岡山県立森林公園の春
朝起きてみると快晴で今日は一日天候もいいようです。屋外の温度計を見ると18℃と温かくなってきたようです。そろそろ岡山県北にある岡山県立森林公園のミズバショウやザゼンソウが見られるのではないかと思い、ツーリングがてら出掛けてみることにしました。
CBR400Rのリアバックを拡大し、望遠レンズなどの撮影機材を積込み9時30分自宅を出発しました。
国道429号線を走り、自宅から1時間半ほどで久米郡美咲町にある、みち停あさひが見えてきました。
ここで休憩です。みち停 あさひは、JA晴れの国岡山が運営されている休憩所を備えた道の駅です。
ここには何と無料で利用できる足湯があります。
天然温泉ではないようですが、光明石温泉という準天然の人工温泉のようです。
目の前には桜で有名な三休公園が望めます。桜祭りのシーズンには山全体がピンク色に染まるので、足湯に浸かりながら素晴らしい桜を楽しむことができそうです。
みち停あさひでは、地元で採れた野菜や果物、米粉パンなどの農産物加工品も販売されていました。
モクモクタイムを終え出発します。
国道429号線から県道70号線、国道179号線へと乗り継ぎ、中国道の院庄ICを通過しさらに北上します。
岡山県の三大温泉の一つ奥津温泉の手前で、蒜山・羽出方面に向かう県道116号線に入ります。
羽出川沿いに北上していきます。
国道179号線から別れ県道116号線を10分ほど上った場所にある泉源園地近くの桜は見事に満開でした。
泉源園地はヒラメのつかみ取りや、摑まえたヒラメをその場で焼いて楽しめるバーベキュー棟などが設置されています。
※ ヒラメはアマゴの地方名です。
泉源園地から5分ほど北上すると岡山県立森林公園に到着しました。
駐車場にバイクを置き森林公園にやってきました。
入口には閉園中の看板が……
近くにおられたスタッフの方に伺うと、明日4月20日からが開園だそうで準備に追われているようです。開園前なので公に、はいどうぞとは言えませんが、せっかく来られたのですから少し散策されるくらいはいいと思いますよと言ってくださいました。ただ、開園前ということもあり管理センター内への立入や公園内のトイレなどの施設は使用できないそうです。
中央散策路脇にある、からまつ園地付近の水路にミズバショウが咲いていました。
中央散策路を進み、いぼた園地付近までやってきました。中央散策路から別れ、六本杉、ボーズ原谷方面に向かいます。
この付近には沢山のザゼンソウが咲いています。
ツルアジサイがありました。
文字どおり、つるが大きな樹上や岩に絡みながら伸びているアジサイです。
藪手毬も満開です。
中央散策路に戻り先に進んでいると満開のコブシの花が見えてきました。
近くまでいき撮影しました。
コブシの花はモクレンの花に似ていますが、モクレンの花は上向きに咲き完全に開ききりませんが、コブシの花は横に広がり完全に開ききるようです。
かえで園地までやってきました。ここで少し休憩します。
しばらく休憩し、水分補給もしたので戻ることにします。
中央散策路から別れ、帰路は北展望台方面を回ります。
途中毎年沢山のザゼンソウが咲く場所をとおりましたが、今年は全くザゼンソウの姿を見ることができませんでした。
まゆみ園地まで戻ってきました。まゆみの木の下には沢山のバケイソウが生えています。
駐車場まで戻ってきましたが、まだ沢山の車が停まっています。
準備を終え帰路に就きます。
第3駐車場近くにある岡山県立森林公園の案内柱で記念撮影です。
国道179号線に戻り南下します。気温は何と26℃もありました。
途中、国道179号線沿いの奥津湖畔にある、みずの郷奥津湖に今が旬の山菜を購入しようと立寄りました。ここは以前、奥津湖花火大会の時に花火の撮影に訪れた場所です。
バイクを置き店内に向かいますが……
何故か閑散としています。
ふるさと味わい館は閉まっていて店内には全く商品がありません……
向いにある鏡野町の奥津観光案内所の方に伺うと、今年の3月からこの施設の改装工事が行われているそうで、ふるさと味わい館は奥津温泉の傍にある道の駅奥津温泉で営業されているそうです。今年の花火はどうなるのか伺ったところ、今のところ開催の有無は未定のようです。
ベランダからは奥津湖が一望できます。
休憩を終え出発します。
もしかしたら道の駅久米の郷で山菜が購入できるかもしれないと思い、コースを変えて立寄ってみることにしました。
バイクを置き駅舎内に入ります。
店内には今が旬のタケノコや……
お目当てのワラビ……
始めて見るこしあぶらという木の芽です。このこしあぶらはタラの芽と同じウコギ科の植物だそうで山菜の女王とも呼ばれ、天ぷらやおひたし、和え物などでいただけるようです。
土産の山菜も購入できたので帰路に就きます。
帰宅したのは16時40分、コーヒーを飲み少し休んだ後、早速ワラビの下準備に掛かります。
ワラビはそのままでは食べられないので灰汁抜き処理が必要です。 時間が経つと硬くなってしまうので、採った日の柔らかいうちに灰汁抜きをしておきます。 根元の固い部分を切り落とし、流水でワラビを回すようにしっかり洗い表面の産毛状のものを取り除きます。
鍋にワラビが浸るくらいの水(1.5Lほど)を入れ一度沸騰させたのち重曹(炭酸水素ナトリウム)を8gほどを入れます。水温が80~90℃まで下がったところでワラビを入れ、浮き上がらないように皿で押さえて一晩置いておきます。
これでワラビの下準備は完了です。
妻が帰宅後天ぷらを作ってくれました。今夜はこしあぶら、タケノコ、タマネギ、エビの天ぷらです。
翌朝早くに目覚めたのでワラビの処理をします。
一晩灰汁抜きのため浸けていたワラビからは、しっかりと灰汁がでているようです。
一晩置くと灰汁が出て緑黒い色に変わっていました。
水を捨てた後、流水でしっかりと水洗いをします。
よく洗ったワラビを今度は何も加えていない真水に入れて3時間ほど置き、出勤前に今一度取り出し水洗いをして帰宅まで新しい水に入れて置いておきます。
帰宅後ワラビを洗い下準備の完了です。
最初はワラビのカルパッチョを作ります。
灰汁抜きしたワラビを醤油とオリーブオイルを混ぜたものにしばらく浸しておくだけのお手軽料理です。
もう一品は、ワラビとアサリのソテーです。
オリーブオイルでアサリを炒めカットしたワラビを入れさらに炒め、黒コショウを加え醬油を一回しして出来上がりと、こちらもお手軽料理です。
こしあぶらが半分残っていたので今夜も天ぷらです。妻が帰宅後作ってくれました。
今夜はこしあぶら、ワラビ、竹輪、シシャモの天ぷらです。息子用にと妻が鶏の唐揚げも最後に作っていました。
今夜の夕食は、こしあぶら、ワラビなどの天ぷらにワラビとアサリのソテー、ほうれん草の白和え……
ワラビのカルパッチョ……
タケノコの煮付けです。
こしあぶらの葉はセリのような風味が感じられ、根元部分はコリッとした食感でした。
こしあぶら(濾油)とは変わった名前ですが、昔この木の樹脂を絞って濾したものを漆のように塗料として使用していたことが謂れだそうです。
ワラビの天ぷらは、サクッとしていて仄かに苦みのきいた味わいがクセになりそうです。
ワラビの天ぷらもさることながら、ワラビのカルパッチョやワラビとアサリのソテー、初めていただいたこしあぶらなど、春の味をとても美味しくいただくことができました。
これからは季節もよくなるので、またツーリングに出掛けてみたいと思います。
タイラバと瀬戸大橋クルージング
先月末、職場の友人と話をしていて4月の中頃になれば桜鯛が釣れるので行ってみようというということになり、休みの合う4月14日に予約をしていました。数日前から天気図とにらめっこ、当日は天候もよく波も穏やかで気温も上がるようです。
昨晩連絡があり、5時30分出船なので5時過ぎに現地集合することにしました。自宅を4時30分に出発、道も空いていたこともあり、ちょうど5時に倉敷市下津井にある遊漁船の駐車場に到着しましたが友人は既に到着していました。
駐車場から荷物を持って乗船する船までやってきました。
今回お世話になる漁船GRACEです。船長は既に出船準備を終えられているようです。もう一人来られるかも知れないそうなので、乗船して5時30分まで待つことにしました。
結局もう一人の方は来られず、私たち二人の貸し切り状態で5時30分出船しました。
瀬戸大橋の一番北側にある下津井瀬戸大橋の下をくぐります。
この下津井瀬戸大橋の中間地点が岡山県と香川県の県境なので、岡山県側から見る備讃瀬戸の島々はその殆どが香川県になります。
鷲羽山の先端久須見鼻付近から上る朝日が望めました。櫃石島の東、松島と釜島の間にあるコシキ付近のポイントには沢山の遊漁船も集まっているようです。
櫃石島橋、岩黒橋の二連斜張橋、その先に北備讃瀬戸大橋も見えています。私たちは瀬戸大橋に沿って坂出方面に南下して行きます。
二連の斜張橋が朝日を浴びて美しく輝いています。
大槌島(左側の島)と小槌島(右側の島)の間から朝日が望めました。
大槌島の中央が岡山香川県境になります。
”1 中央びさん”という安全水域標識近くの釣場に到着しました。大槌島の奥には直島も見えています。
西側は瀬戸大橋の全景が一望できます。
今日使用するタイラバ仕掛けです。
早速仕掛けを投入します。
着底後数回誘いをかけていると、後方で友人が「来た~」大きな声を出し、船長が玉を持って友人のところへ駆け寄りました。
竿は大きく曲がっていますが、引き方が……
船長が玉ですくい上げてくださいましたが、赤くありません……
上がってきたのは40cm弱のヒラメでした。本命の桜鯛ではありませんが、嬉しい外道です。
ヒラメを手にガッツポーズの友人です。
沢山の遊漁船が集まってきました。
と……
ゴツ ゴツ ゴツ・・・ とアタリがきました。しかし残念ながら針に乗るまでには至りませんでした。
気を取り直して仕掛けを投入しますが、その後全くアタリがありません……
この仕掛けを使ってみたらと友人のタイラバ仕掛けを取付てくれました。
しかし、その後も全くアタリはなく場所を移動することにしました。
大槌島の近くまでやってきました。
気を取り直し仕掛けを投入します。
その後も全くアタリはなく、船長がエビがあるので付けてみますかと私のタイラバ仕掛けにエビを付けてくださいました。
風もなく最高の釣り日和です。
と……
ついに私に二度目のアタリがきました! 合わせると今度はしっかりと針に乗っています。
グッ~ とタイの強い引きです。
しかし、引き込まれた時急に軽くなってしまいました。
仕掛けを上げてみると針のすぐ上で切れていました。余りのショックで撮影するのを忘れてしまいましたが、タイラバ仕掛けでこんな部分で切れたのは初めての経験です。
しばらくすると、後方で友人が「来た~」と叫んでいます。船長が玉を持って友人のところへ移動し、すくい上げてみると先ほどのヒラメほどの大きさのコチでした。
その後全くアタリもなく、場所を移動することになりました。
北備讃瀬戸大橋の下をくぐり、西の向かってみるそうです。
北備讃瀬戸大橋の下を通過中です。
瀬戸内海の中央にある瀬戸中央道の与島PA、その北側(左側)には与島橋、岩黒島橋、櫃石島橋が見えています。
牛島には、かつて下津井〜本島〜丸亀を結ぶフェリーボートが就航していて、そのフェリーで本島へ渡り、そこから最終のポンポン船で牛島に行き朝までメバルを釣り、朝一番のポンポン船、フェリーと乗り継いで帰っていたこともありました。
瀬戸大橋が遥か遠くになっていきます。
この付近の島々は、昔倉敷市玉島港から渡船で渡してもらい朝まで釣りを楽しんでいた、広島、手島、小手島、佐柳島などが点在しています。
11時頃、本島と広島の中間付近に到着しました。
この付近にも沢山の遊漁船が集まっています。
南東方向には飯野山や青ノ山、宇多津のゴールドタワーや丸亀市街地が望めます。
仕掛けを投入します。
30分ほど糸を垂らしましたが全くアタリが出ないので場所を移動することになりました。
瀬戸大橋が見えてきました。
本島には本島と丸亀を結ぶフェリーボートが停泊していました。
西側から見る岩黒島橋と櫃石島橋の二連斜張橋です。今日は特に綺麗に見えていました。
与島橋の下にある羽佐島脇の与島の大岩、この岩はマダイも狙える好ポイントですが、なかなか一人で行く勇気がなく、気にはなりつつ結局上がることのできなかったポイントでした。
与島橋をくぐり東側に戻ってきました。
羽佐島の東側の釣り場に到着です。
与島を眺めながら仕掛けを投入します。
12時頃与島橋の上をアンパンマン号の高知行き特急南風が通過して行きました。
その後も全くアタリはなく、12時30分そろそろ引き上げようという話になり納竿となりました。
釣場を後にし下津井港を目指します。
瀬戸内海から見た鷲羽山です。
下津井瀬戸大橋の先には遊園地の鷲羽山ハイランドが見えてきました。
下津井瀬戸大橋の下をくぐります。
下津井港に入港です。
12時45分頃下津井港に帰港しました。生簀から友人が釣り上げたヒラメとコチを取り出しました。コチはヒラメほどではないようですが、白身の高級魚の代表的なものの一つだそうです。
今回の料金は通常10,000円だそうですが、釣れなかったこともあってか、かなり広範囲に移動したにも関わらず一人9,000円にしてくださいました。感謝感謝です!
駐車場まで荷物を運び友人と別れ帰路に就きました。
友人が釣ったコチと船長が釣ったキスをいただき、帰宅後調理を始めました。コチは計ってみると35cmでした。
今夜はいただいた魚を肴にいただきます。コチは刺身にキスは塩焼きにしました。コチの刺身は初めて食べましたが、さっぱりとした口当たりで身が締まっていて、高級魚と言われているだけあって上品な味わいでした。とっても美味しく友人に感謝感謝です。
今回私には釣果はありませんでしたが、瀬戸大橋クルージングを楽しめたので良かったと思います。もう少しするとタイの食いも活発になるそうなので、次回またリベンジに出掛けてみようと思います。今度はクルージングではなくタイ釣りをします!
庭の花々も満開です!
昨日夜勤の出勤時、職場の桜が見事に満開になっていて、ちらほら花弁も舞っていました。今朝帰宅後朝食を終え二階の寝室に移動中、廊下から何気に庭を見ると桜や春の花々が咲き誇っていたので少し撮影してみることにしました。
昨日、夕方出勤時に撮影した職場の桜です。
駐車場脇のカリンの花もほぼ開いたようです。これだけ花が付けば今年は沢山のカリンの実が収穫できそうです。
駐車場入り口のライラックは未だ開花していないようです。
庭の黄モクレンはほぼ満開状態です。
綺麗に開いていました。
黄モクレンと桜……
我が家の桜も満開でした。
ハナズオウも満開です。
ハナズオウと桜……
桜と黄モクレン……
日当たりの良い庭のライラックは満開です。
アイリス……
アイリスは、アヤメやハナショウブ、カキツバタという名で親しまれているアヤメ科の総称だそうです。
春咲きグリジオラスのトリスティス系も満開です。
この花……
実は名前が分からなくて、植物にも詳しいホタル先生にSOS、教示いただきました。
30年ほど前にNHKの朝ドラに出て人気がでたそうです。
ユキヤナギも満開です。
撮影後写真の整理もしないまま二階に上がり、そのまま寝付いてしまいました。15時頃目覚め、おもむろに写真の整理を始めてやっと出来あがりました。
日頃なかなか庭の花を愛でる機会はなかったのですが、今年は我が家の庭の花々をしっかりと楽しむことができました。庭の草花は母が趣味で色々と植えていますが、植えた時には分かっていても、しばらくして花の名前を聞くと忘れているようです。もう少しすると岡山県北の県立森林公園も開園するのでミズバショウや座禅草の撮影に出掛けてみたいと思います。
桜や春の花々が満開
昨日無事退院し、自宅でゆっくり過ごしていました。今日15時頃までベットでビデオなどを見ながら過ごしていましたが、気分転換に外に出てみると快晴で気温も高く滅茶苦茶爽快です。久しぶりに庭を見てみると春の花々が咲き誇っていました。そろそろ桜土手の桜も見頃ではないかと思い、児島湾干拓史のなかで最初に干拓された第一区(岡山市南区)、その遺構が残る宮川の桜土手(締切堤防跡)をミニベロの電動アシスト自転車GR WAY A-02で軽く走ってみることにしました。
車庫の脇のカリンは今年沢山の花をつけています。
車庫の脇の桜は満開です。
庭の桜は8分咲きといったところです。
黄モクレンは蕾も膨らみ開いている花もあるようです。
可憐に咲くノースポールも満開です。
白とピンクが混じった椿の花や……
定番の赤い椿も満開です。
ライラックの花は開き始めていました。
ヘレボレスです。この花はクリスマスローズの仲間ですが、クリスマスではなく春のこの時期に花をつけます。
スノーフレイクも咲いています。この花はスズランに似ていますが、花弁の先に緑色の斑点があるのが特徴です。
外はとても気持ちがいいので、前回訪れ桜の開花には少し早かった児島湾干拓地の第一区にある締切堤防跡の桜並木の下をミニベロの電動アシスト自転車GR WAY A-02で走ってみることにしました。
国道30号線を走り岡山市と玉野市境にある宮川樋門跡にやってきました。
樋門の上部の通路脇にはムスカリの花が咲いています。
桜土手(締切堤防跡)の桜並木は満開でした。
桜土手は堤防跡の石垣もそのまま残されています。
桜土手では散策を楽しまれていたり、桜の下の河川敷ではお弁当を広げ花見を楽しまれていました。
人が切れるのを待って撮影しました。
宮川樋門跡から北西に500mほど進み常川樋門跡付近にやってきました。
常川樋門跡付近にも沢山の桜が植えられていて、桜の下ではお弁当を広げ花見を楽しむ方々もおられました。
樋門は奥が塞がれていて現在は使用されていません。
桜土手に戻ってきました。
この後、桜のアーチの下を走り国道30号線に出て帰路に就きます。
桜を愛でながら春風を感じつつのポタリングは最高でした。今から百数十年前の先人が成し遂げた第一区~第七区の児島湾干拓事業、その最初の締切堤防として作られた現在の桜土手、更に遡れば今から400年程前に豊臣政権下の五大老の一人宇喜多秀家が、豊臣秀吉が攻略した備中高松城の水攻めの築堤技術を用いて築いたと言う汐止め堤の宇喜多堤(都窪郡早島町~倉敷市)、更に更に遡れば、現在のJR岡山駅やJR倉敷駅周辺も海の中で、瀬戸内海の一部であったことなど考えると、先人たちの干拓への意欲に今更ながら感心させられ、今私たちの住む岡山平野の大半が干拓により出来た新しい土地であることを改めて感じた一日でした。
高梁川の野鳥たち
明後日からの数日間、所用があることから休暇を取得しているため不規則勤務となり今回は一日だけの休みです。先月末の休日に吉備中央町にあるブッポウソウの巣の清掃作業に行く予定にしていましたが、天候が良くないので延期されていたため、今回行ってみようと管理されている方に昨日連絡をしてみると、今日は所用があり作業ができないそうです。
予定がなくなったので、久しぶりに種松山にカワセミの様子を見に行き、その後高梁川へミサゴの撮影に行ってみることにしました。
昨日の勤務明けの際に見た職場の桜です。蕾が大きく膨らみ、花も開き始めたようです。
自宅を6時半頃に出発、7時前に種松山に到着しましたが誰一人おられません。駐車場脇の桜は山の上なのに7分咲きほどです。
撮影場所の東屋に向かいます。今の時期は三脚が使用できないため、600mmのズームレンズは少し重いですが手持ち撮影になります。
カワセミと桜の写真を撮影したかったのですが……
1時間半ほど待ちましたが、結局カワセミは全く姿を見せてはくれませんでした。
駐車場の桜を撮影し、高梁川にミサゴなどの撮影に向かいます。
9時過ぎ、種松山から20分ほどで高梁川東岸のいつもの撮影場所にやってきました。
今日は撮影に来られている方は二人だけで、話を伺うと6時過ぎ頃から来られているそうですが、ミサゴは一度姿を見せてはくれたものの、飛び込むことはなくすぐに姿を消してしまったようです。
今日は今までになく沢山のキンクロハジロがいました。
数羽が近くまでやってきました。左手前がオスで奥の二羽がメスです。
キンクロハジロは渡り鳥で、ユーラシア大陸北部などで繁殖し、冬になると越冬のため南下し日本では九州以北に飛来する冬鳥です。
水中に潜り藻を咥えて出てきました。
キンクロハジロのオスは全体は黒いのですが羽の上部が白く、目が黄色いことが名前の由来だそうで、繁殖期のオスは冠羽が特徴的です。
メスは暗褐色で冠羽がオスに比べ短いです。
カンムリカイツブリもいます。
キンクロハジロ同様に越冬のため日本に飛来する冬鳥です。
オオバンもいました。
全体が黒い羽毛で被われていますが翼の先端が白く、嘴から額にかけて白額板で覆われているのが特徴的です。
そのオオバンが水面から、ふっと浮き上がり助走を始めました。
徐々にスピードを上げていきます。
水面をピョンピョンと跳ねるように加速していき、飛び立って行きました。
しかし高梁川にやってきて、かれこれ1時間以上経ちますが、ミサゴは全く姿を見せてくれません。
コサギが飛んで来ました。
シラサギの中でも一番小さく、嘴と足はチュウサギ同様に黒いのですが指が黄色いのが特徴です。
高梁川にやってきて1時間半足らず、やっとミサゴが姿を見せてくれました。
このままホバリングしてくれればいいのですが……
残念ながらホバリングすることなく、上空を一回りすると飛び去ってしまいました。
ハクセキレイが近くにやってきました。
餌でも見つけたのか、頭を割れ目に入れました。
食事を終え、この後何処かへ飛んで行ってしまいました。
オオバンも岩についた藻を食べています。
オオバンは雑食性で藻などの他、魚やその卵、昆虫なども食べるようです。
私の上空をアオサギが通過して行きました。アオサギは日本で一番大きなサギだそうです。
前回ミサゴが現れてから1時間半程が経過しました。姿を見せてくれないので、そろそろ引き上げようかと思っていると姿を現してくれました。
しかし、今回も一度上空を旋回しただけで飛び去ってしまいました。
時計を見ると12時前なので、引き上げることにします。
今回は本命のカワセミやミサゴのダイビングは見ることができませんでしたが、高梁川では沢山の野鳥を楽しむことができました。気候もよくなってきたので、また機会を作って野鳥撮影に訪れてみたいと思います。
カタクリの花2024
休みの昨日と今日の二日間、吉備中央町にあるブッポウソウの巣の清掃作業に行く予定にしていましたが、天候が良くないので延期すると前日連絡がありました。予定がなくなったので、昨日は一日自宅で撮りためていたビデオを見て過ごしましたが、今朝起きてみると快晴です。天気図を見てみると県北の天候もいいようなので、春の妖精とも言われているカタクリの花がそろそろ咲いているのではないかと思い、ツーリングがてら出掛けてみることにしました。目的地は岡山県北の真庭市佐引に群生している自生のカタクリです。
今回の撮影機材はカメラがCanon R7、レンズは標準レンズのCanon EF-S18~135mm F3.5-5.6 IS USM(フルサイズ換算29〜216mm)と望遠レンズのSIGMA 100~400mm F5~6.3 DG OS HSM Contemporary(フルサイズ換算160~640mm)の2本を持っていきます。少し嵩張りますが、リアバックに詰め込むと何とか収めることができました。
途中、醍醐桜の開花情報板がありましたが、まだ何も表示されていませんでした。
自宅から2時間弱で佐引カタクリ群生地に到着しました。
駐車場には地元の方でしょうか、車の脇に醍醐桜の大きな写真パネルが置かれていました。
到着後、先ずは喫煙場所でモクモクタイムです。入口近くには温度計があり、見ると何と22℃もあるようです。
来る途中も多少暑さを感じ、ジャケットの換気口を開けたりしましたが、県北の山間部でこんなに暖かいとは思ってもみませんでした。
群生地に向かいます。
入口には笹で作られたハート型のゲートが設置されていました。
斜面一面とは言えませんが、そこそこのカタクリが綺麗な花を付けています。
前半はCanon R7の標準のズームレンズで撮影します。撮影データーは、135mm F5.6 1/320s ISO800、以下撮影データを記載します。
18mm F5.6 1/80s ISO320
50mm F5.6 1/100s ISO320
67mm F5.6 1/125s ISO500
135mm F5.6 1/320s ISO1000
135mm F6.3 1/320s ISO1250
135mm F6.3 1/250s ISO2000
135mm F5.6 1/320s ISO1250
135mm F5.6 1/320s ISO1000
135mm F5.6 1/250s ISO1250
22mm F22 1/50s ISO3200
一番奥までやってくるとフキノトウが咲いていました。
ここで標準ズームレンズから、望遠ズームレンズに交換し、少し離れた場所に咲いているカタクリの花の様子や花自体をアップで撮影することにします。
400m F6.3 1/800s ISO2500
400mmはフルサイズ換算すると640mmとなるので、かなり奥に咲いている花も撮影することができます。
172mm F6.3 1/320s ISO1600
400mm F6.3 1/640s ISO3200
291mm F6.3 1/640s ISO3200
291mm F6.3 1/500s ISO2500
234mm F6.3 1/400s ISO3200
ニリンソウも咲いていますが、何故かニリンソウの由来となった花は二輪ではなく一輪だけなので、もしかしたらイチリンソウ?
花数が一輪ならばイチリンソウ、二輪ならばニリンソウと言われていますが、この花の大きさが1.5cm程と小さなことと、少しふっくらとした葉の形状からニリンソウで間違いないと思います。
361mm F6.3 1/640s ISO2500
220mm F6.3 1/400s ISO1600
400mm F6.3 1/640s ISO2000
400mm F6.3 1/800s ISO2500
400mm F6.3 1/640s ISO3200
400mm F6.3 1/800s ISO2500
400m F6.3 1/640s ISO1600
400mm F6.3 1/800s ISO1600
400mm F6.3 1/800s ISO3200
400mm F6.3 1/800s ISO3200
400mm F6.3 1/8640s ISO2500
290mm F6.3 1/640s ISO3200
400mm F6.3 1/500s ISO3200
400mm F6.3 1/640s ISO3200
しっかりとカタクリの花を楽しみ、撮影もできたので帰路につきます。
出発前に入口でCBRを写真に収めます。リアバックにはカメラや望遠レンズの入ったカメラバックや雨具なども入っているのでパンパンです。このデイトナDH-731リアバックは13Lと26Lと容量可変型のため、通常雨合羽などの収納時は13Lで使用し、出先で土産物などを購入した際には26Lに容量アップし使用できるスグレモノでとても重宝しています。
帰路に就きます。
帰り道は勝山、久世を経由する少し大回りコースで走りました。
途中、旭川沿いにある一本桜の山桜は見事に花が咲いていました。しかし撮影時気付きませんでしたがピンボケでした。残念……
佐引で地元の方と話をしていると、今日はとても暖かかいですが昨日まではとても寒かったそうです。カタクリの花も咲き始めたばかりだったようで、咲き始めの頃は花の色が濃くて、とても綺麗なんですよと言わていていました。もう少しすると醍醐桜も開花するのでまた訪れてみたいと思います。