龍泉寺のサギソウ 2022

 暑い日が続いていますが、そろそろサギソウが見頃ではないかと思い、北区下足守にある龍泉寺にバイクでツーリングがてら出掛けてみることにしました。

途中、山陽線庭瀬駅近くの踏切で止まっていると最近目にしなくなった国鉄色の特急やくもが通過していきました。

国道429号線を北上し下足守の交差点を右折、山道を岡山空港方面へ3km程上ると右手に「最上本山 御滝 龍泉寺入口」の案内板があり右折するとすぐに鳥居があります。

鳥居を潜り社務所の前を通過し駐車場にバイクを置き、歩いてサギソウ湿地に向かいます。

サギソウ湿地の案内板に沿って進みます。龍泉寺の境内は県立自然公園にもなっているようです。

散策路沿いには紅葉が植えられていて、紅葉シーズンには綺麗な紅葉が楽しめそうです。

色付き始めた紅葉もあるようです。

サギソウ湿地が見えてきました。

散策路から見えるサギソウ湿地です。湿地内には木道が整備されていていますが、木道以外の湿地には「立入禁止 マムシ注意」の注意喚起看板が設置されています。

入口には木製ベンチが設置されていました。

木道のすぐ脇にも沢山のサギソウが咲いています。サギソウは夏の季語にあげられるほど昔から身近な植物で、日本固有種のランの一種です。

木道でサギソウに見入る方がおられました。

少しアップで撮影してみます。

スラリと伸びた茎の先端に小さいながらインパクトのある花を付けています。

その姿は名の如く、白鷺が羽を広げて飛んでいるようにも見えます。

茎丈は30cm程で、細い茎の先端に2~3cm程の数輪の白い花を付けています。

サギソウは球根性のラン科の植物で、サギランとも呼ばれているそうです。

広く本州や四国、九州などの低地の湿地に自生していたようですが……

近年では湿地などの開発により数が減少し、環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に、岡山県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。

縦アングルで撮影してみました。

兵庫県姫路市には昔サギソウの自生する湿原があったと聞いたことがありますが、姫路城が白鷺城の別名をもつことから市花にも選定されているそうです。サギソウをしっかりと楽しめたので竜王池に向かいます。

竜王池の湖畔に降りてタバコを吸いながら少し休憩です。

休憩を終え竜王池の堤防を歩き本堂へ参拝に向かいます。堤防からは竜王池の先に八大龍王の鳥居などが見えています。

本堂横に出てきました。拝殿脇にも紅葉があり、秋には綺麗な紅葉が楽しめそうです。

拝殿で参拝しました。参拝の仕方は「神仏習合」の寺社なので「二拝二拍手一拝」でも「合掌一礼」どちらでも構わないそうです。薬瓦の鬼瓦や棟飾り瓦は珍しいそうです。

かなり細やかな細工が施されています。

見事な棟飾りです。

少し下がった場所に滝修行が行われる「最上の滝」があります。この場所は独特な雰囲気で、荘厳的な空気さえ感じます。

社務所付近まで戻ってきました。「ユルギ岩」です。3000貫(約11t)もある大岩が指一本で動くそうですが……

鏡餅のような「ユルギ岩」です。聞いた話によると最上段の岩が動く岩だそうですが、私が押しても全く動きませんでした。

「太閤腰掛岩」です。この岩は1582年(天正10年)の備中高松城攻めの際、龍王山に本陣を置いた羽柴秀吉が付近の山域を見分の際に腰掛けたと伝わっているそうです。

座り心地は良いようには思いませんが、どうな気持ちで座ったのでしょうか。

駐車場まで戻ると年配の女性から「睡蓮を見られましたか」と声かけいただきました。私は睡蓮のことは知らなかったので詳しく伺うと、駐車場の奥の池に沢山咲いているそうなので行ってみることにします。

池は沢山の睡蓮で覆われていました。

咲いている睡蓮は少ないようですが、近くの睡蓮を撮影しました。

赤い睡蓮……

白い睡蓮……

睡蓮もしっかりと楽しむことができたので、以前から気になっていた総社市役所の近くにある「つけそば屋 やまいも」に昼食に向かおうと思いましたが、朝食を食べすぎたためか運動量が少なすぎたためなのか、まだお腹が空いていません。今回は諦めまた機会を作って食べに出掛けることにして帰路に就くことにしました。今日もかなり暑かったので帰宅後エアコンの効いた部屋でコーヒーを飲みながら写真の整理をしながらゆっくりしたいと思います。


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