC XにデュアルピクセルCMOS AF IIと、APS-C EOS史上最高の解像性能を誇ると謳うだけのことはあるようです。
さらに防塵、防滴対応……
使い心地もよく、触っていると無性に欲しくなってしまいました。
今使用している9000Dの下取り価格を聞くと22,000円だそうなので、サブ機として置いておくことにしようと思います。
しかし納期はオーダー後1.5ヶ月待ち……
が……
何と1台在庫があるそうです。
即購入と思いましたが、ペイペイ支払いを利用するとポイントがあるそうなので、カード払いを止めペイペイに入金し出直すことにしました。
しかし、生憎今日は午後から所用があったため注文だけして明日引取りに出直すことにしました。
昨日仕事終わにりカメラ店に立寄り引取りました。
ついに我が家に待望のCANON R7がやってきました!
使用するレンズがEFレンズのため変換用のマウントアダプター EF-EOS Rも同時に購入しました。
箱を開きます。
今回も5年間保証を付けています。
その下には取説と、充電器……
さらにその下にはR7本体が……
早速充電を始めます。
本体を取り出しました。
いい顔しています!
斜め方向から……
後方から……
液晶画面には保護シートではなく最近流行りのコーティングをしていただきました。
しかし今までとは若干配置が異なるため慣れるまでには少し時間がかかりそうです。
マウントアダプター EF-EOS Rも箱から取り出しました。
本体に取り付けます。
取り付けるとこんな感じです。
正面から……
しっかりとシャッター幕が閉じています。
標準レンズのEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを取り付けてみました。
マウントアダプター部です。
左側から……
グリップもしっかりしていて、とても握りやすく野鳥撮影用のSIGMAの100-400mmを付けてもバランスがよく三脚なしでも撮影もできそうです。
上部から……
このR7には本体にストロボが付いていませんが、あまり使用しないので問題ないと思います。
ストラップを取り付けます。
9000Dと並べてみました。
大きさ的にはほぼ同じようです。
ホタル撮影用のSIGMA 30mm F1.4 DC HSMも取り付けてみました。
このレンズもバランスがいいようです。
翌日撮影をしてみました。
高梁川にミサゴ狙いで撮影に出かけてみました。
ミサゴ狙いでしたが、川の中の留まり木にちょっとの間いただけで、その後一度も姿を見せずじまいでした。
今回色々と撮影してみましたが、まだまだ操作が分からないことも多々ありました。これから少しずつ慣れていきたいと思います。
腕が伴わない分R7がフォローしてくれるものと期待しています。
G7X markⅡの姫ホタル撮影能力 2022.07.06更新
今回はG7XmarkⅡで姫ボタルの撮影検証です。ホタル撮影は前回紹介したとおり、「星空撮影モード」などを使用する方法がありますが、この方法だとゲンジボタルなどの撮影は手軽に出来ますが、姫ボタルの撮影となると少し勝手が違うようです。しかしG7XmarkⅡの解放値1.8は十分姫ボタルの撮影は可能だと思いますが、一番ネックになるのがG7X markⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、前回紹介したとおり付きっきりで毎回シャッターを押したり、セルフタイマー設定機能を利用して撮影をしていました。今回そのネックを克服する方法を紹介したいと思います。
撮影手順は……
① 姫ボタルの撮影前にズーム位置とアングルを決定し、MFでピント合わせ前撮り撮影をします。重要なのは、MFでのピント合わせは明るいうちに拡大して、しっかりと合わせておく事です。また、今回はアクセントとなる随身門や奥にある鳥居に合わせているので関係ありませんが、前回紹介した竹藪などではピントは出来るだけ奥側に合せておく事が重要です。
※ EOS 9000Dで撮影した姫ボタルですが、撮影時ピントを奥に送り込んでいるため手前の姫ボタルが綺麗にぼやけた丸玉になっています。
② 姫ボタル撮影時のISO、シャッター速度、絞などを決め、コントローラーの上側を押し撮影モードの「連続撮影 H」を選択します。
③ メニューから「カスタム登録」を選択します。私の設定は絞が解放値のF1.8、シャッター速度は10秒、ISOは3200、撮影モードは連続撮影 Hにしています。1.0型センサーのISO3200は少し抵抗がありましたが、いざ撮影してみると予想に反し私の中では案外使える画質であり許容範囲に入るように思います。
※ CANON PowerShot G7X markⅡ取説より
ここまでは、今迄紹介した手順です。
撮影日は7月6日と7日、撮影場所は新見市豊永赤馬にある「日咩坂鐘乳穴神社《ひめさかかなちあな神社》」です。
7月6日に撮影した随身門と参道です。随身門手前を姫ボタルが乱舞するのを期待して構図を決めました。
20時過ぎから21時頃まで撮影した約130枚程の写真から姫ボタルの写っていない写真を除いた100枚程の写真を比較明合成したものを少しトリミングして仕上げました。随身門の手前には杉林から月明かりが差し込み明るいためか姫ボタルは殆ど飛んでくれませんでしたが、周囲の杉林や参道では沢山の姫ボタルが光っていました。撮影条件は、ISO3200、10秒露光、F値は1.8で連続撮影です。
黄色く囲んだ部分を拡大してみます。
黄色く囲んだ参道部分です。参道の奥まで姫ボタルの明かりが写り込んでいました。1.0型センサーでこれだけ写ればいいのではないでしょうか。
翌7月7日に撮影した参道です。随身門と鳥居の中間付近になります。この参道は杉林が鬱蒼と茂り日が沈むと、かなり暗闇になる場所です。参道の奥に鳥居がありますがこの鳥居をアクセントにします。
参道が暗くなって来たので19時30分頃前撮りをしましたが、参道の明るさを抑えると鳥居は暗くなってしまい、アクセントになるはずの鳥居がよく分らなくなってしまいました。
今回先に来られていた方が前撮りの際「ハーフNDフィルター」のソフトタイプを使用して撮影されていました。
このフィルターを使用する事で、今回のような参道だけがが明るい場所だとか、反対に空の部分の明るさを抑えたい時など、部分的に露光を抑える事が出来るようです。私はこのようなNDフィルターがある事自体知らなかったので、今回いい勉強をさせていただきました。これからは前撮りは色々と考えながら撮影するようにしたいと思います。
さて、インターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いG7X markⅡの連続撮影についてですが、とてもアナログ的な発想で撮影しました。
少し暗くなってからスマホで撮影したので画質が荒くピントも合っていませんが、こんな感じで撮影しています。
手作りのゴムバンドでシャッターを強制的に押した状態で固定する事で連続撮影が出来ます。
① カメラの電源が切れた状態で、ゴムバンドでシャッターを押した状態にします。
② ホタルが飛び始めたらカメラの電源を入れます。撮影中は液晶モニターを覆う黒布などを必ず使用してください。ホタルは人工の明かり、特にLEDを嫌います。一説にはLED系の光はホタルの生殖機能に影響を及ぼすとう説もあるようです。また他の撮影者の方にも迷惑になるので、撮影中は黒布は外さないようにし、気になるとは思いますがモニター画面の確認などもしないようにします。
③ 撮影終了時、電源を切るかゴムバンドを取り外します。最初の1枚と最後の1枚はブレている事が考えられるので使用しません。
④ 早めに撮影場所に出向き、明るいうちにしっかりと周囲の状況を確認し把握しておく事や、余裕を持って前撮したり本撮影に臨めるようにしてください。
※ 撮影モードの設定を「連続撮影 H」などの連続撮影にしておかないと、シャッターを押さえたままでも一枚だけ撮影しカメラは撮影を停止してしまいます。
G7Xで19時50分頃から21時前まで撮影した約140枚の写真から姫ボタルが写っていない写真と車の明かりが写り込んだ写真を除いた約90枚の写真と前撮り撮影した写真1枚を比較明合成で仕上げた写真です。少し付け加えさせていただけば、今回撮影した「日咩坂鐘乳穴神社」は昨日より姫ボタルの数は確実に激減していて、ピークも既に過ぎているようなので、絶対数が少なかった事も写り込む姫ボタル数に影響しているのかも知れません。
撮影条件は10秒露光、ISO3200、F値は1.8です。F値の1.8はかなり明るく姫ボタルの撮影は出来ますが、やはりセンサーサイズが1.0型のためが綺麗な大玉を撮影する事は出来ませんでした。たまたま近くを飛ばなかっただけかも知れませんが……
9000Dと同じ10秒露光ですがG7Xは撮影後カメラが勝手に後処理をするため撮影時間と同じだけ処理時間が掛かっているようで、撮影時間と処理時間合わせて1枚当たり20秒掛かり9000Dなどに比べ同じ時間撮影しても撮影枚数は半分程になってしまいます。
先日メーカーに伺ったところ、同じG7XmarkⅡで同一条件で撮影し検証していただきましたが、被写体の条件により後処理をするかしないかをG7Xが判断しているのか、したりしなかったりと一定していないようです。賢すぎるのか、はたまたアホなのか……
担当者の方の話によるとコンデジのG7Xなどは簡単に撮影する事を重視しているため、あまり細かな設定が出来ないそうで、カメラが状況を判断し処理の有無を決めている可能性が高いのではないかと考えられますとの事でした。
G7Xの得意な所と苦手な所を理解、把握して、これからもしっかりと使っていきたいと思います。
G7X markⅡのホタル撮影能力 2022.06.25更新
CANON PowerShot G7X markⅡは、普段使いにはとても重宝しているカメラです。バカチョンカメラでありながらセンサーサイズは1.0型、画像エンジンがDIGIC7、解放値F1.8~2.8、ズーム域は8.8mm~36.8mm(フルサイズ換算24mm~100mm)の4.2倍ズーム、さらに望遠100mmでもF2.8と明るいのが魅力で、同じ1.0型センサーのPowerShot G3Xの解放値F2.8より明るくホタルの撮影にも十分対応可能のようです。ただ一つ困った事が…… このカメラにはインターバル撮影機能やレリーズ端子が付いていないため、本格的なホタル撮影は出来ないと勝手に決め付けPowerShot G3Xと同じように「星空軌跡モード」を常用していました。しかし考えてみれば100mmレンズでF2.8はホタル撮影にも十分対応出来るのではないかと思います。幸いG7X markⅡの100mm時の解放値はF2.8なのでゲンジボタルであれば十分撮影する事は可能です。一番ネックになるピント合わせは明るいうちにMF(手動でピントを合わせる機能)でしっかりとピントと合わせておけば何とかなると思います。今回G7X markⅡの実力を検証しがてらホタル撮影をした結果を紹介したいと思います。
最初に私が多用しているG7X markⅡの機能の一つ「星空軌跡モード」から紹介します。本来の用途は連続的に星が動く様子を綺麗に撮影する機能なのですが、ある日PowerShot G3Xでホタルを撮影していた時、同じ光ならホタルも撮影できるのではないかと思い、本来の用途とは違いますがこの機能を使ってゲンジホタルを撮影してみたのが始まりです。
G7X markⅡの「星空軌跡モード」で撮影に出掛けた時の前撮り写真です。撮影日は6月2日、場所は岡山市南区奥迫川にある「奥迫川ホタルロード」です。
G7Xの「星空軌跡モード」で20時過ぎから21時前まで撮影した1~8分弱の写真の中から、15枚と前撮りした1枚を比較明合成した写真です。G7Xの撮影データーは「星空軌跡モード」の10分に設定していますが、全て撮影途中で中断し比較明合成した15枚の写真の殆どが1~3分のもので、最長でも8分弱の写真です。撮影中は車の光などが入る可能性があるため横に付っきりで、車などが近付けば黒布でレンズを覆ったり、都度撮影を中断しています。
撮影日は6月6日、場所は倉敷市児島由加にある「蛍遊の水辺由加」です。G7X markⅡで前撮りした写真です。
G7X markⅡで20時頃から20時35分頃まで、「星空軌跡モード」の撮影時間10分に設定し、1枚当たり1~3分程で撮影した写真から、11枚の写真と前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。やはり光などが入るのが怖くて長時間の露光は出来ません。
G7X markⅡの「星空軌跡モード」で撮影した写真1枚と前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。撮影時間は8分弱、幸いにも不要な光の写り込みもなかったので1枚だけで仕上げてみました。今回の写真は前撮り写真が少し暗すぎたようで背景が少し暗くなってしまいましたが、背景の濃淡は前撮り撮影で調整する事が出来ます。G7X markⅡの「星空軌跡モード」は本当に手軽にホタルが撮影出来るすぐれた機能だと改めて思いました。
次にG7X markⅡと一眼レフのCanon EOS 9000D(センサーサイズがAPS-C)にSIGMAレンズの30mm F1.4(フルサイズ換算48mm)の単焦点レンズを取付けて撮影した写真を比較してみます。撮影日は6月13日、場所は高梁市落合町福地《しろち》で、今回は「星空軌跡モード」は使用せず、ズーム位置36.8mm(フルサイズ換算100mm)で撮影してみる事にします。
2台を並べてセッティングしています。
EOS 9000Dの前撮りです。レンズは30mm(フルサイズ換算48mm)です。
EOS 9000Dで20時30分過ぎから撮影した写真から抜粋した20枚程と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影設定はISO200、レンズは30mm(フルサイズ換算48mm)、絞は解放値のF1.4、10秒露光、ノイズ除去未使用、12秒間隔のインターバル撮影です。
同じくEOS 9000Dで21時前から21時10分頃まで撮影した写真から抜粋した10枚程と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影設定は同じです。
G7X markⅡの前撮りです。レンズのズーム位置は100mmで撮影しました。
G7X markⅡで20時10分頃から撮影した写真から抜粋した15枚程と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影設定は、レンズのズーム位置が100mm、F値はF2.8、ISO200、露光時間は10~13秒です。G7X markⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、傍に付っきりで毎回手押しでシャッターを切り撮影しています。
同じくG7X markⅡで20時30分頃から撮影した写真から抜粋した20枚弱と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。
同じくG7X markⅡで21時前から撮影した写真から抜粋した15枚弱と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。
やはり比較してみると EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 の単焦点レンズの方がホタルの光跡がはっきり写り込んでいます。センサーサイズが1.0型とAPS-C、解放値のF2.8とF1.4の差は大きいようです。しかしF2.8ながらズーム幅がフルサイズ換算で24mm~100mmと広範囲な画角が使用出来る事、またG7X markⅡの写真だけ見れば十分ホタル撮影も可能なのではないかと私は感じました。
撮影日は6月16日、場所は真庭市北房下呰部《しもあざえ》の「北房ホタル公園」です。G7X markⅡはズーム位置は26mm(フルサイズ換算70mm)で撮影してみます。
G7Xで20時過ぎから21時過ぎまで撮影した写真から、不要な光などの入ったものを除いた100枚程と、前撮りした1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影データーは、26mm(フルサイズ換算70mm)、F値はF2.8、ISO400、露光時間は10秒です。付きっきりで毎回シャッターを押し一枚一枚撮影しています。
最後に少し撮影方法を変えた写真を紹介します。撮影日は6月18日、撮影場所は「蛍遊の水辺由加」です。「蛍遊の水辺由加」といえばやはり屋形橋です。橋の下流側には毎年沢山のホタルが乱舞しますが、今回は屋形橋の上流の橋付近を手前の花を配したアングルで狙ってみます。右側の橋付近や左側の散策路付近から沢山のホタルが飛んでくれるはずです。
G7X markⅡの設定は、ズーム位置24mm(フルサイズ換算65mm)、F値はF2.5、ISO800、露光時間は10秒です。G7X markⅡで20時20分頃から21時30分頃まで撮影した350枚程の写真から、不要な光などが写り込んだ写真やホタルが全く写っていない写真などを除いた60枚程の写真と前撮りした1枚を比較明合成した写真です。
今回初の試みですが、アングルを決定しMFでピントを合わせ前撮り撮影後、撮影設定の登録機能を使用してみました。ズーム位置、ピント位置、絞、シャッター速度、ISOなどを事前に登録しておくと電源を切った後、再度電源を入れた際モードダイヤルを“ C ”にセットする事で事前に登録していた項目が復元される機能です。
ただ、G7X markⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、付きっきりで毎回シャッターを押さなくてはなりませんが、これも初めての試みでG7X markⅡのセルフタイマー設定機能を利用してみました。セルフタイマーの設定画面で最大設定枚数の10枚、1秒間隔にセット、これで一度シャッターを押すと10枚撮影を終えるまでは手が離せます。今回は10秒撮影で1秒間隔なので110秒の間は連続して撮影してくれます。この設定でシャッターを押す頻度がかなり軽減されましたが、もう少し楽に撮影出来るようまた色々と考えてみたいと思います。
この方法で撮影すると撮影枚数350枚程でバッテリーが無くなってしまいました。星空撮影モードの方がバッテリーの持ちが良いように感じました。
CANON PowerShotG7X markⅡ 2021.09.15更新
色々と考えて CANON PowerShot G7X markⅡを購入する事にしました。価格も7万円でお釣りがくる手頃さで、USB充電も出来るため予備バツテリーも必要ないと思い本体のみ先日注文、夜勤明で帰宅し昼過ぎまで寝た後引取りに行ってきました。
と言うことで CANON PowerShot G7X markⅡが我が家にやって来ました。早速箱を開けリストストラップを取付ました。なかなかいい顔しています。F値が1.8~2.8、8.8~36.8mm、フルサイズ換算24mm~100mmの4.2倍ズームです。
今迄使用していたPowerShot S120などとの比較や、PowerShot G7X markⅡの新たな機能などを纏めてみたいと思いします。
PowerShot S120と並べてみると少し大きいようです。しかしS120もかなり使い込んでいるな・・・ と改めて思いました。
PowerShot S120はイメージセンサー1/1.7型、F1.8~5.7、フルサイズ換算24~120mmの5倍ズームで、それでいてコンパクトでとても使い勝手の良いカメラでした。ただ望遠120mmは良いのですがその時のF値が5.7と暗い事とチルト液晶機能が無かった事が多少難点と言えば難点でした。そんなPowerShot S120は今回現役を引退しPowerShot G7X markⅡにバトンタッチです。
PowerShot G7X markⅡはPowerShot S120の1/1.7型の約2.7倍大きさを持つ1.0型センサー、画像エンジンがEOS 9000Dと同じDIGIC7、解放値F1.8~2.8、24mm~100mmの4.2倍ズーム、サイズが105.5×60.9×42.2mm、重量319gと何とか胸ポケットに収まるサイズで高画質、普段持ち歩くには使い勝手が良さそうです。望遠100mmでもF2.8と明るいのも魅力で暗い場面でも活躍しそうです。同じ1.0型センサーのPowerShot G3Xの解放値F2.8より明るいF1.8と姫ボタルの撮影ではEOS 9000Dのサブ機としてPowerShot G3Xより活躍しそうな気がします。
外観ではレンズ右下に「クリック&スムーズ切り換えレバー」というSW《スイッチ》が新に設けられています。このSWはコントローラーリングを回す時に、カチカチというクリック感を選ぶか否かを選択でき、クリック無しに設定するとスムーズに回すことでMF時に微調整がしやすそうです。
左側に新たに設けられた大きく張り出したグリップです。PowerShot G3X程ではないですが丁度中指を引っかけられ安定感を感じ、PowerShot S120よりホールド性が向上しているようです。
背面の親指グリップも凹形状になっていて前面のグリップと共に確実にカメラをホールドすることが出来るようになっています。
背面の液晶モニターのパネルはPowerShot G3Xと同じ仕組みで、下方向に45°・・・
上方向に最大180°と、PowerShot S120で撮影しずらかったハイアングルやローアングルでも撮影することが出来るようでとても重宝しそうです。
このカメラはPowerShot G3Xと同じように露出補正ダイヤルが天面に設置されています。PowerShot G3Xのように独立した配置ではなく、上段が撮影モード切替ダイヤル、下段が露出補正ダイヤルと一ヶ所に二段で配置されています。
液晶モニターに配置された各設定項目はEOS 9000DやPowerShot G3Xと同じような配置なのでとても使いやすそうです。
電源ON時、最大広角8.8mm(フルサイズ換算24mm)のレンズ位置です。最大広角位置でもレンズはかなり前方に突き出ましました。
最大広望遠36.8mm(フルサイズ換算100mm)のレンズ位置です。最大広角位置から多少伸びただけです。
現在EOS 9000DとPowerShot G3Xを使用していますがそのサブカメラして、またPowerShot S120と同じように普段のちょっとした外出などでも十分活躍しそうなカメラになりそうです。操作性や性能などはこれから順次検証しUPていきたいと思います。
サブカメラを考える 2021.08.25更新
8年程前、発売してすぐ購入し長年サブカメラとして愛用していたCANON PowerShot S120、イメージセンサー(撮像素子)1/1.7型、F1.8~5.7、フルサイズ換算24~120mmの5倍ズーム、解放値がF1.8と非常に明るく小型軽量で薄型ボディーと、とても使い易いカメラでした。
しかし長年酷使したためなのかセンサーに埃の様な物が付着したようでズームアップした場合など目立つようになり、バイクに取り付けて走行記録を撮影するにはさほど気にはなりませんが、ちょっと真面《まとも》な写真が必要な時には残念ながら使い物になりません。メーカーに修理依頼をしたところ、今年の春にサービス対応が終了したそうで対応できないと悲しい回答が・・・。
そんな訳で今回思い切って買い替えを考えてみる事にしました。色々調べてみると現在は1/1.7型というイメージセンサーは無いようで、ワンランク上の1.0型でもPowerShot S120と同等なまでに小型軽量化されているようです。
1.0型のカメラを色々と物色し、候補をいくつかピックアップしました。
LUMIX DMC-TX2(F3.3~6.4、24~360mmの15倍ズーム、111.2×66.4×45.2mm、340g)
LUMIX DMC-TX1(F2.8~5.9、25~250mmの10倍ズーム、110.5×64.5×44.3mm、310g)
CANON PowerShotG9X markⅡ(F2.0~4.9、30.6mm~84mmの3倍ズーム、98.0×57.9×31.3mm、206g)
CANON PowerShotG7X markⅢ(F1.8~2.8、36.8mm~100mmの4.2倍ズーム、105.0×60.9×41.4mm、304g)
CANON PowerShotG7X markⅡ(F1.8~2.8、36.8mm~100mm、の4.2倍ズーム、105.5×60.9×42.2mm、319g)と5台まで絞り込みました。
LUMIX DMC-TX2の15倍ズームやLUMIX DMC-TX1の10倍ズームは共にファインダー付なのが魅力で、以前使用していた LUMIX DMC-FZ1000が使い易かった事もあり、同じLUMIXなので有力候補です。しかし、 DMC-TX1のF値が2.8~5.9、 DMC-TX2がF3.3~6.4、共にチルト液晶機能が無いのが気になります。この2台の販売価格は50,000円と95,000円程だそうで、 DMC-TX1の価格には超魅力を感じます。
今まで使用していたCANON PowerShot S120と同じようなサイズのCANON PowerShotG9X markⅡは小型軽量で薄いボディ、サブカメラとして持ち歩くのにはとても使いやすそうで、価格も53,000円程と安価で超魅力を感じます。
CANON PowerShotG7X markⅢとCANON PowerShotG7X markⅡは画像エンジンが最新のDIGIC 8と、ひとつ前のDIGIC 7との違い、それにフル画角の4K動画機能の有無が大きく異なる点のようです。元々ビデオ撮影をほとんどしない私にはあまり関係ないようで、大きな違いは感じられません。
この5機種から少しずつ絞り込んでいきます。
とてもコンパクトで価格的も手頃と一番魅力的なPowerShotG9X markⅡはPowerShot S120使用時欲しかったチルト液晶機能が無い事と、ズーム幅が3倍と狭い事もあり今回は見送りたいと思います。
さらに絞り込みます。EOS 9000Dのサブカメラとしての使用や、現在バイクツーリング時やポタリング時、またちょっとした外出時にはPowerShot G3Xをメインカメラとして使用していて、そのサブカメラとして考えるとファインダーの必要性や、ズーム機能にそこまでの高倍率は必要無いと思え、解放値がF3.3と暗い事もありDMC-TX2は見送り決定。DMC-TX1は価格的に魅力を感じますが解放値がF2.8と少し暗く一先ず保留とし、最終的にPowerShot G7X markⅢとPowerShot G7X markⅡにまで絞り込みました。
PowerShot G7X markⅢとPowerShot G7X markⅡを比較すると、前記のとおり画像エンジンが一世代違う事で連続撮影枚数約30枚/秒の超高速連写、フル画角の4K動画機能などが新たな機能として追加されたのが大きな違いのようです。本体の幅と厚み、重量が極わずかPowerShot G7X markⅢの方が小さいようで、この2台の販売価格は90,000円と70,000円程だそうです。その差が約20,000円・・・ 悩みます・・・。
悩んだ挙句サブカメラということもあり、極力コンパクトなカメラという事も考えPowerShot G7X シリーズより一回り大きい事とチルト液晶機能が無いDMC-TX1は見送る事にしました。
さらに絞り込みます。今メインカメラとして使用しているEOS 9000Dの画像エンジンがDIGIC7 ですが、さほど使用に支障もきたさず、野鳥撮影をする一眼レフならば重宝しそうですがサブカメラで連続撮影枚数約30枚/秒もさして魅力を感じず、DIGIC8までの必要性をあまり感じません。解放値がF1.8~2.8と明るく、PowerShot S120程では無いにせよ小型軽量で胸ポケットにも収り、使いやすそうなPowerShot G7X markⅡにかなり心が傾いています。またPowerShot G7X markⅡはUSBで充電が出来るようなので、車やバイク、モバイルバッテリーからも充電できる事から予備バッテリーの購入はしばらく様子を見たうえで判断したいと思うので、7,000円程のバッテリー費用も軽減される事になり財布にも優しいようです。
PowerShot G7X markⅡについてもう少し勉強してみます。色々と考える時間も楽しいものです!
※ 各写真はメーカーのHPより引用させていただきました。
CANON PowerShot G3X デビュー 2021.03.23更新
注文してから待つ事約1週間、やっと待ちに待った入荷連絡があり、夜勤明けの今日引取りに行ってきました。
ついに待望のCANON PowerShot G3Xと電子ビューファインダー EVF-DC1が我が家にやって来ました。早々に箱から出して付属品を取り付けました。
程良い重量感がありグリップは持ちやすく手にしっくりくる感じです。
最大望遠600mmまで伸ばすとさすがに長い! 防塵、防滴機能は安心感があり、フレーミングアシスト機能も望遠撮影時には重宝しそうです。レンズ交換の必要も無くこれ1台でほとんどの撮影がカバーできそうです。コンパクトデジカメとして考えると少し大きいようですが600mmのズーム付きカメラだと考えればとてもコンパクトなように思います。
電子ビューファインダー EVF-DC1は思っていた以上に明るく、視認性も十分で確実に被写体を確認でき望遠撮影時は安定感を感じます。ただ多少嵩張るのが気になりますが・・・。
自転車のフロントバックにもすんなり収まり、ポタリングやバイクツーリング、ちょっとした外出には小型軽量で広角から超望遠までカバーする事ができ、総合的に考えるとこれ一台で何でも撮れそうな便利なカメラのようです。
撮影してみるとちょっと気になった事が・・・ AF速度が少し遅いような感じ、シャッターのタイムラグも多少感じます。画像エンジンはPowerShot S120と同じDIGIC 6ですが、PowerShot S120はもう少し早いように思うのですが・・・。
これから色々な撮影に挑戦してみます。その結果は順次アップしていきたいと思います。
コンパクトカメラを考える 2021.03.12更新
※ 2021.03.12更新今までCanon EOS 9000Dをメインカメラとして使用し、サブカメラとしてCANON PowerShot S120(イメージセンサー1/1.7型、F1.8~5.7、フルサイズ換算24~120mmの5倍ズーム)を使用していましたが、バイクツーリングやポタリングなどにはEOS 9000Dでは大きすぎ嵩張る事から小型軽量でポケットにも入るPowerShot S120だけを持ち出す事が多くなりました。しかしPowerShot S120だけでは望遠側に不足感を感じたり、1/1.7型のイメージセンサーに多少ストレスを感じ始めました。そんな事からバイクツーリングやポタリング用に1.0型センサーサイズで望遠幅のあるコンパクトカメラを探す事にしました。
色々と物色し、候補をいくつかピックアップしました。
LUMIX DMC-TX2(F3.3~6.4、24~360mmの15倍ズーム、111.2×66.4×45.2mm、340g)
LUMIX DMC-TX1(F2.8~5.9、25~250mmの10倍ズーム、110.5×64.5×44.3mm、310g)
LUMIX DC-FZ1000-M2(F2.8~4.0、25~400mmの16倍ズーム、136.2×97.2×131.5mm、810g)
CANON PowerShotG3X(F2.8~F5.6、24~600mmの25倍ズーム、123.3 x 76.5 x 105.3 mm、733g)の4候補です。
LUMIX は全てファインダー付なのが魅力で、DMC-TX2は15倍ズームの魅力はあるものの解放値がF3.3と暗く、DMC-T1の250mmまでの10倍ズームは考えてみると少し短いようで、共にチルト液晶機能が無いのが残念です。FZ1000-M2は以前FZ1000を使用していたので使い勝手が良いのは十分承知していますが、いかんせん大き過ぎます。LUMIXはフル画角の4K動画機能がありますが、その機能を持っていたFZ1000でもビデオ撮影を1度も使用したことが無く、4K動画には全く魅力は感じません。
ということで、解放値F2.8、24~600mmの25倍ズーム、候補の中で唯一防塵の防滴性能やチルト液晶を備えていて、自転車のフロントバックにも余裕で入るPowerShotG3Xに心引かれます。価格的にも70.000円を少し超える程度と安価なのも魅力ですが・・・ 考えなければならない、いくつか問題点もあるようです。
- 24-600mmの25倍という超広範囲をカバーするズームはとても魅力的ですが、ファインダーが無い事で高倍率時の撮影が安定しないような気がする。
- デジカメの頭脳である画像エンジンがPowerShot S120と同じDIGIC 6、現行のDIGIC 8の二代前のCPU。
- 販売は継続されているが、メーカーでの生産は既に終わっている。
この3点について友人に相談してみると、PowerShotG3Xの継続機種となるPowerShotG3X markⅡはおそらく発売される事はないだろうし、今後これだけのスペックのカメラは出てこないのではないか、また画像エンジンについては同じエンジンのPowerShot S120を使っていたのであれば、オートフォーカス性能や、処理能力、性能面での使い勝手はどうだったかを考えてみたらと言われました。ファインダーについては多少割高にはなるが着脱可能な電子ビューファインダー(EVF-DC1)もあるとの事です。
1カ月弱考えてPowerShotG3XとCanon 電子ビューファインダー EVF-DC1の購入を決めました。両方合わせて100,000円以下に抑えてくれるそうです。ただ、入荷まで少し日数がかかるとの事なので、連絡があるまで楽しみに待つ事になりました。待ち遠し~い!
※ 写真はメーカーのHPより引用させていただきました。
SIGMA 100-400mmデビューです! 9月20日更新
待ちに待った休みの今日、早朝からカワセミの撮影に初チャレンジです。
いつもの種松山へカワセミの撮影に出かけてみました。
このレンズはライトバスーと呼ばれているとおり、手持ち撮影を前提に機動性重視で設計されたレンズのためか、三脚座が付いてなく純正品のオプションすら設定されていません。三脚にはカメラ本体で固定します。
今のところ使用上特に不便は感じていませんが、今後使用していて不具合を感じるようであれば、純正品ではありませんがこのレンズ用の三脚座が販売されているようなので、その時購入を考えることにしています。
野鳥撮影時には少し前から照準器を取付けています。やはり野鳥撮影には必需品のようで、照準器を使用し始めてからは被写体を見失うことが無くなりました。
照準器のレティクル(照準点、中央の赤い丸印)を被写体に合わせます。
CanonEF-S55-250mmで撮影(フルサイズ換算400mm 1/800 F6.3 ISO2000)
以前撮影したカワセミの写真です。照準器のレティクルを合わせて撮影しています。このレンズでも照準器が無ければカワセミの動きになかなか追従することは出来ません。
SIGMA 100-400mmで撮影(フルサイズ換算640mm 1/320 F6.3 ISO6400)
同じ場所から撮影したカワセミの写真です。比較するとこれだけの画角差があります。
カワセミまでの距離は約20mで、どちらともトリミング無しです。想像以上に画角の差があり、SIGMAのレンズはトリミング無しでもそのまま使用出来そうです。SIGMAレンズでの撮影は早朝撮影のためシャッター速度1/320、ISOが6400と多少条件が違いますが、後方のボケ具合も同じF6.3で撮影しても400mmと250mmとの違いがはっきりと判ります。
今回望遠側がフルサイズ換算で400mmから640mmになった事で、止まり木などに留まっているカワセミは大きく綺麗に撮影できるようになりましたが、良いことばかりではありません。飛んでいるカワセミを撮影する際に、今までは照準器のレティクルから多少ズレていても被写界深度が深いのと撮影画角が広い分何とかピントも合っていて絵になっていましたが、SIGMAのレンズでは被写界深度が浅いのと画角が狭くなった分、飛んでいるカワセミを画面中央に捉えることが出来にくくなり、ピンボケの写真も多くなってしまい悩みどころです。腕が伴っていないようなので場数を踏んで腕を磨くしか無いようです。また随時使用状況を書いていきたいと思います。
SIGMA 100-400mmに決定 9月17日更新
FZ1000はそこそこの値段で引き取ってくれたこともありSIGMA 100~400mm F5~6.3 DG OS HSM Contemporary(フルサイズ換算160~640mm)愛称「ライトバズーガ」を購入することにしました。確約は出来ないが、週末や火曜日などに更に安くなることもあるので、急がなければ少し待ってみるのも手だと言われ暫く待つことにしました。とりあえず品物は準備しておいてくれるそうなので気長に待つことにしました。
話をしてから2週間程待ち、待ちくたびれて連絡しましたが価格に変化は無いそうです。既に持ち帰り出来るようよう準備は出来ていると言われ、引き取りに行くことにしました。
と言うことでSIGMA 100~400mm F5~6.3 DG OS HSM Contemporaryが我が家にやって来ました。早速箱を開け取り出してみました。
やはり大きく重量感を感じます。
100~400mmは良いのですが、一番気になっているのはF値5.0~6.3です。フルサイズの最新カメラでは高いISOにも十分対応出来るようですが、私のEOS 9000Dではどうなのでしょうか?
ズーム固定SW(スイッチ)や、FA切り替えSW、OSの切替えSW、それにCUSTOM SWなどが側面に並んでいます。
SIGMAによると「超望遠ズームの新しい選択肢、ライトバズーカ誕生」、「400mmクラスのズームとしてはコンパクトなフィルター径φ67mm、重さ1,160gを実現。この小型軽量ボディに、加速度センサーを利用した手振れ補正OS機構、最新のアルゴリズムで高速なオートフォーカスを実現した超音波モーターHSM、フォーカスリミッターなど、超望遠レンズに必要な要素をすべて搭載。」などと謳われています。
EOS 9000Dに取付けると良い感じです。カメラの後ろ側からレンズ先端まで約250mm、それにフードが約65mm、全長約315mm、総重量1,700gです。持ってみるとCanon EF-S55~250mmとは違い一回り以上の大きく多少重量感も感じます。
ズームを伸ばしてみると更に60mm程伸び最大全長約375mmになります。やはり長い!
ズーミングは直進式ズーム機能を備えていてるので使い勝手は良さそうで、レンズ単体重量も1,160gとこのクラスでは軽量な事から何とか手持ち撮影も出来ると思います。ライトバーズーと呼ばれる由縁です。これからカワセミを始め色んな野鳥撮影にチャレンジしてみたいと思います。その結果は順次アップしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
野鳥撮影用レンズを考える 9月1日更新
今までCanon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM (フルサイズ換算88-400mm)を使用していましたが、少し望遠側に不足感を感じてきました。AFも特に不満を感じることもなく、375gととても軽量で使い勝手の良いレンズですが、カワセミの撮影では被写体が小さい上に近付く事も出来ないことから、かなりのトリミングを余儀なくされ、もう少し長いレンズが必要だと思うようになってきました。
カワセミなど特に小形の野鳥撮影では500~600mm以上のレンズが良いそうですが、レンズ自体が大きく重くなり、更に大型三脚も必用となるなど機動性が大きく損なわれてしまうなどのデメリットもあるようです。600mm(フルサイズ換算960mm)はやはり魅力ですが、使用用途が鳥専用のレンズになってしまう事や、何よりバイクのトランクに収納が出来なくなるなど私には使い勝手が悪いように思います。
そんななか、候補として考えたのが、現在使用しているCanon EF-S55-250mm を下取りに出して当初購入を考えていたCanon EF70-300mm F4.0-5.6 ISⅡ USM、710gに交換する案・・・
Canon EF-S55-250mm を残しSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary、1,930gを追加購入する案・・・
機動性重視のSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary、1,160gに交換または追加購入する案・・・
という三つの案を考えました。それぞれに一長一短あるようで悩みどころです。
それぞれのレンズを購入された方々のブログなどを参考にさせていただいたり、そのブログの中で気になっていた点をリストアップしSIGMAの相談窓口で相談したりし、最終的には販売店に行って実物を確認したりスタッフの方に相談してみることにしました。
たまたま立ち寄った販売店の店長が何と保育所、小、中学校の同級生でした。十数年前の中学校の同窓会以来の再会です。久しぶりに会った旧友と懐かし話に花が咲きますが、肝心のレンズについてもしっかりと情報を頂きました。この店舗にはCanon EF70-300mmと、中古品のNikon用SIGMA 150-600mmが置いてあり、その2つのレンズは実際に触らせていただきました。
さすがCIGMA 150-600mmのフルサイズ換算960mmのズーム力はすごい! しかしかなりの重量感を感じ、三脚を使用しないとても手持ち撮影は出来そうにありません。このレンズでSIGMA 100-400mmの画角を確認してみるため、400mm、フルサイズ換算640mmにしてみるとそこそこの画角で撮影できそうです。Canon EF70-300mm は割と軽量で普段使いも可能なようですが、先程の640mmの画角と480mmではかなりの開きを感じてしまいました。
SIGMA 100-400mmは在庫が無く他の店舗にあることを確認してくれたので、日を変えて在庫のある店舗で実際に触って見ることにしました。
結果、どのレンズも甲乙つけがたかく決断できないでいると、同級生からSIGMA 100-400mmは私が今まで使用していたCanon EF-S55-250mmと同等かそれ以上の性能があり、個人的にはお奨め出来るレンズだと言われました。ズーム範囲も被るのでCanon EF-S55-250mmと、今は使用していないLUMIX FZ1000を高価で下取りしてくれるそうです。しかし話をよく聞くとCanon EF-S55-250mmは中古で10,000円程で販売されているらしく、購入した金額とは程遠い下取り額です。使用期間も極々短期間なのに・・・ Canon EF-S55-250mmを購入する時にEF70-300mm F4.0-5.6 ISⅡ USMにしておけばレンズの買い換えなども考えず、諦めもついていたものをと後悔しています。とても高い授業料になってしまいそうですが仕方ありません。
宗治蓮を EOS 9000Dで撮影してみました 7月25日更新
備中高松址に咲く「宗治蓮」をCanon EOS 9000Dのレンズを交換をしながら撮影し比較検証してみました。
使用するレンズは、Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art、Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの3本です。レンズによってどのような違いが出るのか楽しみです。
7月24日に訪れた備中高松址に咲く「宗治蓮」です。最初にCanon EOS 9000Dの標準レンズ的なEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを取り付けて撮影します。全てAVモード(絞り優先)での撮影です。
135mm(フルサイズ換算216mm) F5.6 1/4000 ISO1600
※以下()内はフルサイズ換算値です。
135mm(216mm) F22 1/250 ISO2500
35mm(56mm) F22 1/250 ISO2500
このズームレンズのテレ端135mm(216mm)はこの被写体では少し短い感じがしました。
次にCanon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Artを取り付けて撮影です。このレンズも全てAVモード(絞り優先)で撮影しています。ホタル以外でも利用出来るか、また久しぶりの開放値F1.4でどのような仕上がりになるのか楽しみです。近くで蓮の花を撮影するため、蓮畑の中にある木道沿いで撮影してみました。
30mm(48mm) F1.4 1/2500 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/4000 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/4000 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/3200 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/4000 ISO100
F1.4はさすがにボケ効果は絶大ですが、撮影時かなり被写体に近付かなければならず少し大変でした。昔学生当時はなかなか望遠レンズが買えず標準レンズだけでよく撮影していたものだと昔を振り返り我ながら感心してしまいました。当時はペンタックスの一眼レフを使っていて、カメラ購入から2年程してやっと買ったのがポートレート用の120mmレンズでした。当時はポートレート用は135mmが主流でしたが、ペンタックスが初の試みで発売したレンズだったと思います。
最後にCanon EOS 9000DにEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMを取り付けて撮影してみます。このレンズも全てAVモード(絞り優先)で撮影しています。
175mm(280mm) F5.6 1/640 ISO100
186mm(298mm) F5.6 1/320 ISO100
250mm(400mm) F5.6 1/400 ISO100
250mm(400mm) F5.8 1/50 ISO100
55mm(88mm) F4.6 1/380 ISO100
200mm(320mm) F5.6 1/320 ISO160
250mm(400m) F5.6 1/500 ISO100
60mm(96mm) F5.6 1/640 ISO100
200(320mm) F5.6 1/400 ISO100
121mm(194mm) F5.6 1/200 ISO100
今回の被写体では一番重宝したレンズでした。全てAVモードで開放値で撮影しましたが、ボケ効果はF1.4には遥かに及びませんでした。しかし、このレンズの55mm(88mm)-250mm(400mm)は軽量で使いやすくとても重宝しました。テレ端400mmもやはり必要なようです。今までのFZ1000のレンズF2.8-4.0、9.1mm-146mm(フルサイズ換算25mm-400mm)では何不自由なく撮影出来ていて、何も不便に感じることはありませんでしたが、今考えるとFZ1000のズーム範囲をフルに使用していて、気付かないうちにテレ端400mmも多用していたのかも知れません。
今回の撮影で特に感じたことは、今までレンズ交換無しでフルサイズ換算25mm-400mmの範囲がカバーできていたため、当たり前のように撮影していましたが、一眼レフでは被写体によってはレンズを交換する必要があります。レンズが交換出来ると言うことは一眼レフの長所であり、また反面弱点なのかも知れません。今回何十年ぶりかのレンズ交換作業はさほどの手間ではなかったものの、多少煩わしさを感じてしまいました。
SIGMA30mm F1.4 で姫ボタル撮影 7月22日更新
Canon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Artを取り付けて、2回目の西粟倉村での姫ボタル撮影です。撮影場所は前回気になっていた道路の東側の渓流脇です。道路から20m程杉林を渓流沿いに入り、渓流脇にカメラをセッティングして明るいうちに前撮りを済ませておきました。
カメラの設定は、F1.4、ISO1600、長時間ノイズ除去無し、高感度ノイズ除去無し、10秒露光、12秒間隔のインターバル撮影です。19時50分頃から姫ボタルが光始めたので撮影を開始しました。約90分で撮影枚数約450枚、そのうち車のライトなどが写り込んだ写真を削除し、残り約250枚、延べ撮影時間約42分と前撮り写真1枚を比較明合成処理しました。
比較明合成処理後、黄枠でトリミングしました。
トリミングをしてPCソフトで明るさや色合いなどを調整しました。
これだけ見るとすごい数のホタルで、これはこれでホタルの写真としてはいいのでしょうが、私が実際現場で見たり感じたホタルの様子とは違うような気がし、多少違和感のようなものを感じてしまいました。
そこで前撮り写真に、20時30分頃までの写真約130枚の延べ撮影時間約22分を再度比較明合成処理してみました。さすがにホタルの数は減ってしまいましたが、私が現場で見て感じたイメージに近くなりました。
同じように比較明合成処理後、黄枠でトリミングしました。
トリミングとPCソフトで明るさや色合いなどを調整し、かなりイメージに近い写真に仕上がりました。
この後場所を移動して撮影します。前回帰る前に撮影した場所の近くです。今回は明るいうちにこの場所も杉林の奥まで入り現場の状況をしっかりと確認し、カメラの設置場所や撮影方向など、また概ね構図も考えています。真っ暗な杉林の中に姫ボタルの明かりを頼りに道路から5m程下見した場所まで杉林に入り、カメラをセッティングします。山の斜面でも沢山の姫ボタルが光を放っていて見事な光景で感動さえ覚えます。この感動を如何に写真にして伝えることが出来るかが腕の見せ所です。
撮影設定は、F1.4、ISO1600、長時間ノイズ除去無し、高感度ノイズ除去無し、10秒露光、12秒間隔のインターバル撮影と条件は先程と同じです。「どなたか居られますか?」と周囲に声かけしますが返事はありません。私一人だけのようです。「ホタルちゃん、少しだけごめんね」とお断りしライトを点けてピントを合わせます。ライトの届く限り出来るだけ奥の位置にピントを合わせました。今回は前撮り無しで木のシルエットと姫ボタルの光を撮影します。
21時20分頃から約45分の撮影で枚数約230枚、そのうち車のライトなどが写り込んだ写真を削除し、残り約180枚、延べ撮影時間約30分を比較明合成しました。ほぼイメージ通りの写真に仕上がりました。
比較明合成処理後、黄枠と赤枠でそれぞれトリミングしてみました。
黄枠でトリミングした写真です。
赤枠でトリミングした写真です。今までのFZ1000では奥の斜面の姫ボタルの光は写り込んでいなかったと思います。
私はつい最近まで多重露光撮影でしか撮影していなかったせいかも知れませんが、今回の渓谷の写真のように、ただホタルの数が沢山写っているだけでは違和感のようなものを感じてしまいました。しかし比較明合成というPCソフトで、簡単に沢山のホタルの写り込んだ写真が出来るようになり、今までのように撮影時に不意な光の写り込みなどもあまり気を使わなく撮影出来るようになりとても便利になりました。後半の撮影では姫ボタルが斜面全体に乱舞し、その素晴らしい光景に感動さえ覚えました。その感動を比較明合成処理により私が現場で感じたとおりのメージの写真に仕上げる事ができました。多重露光撮影ではここまでの写真は出来ていなかったように思います。
今回の撮影で感じたことは、手法はどうあれ撮影現場の雰囲気や感動を如何に上手く伝えることが出来るかがホタル写真のポイントではないかと思いました。
EOS9000DとFZ1000で姫ボタルを撮影比較 7月18日更新
Canon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Artを取り付けて、姫ボタル撮影で検証をしてみました。
岡山県南のホタルシーズンは既に終了してしまったようなので、今回はCanon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Art(フルサイズ換算48mm)を取り付けてホタルの撮影性能を見極めるため、岡山県北の西粟倉村に姫ボタルの撮影に行ってみることにしました。
撮影場所は、西粟倉村の大茅スキー場近くにある杉林です。能力比較のためLUMIX FZ1000でも撮影してみることにします。ワイド側の画角が違うため一概に比較出来ないこともあり、それぞれの特徴を活かした撮影アングルを考えて場所を少し変えています。
LUMIX FZ1000でアングル決定後、撮影した写真です。
LUMIX FZ1000の設定は、広角端(フルサイズ換算25mm)、ISO1600、F2.8、20秒露光でノイズ除去時間が20秒、インターバル設定は42秒間隔にして、20時前から撮影を開始しました。撮影時間は21時過ぎ迄の約90分、撮影枚数は約130枚、その中から車のライトなどが写り込んでいた50数枚を削除し、残り80枚程を比較明合成処理しました。
比較明合成処理後、黄枠と赤枠でそれぞれトリミングしました。
黄枠でトリミングしたものです。
赤枠でトリミングしたものです。今まで私が普通に撮影していた写真です。やはり目では見えていたはずの奥で光っている姫ボタルは写り込んでいませんでした。
この写真はCanon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Art(フルサイズ換算48mm)を取り付け、アングル決定後に撮影したものです。
設定は、F1.4、ISO1600、10秒露光、ノイズ除去処理無し、インターバル設定は12秒間隔にして、20時前から撮影を開始、21時過ぎ迄の約90分、撮影枚数は約450枚、その中から車のライトなどが写り込んでいた250枚弱を削除し、残り200枚程を比較明合成処理をしました。
比較明合成後、LUMIX FZ1000と同じように黄枠と赤枠、それに緑枠でトリミングをしました。
右上付近を黄枠でトリミングしたものです。全体にホタルの光りが丸い玉で写り込んでいます。LUMIX FZ1000では前の写真のように姫ホタルの光りは丸く写ることは殆んどありませんでした。
左下付近を赤枠でトリミングしたものです。上空を飛ぶゲンジボタルの光もしっかりと確認でき、レンズの手前を飛んだ姫ボタルの光も綺麗なホタル玉になって大きく写り込んでいます。
左中付近を緑枠でトリミングしたものです。奥の法面手前の姫ボタルまで綺麗に写り込んでいます。今までのLUMIX FZ1000ではとても撮影することが出来なかった写真です。
どちらの撮影場所も姫ボタルの数はほぼ同じで、場所による影響は少ないと思います。今回の撮影で感じたのは、やはりセンサーの大きさの違いで、かなりトリミングしても十分綺麗な写真に仕上げることが出来ること、心配していたノイズも気にならないレベルであったことでした。また、前記のとおりホタル玉が綺麗な丸になっていたことや、かなり奥のホタルの光まで写り込んでいたことなど、比較明合成で使用した撮影枚数が200枚と80枚と2.5倍程の違いますが、累計撮影時間は33分と27分と枚数ほどの開きはないようです。色々な諸条件などを考慮しても、大きな性能の違いを感じる結果となりました。
妻曰く「それだけ高いカメラを買ったのだから、上手く撮れて当たり前じゃない! 今までの写真でも、いいんじゃないの?」などとかなりキツイ評価を頂きました。妻にしてみれば100,000円を超えるカメラらは高級機というイメージのようです。
今後も色々と撮影して、引き続き使用感などをこのページに順次載せていきたいと思います。
Canon EOS 9000Dを購入しました 7月10日更新
今まで使用していたLUMIX FZ1000(イメージセンサーサイズ1.0型、F2.8~4.0、9.1-146mm、フルサイズ換算25-400mm)は機動性、機能性、操作性など十分満足して使用していましたが、ホタル撮影に通った「蛍遊の水辺由加」でホタル先生に出会い、ホタルのことやカメラのことなど色々とご教示いただきました。その中で、やはりホタル撮影、特に姫ボタルの撮影では大きなセンサーを搭載したカメラや、開放値の明るいレンズの方がより良い写真が撮影出来るということを伺いました。確かに今までのFZ1000で撮影した写真を振り返えると、撮影時目では見えている遠方の姫ボタルが写っていなかったということも多々ありました。撮影技術が伴わないのでカメラを変えてすぐに良い写真が撮影出来るわけではありませんが、今回思い切ってカメラを買い換えることにしました。
今更フルサイズのセンサーまでは必要ないと思い、センサーサイズAPS-CのCanon EOS 9000Dにズームレンズ(EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM)がセットされたものを購入しました。
9000Dを選択したのは、カメラのサイズもさほど大きくなく今まで使用していたFZ1000とほぼ同じサイスで持ち運びに便利なこと(機動性)、カメラの仕様が私の使用する機能を概ね備えていること(機能性、操作性)、生産中止されるモデルということで、かなり安価に購入することが出来ること(財布に優しい)、付属のレンズの開放値がF3.5-5.6とやや暗いものの、センサーサイズは今まで使用していたFZ1000の1.0型センサーに比べ約3倍の大きさを持つAPS-Cで、EF-S18mm-135mmレンズ はフルサイズ換算で29mm-216mmと通常の使用には事欠かないと判断したためでした。
LUMIX FZ1000(左)1.0型センサー(13.2×8.8mm)、レンズ:F2.8-4.0、9.1-146mm(フルサイズ換算25-400mm)、幅136.8×高さ98.5×奥行130.7mm、重量831g(レンズを含む)、Canon EOS 9000D(右)APS-Cセンサー(22.3×14.9mm)幅131.0×高さ99.9×奥行76.2mm(レンズを含まず)、重量1,020g(レンズを含む)
一眼レフのメリットとしてレンズ交換により、用途に合ったレンズを選択する事が可能になることですが、一眼レフの交換レンズは値段が多少お高めなのが欠点です。選択にあたり今まで使用していたFZ1000の後継機のFZ1000m2を始めLUMIXの一眼レフカメラやNikonを始め他のメーカー、今はやりのミラーレス一眼レフなども考えましたが、最終的にCanonの一眼レフに決定、同じクラスのKissシリーズには何故かなじめそうにないので却下、総合的に判断して9000Dを購入することにしました。
交換レンズはホタル撮影用にSIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art(フルサイズ換算48mm)を、望遠レンズは今までのカメラと同じ400mm迄伸びるCanon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM(フルサイズ換算88mm-400mm)の2本を追加購入しました。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Artです。Canonの純正レンズには9000Dで使用出来るフルサイズ換算50mm前後の標準レンズで開放値の明るいものが無く色々と調べてこのレンズに決定しました。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Artを9000Dに取付けてみました。カメラとのバランスも良く、見た目もそこそこで、ホタル撮影だけに使用するのが勿体ない気もします。
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMに取替てみました。
Canon EF-S55-250mm のテレ端400mmの状態です。さすがに長い!
今までのFZ1000の望遠端が400mmだったので、あまり使用頻度はないものの400mmかそれ以上の望遠レンズは持っていたかった事もあり、当初Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM(フルサイズ換算112mm-480mm)を考えていましたが、重量や機動性それに価格差が20,000円近くあるなどを考慮しこのレンズに決定しました。
現時点でこのカメラに変えて一つ不便な事に気付きました。それは今まで使用していた多重露光機能がないことです。これを機会にホタル先生から勧められていたPCの比較明合成ソフト「SiriusComp(シリウスコンプ)」を勉強し挑戦してみたいと思います。
カメラ購入後、操作に慣れるため庭の花を撮影してみました。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 135mm 1/500 F7.1 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 70mm 1/320 F5.0 ISO100(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 200mm 1/640 F6.3 ISO640(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 113mm 1/400 F5.0 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F6.3 ISO640(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO400(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 109mm 1/400 F5.0 ISO400(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 209mm 1/800 F5.6 ISO640(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 180mm 1/640 F5.6 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 79mm 1/400 F5.6 ISO100(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 121mm 1/400 F7.1 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO200(オート)
揚羽蝶が密を吸っているようです。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F6.3 ISO200(オート)
密を吸い終え花から離れたところを撮影。さすが一眼レフ、シャッタータイミングに遅れがありません。AFの追従性能も今まで以上のようです。
ホタルの撮影にも行ってみることにしました。7月始めに友人から聞いて一度訪れたことのある竹藪に行ってみましたが・・・・。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art 30mm 30秒+ノイズ除去×9(比較明合成ソフト使用)F1.4 ISO1600
この日はカメラをセッティング中に突然雨が降出しました。今夜は雨の予報は出ていないのに・・・。幸い暫く降った後雨は上がってくれました。前回は21時頃からヒメボタルは光り始めましたが今夜はほとんど飛んでくれません。22時過ぎ頃まで撮影したところでバッテリー切れとなり引き上げることにしました。結果はご覧のとおりで姫ボタルは数匹飛んでくれただけでした。かなりレンズの近くを飛んだと思っていた姫ボタルも少し遠かったようで光跡も大きく写らず残念な結果となってしまいました。
この写真はホタル先生から伺ったPCの比較明合成ソフトを使用してみました。
撮影はカメラをセッティングしてアングルが決まって前撮り、後はインターバルモードにしてシャッターを押すだけで、カメラの電源を落とすかバッテリーやSDカード容量が限界になるまで勝手に撮影をしてくれますが、ここで二つ目の不便さが発覚です。9000Dはインターバル撮影時、撮影開始時間の設定が出来ないようで、撮影開始時に自分でシャッターを押さなければならないようです。ただ今までもタイマー設定を使用したことはほとんど無かったので妥協出来る範囲かと思います。
PCで比較明合成をする前に、撮影データーから前撮りの写真とホタルが写り込んでいる画像だけをピックアップし、それ以外の不要なデーターを削除します。この方法だと前撮り写真も複数枚撮影しておき、その中から最適なものを使用することが出来るようで自由度が広がります。またインターバル撮影中に不要な光が写り込んでも、そのデーター1枚だけを削除することで簡単にホタルだけが写った綺麗な写真ができあがります。今までのように一つのホルダーが丸々ボツになることが無くなり効率的に写真を仕上げることができるようです。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art 30mm 10秒(ノイズ除去無し)×35(12秒間隔のインターバル撮影) F1.4 ISO1600
前回から3日空いた一昨日、ダメ元でリベンジです。19時30分頃到着しカメラをセッテイング、前撮り中に早くも数匹の姫ボタルが光り出しました。もしかしたら今夜は大正解かも!
今回はノイズ除去を行わない手法で撮影をしてみることにしました。ノイズ除去には露光時間と同じだけ除去時間が必要なため、撮影タイミングを逃してしまったことも今まで多々ありましたが、センサーサイズが大幅にUPしたことでノイズも軽減されるものと期待しています。さらに露光時間を短くし長時間露光によるノイズ発生自体の軽減を図るべく、露光時間10秒、撮影間隔12秒にセットし撮影準備完了です。
20時前から撮影を始めましたが、姫ボタルは少し増えては小休止、また光っては小休止を繰り返します。今夜は私の近くに姫ボタルは飛んで来てくれません。21時頃一人来られて私の近くで撮影を始められました。セッテイングを終えられ撮影しながらホタルの話など色々な話をさせて頂いているとアッというまに時間は過ぎてしまいます。22時前頃からは徐々に休止時間が長くなり飛ぶ数も次第に減ってきて、23時頃にはほとんど飛ばなくなってしまい今日の撮影を終了することにしました。今回は3時間以上のインターバル撮影で1,000枚近く撮影しましたがバッテリーにはまだ余裕があるようでした。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 100mm 1/320 F5.6 ISO160
あじさいの剪定をされたそうで、別れ際にあじさいの花を沢山分けて頂きました。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO500
色んな種類のあじさいがありました。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 209mm 1/800 F6.3 ISO400
また来年会いましょうと別れ、それぞれ帰路につきました。
翌朝、妻や母が沢山の綺麗なあじさいを見てとても喜んでいました。沢山のあじさいありがとうございました!。またお会いしたときもよろしくお願いします!
今回比較明合成という新しい手法を修得することが出来ました。この手法を使えばスマホなどの不意な光や車のライトなどをあまり気にすること無く撮影出来ること、今まで憧れ的に見ていた姫ボタルの絨毯《じゅうたん》の写真も夢ではないような気がします。ホタル撮影もさることながら、この手法は花火撮影にも応用出来そうで、これからの夜間撮影がとても楽しみです!。
9000DやEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art、CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの使用感などもこのブログに順次追記していきたいと思います。
新見ラーメンと白木蓮の花
妻と休みの合った今日、以前汲んで帰っていた湧水が残し少なくなっていたこともあり、ドライブがてら新見市大佐にある「夏日の極上水」で湧水を汲み、久しぶりに「新見ラーメンいぶき」でラーメンをいただくことにしました。
自宅から2時間弱、距離は100km弱で「夏日の極上水」(新見市大佐上刑部)に到着しました。最短コースを色々模索していますが今回のコースが一番距離が短く、走りやすいようでした。
到着時、軽トラック一杯に積まれたポリタンクに湧水を汲まれていたので、しばらく駐車場で待つことに……
待つこと15分余り、汲み終えられ出発されたので、持参したポリタンクを水汲み場所へ運びます。
持参したポリタンクにしっかりと湧水を汲みます。
湧出量がかなりのあるのであっという間に汲み終え、車まで運び僅かですが協力金を募金箱に入れ出発します。
「夏日の極上水」から30分ほどで今日昼食をいただく「新見ラーメンいぶき」(新見市新見)に到着しました。
入店した際には然程ではありませんがでしたが、食べ終え店を出る際には店内は満席で外でも沢山の方が待たれていました。
メニュー表です。
各ラーメンは、味噌、豚骨、醤油味からスープを選ぶことができます。
今回私は「千屋牛ラーメンの味噌味」(950円)、妻は猪チャーシューが食べたいと「猪ラーメンの味噌味」(850円)をオーダーしました。
以前は「千屋牛ラーメン」が850円、「猪ラーメン」が750円、新見スペシャルラーメンが1,000円でしたが昨年の11月から値上げになり、大盛も無料だったものが50円増しに変わっています。
諸物価の値上がりや原材料費等の高騰で致し方ないのでしょうね……
妻がオーダーした猪ラーメンの味噌味です。
「チャーシューが美味しそ~う ♡」と妻は喜んでいます。
この猪チャーシューはトロトロで最高です!
私がオーダーした千屋牛ラーメンの味噌味です。
「A級食材を贅沢に使った牛肉とラーメンのコラボ!」とメニューには謳われています。
ネギの下から少しだけ千屋牛が顔をのぞかせ見た目は少ないようですが、下から下から次々と千屋牛が出てきます。
千屋牛が沢山入っていて食べ応え十分です!
しっかりとした中太のストレート麺です。
濃厚な味噌スープにはちぢれ麺では多少濃くなりすぎる気がしますが、ストレート麺なのでスープがいい感じに程好く絡んでいます。
ごちそうさまでした。
久しぶりの新見ラーメンにお腹も大満足で、帰路に就きます。
帰宅後湧水を車から下ろし見上げると、駐車場脇の白木蓮が満開に咲き誇っていたので撮影しました。
昨日はここまで開いていませんでしたが、今日は20℃超えだったこともあり、一気に開花したようで、周囲には仄かに上品な甘い香りが漂っています。
毛皮のコートを脱ぎ大きな白い花が開きます。
モクレン科の花は春の日差しを受け南側の蕾が膨み、花の先端が北を指すことから「磁石の木」や「コンパスプラント」などとも呼ばれているようですが、枝に対して曲がってはいますが全てが北向きではないようです。
ハンカチの花という花があります。品種や咲き方は全く違いますがフワッと開くこの白い木蓮の花はハンカチを連想させます。
10年ほど前に高松の家の庭に植えていた欅を植替えした際、新たにハンカチの木を植えたいと思い知人の庭師の方に相談しましたが、開花するまでに10年近くかかったり、雄木と雌木の判別が難しく雄木だと花が咲かないためリスクが大きいと説明され、結局ハナミズキにしたことがありました。
我が家には黄木蓮もありますが未だ蕾は固く、この白木蓮が咲き終わってから開花が始まります。
春咲きクリスマスローズのルーセホワイトも咲いていました。
沈丁花も周囲にいい香りを漂わせていました。
もうすぐ彼岸、暑さ寒さも彼岸までという言葉があるように、春が一歩ずつ近付いてきているようです。
手結港可動橋と前浜掩体群、ランチはひろめ市場で
四国に訪れ久しぶりに「がもううどん」をいただきお腹も大満足で坂出ICに向かいます。
坂出ICから高松道、高知道と乗り継ぎ、前から気になっていた香南市夜須町にある手結港可動橋《ていこうかどうきょう》と南国市前浜にある掩体群《えんたいぐん》を見て、その後高知市に向かいひろめ市場でランチをいただきます。
国道11号線を走り坂出ICまで戻ってきました。
坂出ICから坂出支線を走り坂出JCTで高松道に乗り換えます。
南国ICで流出します。
南国ICから国道32号線を南下、国道55号線の交差点までやってきました。さらにこの交差点を直進し高知東部道のなんこく南ICに向かいます。
高知東部道の終点、高知龍馬空港ICから高知龍馬空港を経由し県道14号線、国道55号線と走り「道の駅やす」の脇を抜け海岸線にでると……
道路がほぼ直角に天に向かって立ち上がっているのが見えてきました。
手結港《ていこう》可動橋(香南市夜須町)の駐車場に到着です。10台ほどの駐車スペースがあり、既に数台の車両が停車していました。
手結港周辺は手結港可動橋の見学用に整備されています。
手結港には内港と外港があり、内港は江戸時代初期の1657年(明暦3年)に開港した日本最古ともいわれている「掘込港」だそうです。
また南側に半島があり、港の出入口が西向きであることなどから夏の暴浪などにも強く土佐藩屈指の良港だったようです。
内港の様子です。江戸時代初期の掘込港の規模としては最大級だそうで、港の壁面は石積で綺麗に覆われていて往時が偲ばれます。
内港は南北に100m、東西に50mほどの広さで、現代の漁港と比べればとても小さな魚港かもしれませんが、建設機材がない時代全て人の手で作られたことを考えると当時最大級の港であったことにも頷けます。
港内では漁師の方が漁具の手入れをされていました。
常夜灯や「金比羅大権現」と記された石碑の先に可動橋が見えています。
手結港可動橋の正式名称は「高知県手結港臨港道路可動橋」といい、全長32m、跳ね上げ角度最大70°、桁下2mで片側に歩道を有する対面二車線の立派な橋梁です。
可動橋近くまでやってきました。
可動橋脇には船舶用の信号機、対岸には通行車(者)用の警報機や遮断機が見えています。
可動橋の支点部です。
上部中央には歩道側の欄干と歩道部には連結部のゴム板が見えています。
通行が可能なのは一日6回、7時間だけ……
夕方18時から朝6時30分までは全く通行できないようです。港を出入りする船が最優先されるためのなのでしょうね。
この手結港可動橋は今から7年ほど前だったと思いますが、ダイハツの軽乗用車キャストのCMにも登場した場所です。
しかしダイハツはこの「そびえ立つ道」や「海中ポスト」、「べたぶみ坂」など面白いCMを考えるものですね!
間近で見ると直角に天に向かって立ち上がっているというよりは、空から落ちてきた道路が地面に突き刺さっているという感じです。
妻は「ゲゲゲの鬼太郎にでてくる妖怪ぬりかべのようだね」と言っていましたが、確かにその表現にも頷けます。
可動橋が動きはじめる11時までにはまだ時間があるので外港にいってみます。
外港でも漁師の方が漁具の手入れをされていました。
外港から見た可動橋です。
橋の左側の建物が管理棟で、屋上部が見学場所になっているようです。
管理棟まで戻ってきました。
管路棟の天井は階段になっているので上がってみます。
管理棟の屋上にある見学場所は手結港可動橋を間近で見られる他、周囲を見渡せる展望台にもなっています。
そろそろ可動橋が動く時間なので場所を移動します。
船舶用信号機が青から赤に変わりました。
遮断機脇の警報機が鳴るのかと思っていましたが、11時になると何の前触れもなく先端部の赤色灯が回転を始め、作動音もしないまま静かに下降をはじめました。
徐々に下がっていきます。
かなり下がってきました。
もう少し……
連結完了です。
遮断機の前では車が待っています。
連結を終えると警報機が鳴り始めました。
遮断機が上がり、警報機が鳴りやみました。
待っていた車が橋を通過していきます。
私たちも歩いて橋を渡ってみることにします。
橋の袂までやってくると、車が橋を通過していきました。
道路を横断し歩道を歩き橋を渡ります。
橋が開いた状態のとき見えていた欄干部です。歩道側の欄干には「手結港可動橋 2002.9」の記されていて、連結部には厚目のゴムが取り付けられ綺麗に繫がっています。
反対車線側には平仮名で「ていこうかどうきょう」と記されています。
橋を渡り南詰までやってきました。
歩道部の連結部には厚目のゴム板が取り付けられていて、こちら側は橋側に固定されていました。
橋が閉じればごく普通の橋梁ですが、多少違和感を感じるのは踏切もないのに警報機や遮断機があるためでしょうか……
橋の手前には旧道との分岐交差点があります。
旧道側は幅員が狭く4t車以上の通行は厳しいようです。
橋を渡り管理棟まで戻ってきました。
車に戻り旧道を走り、橋を渡って南国市前浜にある「掩体群」に向かいます。
途中「道の駅 やす」に立ち寄ってみました。
道の駅では「ちいさな雛まつり展」が開催されていました。
我が家には娘がいないので、お雛様とは全く無縁ですが、妻は娘気分で眺めていました。
売店にはカツオのたたきや……
高知の珍味ドロメなども並んでいます。
ドロメはカタクチイワシなどの稚魚で、食べると仄かな苦味が感じられ酒の合う高知の珍味です。
高知を代表する果物の一つ文旦です。
今回はクーラーを持参しているので生ものも大丈夫です。しっかりと土産も購入し、先に進みます。
「道の駅 やす」から15分ほどで「前浜掩体群」のある前浜防災コミュニティーセンター(前浜公民館、南国市前浜)に到着しました。
昔四国に赴任し、あいさつ回りをしていた際、松山空港付近で掩体を見たような記憶がありますが、当時は仕事も忙しくさほど気にもしていませんでした。
前浜防災コミュニティーセンター(以下コミセン)は津波避難施設の機能も持っているようです。
この施設は「前浜掩体群」見学の拠点にもなっていて、来場者の駐車場もあり案内看板やパンプレットなども置かれていました。
掩体《えんたい》とは飛行機の格納庫のことで、ここ前浜地区に残る掩体群は第二次世界大戦中、敵の攻撃から戦闘機を守るため造られたものの一部です。
旧香美郡三島村や前浜村にあった高知海軍航空隊(現高知龍馬空港付近)には大小合わせて43基の掩体があったようで、滑走路から各掩体には幅40mほどの誘導路が張り巡らされていたそうです。現在は高知龍馬空港の南側、旧前浜村の田園地帯に7基が残り反戦への願いを込めて大切に保存されています。
パンフレットをいただき7基ある掩体を順番に散策していきます。
コミセンのすぐ北側、県道31号線脇にある3号掩体です。
掩体前面にはツタが絡んでいるようです。
右奥には7号掩体と高知龍馬空港の管制タワーが見えています。
7号掩体は後で行くことにして、南西部の掩体から回っていきます。
コミセンのすぐ西にある2号掩体です。
草木が生い茂り近付くことも内部を見ることも難しいようです。
2号掩体の後方の様子です。
2号掩体の南に1号掩体が見えていたので向かってみます。
この掩体の脇にはトラクターが置かれています。
1号掩体の後方です。
他の6基の掩体が東や南向きなのに、この1号掩体だけが西向きになっているそうです。
1号掩体の内部は農機具置き場になっていました。
内部には農機具らしき機材がありますが何に使うのかはよく分かりません……
この掩体には戦時中機銃掃射を受けた大小60個ほどの弾痕があるようで、これらがその跡なのでしょうか?
北西部に一回り大きな4号掩体が見えているので向かってみます。
途中集落の路地から5号掩体が見えていました。
4号掩体の前にはブロッコリー 畑が広がっています。
収穫シーズンも終わり花芽が少し黄色く色付いていました。
幅44m、高さ8.5m、奥行き23mと双発の大型機が格納できる巨大な掩体で、国内で現存する掩体の中でも最大級の大きさだそうです。
天井のコンクリートには制作時の板の跡などが残っていますが、作りの粗悪さが伺えます。
大きな掩体のためか後方の形状が他の掩体と多少異なるようです。
東北東にある5号掩体に向かいます。
5号掩体が見えてきました。
この掩体は公園整備されていて、内部までよく観察することができました。
経年劣化のためなのかクラックなどもあるようですが、補修が施されています。
この掩体の天井のコンクリートは綺麗な状態で粗さが見受けられません。
東にある7号掩体に向かいます。
7号掩体と高知龍馬空港の施設が見えてきました。
大湊小学校の北側にある7号掩体です。
この掩体は終戦後に後方の一部を削り道路と水路を通している珍しい掩体で、背も低く内部を間近に観察することができました。
掩体の内側には他の掩体と異なり「むしろ」や「セメント袋」を使用したようで、その跡がはっきりと残っています。
掩体を造る際、最初に掩体内部と同じ大きさの土山を作り沢山の人々が上がって踏み固め、その上にむしろやセメント袋などを敷き詰めセメントを塗り固めていったようです。
セメントが固まった後、内部の土などを取り除いて掩体ドームの完成です。このような工法だったため、むしろや袋の跡が残っているそうです。
後方から見た掩体です。
高知龍馬空港に飛行機が着陸するようです。戦闘機ではなく旅客機が当たり前のように飛んでいますが、地域によれば未だに戦闘地域があることに悲しさを覚えます。早く平和な時代に戻ることを願うばかりです。
南に下り6号掩体に向かいます。
しかし、この付近にはあちらこちらに津波避難タワーが点在しています。
小学校の屋上にも避難できるようですが、二階建て校舎の屋上では少し高さが心配です……
県道31号線の西には3号掩体が見えています。
この掩体はツタが前面と東側を覆っているようです。
さらに南に下ります。
6号掩体です。
旧前浜小学校跡の東側に位置し、県道31号線からは民家の陰になり見え難い場所になります。
旧前浜小学校は高知海軍航空隊の飛行場の掩体に囲まれた場所に位置していたこともあり、高知大空襲の際爆弾攻撃され明治時代の風格を備えた校舎が破壊されてしまったそうです。
6号掩体の後方の様子です。
左奥が大湊小学校、右奥にもに津波避難タワーがあるようです。
7基すべての掩体を回ったので車に戻ります。
旧前浜小学校跡地の南側では梅の枝でしょうか、メジロが留まり蜜を吸っていました。
前浜掩体群、7基を回るのにゆっくり歩いて1時間ほどかかりました。お腹も空いてきたので高知市内にあるひろめ市場へランチに向かいます。
高知龍馬空港ICから高知東部道に乗ります。
高知中央ICで高知東部道を流出し、大津バイパスで市内中心部に向かいます。
高知駅前には高知を代表する幕末の三志士の銅像が設置されています。
以前列車で高知駅を通過した際には後ろ姿しか見えませんが、こちらからはしっかりと見ることができました。
ひろめ市場(高知市帯屋町)に到着しました。平日だというのに二階駐車場は満車で三階に上がりましたが三階も半数以上埋まっていました。
今回お目当ての「明神丸」の藁焼きタタキです。
が……
長蛇の列なので、今回は諦めました。
高知に来た際によく利用するホテルの近くある餃子屋台の「安兵衛」です。
さすがに屋台は昼は営業していないで、ひろめ市場でいただけるようになって重宝しています。やはり高知に来ればここの餃子は食べておかないと!
今日のメインデッシュは「鰻処まん」のウナギです。
今回は妻のために奮発して「横綱うな重」の蒲焼きと白焼きの乗った白黒をオーダーしました。
今回カツオのたたきはテーブル近くの「やいろ亭」で、「塩タタキ」、「青さのり天」、「川エビ」もオーダーしました。
テーブルで待っていると安兵衛の餃子が出てきました。
久しぶりにいただく安兵衛の餃子は最高です。
餃子にはビールですが我慢我慢!
カツオの塩タタキ(1,300円)も出てきました。
ワサビとニンニクをのせていただきます。
一切れが大きく食べ応え十分、塩だけなのでカツオ本来の旨味がよく分かる一品でした。
川エビの唐揚げ(550円)……
私は手長エビだと思っていましたが、出てきたのは普通のエビでした。
残念……
青さのり天(550円)……
待っている時にスタッフの方が来られ「今回はウナギが大きすぎて白黒一緒に盛り付けできないため、別にお持ちしてもよろしいでしょうか」と聞かれました。
大きいことはいいことだじゃないですが、それでお願いいました。
べっ甲色に焼けた蒲焼きで器が一杯です。
白焼きは薄っすら焦げ目が付いていて美味しそう!
ワサビと塩とありますが、私はワサビでいただきます。
ワサビでウナギの味が締まり美味しさが引き立ちます。
今日のウナギは大きいですが厚みが少し薄い気がしましたが、タレの甘辛さとウナギの絶妙なコラボレーションで最高の味わいを楽しませていただきました。
ひろめ市場でしっかりといただきお腹も大満足!
というより……
もう入らない!
しばらくウナギは食べなくてもいい!
状態です……
ひろめ市場はタバコが吸えず、土産もそこそこに車に戻り車内で一服……
落ち着いたところで高松の友人宅に向かおうと思いましたが、あまりに時間が早すぎます。ナビの案内によると、国道32号線で向かうと約束の18時前に到着するようなのでのんびり一般道を走ることにしました。
三好市池田市街地を抜け井川池田IC交差点を高松方面に左折します。
この先箸蔵第二トンネル、箸蔵第一トンネル、西山トンネル、そして徳島県と香川県境となる全長4,187m新猪ノ鼻トンネルを抜け高松を目指します。
4本のトンネルで讃岐山脈(阿讃山脈)を7分程で抜けてしまいました。以前猪ノ鼻峠のクネクネ道を時間をかけて走っていたのが嘘のようです。
高松の友人宅で所要を済ませ帰路に就きました。
今日はしっかりと歩いたつもりですが、それ以上に食べ過ぎたようです。さすがに帰宅後の夕食はあまり食べれませんでした。
今回は朝早くから目覚めたこともあり多少お疲れモードですが妻もとても喜んでくれたので、その疲れも吹き飛びそうです。
しかし今夜は早々に休むことにします。
おやすみなさい!
坂出がもううどん
私の休日に合わせて妻が休みを取り、どこかに出掛けてみたいというので前回土曜日に高松へ所要があり立寄った際、満車で駐車することが出来ず食べ損ねていた坂出にある「がもううどん」を食べに出掛けることにしました。
瀬戸大橋を渡ります。
坂出ICから一般道へ流出します。
坂出ICから国道11号線を走ること15分足らず、8時25分「がもううどん」(坂出市加茂町)に到着しました。平日の開店時間前だというのに既に駐車場は半数以上埋まり、沢山の方が並んで待たれています。
開店時間の8時30分より少し早いようですが私たちが並ぶとほぼ同時に行列が動き始めました。
もう少しです……
並ぶこと7~8分でやっと入口までやってきました。
うどんの小(一玉)180円、大(二玉)280円、特大(三玉)380円……
天ぷら一個120円、あげ一枚120円……
しかし安い!
大きな釜で湯がかれたうどんをすぐ横で手際よく水洗いされています。
私は特大(380円)そのまま、妻は小(180円)そのままをオーダーです。
そのままとは、締めたうどんを温めず熱い出汁をかけてそのままいただくことで、店によれば「ひやあつ」などとも言われています。
あげ、ちくわ、かぼちゃ、ハス、海老、イワシ、生卵などなど……
妻はいつものちくわの天ぷらです。
これで300円(うどんの小180円+ちくわ120円)
私はイワシの天ぷらをチョイス、これで500円(うどん特大380円+イワシ120円)
美味しそ~
私は初めて訪れた店ではうどんや出汁の味を確かめるため、そのままで天ぷらなどを乗せずにうどんだけをいただきますが、通いなれた店ではその日の気分で天ぷらやあげを乗せていただいています。
いただきま~す!
久しぶりのがもうのうどんです。
相変わらず、麺はしっかりとエッジが立っていてモチモチとした中に弾力とコシ、それに仄かな小麦の風味が感じられる、まさにがもうのうどんです。
イワシも美味い!
高松にいた頃には月に何度か食べに来ていましたが、岡山からではなかなか食べに来ることができません。久しぶりのがもうのうどんに妻も大満足です。
店を出ると行列は少し短くなっていました。
外で食べられている方も沢山いらっしゃいました。今日は天気もよく外で食べても良かったかもしれないなどと妻と話しながら車に戻ります。
妻がランチは高知で食べたいと言っていたのでこの後高知まで走り、前から気になっていた手結港可動橋と前原にある掩体《えんたい》を見た後、ひろめ市場でランチにします。
坂出ICまで戻る際、国道11号線から坂出市街地の先に瀬戸大橋が見えていました。
境港で海鮮料理
先日妻の実家に行った際、義父が久しく旅行に行っていないので出掛けてみたいと言っていたので今回妻と休みが合った日曜日、前回訪れて気になっていた境港の「HATONOVA 三光丸 境港」(境港市相生町)に妻の両親と海鮮料理を食べに出掛けることにしました。
私たちだけであれは急がないドライブなので一般道を走りますが、今回は高齢の両親が一緒なので負担軽減のため高速道を走ります。
中国道の落合JCTから米子道に乗り換えますが、米子道は冬用タイヤ規制がかかっていました。私はスタットレスタイヤなので問題ありません。
湯原ICの手前で車線規制を行い冬用タイヤの装着確認をされていました。非装着の車両は湯原ICから排除されるようです。
湯原ICを過ぎると周囲は雪景色に変わります。前方には大山が見えてきました。
下り線蒜山高原SAで休憩です。
駐車場からは大山が綺麗に見えています。
米子ICの少し手前から島根半島が望め、先端の美保関まで見えています。
右側には山頂付近に雪を抱いた大山も綺麗に見えています。さすが伯耆富士と呼ばれるだけのことはあります。その姿はまさにプチ富士山です。
米子ICから国道431号線で境港までやってきました。やはり高速道を走ると早い!
予約した時間までには1時間ほどあるので美保関まで足を伸ばしてみることにします。
昔々、友人たちと美保関を訪れた時には、細く曲がりくねった道だったように思いますが、対面二車線に整備されていました。
境港から15分ほどで岬の先端、美保関灯台(松江市美保関町)の駐車場に到着しました。
考えてみれば、米子市より東側になるこの美保関も島根県の県庁所在地の松江市になるのですね。
駐車場脇にある展望台からは、椿越しに灯台が見えています。
灯台まで進みます。遊歩道脇には椿が可愛い花を咲かせています。
歩くこと数分で美保関灯台に到着しました。
入口には「美保関灯台」と「美保関観光ビュッフェ」の看板がありました。
白く美しい灯台施設です。1898年(明治31年)から運用されている山陰最古の灯台だそうです。
ちなみに、建設当時は地蔵埼灯台という名称だったそうですが、全国に地蔵埼という名称が多いため1935年(昭和10年)に現在の美保関灯台に変更されたようです。
この灯台は高さが14m、水面からの高さは83mだそうで、2007年(平成19年)には現役灯台として初めて登録有形文化財に指定されたそうです。
岬の先端には鳥居があり、額束には「沖之御前、地之御前」と記されています。その鳥居の先には本殿はなく日本海が広がっているだけです。
この場所は美保神社の飛地境内で、手前の岩礁が地之御前、沖に浮かぶ小島が沖之御前のようです。
沖に浮ぶ沖之御前です。事代主神《ことしろぬしのかみ》がこの島で釣りを楽しまれたとの言伝えがあるそうです。
旧灯台官舎は「美保関観光ビュッフェ」として利用されているようで、窓越しに見える雄大な日本海を楽しみながら美味しい料理が楽しめそうです。
今日は天候もよく、50kmほど沖にある隠岐島まで見えていました。
駐車場まで戻ってきました。南側の展望台からは美保湾の先に大山が望めます。
今日ランチをいただく「HATONOVA 三光丸 境港」(境港市相生町)にやってきました。大きなカニの爪が出迎えてくれます。
ヨコワ(マグロの若魚)のモニュメントもありました。
入口脇には外でも食べれるようにテーブルが置かれています。
店内に入りました。
予約していた旨伝えると席に案内していただきました。
店内では浜焼セットが販売されています。
小型の松葉ガニが二杯入ったセットもありました。
今回は松葉ガニを刺身にしていただこうと思い大き目のものを選びました。
水ダコの足も刺身に……
モサエビも刺身に……
長太郎貝は昔高知に釣りに通っていた際、船長が養殖されていたものを安く分けていただき、帰宅後バター焼きにしていただいていました。
大きなホタテも浜焼に……
清算を終え席で待つことに。
カニ汁とご飯をオーダーすると「漬物も付いているご飯セットがお得ですよ」と勧められたのでご飯セットにし、追加精算をしました。
が……
出てきた汁はカニ汁ではなく、普通の味噌汁……
単品ご飯はお代わり自由ですが、セットはご飯のおかわりはできないそうです。
よく話を聞けばよかったと反省です。
大きなホタテが出てきたので網に乗せます。
水ダコの刺身も出てきました。
食べると吸盤が口の中に吸い付きます。
妻の好きなサーモンと剣先イカの刺身……
モサエビの刺身……
ヒオウギガイの刺身……
ハマグリがグツグツ……
松葉ガニの刺身が出てきました。
いただきま~す!
ホタテが美味しそうに出来上がりました。
ハマグリも美味しそう!
腹の部位が焼きあがったようなのでいただきます。
カニ味噌も出来上がったので、醤油をかけていただきます。
これだけ食べて一人4,000円足らずとコスパもよくお腹も大満足、ごちそうさまでした。
職場の友人に山陰へ出掛けたらカニを買って帰ってと頼まれていたので見てみると、今回はお得なセットがなくなっていました。スタッフの方に伺うと、通常品をセットにしますよと言われ、5,800円のもを二杯で11,000にしてくださいました。
一度車に戻りカニをクーラーボックスに収め、水木しげるロードに行ってみることにします。
「水木しげる記念館」です。
水木しげるロードを歩きます。
義母は初めてだったようで、通り沿いに並ぶ沢山の妖怪たちを楽しみながら歩いています。
しばらく歩いていると、義母が少し疲れたようなので車を取ってきて近くで乗車しました。
義父が寄ってみたい土産物店があるというので立ち寄った「大漁市場なかうら」(境港市竹内団地)です。
日本一の大きさを誇るという鬼太郎石像「がいな鬼太郎」とねずみ男の石像があり、等身大のねずみ男とは握手が出来るようになっています。
店内に入ると、ここでも松葉ガニが沢山販売されていました。
ボイルされたものも並んでいます。
大きなハタハタが美味しそうだったので購入してしまいました。「とろはた」とはハタハタの地方名だそうです。
義父は沢山の土産を購入していました。私も職場用に土産を購入し出発します。
正面に大山が見えています。この角度から見える大山は富士山のようでとても綺麗です。
ちょっとだけ白鳥を撮影しようと能義平野にある白鳥ロード(島根県安来市宇賀荘町)にやって来ました。
雪を抱いた大山をバックに飛ぶ白鳥や清水寺の三重塔をバックに飛ぶ白鳥を狙いますが、妻から30分だけねと念押しされています。
三重塔の手前に白鳥はいますが、全く飛び立つ気配がありません。
大山の手前にも白鳥はいますが、こちらも全く飛び立つ気配がありません。
数羽の白鳥が飛び立ちましたが、高度を上げることなく近くの餌場への移動だけです。
また別の場所で飛び立ちましたが、やはり高度を上げません……
やはり朝一でないと飛翔する白鳥の数は少ないのでしょうか……
約束の30分が経ったので切り上げ帰路に就きます。
今回は成果なし、当たり前ですが野鳥撮影はどっしり腰を据えて撮影しないと駄目なようです。
国道9号線沿いにある「道の駅 あらエッサ」(安来市中海町)で休憩です。
この交差点を右折し米子西ICから高速道に乗ります。
左前方に大山が見えています。
妻が助手席から頑張って撮影してくれました。
上り線蒜山高原SAで休憩です。
展望台からは蒜山三座が綺麗に見えています。
大山は山頂付近に雲が掛かっていました。
濃厚さが特徴のジャージー牛乳は「黄金のミルク」とも言われ、 蒜山高原で育てられたジャージー牛のミルクを使用した濃厚ながら後口がすっきりな美味しいソフトクリーム(400円)です。
帰り道は冬用タイヤ規制は解除されていました。
北房JCTで岡山道、岡山JCTで山陽道、倉敷JCTから早島支線に乗り換え早島ICまで戻ってきました。
早島ICで降りて職場の駐車場で友人に頼まれていたカニを渡し、両親を倉敷の自宅まで送り私たちも自宅に戻りました。
今日は久しぶりに訪れた美保関灯台で雄大な日本海の展望を楽しみ、境港で美味しい海鮮料理に舌鼓、残念ながら白鳥はいい写真の撮影はできませんでしたが、親孝行の真似事を少しだけさせていただきました。
また機会を作って美味しい料理を食べに出掛けたいと思います。