CBR400Rツーリング

前回はHonda CBR250RRで友人たちと山陰へツーリングに出掛けましたが、今回はホンダの誇るスポーツバイクの一つHonda CBR4000Rを楽しんでみたいと思います。コースは一日で四国半周、約650kmの超ロングツーリングと、さすがに少しハードになることと天気の不安もあることから友人には声掛けせず一人で走ることにしました。

今回も慣らし運転を兼ねて受け取り後、児島湖周辺を走ってみることにしました。

 

CBR250RRより一回り大きく重量も25kgほど重いはずなのに、信号機の多い市街地走行でもCBR250RR以上に乗りやすく、とてもスムーズに走行することができ普段の街乗りにも全く問題なく使用できそうな感じです。

 

CBR250RRにも引けを取らない、いいスタイルをしています。

CBR250RRは中域回転からレッドゾーンまでは一気に吹き上がり鋭い加速感を感じましたが、低回転時のトルク不足からなのかスタートから中回転域は少し物足らない感じでした。

しかしこのCBR400Rはレットゾーンが10,000rpm付近ですが、スタートからトルクで持っていくという感じで、スタートから高回転域まで一気に加速するので十分な加速性能が楽しめそうです。

ちなみに、CBR400Rの最高出力は46PS/9,000rpm、最大トルクは3.9kgf・m/7,500prmで、ある実測走行の0-100km、0-400m加速のデーターでは……

CBR400R・・・約5.38秒(0-100km)、約13.95秒(0-400m)②

CBR250RR  ・・約5.68秒(0-100km)、約14.22秒(0-400m)③

ニンジャ400  ・約4.93秒(0-100km)、約13.38秒(0-400m)①

ニンジャ250  ・約5.92秒(0-100km)、約15.50秒(0-400m)④

というデーターがあったので数値を記録していました。

※ 数値に関しては色々あるようなので、参考程度にしてください。

小型軽量で400ccのエンジンを搭載するニンジャ400は別格として、CBR400Rは息子が乗っているのニンジャ250や、先日乗ったCBR250RRより各数値はいいようで、私の感覚も間違ってないようです。

 

日が沈み夕焼け空になりました。

ライトを点けても、いい顔しています。

 

試走を終え給油に向かいます。

 

満タン時の走行距離は18,960kmです。

給油を終え帰宅後、今日に備え早々に床に就きました。

 

3時半過ぎに目覚め、朝食を済ませ準備に取り掛ります。

レンタルしてから試走し現在28.6kmです。TRIP Bを0kmにして、4時30分自宅を出発しました。

 

瀬戸中央道の児島ICにやってきました。

 

児島ICから瀬戸大橋を渡り坂出ICで流出、国道438号線で国営さぬきまんのう公園方面に向かいます。

 

まんのう公園脇を抜け県道を経由し国道32号線の交差点に出てきました。

山内うどんの傍を走りましたが、さすがに時間が早すぎ、まだ開店前なので残念ですが今回はスルーしました。

 

国道32号線を南下し、5時40分「道の駅 たからだの里さいた」(香川県三豊市財田町財田上)に到着です。

休憩とモクモクタイムを終え出発します。

 

新猪ノ鼻トンネルを抜け徳島県に入り、さらに箸蔵第一、第二トンネルを抜け三好市池田町で四国三郎こと吉野川を渡ります。

 

井川池田IC入口交差点です。この交差点を直進し徳島道流入します。

 

徳島道を西進し川之江JCT高知道に乗り換え、6時45分南国SAに到着しました。

休憩とモクモクタイムを終え出発します。

 

須崎東本線料金所を通過します。

ここから先は無料区間になり、宿毛までの高知道須崎道路窪川佐賀道路、片坂バイパス、佐賀大方道路、大方四万十道路と呼ばれる自専道で、管轄がNEXCO西日本から国交省に変わります。

 

終点の四万十中央ICで国道56号線に流出します。

 

四万十町の市街地を抜け、しばらく進むと四万十西ICがあり、高知道の片坂バイパスに流入します。

 

区間だけ開通している片坂バイパスの黒潮拳ノ川ICで流出し再び国道56号線を走ります。

しかし、釣りによく行っていた当時はこの二つの区間は共に未開通で、厳しい峠だったので、短時間に快適に通過できるようになったのでとても助かります。

 

黒潮拳ノ川ICから10分足らず走り、8時10分「道の駅 なぶら土佐佐賀」(幡多郡黒潮町佐賀)に到着しました。駐輪場は駅舎から少し離れた駐車場の端になります。

 

駐車場には巨大な黒潮町の案内板が設置されていました。

 

道の駅の入り口にはカツオをモチーフにした「なぶら土佐佐賀」の看板が飾られています。「なぶら」とは高知弁で「群れ」という意味だそうで、「土佐」は高知県の旧名、「佐賀」は市町村合併前の旧町名で、沢山の人が群れる(集まる)ようにとの願いから「道の駅なぶら土佐佐賀」と名付けられたようです。

 

店内に入ると冷凍の藁焼き鰹たたきが沢山販売されていました。

 

食堂では料理スタッフの方が調理をされています。

メニュー看板を見るとカツオのたたき定食もあり美味しそうなのですが、食事ができるのは9時からのようなので今回は諦めます。

 

小腹も空いているので、何かないかと店内を見て歩いていると……

 

スタッフの方が「なぶら 鰹メンチカツ」(180円)を並べられ始めたので一ついただくことにしました。

 

屋外のテーブルでいただきます。

 

美味しそ~~

 

肉ではなく魚のメンチカツという感じで、カツオの味がしっかりと感じられ、美味しくいただきました。

モクモクタイムも終えバイクに向かいます。

 

駐輪場の先に見えているコンビニは、土佐佐賀へ釣りに来ていた時によく利用していたコンビニです。

8時40分出発します。

 

佐賀港沖に鹿島が見えてきました。 鹿島の隣にある厳島防波堤にはシマアジを釣りによく訪れていたものです。 ここから先は入野までは海岸線を走るのコースになります。

 

見事な太平洋が見えてきました。

 

水平線まで望め、瀬戸内海とは全く違う雄大の景観が開けています。

 

遠くに足摺半島が見えてきました。

 

四万十市街地を抜け四万十ICから中村宿毛道路に乗り、終点の宿毛和田ICで流出しました。

 

やってきたのは土佐くろしお鉄道の西の終着駅、宿毛駅です。

 

自宅からここまで307.5km、約5時間で到着しました。

この駅は以前列車で訪れたことのある駅で、土産にサンゴのストラップを買って帰ると妻がとても喜んでいたので今回も妻への土産に購入しようと思い駅舎に向かいます。

 

しかし……

宿毛市観光協会以外、駅舎の一階にあるテナントは全て閉まっていました。

駅舎をバックに撮影し出発します。これから国道56号線に戻り、高知県から愛媛県に向かいます。

 

高知愛媛県境の正木トンネルに入ります。

 

南宇和郡愛南町の市街地を抜けると宇和海が開けてきました。

 

10時30分、愛南町の北部にある「須ノ川公園キャンプ場」(南宇和郡愛南町須ノ川)に到着しました。この公園で少し休憩です。

 

足摺宇和海国立公園内にあり日本の渚100選にも選ばれていて、スノーケリングなどで海岸のすぐ近くで美しいサンゴを楽しむこともできるそうです。

 

海岸沿いにはウバメガシことバベの樹林が広がっているようです。

 

そのウバメガシ樹林を抜け海岸に行ってみます。

 

海岸に出てきました。

沖には沢山の真珠貝の養殖イカダが浮かんでいます。

 

この海岸は玉の浜石が特徴だそうで、青く澄んだ美しい海の中にはさらに美しいサンゴが広がっているそうです。

少し北に行くと小さな玉の浜石の海岸になり、海水浴に最適な場所もあるそうです。また機会を作ってキャンプに来てスノーケリングを楽しんでみたいと思います。

10時50分、出発します。

 

宇和海に浮かぶ沢山の真珠貝の養殖イカダです。

 

宇和島市津島町岩松の津島岩松ICから国道56号線と別れ松山道宇和島道路流入します。

このICは松山道宇和島道路の終点となり、これから愛南町方面の津島道路は未開通で、現在工事が進められているようです。

 

西予宇和ICを通過します。無料区間が終了し、ここからは有料区間になります。

 

西予市大洲市喜多郡内子町を抜け伊予市に入ると伊予灘が見えてきました。

 

12時15分、伊予灘SAに到着しました。

ここで昼食にします。

 

今治市伝統のB級グルメで、今治焼豚玉子飯普及委員会認定商品の「今治焼豚玉子飯」(880円)も気になりましたが、今回は愛媛みかんの「みかん生姜焼き丼」(920円)をいただいてみることにしました。

 

テーブルの上には涼しげな風鈴が吊り下げられています。

 

待つこと5分足らず、「みかん生姜焼き丼」ができあがりました。

 

ご飯にみかんって、どうなのかな……

いただきま~す!

 

これはいける!

甘みと辛みが絶妙なハーモニーを醸し出し西洋風の生姜焼きといった感じで、ネギのシャキシャキ感と相まって美味しくいただけます。

 

口に入れると柑橘系の旨味が口いっぱいに広がり、みかんご飯という感じでした。しかしみかんとご飯がこんなに合うものと思いもよりませんでした。

お腹も大満足したので出発します。

 

松山道の小松ICで流出し、国道11号線に出てきました。

向かう先は……

 

やってきたのは伊予西条駅に隣接する「四国鉄道文化館」(西条市大町)です。

 

入口脇にはC58型蒸気機関車の動輪が展示されていました。

 

入館料300円を払い入館します。

0系新幹線とDF50-1号機が展示され、その前にはアンパンマン列車の模型がずらりと並べられていました。

 

列車の行先表や、鉄道関連の機器……

 

集電装置のパンタグラフで、「しおかぜ」や「いしづち」の8000系特急電車のものだそうです。

オープン間なしの頃訪れたことがありましたが、当時は0系新幹線とDF50機関車のだけの展示だったと思いますが、開館当時よ展示品も多くなったようです。

 

車内販売のカートなども展示? されていました。

私は学生の頃アルバイトで新幹線でこんなカートを押して車内販売をした経験があります。当時岡山と東京を一往復、または二往復するトンボ勤務で、そこそこのバイト代を稼いでいたことが懐かしく思い出されました。

 

DF50型ディーゼル機関車です。

現役引退後、当時の国鉄多度津工場に保管され、1983年には準鉄道記念物に指定されたそうです。その後、2007年(平成19年)に開館した四国鉄道文化館に移され現在に至っているようです。


そのDF50-1号機の運転席です。

しっかりと運転席にも座らせていただきました。

 

0系新幹線21-141号機です。

この0系新幹線は、JR(当時の国鉄)が1964年(昭和39年)の東海道新幹線開業に向け開発した最初の新幹線です。

しかし、新幹線の走っていない四国に何故? という疑問が湧きますが……

この車両は1976年(昭和51年)に製作され、初期車両の大きな窓が特徴です。2000年(平成12年)に廃車後JR四国に譲渡され、新幹線の父と言われている十河信二ゆかりの地ということから、開館当初から展示されることになったそうです。

 

丸みを帯びた先頭形状と青と白に塗り分けられた流線形の外観で、210km/hの営業運転を世界で初めて始めた車両です。

ちなみに……
先頭の丸みを帯びた部分は開閉することができ、内部には連結器が収納されています。

 

新幹線にも乗車します。

 

0系新幹線のデビュー当時はシルバーとブルーのリクライニング機構のない転換クロスシートでしたが、新幹線が岡山、博多と延伸して行くと、所要時間も長くなりリクライニング機構のない座席では不満も出はじめ、リクライニングシートに変更されました。

 

0系新幹線の運転席です。

 

当然この運転席にも座ります。

スピードメーターが二つ取り付けられています。

この後、2014年(平成26年)に新しくオープンした南館に向かいます。

 

伊予西条駅東側の連絡橋を渡ります。

 

南館には新幹線と在来線を軌間変更するだけでそのまま走行可能なフリーゲージトレインの第2次試験車が展示されています。

 

フリーゲージトレインは2009年(平成21年)に九州新幹線新水俣駅川内駅間で走行試験が実施され、最高速度270km/hを出すことができたようですが、台車に問題が発覚し走行試験は2009年(平成21年)末で中断、西九州新幹線武雄温泉駅諫早駅間での導入も検討されていたようですが実用化できる目処が立たず、2017年(平成29年)JR九州は導入を断念したそうです。

 

車輪を車軸方向にスライドできる台車です。

フリーゲージトレインが導入されれば乗り換えの手間なく、利便性がかなり向上するので出来るものならば是非実現していただきたいものです。

フリーゲージトレインと見ていると雨が降り始めました。

館内に入り雨雲レーダーを見てみるとかなり強い雨雲がやってきています。しばらく館内を見学しながら様子を見ることにします。

 

館内には大型鉄道ジオラマがあり、運転操作もできるようです。

 

ジオラマの駅は伊予西条駅をモチーフにされているようです。

 

アンパンマン列車が走り始めましたが、デモストレーション前の調整走行だそうです。

 

15時からデモストレーションがあるようですが、時間がないので今回は諦めます。

 

雨は当分上がりそうにありません、合羽を着たりするので少し早めに駐車場に戻ります。

帰宅後、パンフレットを見ていると、南館の奥にC57蒸気機関車やキハ65気動車、DE10ディーゼル機関車なども展示されていたようですが、全く気付かず見損ねてしまいました。また機会を作って訪れてみたいと思います。

14時45分、合羽を着込み準備完了、帰路に就きます。

 

15時10分、伊予西条ICから松山道流入します。

 

15時30分、川之江JCT徳島道に入ります。

本来なら直進し高松道で坂出ICを目指すのが一番早いのですが、今回利用したNEXCO西日本の愛媛高知ツーリングプランだと高松道では大野原IC、徳島道だと井川池田ICが最東端ICになるため、混雑する国道11号線を避けたコース選択です。

しかし後で思えば、大野原ICで流出し国道377号線を走り、まんのう町を経由するコースもあったようです。

 

徳島道の井川池田ICで流出し、国道32号線で来る時に走ったコースを進みます。出発前の天気予想では香川県に入ると雨は大丈夫なはずです。

 

県境の新猪ノ鼻トンネルを抜けると予想どおり雨は降っていないので「道の駅 たからだの里さいた」に合羽を脱ぐために立寄りました。

雨雲レーダーを確認してみると、小さいながら強い雨雲がやってきていたので、急いで合羽を脱いで出発しました。

しかし……

出発とほぼ同時に小雨がパラツキ始め、一気に強い雨に変わりました。

雨雲の北限がまんのう町買田付近なので、国道377号線と交差する買田東交差点まで一気に北上します。

予想どおり買田付近で雨雲から抜けましたが、短時間の間にジャケットもパンツもグローブ全てビショビショになってしまいました……

 

坂出ICから瀬戸中央道に流入します。

 

17時50分、自宅近くのGSに到着しました。

暑かったこともあり、かえって濡れた方が涼しく感じられましたが自宅近くまで帰ると走行風でグローブ以外全て完全に乾いていました。

今回の総走行距離は649.9km、給油量が今回が11.9L、途中愛南町で給油した時が9.9Lだったので合計21.8L、計算してみると実質燃費は約29.8km/Lでした。CBR400Rの燃費表示は30.6km/Lなので、1km/Lほどの誤差でした。

しかし、400ccのバイクで、これだけブン回してこの燃費にはとても驚きました。

スタート時には半数以上ローからのフル加速、高速道での追越しは3速、4速までシフトダウンしてのフル加速、共にCBR250RRを遥かに凌ぐ超気持ちいい加速感を感じました。どこまで出るのか免許証が何枚あっても足りなほどの超高速走行も試してみましたが、それでこの燃費には只々感心するばかりです。ただSAに立ち寄った際、超高速走行時のハンドルへの振動からか、しばらく手がしびれていたのが気にはなりましたが、通常走行ではこんな走りはしないので問題ないと思います。

大型バイクは別格として、このCBR400Rは、加速性能◎、坂道加速◎、ワインディングロード◎、高速走行◎、乗り心地◎、燃費◎と、いいこと尽くしのようです。SSバイクなので腰への負担が心配になりますが、CBR250RRより前傾姿勢が緩く650km走行でも腰への負担も何ら違和感を感じませんでした。ただ柔らかいシートなのに尻が痛くなったのには少し辛い思をしましたが、ただ乗車距離が距離だけに仕方ないのかも知れませんが……

昨日と今日の二日間24時間レンタルでウエーブ割引が効いて16,900円、しっかりとCBR400Rを楽しむことができました。  今回のCBR400Rは現行モデルの一つ前のモデルになりますが、十分満足のいくバイクでした。もし私がリッターバイクに乗ったなら、命が幾つあっても足りないような気がします……

今回利用したNEXCO西日本のバイクツーリングプラン「愛媛高知ツーリングプラン」ですが、二日間で3,100円と超お得な企画で、瀬戸中央道の料金2,960円を合わせた合計でも6,060円です。通常の高速料金を計算したところ6,280円、それに瀬戸大橋の料金2,960円がプラスされるので合計9,020円になりました。

今回はレンタルバイクということで、このツーリングプランを一日しか利用していませんが十分元が取れていると思います。

今度は友人たちとツーリングを楽しみたいと思います。



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