津山へソロツーリング

先日の夜勤の時友人と話をしていると、前回の休日に津山市街地の少し北にある横野滝にツーリングに行ったそうです。県北でかなり標高も高く、とても涼しいところで流し素麺もいただけるそうです。私は今回の夜勤明けの翌日は年に一度有るか無いかという休日出勤の日勤なので連休でなく一日だけの休日ですが出掛けてみようと思い友人を誘いましたが、さすがに数日前に行ったばかりなので今回はパスとのこと、もう一人の友人にメールしましたがあまりに急過ぎて休暇を取ることが出来なかったと返信があり、今回はソロツーリングで出掛けることにしました。

自宅を8時前に出発、今回は国道2号線から東区瀬戸町を抜け自専道の美作岡山道を走り、途中「柵原ふれあい鉱山公園」にある片上鉄道跡の吉ケ原駅に立ち寄り休憩した後、津山市内で津山名物の一つ「干し肉」を購入、その後久しぶりに「津山まなびの鉄道館」に立ち寄り、横野滝に向かうコースにしました。

瀬戸市街地を抜け、宗堂桜の近くにある瀬戸ICまで来ました。ここから自専道の美作岡山道に入ります。

瀬戸ICから15km程、終点の吉井ICで流出します。吉井ICから湯郷温泉IC間は未開通のため国道484号線、国道374号線、県道26号線(津山柵原線)と乗り継いで柵原を目指します。この未開通区間には柵原ICと英田ICが設置されるそうなので、開通すると津山へのアクセスが格段に向上されると思います。欲を言えば瀬戸JCTから岡山バイパスまで延伸して貰えれば、なお一層アクセスは向上すると思いますが、残念ながらその区間は計画にもないようです。

赤磐市福田の交差点で備前市から来た国道374号線に合流し津山美作方面へ左折します。

備前国赤磐市周匝《すさい》市街地を抜け、吉井川に架かる周匝橋を渡ると美作国久米郡美咲町に入ります。少し進み高下交差点を左折し県道26号線で津山美咲方面に向かいます。

高下交差点から5km程走ると「柵原ふれあい鉱山公園」(久米郡美咲町吉ケ原)に到着しました。後方に見えているのは廃線となった片上鉄道の旧吉ケ原駅です。駅舎へ向かいます。

片上鉄道の多くの駅舎はとんがり屋根のユニークな創りの何とも可愛らしい駅舎でしたが、片上鉄道は時代の波に押し流され惜しまれながらも1991年(平成3年)に全線が廃止されてしまいました。今も当時のままの残るこの建物は2006年(平成18年)に登録有形文化財に指定されているとても貴重な駅舎です。ホームに向かいます。

駅舎やホームは当時のまま、今にも列車が入線してきてもおかしくない雰囲気です。

向かいのホームには駅名標の後方に気動車のキハ702と客車が置かれていました。

このキハ702は流線形の原型を保った旧国鉄のキハ42000形だそうで、一部改造はあるものの全国でも原型で動態保存されているのはこの車両だけだそうです。

駅舎に戻り、ベンチでタバコとコーヒー休憩です。しっかりと水分補給とタバコ補給をして出発します。

県道26号線を走ること30分弱、今日干し肉を購入する食肉石本商店(津山市横山)に到着しました。

店内の保冷庫には沢山の干し肉が並んでいます。干し肉は牛だけでなく鶏の干し肉も並んでいます。ここの干し肉は以前津山に赴任していた職場の知人に超お勧めと紹介された店で、すべて自家加工されていて、とても美味しく津山に来れば立寄る店舗です。今回私は400g(2,500円)のパックを購入しました。要冷蔵のため持参したクーラーボックスに入れ出発します。

食肉石本商店から数分で津山駅の西側に隣接する「津山まなびの鉄道館」(津山市大谷)に到着しました。駐輪場にバイクを置いていると津山駅を発車した津山線の岡山行き列車が通過して行きました。

「津山まなびの鉄道館」に来るのはオープン間のない頃に訪れて以来です。

この扇形機関車庫は、京都市にある梅小路扇形機関車庫(京都鉄道博物館)に次いで現存するものとしては日本で2番目の規模だそうで、扇形機関車庫には13両の貴重な車両が展示されています。

機関車庫とこのターンテーブル(転車台)は経産省の「近代化産業遺産」、(社)土木学会の「日本の近代土木遺産 −現存する重要な土木構造物2800選」などに指定されているそうです。

伯備線を走っていたキハ181系気動車の「特急やくも」です。

かつては津山線因美線経由で岡山と鳥取間を「急行砂丘」として走っていたキハ58系気動車です。この車両には乗車できるようなので乗り込んでみます。

運転室の様子です。

客車内の様子です。天井には吊り下げ式の扇風機と冷房装置が取付られています。急行砂丘は昔友人たちと鳥取へ旅行に行った時に乗車し、県境の急な峠を轟音を響かせながらゆっくりと上っていた記憶が思い起こされました。

D51-2号機も展示されています。

D51の初期車両はボイラー上の煙突と後方の砂箱の間に給水加熱器が置かれ、それらを覆う長い覆いが外観上の特徴的で、ナメクジなどと呼ばれていたユニークな形の機関車です。

扇形機関車庫の中には入れず手前の鎖部からの撮影で、フェンスや柱が邪魔になり上手く撮影出来ませんでした。

DE50-1号機です。DD51などとともに伯備線で活躍した車両だそうです。この機関車はDD51より一回り小振りでありながら2,000psの出力を持つ最新機関車でしたが、急速な電化計画の進展という当時の時代背景の影響で、生産されたのはこのDE50-1号機1両のみという、とても珍しい貴重な機関車です。

車両の左奥に見えているのが津山駅です。隣接して現役車両の基地があり、車両たちがスタンバイしています。

施設内は扇形機関車庫や転車台をはじめ、まなびルームやあゆみルーム、しくみルーム、津山の街並みをジオラマで再現したまちなみルーム、いこいの広場などがあります。この後11時からまちなみルームでデモストレーションが行われるそうなので、行ってみることにしました。

走行するNゲージ模型の車両の先頭に超小型のカメラが取り付けられていて、無線通信でモニターに実際に列車の運転席に乗車しているような画像が映し出されていました。

左奥に扇形機関車庫、中央付近に満開の桜が咲き誇る津山城が見えています。11時、デモストレーションが始まりました。ナレーションと共に照明が駆使され、朝から夜までの津山の町並みの中を走る列車が再現されました。久しぶりに訪れた津山まなびの鉄道館をしっかりと楽しめたので、横野滝に向かいます。

津山線の踏切を渡り国道53号線の交差点を直進し県道68号線(津山加茂線)を北に進みます。

広域農道の作州街道の交差点を横断しさらに北に進みます。

津山まなびの鉄道館から30分足らず、今日昼食を食べる「もみじ亭」(津山市上横野)に到着しました。

この場所は海抜486mのようです。

入り口にある紅葉は樹齢400年だそうです。

11時30分から営業開始と思っていましたが、コロナの影響で今の営業開始時間は12時からに変更されているそうです。

メニューが並んでいますが、デカイおにぎりが印象的でした。

さすが樹齢400年、幹径もしっかりあります。

時間を待つ間付近を散策してみます。

渓流の対岸にヤギがいました。

まだ時間があるので喫煙所でタバコを吸って待つことにします。暖簾の右は焼肉が食べれる部屋になっていました。

焼肉が食べれる部屋の中の様子です。

12時過ぎ、スタッフの方が出てこられオーダーを聞かれました。呉汁? スタッフの方に「呉汁《ごじる》って何なんですか?」を伺うと、水に浸して柔らかくした大豆をすり潰しペースト状にしたものを呉というそうで、その呉を味噌汁に入れたものだそうです。私は流し素麺(500円)と呉汁と気になっていた大きなおにぎりの付いた呉汁セット(350円)をオーダー、精算を済ませ流し素麺の場所へ向かいました。私は受付が一番だったので1番に案内されました。

天井の照明もいい感じです。

次の方は一つ空けて3番です。今日は私とこのお二人だけのようです。

麺汁、お茶、薬味はセルフサービスなので窓際に置いてある竹の器に入った麺汁取に行きます。

脇にゴマやワサビ、一味などの薬味が置かれています。

席に座ります。しばらくするとスタッフの方がザルを持ってこられセットされました。

そして今回オーダーした、流し素麺のネギ、ミョウガ、生姜の薬味と呉汁セットが出てきました。

麺汁にネギ、ミョウガを入れます。私はワサビ派なので生姜は使用しません。

しかし、おにぎりは大きいです。呉汁は大豆と味噌が合わさりより深い香りを感じ、ふわっとした口当たりの後、少し粒々感がコクとともに舌に残る感じで、とても美味しくおにぎりとともに一気にいただいてしまいました。

おにぎりを食べ終わると竹に水が流れ始めました。取り損ねた素麺はこのザルに溜まるようです。

チョロチョロと素麺が流れてきました。

しっかりと箸で受け止めます。

いただきま~す!

そこそこの量の素麺が流れてきます。

プチトマトが流れてきて、しばらくすると水が止まりました。プチトマトは終わりを知らせるものだったようです。

半分近く取り損ねた素麺がザルに溜まっていました。その素麺もすべていただき、お腹も大満足です。

ごちそうさまでした! とても美味しくいただくことが出来ました。喫煙所で食後のタバコタイムです。見ていると私たちが出た後に客が次々に来れ始めました。

タバコを吸い終え、150m程先にある横野二の滝に歩いて行ってみます。渓流沿いの遊歩道を進みます。

途中「吉井川源流の碑」をいう木製の碑がありました。この碑は地元の小学生たちが実行委員会の方々と一緒に作られたそうです。

コンクリート舗装されている遊歩道は歩きやすく、気持ちいい木漏れ日の中を進みます。

横野二の滝に到着しました。この滝は落差が15m程で、脇に竜神社があり古くから雨乞い行事が行われたり、眼病にも霊験あらたかな滝だそうです。

「もみじ亭」まで戻ってきました。これから700m程先にある横野三の滝に向かいます。

舗装された県道を上って行きます。500m程進むと小さな案内板がありました。横野三の滝はここを左折するようです。

軽四がやっと通れるような細い未舗装の道を150m程進むと木の陰に滝が見えてきました。

この場所は海抜580m、もみじ亭から100m程高い場所になります。ここからはバイク置いて歩いて進みます。

横野三の滝です。この滝は落差が36m程、滝は三段に別れ、それぞれに滝壺があるようです。心地よい滝のしぶきが顔に当たり超きもちいぃ~ 森林浴で心も体もリフレッシュ! ここまで来るとさらに涼しく感じ、帰るのが嫌になりそうです。しかしそうは言ってられず帰路に就くことにします。

帰り道、もみじ亭の500m程下流にある横野一の滝に立寄りました。この滝は落差が8mと少し小振りで、滝壺へ下りる道もわからす、県道から眺めましたが木々の影になりよく見えませんでした。

広域農道の作州街道の交差点まで戻ってきました。ここまで下っただけで暑さ襲ってきます。帰路では作州街道を西に走り旧久米郡久米町(現津山市)から国道429号線を走る予定でしたが、来る際に自宅から津山まで休憩時間を除くと1時間半程で着いていたようで時間的にはかなり早いコースのようなので同じコースで帰ってみることにしました。

国道53号線の城代橋交差点まで戻ってきました。直進し県道26号線を走ります。

津山市横山と小桁の堺付近にある広域農道やまなみ街道の交差点です。当初はやまなみ街道を走ることも考えましたが、友人が前回訪れた際に一部区間が工事のため通行止になっていたとの話を聞いていたので今回は見送りました。県道26号線を直進します。

高下交差点に出てきました。国道374号線を岡山備前方面へ右折し吉井川に架かる周匝橋を渡ると美作国久米郡美咲町から、備前国赤磐市に入ります。

周匝市街地を抜け、赤磐市福田の交差点で国道374号線と別れ国道484号線へ右折、少し進み吉井ICから美作岡山道に入ります。

山陽道との接続工事が行われている瀬戸JCTの横を抜け瀬戸ICから一般道に流出しました。

瀬戸ICの少し南にある交差点を左折し県道96号線(岡山赤穂線)へ入ります。いつもはこの交差点を右折し瀬戸市街地を抜けますが、今回は違うコースを走ってみることにしました。

県道96号線を数百メートル進むと県道252号線(万富吉井線)の交差点があり、この交差点を右折し国道2号線に向かいます。右折し山陽線の高架橋を渡りキリンビール岡山工場の脇を通過します。ビールが飲みたい!

県道252号線を7~8分走ると吉井川に架かる国道2号線備前大橋が見えて来ました。吉井交差点を右折し国道2号線に入ります。

1.5km程進むと国道2号線は岡山バイパスの高架に入り広島、福山、倉敷方面に向かいます。側道に入ると国道250号線(旧国道2号線)に変わり岡山市街地中心部に向かいます。岡山バイパスは自専道で信号機もなく車の流れも早いのでとても便利です。

15時頃無事帰宅しました。津山市の城代橋交差点から自宅まで1時間35分と今までの自宅から津山までの最短記録です。このコースだと国道30号線から国道53号で岡山市街地の中心部を抜けたり、国道429号線などで市街地を迂回するよりも時間的にははるかに早いようです。

今夜のビールの肴は今日購入した食肉石本商店の干し肉です。斜めに1~2cmに切り分けプライパンで焼き、最後に醤油をかけて出来上がりです。

美味い! 半分焼きましたが妻や息子も美味し美味しいと食べて一気に無くなってしまいました。全部焼けばよかったようです……

今日は天候にも恵まれ最高のツーリングでした。今回久しぶりに訪れた「柵原ふれあい鉱山公園」や「津山まなびの鉄道館」では懐かしい列車を楽しんだり、もみじ亭でいただいた流し素麺や呉汁はとても美味しく、横野滝は市街地に比べとても涼しく絶好の避暑地感を味わうことが出来ました。今の季節もさることながら、春の新緑や秋の紅葉、冬には雪景色と四季それぞれに楽しむことが出来そうな場所でした。また機会を作って出掛けてみたいと思います。今度は焼肉もいいかな!

 

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龍泉寺のサギソウ 2022

 暑い日が続いていますが、そろそろサギソウが見頃ではないかと思い、北区下足守にある龍泉寺にバイクでツーリングがてら出掛けてみることにしました。

途中、山陽線庭瀬駅近くの踏切で止まっていると最近目にしなくなった国鉄色の特急やくもが通過していきました。

国道429号線を北上し下足守の交差点を右折、山道を岡山空港方面へ3km程上ると右手に「最上本山 御滝 龍泉寺入口」の案内板があり右折するとすぐに鳥居があります。

鳥居を潜り社務所の前を通過し駐車場にバイクを置き、歩いてサギソウ湿地に向かいます。

サギソウ湿地の案内板に沿って進みます。龍泉寺の境内は県立自然公園にもなっているようです。

散策路沿いには紅葉が植えられていて、紅葉シーズンには綺麗な紅葉が楽しめそうです。

色付き始めた紅葉もあるようです。

サギソウ湿地が見えてきました。

散策路から見えるサギソウ湿地です。湿地内には木道が整備されていていますが、木道以外の湿地には「立入禁止 マムシ注意」の注意喚起看板が設置されています。

入口には木製ベンチが設置されていました。

木道のすぐ脇にも沢山のサギソウが咲いています。サギソウは夏の季語にあげられるほど昔から身近な植物で、日本固有種のランの一種です。

木道でサギソウに見入る方がおられました。

少しアップで撮影してみます。

スラリと伸びた茎の先端に小さいながらインパクトのある花を付けています。

その姿は名の如く、白鷺が羽を広げて飛んでいるようにも見えます。

茎丈は30cm程で、細い茎の先端に2~3cm程の数輪の白い花を付けています。

サギソウは球根性のラン科の植物で、サギランとも呼ばれているそうです。

広く本州や四国、九州などの低地の湿地に自生していたようですが……

近年では湿地などの開発により数が減少し、環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に、岡山県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。

縦アングルで撮影してみました。

兵庫県姫路市には昔サギソウの自生する湿原があったと聞いたことがありますが、姫路城が白鷺城の別名をもつことから市花にも選定されているそうです。サギソウをしっかりと楽しめたので竜王池に向かいます。

竜王池の湖畔に降りてタバコを吸いながら少し休憩です。

休憩を終え竜王池の堤防を歩き本堂へ参拝に向かいます。堤防からは竜王池の先に八大龍王の鳥居などが見えています。

本堂横に出てきました。拝殿脇にも紅葉があり、秋には綺麗な紅葉が楽しめそうです。

拝殿で参拝しました。参拝の仕方は「神仏習合」の寺社なので「二拝二拍手一拝」でも「合掌一礼」どちらでも構わないそうです。薬瓦の鬼瓦や棟飾り瓦は珍しいそうです。

かなり細やかな細工が施されています。

見事な棟飾りです。

少し下がった場所に滝修行が行われる「最上の滝」があります。この場所は独特な雰囲気で、荘厳的な空気さえ感じます。

社務所付近まで戻ってきました。「ユルギ岩」です。3000貫(約11t)もある大岩が指一本で動くそうですが……

鏡餅のような「ユルギ岩」です。聞いた話によると最上段の岩が動く岩だそうですが、私が押しても全く動きませんでした。

「太閤腰掛岩」です。この岩は1582年(天正10年)の備中高松城攻めの際、龍王山に本陣を置いた羽柴秀吉が付近の山域を見分の際に腰掛けたと伝わっているそうです。

座り心地は良いようには思いませんが、どうな気持ちで座ったのでしょうか。

駐車場まで戻ると年配の女性から「睡蓮を見られましたか」と声かけいただきました。私は睡蓮のことは知らなかったので詳しく伺うと、駐車場の奥の池に沢山咲いているそうなので行ってみることにします。

池は沢山の睡蓮で覆われていました。

咲いている睡蓮は少ないようですが、近くの睡蓮を撮影しました。

赤い睡蓮……

白い睡蓮……

睡蓮もしっかりと楽しむことができたので、以前から気になっていた総社市役所の近くにある「つけそば屋 やまいも」に昼食に向かおうと思いましたが、朝食を食べすぎたためか運動量が少なすぎたためなのか、まだお腹が空いていません。今回は諦めまた機会を作って食べに出掛けることにして帰路に就くことにしました。今日もかなり暑かったので帰宅後エアコンの効いた部屋でコーヒーを飲みながら写真の整理をしながらゆっくりしたいと思います。


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薬膳料理と新見カルスト台地ドライブ

前回汲んで帰っていた湧水も無くなっていたので 、妻と休みが合った今日、先日友人たちとツーリングに出かけた際にいただいた薬膳料理を食べに出掛ける事にしました。昼食は昨日連絡して12時に予約を済ませています。昼食後、新見市大佐町にある天然の湧水「夏日の極上水」まで足を伸ばし、帰り道は新見カルストをドライブし、今回も今が旬の桃を買って帰る事にしました。

新見市街地の手前にある国道180号線の正田交差点から県道に入り10分足らず、ポロポロと民家があるだけの山道を上つていくと今日昼食をいただく「食源の里 祥華」(新見市哲多町宮河内)に到着しました。

事前に予約していたので、そのまま部屋へ案内していただきました。

机の上には、ちょっとしたおもてなしが……

部屋の窓からは渓流が見え、紅葉もあるようです。秋になるときれいな紅葉を楽しみながら食事が出来そうです。

今回私がオーダーしたのは「祥華御膳」(1,100円)です。造りが二種、それに天麩羅、小鉢二種、茶碗蒸し、あら炊き、ご飯、汁物、香の物です。前回は旬薬御膳にしようかこの祥華御膳にしようか、かなり悩み薬膳料理をいただきましたが、今日はこの料理をいただく事にします。

刺し身の盛り合わせ……

ブリのあら炊き……

天麩羅の盛り合わせ…… どれもとても美味しそう! しかしこれだけの料理で1,100円はコスパ最高です。

妻がオーダーした旬薬御膳(1,650円)が出てきました。基本内容は前回私がいただいたものと同じようです。

今日の天麩羅はギシギシ、ドクダミ、キクイモ、ユキノシタ、ハツガニンニクが盛られていました。

モコモコといい香りの湯気があがっています。

少し蒸らして蓋を開けると美味しそうな雑穀米が炊きあがっていました。

デザートに「祥華特選パルフェ」(715円)をオーダーしました。量が多いので一つオーダーし二人でいただきました。

お腹も大満足です。これから新見市大佐町にある天然の湧水「夏日の極上水」に向かうため一度国道180号線まで戻ります。国道180号線を北上し新見城址先のランプから真庭方面へ流出します。

県道32号線(新見勝山線)を20分程進み新見市大佐小阪部市街地に入ると左手に大佐山が見えてきました。

小阪部市街地から10分足らずで新見市大佐上刑部の「夏日の極上水」に到着しました。

持参した容器にいっぱい美味しい湧水を汲みます。

飲んでいたアクエリも残り少なくなっていたので、飲み干して容器に湧水を汲んでおきます。冷たくて美味し~!

大佐山から下り県道58号線(北房川上線)と県道32号線との共用区間新見市街地方面にしばらく進むと、新見市大佐田治部で県道58号線は県道32号線と別れ高梁方面に左折します。

中国自動車道が見えてきました。

新見市豊永赤間地区の県道442線(豊永赤馬長屋線)交差点で県道320号線(若代方谷停車場線)と58号線の供用区間から別れ県道58号線のバイパス区間に入ります。

県道58号線はこの先工事中で通行止です。右折し広域農道カルスト地区に入ります。

広域農道カルスト地区(阿新地区)、名前を聞いただけでワクワクしてきます。この広域農道は、県道58号線に接続する新見市富永赤馬から、県道50号線に接続する岡山県新見市草間までのカルスト台地を走る10.6kmの高原コースです。

所々に民家が点在しています。予算の関係なのか広域農道では珍しいセンターラインの無い対面1.5車線の多いコースです。

新見市土橋地区で県道50号線の交差に出てきました。左折し広域農道を井倉草間方面に向かいます。

快適な高原ドライブ、窓を全開にして爽快に走ります…… と言いたいところですが、外気温は30℃、さすがに窓は開けらずエアコン頼りです。

新見市草間二ツ木地区を走り抜けます。

新見市草間大原地区で、草間土橋地区を迂回して来た県道50号線との交差点に突き当たりました。この交差点を左折し県道50号線で新見市井倉へ向かいます。

今回桃を購入する大原観光果樹園が見えてきました。

駐車場には沢山の車が止まっていました。

入口にはこんな張り紙が…… 

今の時期の品種は岡山夢白桃と川中島白桃だそうです。6玉入りの箱で4,000から5,000円程のようです。市内のスパーとあまり変わりないようですが妻の実家用に岡山夢白桃の6玉入りを購入しました。

自宅で食べる分は安い訳アリ品を購入します。家で食べるのであれば、この桃で十分です。今日は大箱が無く、大玉6玉入りの岡山夢白桃と川中島白桃を食べ比べてみようとそれぞれ購入しました。

帰宅後冷蔵庫で冷やしていただきます。岡山夢白桃は、重さを計ってみると350gもあり、外観は白桃らしい淡い黄色でとても綺麗で美味しそうです。食べてみると、果汁も多めで甘味も強く、やさしい酸味を感じる上品で濃厚な風味でした。

もう一つの川中島白桃は、重さを計ってみると330gのやはり大玉です。皮は濃紅色で桃らしい桃といった印象です。硬くて引き締まった感じで、果肉は歯ざわりが良く甘味も強いのですが、果汁がしたたる柔らかい桃とはちょっと違う感じでした。

桃は収穫時期が短いそうで、時期をずらして収穫できるよう複数の品種の桃を栽培されているそうです。

昼食の薬膳料理は妻もとても満足したようです。たまには妻孝行もしておかないと!

 

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さかいで大橋まつり海上花火大会 2022

坂出市で開催された「第57回さかいで大橋まつり海上花火大会」に行って来ました。行ったと言っても、撮影場所は対岸の岡山県側の鷲羽山ですが……

この花火大会は人気も高く、今年は4,000発の花火が打ち上げられるようです。昨年、一昨年とコロナの影響で中止でしたが今年は3年ぶりの開催なのでとても楽しみです。

職場から帰宅後バイクに撮影機材を積込み18時前に自宅を出発、18時40分頃高速バス鷲羽山北BSの駐車場近くに到着しました。ここにバイクを置き歩いて鷲羽山山頂へ向かいます。

駐車場から坂道を歩いて行くとビジターセンターや山頂への案内板が設置されていました。鷲羽山山頂までは約500m程のようです。

階段を上ります。

遊歩道は瀬戸中央道の鷲羽山トンネル北坑口の上を横断します。

しばらく進むとビジターセンターへ向かう道と東屋展望台経由で鷲羽山山頂へ向かう三差路がありました。私は右の階段を上り東屋展望台方面に向かいます。

「鐘秀峰」の石碑が見えますが、まだ山頂ではありません。前方の東屋は鷲羽山トンネルの南抗口の真上にあり、瀬戸大橋を一望できる場所ですが、ここからは花火の打ち上げ場所を見る事が出来ないため、さらに先に進みます。

山頂まではあと100m程ありますが、今回はこの一本松展望台で撮影してみる事にします。

セッティングか完了しました。後方に鷲羽山山頂が見えています。

 

草木が高く茂っているので大きな岩の上に三脚を設置しています。後は暗くなるのを待つばかりです。タバコを吸いながら待っていると父子の親子連れが来られ私の隣にセッティングされました。セッティングを終えられ話をしていると、東区から来られたそうで、お父さんは花火や鉄道写真を主に撮影されているそうです。先般はJRの関空特急はるかが伯備線を走った際も山陽線で撮影されたそうで、素晴らしい花火の写真や鉄道写真を沢山見せていただきました。

19時頃瀬戸大橋がライトアップしました。今回はライトアップされた瀬戸大橋と花火のコラボを狙います。

斜張橋櫃石島橋、岩黒島橋PAのある与島を挟んで吊橋の南北備讃瀬戸大橋と続きます。瀬戸大橋の全景を入れると花火が小さくなり過ぎるため今回は南北瀬戸大橋だけに絞って撮影します。

焦点距離は150mmでアングルはこんな感じです。花火は左側の航空障害灯付近に上がるはずです。前半はこのアングルで撮影し、後半にはレンズを640mmに交換して花火のアップを狙います。

20時、花火が打ち上げられました。思った以上に高い位置に上がっています。

次々に打ち上げられていきます。

3年ぶりのさかいで大橋まつり海上花火大会、とくとご覧あれ!

煙に悩ませられる事無くいい感じに上がっています。

が……

花火大会が始まってから7分程ですが、もう限界です!

パラパラと降り始めた雨が一気に強い雨に変わってしまいました。今夜は全く雨の事は考えていなかったため慌てて撤収、ひとまず東屋まで移動し雨をしのぎます。服はずぶ濡れですがカメラなどは大丈夫のようです。

雨雲レーダーを見てみるとこの付近をかなり強い雨雲が通過中ですが、20時40分頃にはその雨雲も抜けるようです。動くに動けず東屋で雨が治まるのを待つ事にしました。

雨の中花火の音が聞こえているので、坂出側は小雨程度なのか、そのまま続けられているようです。20時45分頃雨雲が通過し雨が上がりました。私は戻ってもう一度セッティングするだけの気力が湧きませんが、親子連れの方は折角なのでもう少し撮影しますと言われ残られるそうです。ご挨拶をして私は下山する事にしました。

駐車場に戻るとバイクもずぶ濡れですが、撮影機材を積込み帰路に就きます。帰り道は全く渋滞なくスムーズに帰ることが出来ました。花火大会の会場まで瀬戸内海を挟んで15km程離れているので当然と言えば当然ですが……

途中玉野市長尾付近まで戻ると路面は全く濡れていませんでした。明日も朝から仕事なので帰宅後早々に入浴しビールを飲んで休む事にします。

今回は持参した望遠レンズを使うことなく終わってしまいましたが、また機会があれば撮影に挑戦してみたいと思います。

 

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笠岡港まつり花火大会 2022

笠岡港まつり花火大会に出掛けました。岡山近郊の花火大会の中で私のお気に入りの花火大会の一つです。昨年、一昨年とコロナの影響で中止され今年は3年ぶりの開催で、4,000発の花火が打ち上げられるようなのでとても楽しみです。

撮影場所は観覧場所の反対側にある広大な笠岡湾干拓地なので人で混雑する事はありません。自宅を17時前に出発、18時過ぎに打ち上げ場所である笠岡湾干拓地に到着しました。毎回撮影している場所でいつも一番乗りなのですが、今日は既に数台の車が停まっていました。

カメラをセッティングします。

今回は来られなかった妻のために隣りにG3Xを設置しビデオ撮影をしてみます。今までビデオ撮影はほとんどした事が無いので、なかなか勝手がわからずセッティングに一苦労しました。

準備も完了し、持参した椅子に座りコーヒーを飲んだり、タバコを吹かしながら打ち上げ開始時間の20時まで待つ事にします。

20時2分、花火が打ちあがりました。

3年ぶりの「笠岡港まつり花火大会」をとくとご覧あれ!

20時45分、予定時間より少し早いですが終了のようです。近くの車は次々に出発されています。私も撮影機材を車に積み込み帰路に就きます。

今回の「笠岡港まつり花火大会」は、昨年、一昨年とコロナ渦のため開催が見送れて3年振りの開催でしたが、目の前で繰り広げられた光のイリュージョンに感動すら覚えながら夏の風物詩をしっかりと楽しませていただきました。ただ、打ち上げ場所から撮影場所までは少し距離があるため花火の音が少し遅れるのが難点ですが、今年も煙の影響も無く最後まで綺麗な花火を楽しむ事が出来ました。

私の撮影した場所は、ほとんどの方が車内から見られていたため人と接触することなく撮影する事が出来ました。帰り道は大渋滞で笠岡湾干拓地から出るのにかなり時間が掛かってしまいましたが、神島大橋の交差点を過ぎるとその後は混雑もなくスムースに帰宅する事が出来ました。帰宅後いつものようにしっかりと手洗、鼻洗浄、そしてアルコール消毒をしましたが、今回も人との接触が無かったので、そこまで神経質になる事も無かったのかも知れません。また来年も都合が付けば、今度は妻と共に是非訪れてみようと思います。

 

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落合納涼花火大会 2022

今夜は真庭市の旧落合町で「第76回落合納涼花火大会」が行なわれますが、新型コロナの第7波のピークは未だ見えず身近にその脅威さえ感じるようになってきた事もあり、出掛けようか止めようか、かなり悩んでいました。今年は福岡の博多祇園山笠、京都の祇園祭も無事開催され、8月6には夏の全国高校野球大会も3年ぶりに観客数制限無で開催されるそうなので、しっかりとマスクなど感染対策をしたうで、人混みから離れた場所を探して撮影する事にし、出掛けてみる事にしました。

バイクのトランクに撮影機材を積込み16時半過ぎに自宅を出発、18時過ぎに打ち上げ場所である旧真庭市落合振興局前の旭川河川敷近くに到着しました。撮影場所を探していると観覧席とは反対側の覆道《ふくどう》脇に打ち上げ場所が見える場所を見つけたので、そこで撮影する事にしました。少し狭いですがこの場所であれば通行車両に支障もなく、近くに駐車場所も無い事から人も来そうにありません。

撮影場所から150m程離れた道路脇に祠があり、バイクが1台置ける程のスペースがあったので駐輪し撮影機材を持って歩いて移動してきました。

カメラのセッティングが完了しました。

カメラのアングルはこんな感じです。中央下が打ち上げ場所になります。ワイド側一杯の28mmですが、打ち上げ場所との距離が近いため、横アングルでは高く上がった花火はアングルから外れるかも知れません。その時は縦アングルに変える事にします。

打ち上げ場所の様子です。当然ズームアップし撮影していますが、こんなに打ち上げ場所の近くで撮影するのは初めてです。スタッフの方々は準備が完了したようでテントの中で休憩されているようです。

大会本部付近の様子です。市街地手前から国道313号線は通行止にして、歩行者専用として観客席に使用されているようです。少しずつ人の数も増えてきていますが、この付近には全く人気はありません。しばらくすると私から少し離れた場所に一人来られカメラのセッティングを始められました。後方の道路は通行止の影響で迂回路が渋滞しているのか延々の渋滞が続いています。

19時15分頃からテントの撤去を始められました。花火大会の開始まで設置した花火の監視のために近くにテントを張られていたようです。

19時40分、第76回落合納涼花火大会の開会アナウンスがありました。まだ辺りは薄明るいのですが……

主催者や来賓のあいさつが続き、19時50分第一幕が始まりました。スポンサーの紹介に続き花火が打ち上げられました。

しかし……

横アングルではやはり花火の上部が入り切りません。このクラスの花火で全体が入らないのであれば大玉の花火は全く話になりません。

すぐに縦アングルに変え撮影再開です。

この花火大会は打ち上げ場所が纏まっているようなので、縦アングルの方が迫力が出て、いいのかも知れません。

「第76回落合納涼花火大会」をとくとご覧あれ!

そろそろクライマックスも近いようです。

縦アングルでも高く打ちあがった大玉は上部が切れてしまいました。

少しカメラを上げ過ぎたようです。

いよいよフイナーレ、大玉が次々に打ち上げられます。

21時終了です。早々に撮影機材を撤去しバイクへ戻ります。

今回初めて訪れた「落合納涼花火大会」でしたが、昨年、一昨年とコロナ渦のため開催が見送れて3年ぶりの開催だったようで、夏の風物詩が戻りつつあるかのようでした。すぐ目の前で繰り広げられた光のイリュージョン、響き渡る花火の轟音にちょっと贅沢なショーを目前で見ているような感覚で楽しむ事が出来ました。

岡山県北屈指とも言われる「落合納涼花火大会」は1932年(昭和7年)から開催されていたようで、戦時中や災害、今回のコロナ渦などで一時期中止された事もあったそうですが、今年は3年振りに76回目の花火大会が開催される事になったようです。

私の撮影した場所には人も来られず接触することなく撮影出来たのは良かったのですが、あまりに打ち上げ場所からの距離が近過ぎたため、横アングルから急遽縦アングルに変えるという一寸したハプニングもありましたが…… 落合納涼花火大会は2,500発を1時間10分かけて回数を分けて打ち上げるたため、幕間の時間にスポンサー紹介が有ったりして少し煩わしく感じていましたが、結果的には前回の西大寺の花火のように煙で花火が隠れてしまう事も無く、煙が消えた頃次の打ち上げが再開されるため最後まで綺麗な花火を楽しむ事が出来ました。帰り道も混雑することなくスムースに帰宅する事が出来、帰宅後いつものようにしっかりと手洗、鼻洗浄、そしてアルコール消毒をしましたが、人との接触が無かったので、そこまで神経質になる事も無かったのかも知れません。また来年も都合が付けば是非撮影に訪れてみようと思います。

 

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新見カルスト台地ツーリング

職場の友人が久しぶりにどこか走りに行こうかと言ってきました。どこかリクエストは? と聞くと、新見に白い鳥居が沢山連なっているところがあるので見に行ってみようと提案されました。昨年妻と出かけた新見市法曹にある済度寺《さいどうじ》の白龍門のようです。翌日の夜勤明け、帰宅後休んだ後新見周辺のコースを考えてみました。昼食は私が前から気になっていた新見市哲多にある食源の里祥華で薬膳料理を食べ、暑いこの時期新見のカルスト台地は高原の風の中を気持ちよく走れるのではないかと思い、済度寺に行った後祥華で昼食、その後新見のカルスト台地をツーリングし羅生門に立寄り散策、土産に新見市草間にある大原観光農園で今が旬の桃を購入する事にしました。早速ラインで連絡、いつもの三人で出掛ける事になりました。念のため祥華に昼食の予約をし、大原観光農園に桃の状況も確認、今の時期であれば沢山あるそうでなのでバッチリです。

朝9時30分に総社市井尻野にある山﨑製パン岡山工場北隣にあるディリ―ヤマサキに集合出発です。私は混雑を避けるため早めに自宅を出発したので9時10分には着いてしまいました。また一番乗りかと思いましたが、既に一人の友人のバイクが停まっていました。

しばらくするともう一人の友人も来て少し雑談、予定の9時30分に新見に向け出発です。

国道180号線を総社から50分程走り、山田方谷の名前を駅名にしたと言うJR方谷駅を通過し、高梁市から新見市に入ってすぐの交差点です。交差点左側には観光に訪れる方も多いのか、新たに「⇦ 済度寺 白龍門 7km」の案内看板が設置されていました。

国道180号線から市道を10分足らず上ると神社と消防機庫のある小さな交差点があり、右側に済度寺の石門があります。この交差点を右折しさらに進みます。

小さなカーブが続く坂道を上って行きます。

先程の交差点から5分足らずで済度寺の駐車場が見えて来ました。

駐車場に駐輪後、三人ともジャケットを脱いで歩く事にしました。

入口には「済渡禅寺」と「女人高野」と彫られた石門があります。写真を撮りながら進む私は少し遅れ気味です。

境内には沢山のアジサイが植えてあり、済度寺はアジサイ寺としても有名なようです。

時期的には少し遅いようですが、まだ沢山のアジサイが花を付けていました。

参道の左側に赤い社の弁財天が見えてきました。周囲には睡蓮の花が沢山咲いています。睡蓮の花は参拝後ゆっくりと鑑賞する事にします。

弁財天の先には仁王門があり、その脇には見事な花が咲きそうな枝垂桜《しだれざくら》がありました。この枝垂桜が咲くシーズンにも訪れてみたいものです。旧参道はそのまま進みますが、白龍門に向かうため一度引返します。

新参道から見た仁王門とアジサイです。

少し進むと白い鳥居の白龍門と済度寺が見えて来ました。

左の山手の斜面にはまだ沢山のアジサイが咲いています。

眩しいくらい真っ白な千本鳥居の「白龍門」が見えてきました。一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居・・・ 数えるのが大変です。

白い鳥居が延々と続いているように見えますが、さすがに1,000本も無く実数は78基だそうです。

鳥居の終点にある「白龍殿」に到着しました。この鳥居は白龍大権現への参道です。しっかりとお参りします。

白龍殿にお参りを済ませ、済度寺に向かいます。参道からはアジサイと白龍門が見えていました。

ノカンゾウの花と白龍門です。

白龍殿の後方(写真では手前)にある白龍塚は白龍大善神を葬ったものだそうです。

少し奥にはハスの花が沢山咲いていました。

本殿前の鐘楼《しょうろう》門までやって来ました。

梵鐘を見れば、つい鳴らしてみたくなります。「ゴォ~~ン」という重厚感のある響きに心が洗われるようです。

本殿にもしっかりと参拝します。右にある大念珠は二珠回すとご利益があるようなので参拝の後回しました。

参拝を終え駐車場へ向かいます。

参道沿には、まだ沢山のアジサイが咲いています。

しっかりとアジサイの花を楽しむ事が出来ました。

弁財天まで戻って来ました。弁財天の右側にはピンク色の睡蓮、左側には黄色い睡蓮が競うように咲き誇っています。

右側のピンク色の睡蓮です。

綺麗に咲いています。

足元にも咲いていたので、真上から撮影してみました。

左側の黄色い睡蓮です。

ピンク色の睡蓮に負けじと黄色い睡蓮も綺麗に咲いていました。

黄色の睡蓮も足元にも咲いていたので、真上から撮影しました。しっかりとアジサイや睡蓮を楽しむ事が出来たので昼食に向かいます。

3km程山を下り小さな交差点を右折し市道を井倉方面に進みます。

市道を10分程進むと高梁川の西岸に出て来ました。右岸側の国道180号線と並行しながら少し進むと県道50号線と合流し国道180号線に渡る橋が見えて来ました。

国道180号線を10分程進み、新見市正田の交差点で県道33号線(新見川上線)を井原成羽方向に左折します。

正田交差点から3km弱進むと県道441号線(下神代哲多線)の交差点があり、神郷方面へ右折します。

県道33号線の交差点から3km程、ポロポロと民家があるだけの山道を進むと今日昼食をいただく「食源の里 祥華」(新見市哲多町宮河内)に到着しました。

駐車場から店に向かうアプローチ脇には色々なハーブが植えられています。

広い敷地に立派な佇まいの建物です。

玄関の暖簾脇には杉玉が飾られていました。後でスタッフの方から伺った話によると、この付近は杉の植林が盛んでその杉を使った杉玉作りの講習会なども開かれていて、この杉玉はその講習会で作られたものだそうです。

中庭には竹の間にスズランも植えてありました。新見市哲多町はスズランも有名な所です。

今日昼食をいただく部屋に案内されました。ここは全て部屋食のようです。

三人なのに広い部屋なので少し贅沢な感じがします。

部屋に入ると南側の窓からは竹越しに駐車場のバイクが見え、西側の窓からは渓流が見えていました。

今回私がオーダーしたのは「薬膳御膳」(1,650円)です。メニュー表によると、旬の薬草や山菜などの有機野菜を使って、中国の薬膳料理を和風にアレンジした体に優しい祥華オリジナルの料理のようです。前菜は季節の前菜三種、造りはコンニャクと白キクラゲの造り、強肴は薬草の天婦羅、飯物は雑穀飯、香の物は季節の香の物、汁物は山菜蕎麦、最後の甘味はアロエデザートのようです。※ 食源の里 祥華のHPより

友人がオーダーしたのは「祥華御膳」(1,100円)です。造りが二種、それに天麩羅、小鉢二種、茶碗蒸し、あら炊き、ご飯、汁物、香の物です。この料理は、土日祝日以外の月曜日から金曜日の開店時間の11時から14時30分までいただけるようです。コスパも良さそうなので私もこの料理にしようかと、かなり悩みましたが今回は薬膳料理をいただき、次回この料理をいただく事にしました。※ 食源の里 祥華のHPより

もう一人の友人は、千屋牛が食べたいと「千屋牛炙り焼き 月見わっぱめし」(1,650円)をオーダー。炙り焼きの千屋牛と薄焼き卵が山菜飯の上に乗っていて、和蕎麦や香の物も付いています。この料理は、秋空に浮かぶ名月をイメージした料理だそうです。 ※ 食源の里 祥華のHPより

出て来るのがとても楽しみです!

オーダー後しばらくすると雑穀米の入った一人用の釜が出て来て、スタッフの方が火をつけてくださいました。10分程で出来上がるそうです。

友人がオーダーした「祥華御膳」も出て来ました。天婦羅は未だでしたが食べる前に写真を撮らせてもらいました。

次に出てきたのは「千屋牛炙り焼き 月見わっぱめし」です。この料理も食べる前に写真を撮らせてもらいました。

やっと私がオーダーした「薬膳御膳」が出て来ました。しかし、まだ釜の雑穀米が炊き上っていないので、先に蕎麦をいただきながら待つ事にします。

蕎麦は山菜蕎麦です。喉越し最高!

モコモコと湯気があがり、固形燃料が燃え尽きました。少し蒸らして蓋を開けると美味しそうな雑穀米が姿を現しました。

茶碗によそい、いただきます。

前菜三種です。ゴーヤ、ハスの実、山菜が小鉢に盛られていました。

ツユクサ、キクイモ、タンポポユキノシタ、ハツガニンニクが盛られた天婦羅です。カレー塩か天汁でいただくそうですが、私は天婦羅には塩が合うと思うのでカレー塩でいただきます。

造りは白きくらげとコンニャクで、酢味噌を付けていただきます。

アロエにナツメそれにクコの実に松の実が入ったデザートです。

食後にパルフェをいただきます。友人は「祥華お勧め抹茶パルフェ」(638円)をオーダー。パルフェもパフェも基本同じだそうですが、細長いガラス容器で出されるものをパフェといい、皿に盛れれたものがパルフェというようです。

私ともう一人の友人は「祥華特選パルフェ」(715円)をオーダーしました。

ソフトクリームに抹茶がかけられていて、備中白小豆の餡と鹿の子がトッピングされています。ソフトクリームの量が少し多すぎたようですが、とても美味しくいただく事が出来ました。

お腹も大満足です。これから新見カルストの草間地区に向かうため一度国道180号線まで戻ります。国道180号線を南下し川合橋西交差点を左折し県道78号線(長屋賀陽線)に乗換え草間カルスト台地に上り、新見市土橋で県道50号線(北房井倉哲西線)に乗継ぎます。

県道50号線を走っていると「羅生門 ⇦ 2km」の案内板があり、交差点から3分程で羅生門桜公園駐車場(新見市草間)に到着しました。

駐車場にバイクを置き、ジャケットを脱いで散策路を歩きます。

200m程で右に下る案内板がありました。ここから100m程下るようです。

少し急な下り階段の散策路脇にはキツネノカミソリが咲いていました。

羅生門が見えて来ました。昔一度訪れた事がありますがそれ以来です。展望台に向かいます。

展望台から見た羅生門です。羅生門石灰岩台地にあったドリーネに出来た鍾乳洞が崩落し、一部がアーチ状に残された珍しい光景です。この羅生門は第一門でこの先に第二門、第三門、第四門と有り、第四門が羅生門の最深部で羅生門第一洞と呼ばれているそうです。しかし残念な事に崩落のためこの第一門から先の立入は禁止されていました。

一度上の散策路の分岐まで戻ると「この先からも羅生門が見えます」という案内板があったので奥へ進んでみる事にしました。100m弱進むと散策路にラバーコーンが置かれていてその先には進む事が出来ませんが、そこから右手を見ると……

高い位置から羅生門を見下ろす事が出来ました。写真の下に先程の展望台が少しだけ見えています。

出来れば、これだけ素晴らしい自然の造形なので崩落個所を補修し第四門の羅生門の最深部まで行く事が出来るようにしていただきたいものです。

駐車場に戻り東屋で少し休憩し、土産の桃の購入に向かいます。

羅生門から5分足らずで「大原観光果樹園直売所」(新見市草間)に到着しました。

軽トラックには収穫されたばかりの桃が沢山積まれていて、スタッフの方が一籠ずつ丁寧に選果場に運んでおられました。ここでは桃狩りも出来るそうで、時間無制限で食べ放題、大人一人1,300円だそうです。

選果場に併設された直売所にはトウモロコシやトマトなどの高原野菜も販売されていました。

今の時期の品種は浅間白桃と白鳳だそうです。6玉入りの小箱で3,000円から4,000円程、大箱12玉入りで6,500から7,000円程のようです。

むぅ……

この値段なら市内のスパーとあまり変わりないような……

しかしそれは贈答用などの一級品の話、家庭で食べるのであれば、こちらの二級品で十分です。大箱の12玉入りで2,200円と1/3程の値段で、小箱であれば800円で販売されています。友人たちは小箱を購入、我が家は桃好きなので大箱とトウモロコシを購入、それぞれ梱包していただきました。

バイクなのに大丈夫? と心配されましたが、友人たちはリアシートに何とか固定出来たようです。私は大箱ですが、そこはスクーターの強みです。難なくシート下のトランクに収納出来ました。

草間カルスト台地から九十九折のヘヤピンカーブを下り井倉市街地まで下りて来ました。この交差点を左折し300m程進んだ交差点で国道180号線に合流、総社方面に走ります。

総社市宍粟にあるローソンで今日最後の休憩です。しっかりと水分補給とタバコ補給をした後それぞれ帰路に就きます。友人の一人はこのまま国道180号線を走り、残り二人はさらに南下し倉敷方面に向かいます。

私が帰宅したのは17時頃、帰宅後ポカリを飲み干し、コーヒーを飲んでいると「家に着き、速ビールです。うまい!」などと友人からラインが入って来ました。私も今夜は早めに入浴しビールをいただく事にします。

久しぶりに訪れた済度寺で、沢山のアジサイや今が盛りと咲き誇る睡蓮をしっかりと楽しめ、昼食ではちょっと贅沢感を感じながら美味しい薬膳料理をいただきました。昼食後は標高400mの新見カルスト台地を走りましたが、高原の風がとても心地よく快適なツーリングを楽しむ事が出来ました。帰宅後桃の箱を見た母が「食べてもいいの?」と言って早々に食べていました。箱から取り出し冷蔵庫に冷やしておくと、夕方帰宅した妻や息子も「甘くて美味しい~」などと言いながら食べていました。また機会を作って妻も祥華の薬膳料理を食べに連れて行ってあげたいと思います。

 

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