どこでもドアと天空の鳥居

なかなか収まる兆しも見えない新型コロナウイルス、感染はさらに急拡大し岡山には先月27日から3回目の緊急事態宣言が発令されました。9月2日からは秋雨前線が停滞し、西日本などでは雨が続き気温も上がらず秋の涼しささえ感じます。しかし、せっかくの休みも自宅で過ごす日々が続いています。

そんな中やっと雨も上がった今日、ツーリングがてら近回りを走ってみることにしました。行先は以前から気になっていた、京都の嵐山にある「竹林の小径」に似ていると言われている「長尾の竹林」と、「天空の鳥居」です。共に人出は少ないと思われる場所で、長尾の竹林には、ドラえもんの「どこでもドア」もあるようなので楽しみです。

先ずは「長尾の竹林」を目指します。国道30号線を下り秀天橋交差点で県道427号線に乗継、児島方面に向かいます。長尾交差点からは児島から来た県道62号線と重複区間となり玉野市玉方面を目指します。

f:id:momotchi_blog:20210904210221j:plain天王池の手前の小さな三差路を「目池《めいけ》」方面へ右折します。坂道を下り少し進んで、狭い道を左折すると到着しました。この辺りには駐車場が無いようなので車で来ると一寸大変かも知れません…

f:id:momotchi_blog:20210904210305j:plain「長尾の竹林」(玉野市長尾)の入口です。トトロが出迎えてくれました。

f:id:momotchi_blog:20210904210416j:plainヘメロカリスが綺麗な花を付けています。

f:id:momotchi_blog:20210904210443j:plain竹林入口は二か所あり、片側には休憩用のベンチが置かれていました。

f:id:momotchi_blog:20210904210505j:plainこんな注意書が貼られていました。この竹林は私有地のようです。

f:id:momotchi_blog:20210904210518j:plain7月には山陽放送も取材に来られたようです。

左側のコースにピンク色の物体が… もしかして、と思い向かってみます。

f:id:momotchi_blog:20210904210550j:plain噂の「どこでもドア」がありました。

f:id:momotchi_blog:20210904210604j:plain扉を開き入ってみます。

その扉の先は…

f:id:momotchi_blog:20210904210617j:plain変わっていません…

あっ! 扉を開ける前に、行きたい場所を言うのを忘れていました!

天王池の放水路沿いに進んで行ます。

f:id:momotchi_blog:20210904210633j:plain少し進むと、急な坂道になりました。

f:id:momotchi_blog:20210904210641j:plain坂道を上ると、天王池の展望が開けます。

f:id:momotchi_blog:20210904210713j:plainさらに進むと、またもや「どこでもドア」がありました。このドアは開いたままになっていました。

f:id:momotchi_blog:20210904210725j:plainこの扉には「ドラえもんのどこでもドア」と貼り紙がありました。扉をきちんと閉めて進みます。

f:id:momotchi_blog:20210904210736j:plain扉を抜け振り返ると「森のささやき」という看板があり、沢山の風鈴が吊り下げられていました。

f:id:momotchi_blog:20210904210752j:plain風鈴の短冊には願い事を書くことが出来るようです。風鈴が奏でる微かな音色は心地良い空間を演出してくれています。

f:id:momotchi_blog:20210904210905j:plain少し進むと、京都の嵐山に来たような風景が開けました。

f:id:momotchi_blog:20210904210919j:plain規模は小さいながら、まさに「竹林の小径」です。

f:id:momotchi_blog:20210904210929j:plain竹穂垣とその両脇に広がる竹林。

f:id:momotchi_blog:20210904210945j:plain空を覆い隠すように竹林が整然と並んでいます。

f:id:momotchi_blog:20210904211033j:plain竹林の小径をしっかりと楽しんだので、バイクに戻り「天空の鳥居」に向かう事にします。

f:id:momotchi_blog:20210904211108j:plain途中、天王池が見えたので、撮影しました。堤防の奥に天王宮が見えています。

f:id:momotchi_blog:20210904211121j:plain先程の竹林は天王宮の左奥辺りです。

天王池から県道62号線で奥玉を抜け、玉比咩神社交差点で左折し国道430号線を宇野駅方面に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210904211134j:plain宇野駅手前で左折し県道22号線を進み、ハローワークの先で玉野高校の案内板に沿って左折、玉野高校、築港小学校の脇を抜けると第2の目的地「広昌山 観音寺」(玉野市築港)に到着しました。駐車場は左奥になるので三差路交差点を左折し駐車場へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210904211149j:plain駐車場入口からは天空の鳥居が見えています。

f:id:momotchi_blog:20210904211207j:plain少しアップして撮影した天空の鳥居です。

f:id:momotchi_blog:20210904211225j:plain観音寺本殿で参拝します。本殿の奥には天空の鳥居が見えています。

f:id:momotchi_blog:20210905183307j:plainその鳥居を少しアップで撮影しました。

f:id:momotchi_blog:20210904211251j:plain本殿脇には、こんな立て札が…

f:id:momotchi_blog:20210904211306j:plain本殿の右奥に登山道がありました。天空の鳥居を目指し出発します。

f:id:momotchi_blog:20210904211328j:plain途中、稲荷神社があったので、ここで安全祈願をしました。

f:id:momotchi_blog:20210904211342j:plain早朝までの雨の影響で多少泥濘ではいますが、思っていた程の悪路では無いようです。

f:id:momotchi_blog:20210904211354j:plainしばらく進むとイノシン避けの柵があり、一部が出入り出来るように開閉式になっていました。

その扉を開け中に入ります。忘れず扉はしっかりと閉めておきます。

f:id:momotchi_blog:20210904211406j:plain今にも転げ落ちてきそうな大きな岩が見えてきました。

f:id:momotchi_blog:20210904211422j:plain登山道は難なく登りやすい!

f:id:momotchi_blog:20210904211504j:plain中腹にある「えびす神社」に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210904211516j:plainここで休憩がてらタバコタイムです。海に目をやると、直島を出港したフェリーボートが宇野港に向かって来ています。宇高航路廃航以降、直行便の宇野~高松航路は無くなり、瀬戸大橋かJR瀬戸大橋線でしか行き来する事が出来なくなってしまい、とても不便になりました。

余談になりますが、原付や自転車、牽引車などの高速道路を走行する事の出来ない車両は、宇野~直島~高松というコースで四国と行き来する事が出来ます。ただ… 直島での乗継時間と費用は多少掛かるようですが…

ちなみに、自転車または徒歩では費用が掛からずタダで四国に渡る方法があります。それはしまなみ海道を通るコースです。このコースでは、歩行者、自転車は無料で通行する事が出来、125cc以下の原付車両は有料となりますが、乗員含め片道500円で尾道今治間を移動する事が出来ます。

※ 自転車の通行料金は、「しまなみサイクリングフリー」で、2022年3月31日まで無料通行が可能だそうです。

自転車や原付などが通行可能な橋梁部や取付道は一般車両が通行するコースとは異なります。ICなどからの本線流入本線走行は道交法違反となりますので走行ルートは事前に必ず確認してください。

f:id:momotchi_blog:20210904211534j:plainこんな注意喚起の立て札がありました。

 途中はボルダリングのような険しい道…

 花崗岩や砂地で、とても滑ります…

 自己責任でご参拝ください…

本殿脇にあった注意喚起よりかなり深刻の内容でした。

えびす神社でも、しっかりと安全祈願をしましたが…

f:id:momotchi_blog:20210904211554j:plainここから進んで行くようですが、さらにこんな注意喚起が…

f:id:momotchi_blog:20210904211606j:plain 立札には…

 これより修行道 ‼️

 危険 ‼️

 命 !     大切に !!!

英語でも「Danger」《危険》と記されていて、少し不安が頭の中を遮ります…

f:id:momotchi_blog:20210904211715j:plainしかし、案内矢印やロープなども有り、えびす神社でも、しっかりと安全祈願をしているので勇気を持って進むことにします ‼️

f:id:momotchi_blog:20210904211726j:plain矢印を頼りに…

f:id:momotchi_blog:20210904211912j:plain勾配を登って行きます!

f:id:momotchi_blog:20210904211859j:plainしっかりと矢印はありますが、かなりの段差もあります。さすが修行道です。

f:id:momotchi_blog:20210904212051j:plainほぼ垂直に近い登りですが、ロープを頼りに登って行きます。

f:id:momotchi_blog:20210904212027j:plain天空の鳥居が見えてきました。

f:id:momotchi_blog:20210904212117j:plainアップしてみると、その鳥居の傍で小鳥が羽を休めていました。

f:id:momotchi_blog:20210904212137j:plain「ガンバレ」の応援メッセージに励まされ進みますが… 

この岩を過ぎると矢印は見当たらず、どのように進めば良いのか分からなくなりました。見えている天空の鳥居を目指し、自分でルートを模索しながら進みます。

さらに勾配は続き足を滑らせながら登って行きます。

f:id:momotchi_blog:20210904212307j:plainこんな勾配を登って来ました ‼️

f:id:momotchi_blog:20210904212417j:plainその先にはさらなる勾配が待ち受けていましたが、幸いにもロープがありました。

f:id:momotchi_blog:20210904212443j:plainこの岩の上に天空の鳥居はあるようです。

f:id:momotchi_blog:20210904212557j:plain何とか天空の鳥居の傍までやって来ました。天空の鳥居のある岩に上るための脚立が置かれていました。岩に這いつくばりながらよじ登ります。

f:id:momotchi_blog:20210904212724j:plainあとひと跨ぎ!

f:id:momotchi_blog:20210904212541j:plainなが~い足で、一跨ぎ? 天空の鳥居に無事到着しました。素晴らしい絶景が広がります。

恐る恐る鳥居の先端まで進んでみます。

f:id:momotchi_blog:20210904212654j:plain鳥居から覗いた真下の様子です。コワッ~~~!

少し後ろに戻り、ここで景色を楽しみながら休憩します。

f:id:momotchi_blog:20210904212614j:plain右手前から、観音寺、築港小学校とプール、玉野高校、オレンジ色の屋根の宇野中学校、その先に市街地が広がりさらに瀬戸内海の展望が開けています。

f:id:momotchi_blog:20210904212636j:plain少しカメラを左に振ると、かつて四国への本州側の玄関口として賑わっていた宇野港宇野駅、そして市街地が一望出来ます。はるか先の左奥にはキャペリンハットのような形をした八栗さん(五剣山)も顔を覗かせています。

f:id:momotchi_blog:20210904212804j:plainその八栗さんをアップで撮影してみました。

f:id:momotchi_blog:20210905185325j:plainさらに左に目をやると岡山県香川県が陸上部で接する唯一の有人島である井島(玉野市石島と香川郡直島町)の先に小豆島も望めます。

f:id:momotchi_blog:20210904212837j:plain宇野駅から電車が発車したようです。

しっかりと天空の鳥居からの展望を楽しませていただき大満足です。少し後方にある岩に登れば天空の鳥居と宇野市街地が一望できそうなので向かってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210904212746j:plain天空の鳥居のある岩から降り、もう少し登ってみます。

f:id:momotchi_blog:20210904212823j:plain少し登って上の岩から見た天空の鳥居です。これまた“絶景かな 絶景かな”です!

f:id:momotchi_blog:20210904212852j:plainこれから降っていきますが…

“行きはよいよい 帰りは怖い!”じゃ無いですが、かなりきつそうな下り勾配です。うっかり足を滑らせると滑り台の如く、一気に下まで滑り落ちそうです。

f:id:momotchi_blog:20210904213029j:plainロープをつたい慎重に降りて行きます。

f:id:momotchi_blog:20210904213039j:plain細く急な斜面、左側に滑り落ちないようにゆっくりと下って行きます。

f:id:momotchi_blog:20210904213051j:plain大きな岩を回ると前方に「えびす神社」が見えてきました。

えびす神社から先は気を遣わす降りる事が出来ました。

天空の鳥居まで撮影しながらという事もあってか30分近くかかって登りましたが、さすがに降りる時にはさほど時間はかからず無事下山を終え帰路に着きました。

少し大げさに書き過ぎたました。緊迫感は多少感じるとは思いますが充分に注意しながら登るのであれば、初心者でも天空の鳥居まで登ることは可能だと思います。しかしその時には運動靴などのしっかりとグリップの効くシューズを履き、長ズボンや手袋も必須だと思います。ただし、くれぐれも自己責任で…

私は10代の終わり頃から大山には毎年のように通い、今では通行禁止になっている大山弥山~天狗ヶ峰~ユートピア小屋経由で下山するコース、また岡山県の最高峰の後山や那岐山などに、かなりの頻度で通っていましたが、さすがに今では体力も落ちているようで、今回しみじみ感じてしまいました。

帰宅後に気付いたのですが、カメラの予備バッテリーが見当たりません。途中で落したようです。きっと天空の鳥居付近で岩をよじ登ったり、飛び移った際に落としたのではないかと思います。明日以降勤務もあるので探しに行けず気になります。今年買ったばかりのバッテリーだったのに…

また機会を作って妻にも、京都嵐山の「竹林の小径」のような竹林や、この壮大な景色を見せてあげたいと思います。しかし久しぶりの山歩きに明日以降足の痛みが心配です。

 

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龍泉寺のサギソウ

先日龍泉寺にサギソウの撮影に出かけた際、沢山の花が見事に咲いていたと妻に話をすると是非見に行ってみたいと言われ、休みの合った今日出かけてみる事にしました。前回突然の雨で龍王池の散策が出来なかったので今回は龍王池も一周回ってみることにします。まだまだ暑い日が続いているので暑くなる前の早朝に散策しようと6時半過ぎに自宅を出発、7時少し過ぎに最上本山龍泉寺岡山市北区下足守)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210830180044j:plain駐車場には既に数台の車が止まっています。みなさん考える事は同じなんだと妻と話していると、丁度お寺の方がおられ龍泉寺について色々とお話してくださいました。

f:id:momotchi_blog:20210830181852j:plain前回は気付かなかった「太閤腰掛岩」です。この岩は備中高松城攻めの際、龍王山に本陣を置いた羽柴秀吉が腰掛けたと伝えられているそうです。余りに大きすぎて、座り心地は良くないように感じました。色々と説明頂きありがとうございました。

f:id:momotchi_blog:20210830180114j:plain宿坊脇の田んぼの稲穂を眺めながら坂道を上って行きます。

f:id:momotchi_blog:20210830180141j:plainモミジのトンネルを抜けさらに上ります。

f:id:momotchi_blog:20210830180205j:plainサギソウ湿地に到着しましたが人は全くいないようです。

f:id:momotchi_blog:20210830180240j:plainサギソウ湿地の散策路を歩きます。まだまだ沢山のサギソウが綺麗に咲いていて、妻は大喜びです。ちなみに妻のラインのアイコンは、高松の知人宅で撮影したサギソウです。

f:id:momotchi_blog:20210830180221j:plain前回はバイクだったのでバカチョンカメラのG3X1台で撮影しましたが、今回は一眼レフの9000Dも持参し2台で撮影しました。

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f:id:momotchi_blog:20210830180636j:plainさすが一眼レフです。花の微妙なグラデーションも再現されています。

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f:id:momotchi_blog:20210830180831j:plainG3Xで撮影した写真です。センサーサイズが1inと小さいG3Xでは背景がボケにくいため、今回は「背景ボカシ」という機能を初めて使ってみました。

f:id:momotchi_blog:20210830183053j:plain一番奥まで来たので湿地の反対側を戻ります。先日の雨の影響がまだ残っているようで散策路はかなり泥濘んだままです。

f:id:momotchi_blog:20210830180852j:plainサギソウ湿原の散策を終え、龍王池湖畔に降りて少し休憩します。

f:id:momotchi_blog:20210830180908j:plain水分補給を終え、前回雨のため参拝出来なかった八大龍王へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210830180917j:plain八大龍王は雨乞いの神様だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210830180927j:plain龍王池が八大龍王御神体だそうで、その龍王池の名前の由来は吉備津彦命の時代(紀元前200年頃)まで遡るそうです。

お参りを終え先に進みます。

f:id:momotchi_blog:20210830180950j:plainしばらく進むと「身代地蔵尊」がありました。毎年、10月の第3日曜日に身代地蔵尊祭が行われるようです。

お参りを済ませ、身代地蔵尊の直ぐ下側にある「鯉岩」に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210830181000j:plain岩の左脇の道が江戸時代の道だそうです。この岩は岩の形が鯉の頭部に似ている事から「鯉岩」と呼ばれているようです。

f:id:momotchi_blog:20210830181123j:plain鯉岩から江戸時代の道を少し進むと「こい岩湿地」がありました。

f:id:momotchi_blog:20210830181027j:plain木道の散策路を歩いてみると、名前は分りませんが色んな花が咲いていました。

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f:id:momotchi_blog:20210830181107j:plainこい岩湿地では残念ながらサギソウの花は見つける事は出来ませんでした。

f:id:momotchi_blog:20210830181142j:plain散策路に戻り少し進むと「六道地蔵」という沢山の地蔵様がありました。

f:id:momotchi_blog:20210830181157j:plainしばらく進むと「こい岩湿地」と散策路を挟んで「上こい岩湿地」がありました。

f:id:momotchi_blog:20210830183106j:plainさらに散策路を進みます。

f:id:momotchi_blog:20210830181219j:plainモミジが赤く色付いています。

f:id:momotchi_blog:20210830181243j:plain上空からゴーという音が聞こえ、見上げるとJTAのBoeing737-800、沖縄便が岡山空港から飛び立って来たようです。

f:id:momotchi_blog:20210830181308j:plain東屋が見えてきました。龍王池を一周したようで、距離にして1.5km程ではないかと思います。この東屋で少し休憩する事にしました。東屋にはクーラーボックスが置かれています。散策中にジョギングをされている方がおられたので、その方たちの物だと思います。私たちが一周散策する間に5回程追い抜かれたように思います。

f:id:momotchi_blog:20210830181347j:plain本殿の横を抜け拝殿に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210830183743j:plain拝殿で参拝しました。参拝の仕方は「神仏習合」の寺社なので「二拝二拍手一拝」でも「合掌一礼」どちらでも構わないそうです。

f:id:momotchi_blog:20210830181509j:plain前回はあまり注意深く見ていませんでしたが、よく見るとかなり細やかな細工が施されていました。G3Xの「背景ボカシ」という機能で撮影しましたが、少しボケに違和感を感じます。

f:id:momotchi_blog:20210830181538j:plain龍の目にも迫力を感じます。

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f:id:momotchi_blog:20210830181453j:plain神仏習合」の寺社ならでは、拝殿の手前には狛犬が鎮座しています。

f:id:momotchi_blog:20210830181640j:plain立派な石垣が築かれています。

f:id:momotchi_blog:20210831220020j:plain坂道を少し下った場所にある「最上の滝」では、滝修行をされていました。

f:id:momotchi_blog:20210830181737j:plain滝修行は自然と一体化出でき霊験がありそうですが、これだけの水量ではかなりの衝撃もあるのではないでしょうか。

f:id:momotchi_blog:20210830181752j:plainこの場所は独特な雰囲気と、荘厳的な空気を感じます。

f:id:momotchi_blog:20210830181836j:plain浄行菩薩」です。菩薩様を洗い清めると自身の心身も清められ健康が授かれるそうです。後方には「福ねこ地蔵」もあり、手に触れてペットの健康を祈るそうです。

f:id:momotchi_blog:20210901073708j:plain鏡餅のような「ゆるぎ岩」にも立ち寄りました。前回指で押してみましたが動かなかったのですが、今朝聞いた話によると最上段の岩が動く岩だったそうです。

f:id:momotchi_blog:20210830181914j:plain龍王池と龍泉寺境内と一周しました。近くにある塩元帥の塩ラーメンを妻にも食べさせたかったのですが、さすがに開店までにはかなり時間があるので帰宅する事にしました。妻は沢山咲き誇るサギソウに大満足の様子なので塩ラーメンはまたの機会に食べる事にして、日も昇りかなり暑くなり汗ばんでいるので帰宅後シャワーを浴びてゆっくりしたいと思います。

 

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龍泉寺のサギソウと塩元帥の塩ラーメン

先日職場の友人が龍泉寺竜王池に散策に来ているとラインを送ってくれました。後日勤務が一緒になった時詳しい話を聞くと、程良い散策コースで途中の湿原にはサギソウの花も沢山咲いていたとの事でした。サギソウは高松の知人が自宅で鉢に植え沢山育てていたものしか見た事が無く、自生しているサギソウは見た事はありません。

今日は夜勤なので昼前頃までゴロゴロ寝ていて、昼過ぎから出勤前に少し遠回りして立ち寄ってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210825153700j:plain国道429号線から別れ、対面2車線の山道を岡山空港方面へ登って行き、3km程進むと右手に「最上本山龍泉寺入口」の案内板がありました。右折するとすぐに山門? 鳥居のようですが… 寺の守衛役である仁王像も見当たりません。龍泉寺って寺と思い込んでいましたが、神社? 神宮寺? 鎮守の社? 神仏習合の名残…? 

f:id:momotchi_blog:20210825153725j:plainバイクを駐車場に置き、龍王池の案内板に沿って進みます。龍泉寺の境内は県立自然公園にもなっているようです。

f:id:momotchi_blog:20210825153718j:plain左側を見ると、奥に拝殿、手前に手水舎や寺務所などが見えます。

f:id:momotchi_blog:20210825153849j:plain少し進むと坂道になりました。頑張って登ります。

f:id:momotchi_blog:20210825153735j:plain道沿いにはモミジが沢山植えられていて、紅葉シーズンには綺麗なモミジが見る事が出来そうです。

f:id:momotchi_blog:20210825153908j:plainサギソウ湿地に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210825153926j:plain湿地内には木道が整備されています。湿地には「立入禁止 マムシ注意」の注意喚起看板がありました。

f:id:momotchi_blog:20210825154023j:plain木道のすぐ脇にもサギソウが咲いています。

f:id:momotchi_blog:20210825153940j:plain少しアップで撮影してみました。

f:id:momotchi_blog:20210825153947j:plainサギソウは球根性のラン科の植物で、広く本州や四国、九州などの低地の湿地に自生していて、サギランとも呼ばれているそうです。しかし近年では湿地などの開発により、その数も減少し、環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に、岡山県などでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。

f:id:momotchi_blog:20210825154001j:plainその姿は名の如く、白鷺が羽を広げて飛んでいるようです。

f:id:momotchi_blog:20210825154059j:plain茎丈は30cm程で、細い茎の先端に2~3cm程の数輪の白い花を付けるそうです。

f:id:momotchi_blog:20210825154034j:plainスラリと伸びた茎の先端に小さいながらインパクトのある花を付けています。

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f:id:momotchi_blog:20210825154505j:plain一番奥まで来たので湿地の反対側を戻ります。先日の雨の影響なのか散策路はかなり泥濘んでいました。

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f:id:momotchi_blog:20210825154716j:plainしっかりとサギソウを堪能したので、竜王池沿いに一周回ってみる事にします。

f:id:momotchi_blog:20210825154732j:plainサギソウ湿地から少し進むと八大龍王の鳥居越しに竜王池の展望が広がりました。

f:id:momotchi_blog:20210825154742j:plain鳥居の道路を挟んだ山側には八大龍王が見えます。

f:id:momotchi_blog:20210825180657j:plain竜王池湖畔に降りて少し休憩です。

f:id:momotchi_blog:20210825180719j:plain竜王池の奥に休憩用の東屋のような建物もありました。八大龍王に参拝した後、竜王池を回って東屋でゆっくり休憩する事にします。

f:id:momotchi_blog:20210825180818j:plain参拝に向かおう腰を上げると… パラパラと小雨が降り始めました。雨雲レーダーを見ると少し濃い雨雲が近付いて来ています。参拝は諦め先程の東屋へ急ぎ向かいます。

小雨が降る中、多少濡れただけで無事東屋に到着しました。改めて雨雲レーダーを見ると濃い雨雲は後15分程で抜けるようなので、ここで暫くパイプ休憩です。

f:id:momotchi_blog:20210825154753j:plain雨も上がったようです。東屋側から見た八大龍王です。今回は竜王池の散策は止め本殿に向かう事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210825154807j:plain秋の七草の一つ、萩の花が咲き始めています。萩の花は万葉集などで秋を代表する草花として数多く詠まれているようです。

f:id:momotchi_blog:20210825154819j:plain本殿です。

f:id:momotchi_blog:20210825154831j:plain拝殿で参拝です。二拝二拍手一拝… ??? ここは龍泉寺… 寺でした…。しかし佇まいはまさに神社です。

f:id:momotchi_blog:20210826082603j:plain釉薬瓦の鬼瓦や棟飾り瓦は珍しいそうです。

f:id:momotchi_blog:20210825154845j:plain寺らしく鐘楼がありますが、神社境内では鳥居と同じくらい一般的な狛犬も鎮座していました。付近を見渡しても、仁王像は見当たりませんでした。

f:id:momotchi_blog:20210825154902j:plain寺務所近くに境内の案内板がありました。今回は参拝コースの順路を逆回りで散策したようです。

龍泉寺境内には滝修行が出来る滝があると友人に聞いていたので、探してみると「御滝」、「御滝本殿」、「荒行堂」という記載があったので行ってみる事にしましました。

f:id:momotchi_blog:20210826083607j:plain坂道を少し下ると、いかにも滝修行が出来そうな滝が見えてきました。この滝は「最上の滝」とか「龍王の滝」と呼ばれているそうです。

f:id:momotchi_blog:20210825154914j:plain下まで降りて来ると今迄の暑さを忘れ、何か独特な荘厳な空気と雰囲気を感じました。

f:id:momotchi_blog:20210825154926j:plain苔むした岩と竜王の滝。ここでは毎年大寒の日に、極寒の滝に打たれる寒行が行われているそうです。

駐車場に戻る事にします。

f:id:momotchi_blog:20210825154941j:plain途中「ゆるぎ岩」という大きな岩がありました。指で押すとこの大きな岩が動くと言われているそうです。指で押してみましたがビクともしません、岩の下を見ると土が溜まっていて固着していました。昔は土の流入もなく、この大きな岩を簡単に動かすことが出来ていたのかも知れません。

しかし、最上本山龍泉寺は寺なのか神社なのか、最上稲荷妙教寺との関係などが気になるところです。寺務所の方に伺った内容を最後に纏めています。

駐車場に戻り、少し遅い昼食に向かいます。行先は職場の麺好きな友人が、塩ラーメンならここと、お奨めの「塩元帥」です。この店は大阪が発祥のようで、関西にチェーン展開されていて岡山には倉敷(倉敷市水江)と津山(津山市院庄)、そしてこの総社の3店舗があるようです。

f:id:momotchi_blog:20210825154953j:plain龍泉寺を出発し10分程で「潮元帥 総社店」(総社市窪木)に到着しました。正面に入口が無く、横に回ると暖簾はありませんが入口がありました。入口を入ると広い待合室があり順番受付の用紙が置かれていました。記入用紙を見ているとスタッフの方から「どうぞお入りください」と声掛けされました。

f:id:momotchi_blog:20210825155006j:plainテーブルに座りメニュー表を見てみます。天然塩ラーメン、醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩つけ麺、醤油つけ麺と、塩ラーメンの専門店かと思っていたので少し意外でした。丼物や各種トッピングもあるようですが、残念ながらバターのトッピングは無いようです。塩バターラーメンは最高なのに…。

今回はやはり、オーソドックスに天然塩ラーメンを注文です。

f:id:momotchi_blog:20210825155018j:plain出て来ました。天然塩ラーメンです。見た目は塩ラーメンらしくない少し濃い色合いです。

f:id:momotchi_blog:20210825155027j:plain少し離れた机にキムチとニンニクが置かれていて、どちらも無料だそうです。私はキムチをいただきました。

f:id:momotchi_blog:20210825155038j:plainそのキムチを乗せて、いただきま~す!

豚骨や鶏ガラをベースにユズでしょか柑橘系の味が微かにするスープで脂濃くなく、焦がし玉ネギのようなものが浮いていてユズの効果なのかすっきりとしたスープです。天然塩ラーメンは化学調味料を使用せず塩にもこだわっているようで、体にやさしいラーメンだそうですが、スープにコクがあまり感じられず、塩気もさほど感じません。きっと蒸し暑い中での散策で体が塩分不足になっていたためなのかも知れません。

f:id:momotchi_blog:20210825155048j:plain大きなチャーシューが1枚乗っていました。柔らかくとてもジューシー! しかし少し薄すぎます。これなら二枚乗っていてもいいのでは? と、ちょっと残念な気持ちになりました。

f:id:momotchi_blog:20210825155058j:plain平打ちの中太麺はモチモチ感があって、少し固めに茹でられた麺はユズと焦がしネギのアクセントが効いたスープとの相性も良く、とてもあっさりと食べられました。麺への拘りがあるように書かれていましたが、さほど特別な感じはなく普通に喉越しのいい美味しい麺でした。御馳走様でした。

出勤時間にはまだ少し早いようですが、早めに職場に入ってシャワーを浴びスッキリとしてがら業務に着きたいと思います。

近日中に妻と休みの合う日を調整して、サギソウを見て、またこの塩ラーメンを食べてみたいと思います。その時はトッピングで少しアレンジしてみようとも思っています。

 

最上本山龍泉寺について

最上本山龍泉寺は寺なのか神社なのか、最上稲荷妙教寺との関係などが気になり、寺務所の方に伺ってみる事にしました。

明治維新に伴う神仏判然令(神仏分離令)以前の日本では、1000年以上「神仏習合」の時代が続いていたそうですが、龍泉寺神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の祭祀が許された数少ない寺の一つだそうです。栃木県日光市にある日光東照宮や、京都市東山区祇園町にある八坂神社、愛知県豊川市にある豊川稲荷など、またすぐ近くにある最上稲荷妙教寺最上稲荷)も神仏習合の寺社だそうです。

最上稲荷妙教寺との関係は、吉備津神社吉備津彦神社と同じ※注記ように、備中国(最上本山龍泉寺)と備前国最上稲荷妙教寺)にそれぞれ祀られているそうです。

ちなみに東京都台東区にある浅草寺浅草神社は隣り合わせにありますが、元々は同じ境内(神域)内にあり、神仏習合の名残といわれているそうです。また備前国児島にある瑜伽(由加)山蓮台寺と由加神社本宮も浅草寺浅草神社と同じように神仏習合の名残だそうです。

 

※注記

645年(皇極天皇4年)の大化の改新で法律や地方の国々の見直しが行われ、大和国《やまとのくに》や出雲国《いずものくに》と並ぶ勢力を誇っていた吉備国《きびのくに》は、689年(持統天皇3年)の飛鳥浄御原令の発布で分国され、備前、備中、備後の三つの国になりました。さらに、713年(和銅6年)には備前国《びぜんのくに》から美作国《みまさかのくに》が分国さられ、その後明治時代に至るまで旧吉備国の4国は一体として統治される事はなく分かれたままの状態が続いていたようです。

当時各国に一宮という、国司などから諸国へ布告などを最初に伝えられる役割を果たしていた神社があり、その役割を吉備津神社岡山市北区吉備津)が果たしていたようです。吉備国を分国するに当たり、国に一つの一宮が必要なため吉備津神社から分社して備前国一宮として吉備津彦神社(岡山市北区一宮)が創建され、備後国には備後国一宮として吉備津神社福山市新市町)が創建されたようです。

ちなみに、備前国備中国の国境は、岡山市北区足守、北区吉備津、北区撫川、南区妹尾、都窪郡早島町などは旧備中国倉敷市児島、藤戸、福田、また茶屋町の一部地域などは旧備前国加賀郡吉備中央町に至っては、合併前の御津郡加茂川町は備前国上房郡賀陽町は備中国と町内に国境があった地域で、合併の際郡名は両町名から一文字ずつ充て新たな郡名にされたそうです。

 

f:id:momotchi_blog:20200116124915p:plainf:id:momotchi_blog:20191127094841p:plainf:id:momotchi_blog:20191127094726p:plain  

 

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庭瀬撫川城跡と田所商店のラーメン

【2021.09.16 追記更新】

芝場城の読み方、庭瀬城址の築城者についての問い合わせに、回答がありましたので最下段に追記しました。

= = = ※ = = =
 

先日職場でラーメンの話になった時、友人から味噌ラーメンの美味しい店がある事を聞き、妻と休みの合った今日、食べに出かけてみる事にしました。向かう先は岡山市北区庭瀬にある「麺場 田所商店」です。この店は鹿児島県薩摩川内市にある「薩摩川内味噌醤油株式会社」という味噌などを製造する会社が全国展開している味噌ラーメン専門のチェーン店の一つのようです。庭瀬に行くと言う事で妻が行った事のないという「庭瀬城跡」と「撫川城跡」に立寄って食前の運動がてら散策してみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210816125206j:plain「庭瀬城跡」の駐車場に到着しました。周辺の案内板はありましたが、かなり傷んだ状態で残念ながらとても読み難い状態です。

f:id:momotchi_blog:20210816125013j:plain「庭瀬城跡」の石碑です

f:id:momotchi_blog:20210816124953j:plain「庭瀬城跡」にある清山神社です。

f:id:momotchi_blog:20210816125021j:plain明治時代までこの地を治めていた板倉家伝来の甲冑や陣羽織が納めてあったという清山神社です。

f:id:momotchi_blog:20210816125028j:plain常夜灯や城を守っていた濠などが残させれていて、当時の様子が垣間見えるようです。

f:id:momotchi_blog:20210816125039j:plain濠と清山神社です。

f:id:momotchi_blog:20210816125048j:plain濠には「大賀ハス」という、ハスが植えられていました。このハスは地元(岡山市北区川入、旧都窪郡吉備町)出身の大賀一郎博士が1952年(昭和27年)に千葉県で約2000年前の古代蓮の実を発見し、その実を発芽されることに成功されたそうです。ハスは後楽園に保存植栽されているそうですが、1997年(平成3年)の岡山城築城400年の時に大賀博士生誕地の、この城跡の濠にも植栽されたそうです。ハスの花の時期は既に過ぎていましたが、またシーズンには見に来てみたいと思います。

f:id:momotchi_blog:20210816125158j:plain壕では亀が甲羅干しをしていました。迷路のような道を進み「撫川城跡」に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210816125100j:plain途中、「撫川うちわ制作技術」という案内板がありましたが、製作所や販売所などは無く案内板だけがポツンと立っていました。撫川うちわは江戸中期頃に庭瀬藩や撫川知行所の武士の内職として始められたそうで、歌継ぎと言われる独特の技法が用いられた超高級うちわのようです。

f:id:momotchi_blog:20210816125109j:plain迷わずに進めば200~300m程だとは思いますが、迷路のような道路で突き当っては、引き返すを繰り返し何とか「撫川城跡公園」に到着しました。「撫川城跡」は周囲を濠で囲まれ一ヶ所にしか出入口が無いのと、街並みが迷路のようになっていたため、かなりの距離を歩いてしまいました。

f:id:momotchi_blog:20210816125122j:plain「撫川城跡公園」の石碑です

f:id:momotchi_blog:20210816125140j:plain入口にある門は「撫川知行所総門」を明治時代になって移築したようです。

f:id:momotchi_blog:20210816125224j:plain城跡の西側には高石垣が残されています。

f:id:momotchi_blog:20210816131357j:plain東側は土塁が残されていました。

f:id:momotchi_blog:20210816125237j:plain門を潜り中に入ると、現在は使われていない井戸がありました。

f:id:momotchi_blog:20210816125244j:plain正面には三神社があります。岡山県指定史跡第一号だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210816125257j:plain城跡を散策していると沢山の栗が落ちています。

f:id:momotchi_blog:20210816125304j:plain見上げると栗の実が沢山付いていました。

f:id:momotchi_blog:20210816125316j:plain栗の木の横には柿の木もあり、実を付けていました。散策を終え庭瀬城跡の駐車場に戻ります。昼食前の運動も終えたので「田所商店」へラーメンを食べに向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210816125348j:plain庭瀬城跡から距離にして300~400m程、数分で到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210816125339j:plain旧2号線(現県道162号線)沿いの吉備地域センター前になります。

f:id:momotchi_blog:20210816125406j:plain屋根の上には大きな味噌樽が乗っています。

f:id:momotchi_blog:20210816125710j:plain暖簾を潜り店内に入ると数組の方が待たれていました。

f:id:momotchi_blog:20210816125722j:plain「順番受付・発券機」があり、受付を済ませます。写真は番号を呼ばれ店内に入る時に撮影しましたので、表示番号が違いますが、この時点で6組待ちでした。

f:id:momotchi_blog:20210816130749j:plain受付番号は「46番」で3組待ちのようです。

f:id:momotchi_blog:20210816130705j:plainメニュー表です。濃口の北海道味噌メニューに…

f:id:momotchi_blog:20210816130505j:plainやや濃口の伊勢味噌… 甘口の九州麦味噌のメニュー…

f:id:momotchi_blog:20210816125745j:plain炙りチャーシューのトッピングや、伊勢味噌、北海道味噌、九州麦味噌の噌漬け炙りチャーシュー麺

f:id:momotchi_blog:20210816130540j:plain仙台辛味噌つけ麺など、流石味噌ラーメンの専門店だけの事はあります。トッピングの頁もありましたが撮影し忘れていたようです。

私は「北海道味噌 味噌漬け炙りチャーシュー麺」の大盛りに超バターのトッピング、妻は「九州麦味噌 味噌漬け炙りチャーシュー麺」に味噌漬け玉子のトッピングをオーダーしました。

f:id:momotchi_blog:20210816130718j:plainお手拭もオリジナルです。

f:id:momotchi_blog:20210816130733j:plain店内のカウンター席の様子です。カウンター席の上の欄間が目を引きます。

f:id:momotchi_blog:20210816130814j:plain出て来ました。「北海道味噌 味噌漬け炙りチャーシュー麺」の大盛りに超バターのトッピングです。

f:id:momotchi_blog:20210816130844j:plain美味しそうな大きな炙りチャーシューに肉味噌、それに大きなバターなどが乗っています。

f:id:momotchi_blog:20210816130900j:plain妻がオーダーした味噌漬け玉子を半分分けてくれました。この味噌漬け玉子はしっかりと味が乗っていました。

北海道をイメージしてか皮付きのジャガイモも乗っています。北海道らしい皮付きジャガイモ… ラーメンにジャガイモは合わないように感じがしますが、食べてみるとこれがまたバターとよく合い、まさに北海道名物のじゃがバターの感覚です。

f:id:momotchi_blog:20210816163002j:plainチャーシューは厚みも有りとても大きく、平に置くと器半分程を占める大きさです。味噌漬けにしたものを炙って香ばしさを引き出していて、柔らかいのに噛みごたえもあって、とってもジューシー。写真はピンボケでしたが…。

f:id:momotchi_blog:20210816130910j:plain妻がオーダーした「九州麦味噌 味噌漬け炙りチャーシュー麺」に味噌漬け玉子のトッピングも出て来ました。

f:id:momotchi_blog:20210816130933j:plainこちらには九州をイメージしたさつま揚げが乗っていました。

少し味見をさせてもらいます。麦味噌はかなり甘いイメージですが…、少し甘めですがしつこさは無く、むしろ旨みもしっかり感じる事が出来、とても美味しいと思いました。

f:id:momotchi_blog:20210816130956j:plainスープまで全て完食です。豚骨や鶏ガラベースと思われる出汁に北海道味噌を加えたスープは、バターのコクと甘みとが相まって、まろやかさと濃厚な味わいを感じます。やはり味噌ラーメンにはバターが合います。中太の縮れ麺はモッチリ感があり歯応えも十分、スープともよく絡み久しぶりに美味しい味噌ラーメンを食べる事が出来ました。

f:id:momotchi_blog:20210816131007j:plain今回の会計は二人で2,753円(税込)、味噌ラーメン一杯1,375円計算になり少しお高いようですが、この美味しさとボリュームであれば納得です。清算所の脇にお土産コーナーがあり「ねり唐辛子みそ」(税込464円)や「焼きねぎ蔵出し地味噌」(税込540円)、10粒で100億個の乳酸菌入りの「味噌あめ」(税込270円)などが販売されていました。私は購入してみたかったのですが、私が見入っている間に妻は清算を済ませ出て行ってしまったようです。

また機会を作って是非食べに来てみたいと思います。その時は違う味の味噌ラーメンも食べ比べてみたいと思います。

 

庭瀬城と撫川城について

庭瀬城は平城としては岡山県下有数の規模と言われ、付近の地名から芝場城《こうげじょう》※注1 とも呼ばれています。1559年(永禄2年)備中松山城主の三村元親※注2備前宇喜多直家の侵攻に備えて築城したのが始まりだそうです。当時この場所は足守川の河口に広がる沼地だったようですが、瀬戸内海と庭瀬川で繋がった内港を持った沼城で岡山城備中高松城には道路で、関西などとは瀬戸内海航路で繋がっていた水陸交通の要となる場所だったようです。

1582年(天正10年)の備中高松城の水攻めの際には、備前の国との境界にある「境目七城」の一つとして、この城でも激しい攻防戦が繰り広げられ、宇喜多の支配下になりその後廃城となりました。

関ヶ原の戦いの後からは戸川達安支配下に置かれました。しかし四代目の戸川安風で断絶し一時幕府領となりましたが、戸川家改易後、家名存続を許された安風の弟逵冨が撫川5千石を与えられ旧庭瀬城二の丸跡(撫川城跡)に屋敷を構え、庭瀬城跡に知行所を置いたようです。

その後、庭瀬藩は久世5万石、松平5万石と藩主が変わりながら、1699年(元禄12年)に板倉2万石となり明治時代まで続いてます。庭瀬城と撫川城と呼び分けられてはいますが、元々は一つの城だったようです。

※注1については「しばばじょう」と読む説、※注2については「家親」という説もあり、現在詳細を確認中です。

 

【2021.09.16更新】

気になって問合せをしていた回答が届きました。

① 芝場城の読み方

昭和48年7月1日発行の吉備町誌には「芝場城はこうげ城とも言い、妹尾川用水の芝一の樋《こうげ一の樋》(旧吉備町福富)、から南へ約300m下手の足守川と妹尾川の間にあり、足守川が氾濫した際に流出した土砂が沈積して出来た小丘を利用して松山城の三村家親が宇喜多氏に対する防備の目的で小規模な城塞を築いたと伝えられている」という記述があるそうです。現在の庭瀬城址、撫川城址とは場所が異なり両城址の北西の方向に1km程離れた場所と推察されているようですが「その年代を確実に知ることは困難ではあるものの、天文年間(1532~1554年)~弘治年間(1555~1557年)と思われる」と同誌に記述があり、これらの事から芝場城が撫川城址とは同一ではないと推察されるようです。芝場城の遺跡等は残っていないそうで、とても残念ですが…

② 庭瀬城址の築城者について

庭瀬城址の案内板には三村元親、撫川城址公園の案内板には三村家親と築城者が記述されてはいますが、共に撫川城址についての記述で、室町時代の1559年(永禄2年)この地に土を盛って砦としたのは、三村家親であるというのが現在の定説のようです。

現地の案内板の記述には一部に誤記述があったりするようですが、それも歴史ミステリーで面白いかもしれません。ただ私は気になって仕方なくなり、関係機関へ問合せてしまいましたが…

芝場城については今回思わぬ収穫もありました。気になりだしたら気になって仕方なかったのですが、これでスッキリしました。傷んで読み難くなっている案内板については、老朽化もしている事から市教委へ要望をされているようですが、費用等の問題があり、なかなかうまく行かないそうです。記述内容についても再確認したうえで、該当町内会とも相談し市教委へ要望書を提出する事も検討されるそうです。歴史ある史跡なので案内板の整備も早い時期にお願い出来ればと思います。今回回答いただきました「庭瀬かいわい案内人の会」の皆さま、吉備公民館のスタッフの方には心中よりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

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一蘭のラーメンと塩釜の湧水

前回汲んで帰った「延命水」も残り少なくなり、妻と休日の合う今日、水汲みがてらドライブに出かける事にしました。朝食は職場の友人に以前から奨められていた「一蘭」で朝ラーする事にしました。

一蘭」は今迄岡山には店舗が無く、今年の春やっと岡山にオープンしたそうです。オープン当時マスコミなどでも紹介されていましたが職場でも一寸した話題になっていました。コンビニなどと同じ24時間営業にも拘らず、オープン当時は1~2時間待ちと聞いて、なかなか食べに来る事ができず気にはなっていました。感染力が強い変異株(デルタ株)へと変化した現在は8時から21時までの営業時間に短縮されているようですが、早朝であればさほど混雑しないのではないかと思い、自宅を8時過ぎに出発しました。

f:id:momotchi_blog:20210808180554j:plain20分足らずで「一蘭」(岡山市北区下中野)に到着しました。駐車場には10台程の車が止まっていますが、行列も無く待つ事無く入る事が出来そうです。

f:id:momotchi_blog:20211207144520j:plain暖簾を潜り店内に入ります。

f:id:momotchi_blog:20210808180753j:plain店内に入るとすぐに「空席案内板」という表示があり、空いている席が一目で分かるシステムになっていました。

f:id:momotchi_blog:20210808180803j:plainその横に券売機がありましたが、GO TO イート券を使用する場合は、食券を購入せず席に座ってからその旨を伝えると良いと友人から情報を仕入れています。

f:id:momotchi_blog:20210808180819j:plain席はカウンター席のみで椅子は固定式、一席ずつ仕切られていますが少し狭いように感じましたが、味集中カウンターと言う「一蘭」独特のシステムのようです。

f:id:momotchi_blog:20210808180830j:plain友人からGO TO イート券の特別メニューがあり、割安なのでお奨めと聞いていたのでスタッフの方に伺うと、メニュー表とオーダー用紙を用意され詳しく説明していただきました。妻は替玉はいらないと言うので「Go To一蘭 C」というメニューをオーダーしました。

セット内容は、天然とんこつラーメン、チャーシュー、きくらげ、ねぎ、のりが一人に一つずつ、それに替玉が一玉付いて2,500円とお得な価格設定になっているようです。オーダー用紙に味の濃さやこってり度、麺の固さや赤い秘伝のたれの辛さなどを記入しますが、デフォルト値が「標準」として記されていて判断の参考になりました。記入後、スタッフの方に渡し出て来るのを待ちます。

f:id:momotchi_blog:20210808191338j:plain水はセルフのようで、味集中カウンター毎に蛇口があり、遠慮なく水のお代わりがいただけそうです。

f:id:momotchi_blog:20210808180839j:plain替玉の時はこの小さな皿の様な物を呼出ボタンの上に乗せるそうです。この小皿には「替玉 かた麺」と最初にオーダーした麺と同じ麺の固さが記されていました。

f:id:momotchi_blog:20210808180847j:plain目の前には「一蘭」の薀蓄《うんちく》が貼られています。出て来るのを待ちながら目を通して行きます。創業は1960年(昭和35年)、とんこつラーメン発祥の地福岡県の博多のようで、メニューは「天然とんこつラーメン」一品だけに拘っていて、唐辛子入りの「赤い秘伝のたれ」発祥の店でもあるようです。

f:id:momotchi_blog:20210808180900j:plain出て来ました。「Go To一蘭」です。きくらげやねぎが別皿にしっかりと盛られています。

f:id:momotchi_blog:20210808180908j:plain天然とんこつラーメンです。秘伝の赤いたれは「標準」の辛さを選びました。

f:id:momotchi_blog:20210808180921j:plainねぎ、きくらげ、のり、チャーシューを乗せいただきます。“かため”を注文しましたが、撮影に時間がかかり過ぎたのか、麺はかなり柔らかくなっていました。

まずはスープを一口、臭が無くスッキリとしたスープで少し甘さを感じる上品な味わいですが、豚骨にしては一寸物足りないように感じました。味の濃さも「基本」では少し物足りません。もう少し濃い味にして、秘伝の赤いたれも「基本」では物足らなさを感じたので、もう少し自分好みに変更する必要があるようです。チャーシューは柔らかく肉本来の旨味や風味を感じますが、厚みが少し薄く、チャーシュー好きな妻は少し物足らないようでした。麺は博多ラーメンの定番のストレートの細麺、差し障りの無い食べ易い美味しい豚骨ラーメンです。

f:id:momotchi_blog:20210808180931j:plain替玉をオーダーします。小さな皿の様な物を呼出ボタンに乗せ待ちますが、なかなか出て来ません。よく見ると“CALL US”ボタンになっていたので、改めて押すとチャルメラ音が流れました。

替玉は少し小ぶりのラーメン丼で出て来ました。替玉はバリカタ状態、これはこれで博多ラーメンらしくて美味しくいただきましたが、最初に出て来た麺の固さと差がありすぎです。

f:id:momotchi_blog:20210808180942j:plainスープも最後まで美味しくいただきました。丼の底には、「この一滴が 最高の喜びです」と書かれていました。食べ終わった後の食器などはそのままにして何も言わずに帰っても良いそうです。

期待が大きすぎたためか、少し辛めの感想になってしまいました。スープや秘伝の赤いたれは福岡の本社で一括して造り、それぞれの店舗に送られているようのなで、そのコストなどもあるためなのか少し価格も高めになってしまうのでしょうが、ラーメン一杯1,250円(単品合計額1,780円)は少し高いように感じました。近いのに残念ですが頻繁に食べに行く事は中々出来ないようです。

f:id:momotchi_blog:20210808180956j:plain出口付近にはおみやげコーナーがありました。一蘭の半生麺(一食分790円)、ストレート麺の乾麺(5食分2,000円)や即席カップ麺などもあるようですが、土産品も少し高い価格設定のようでした。

この後津黒高原(真庭市蒜山下和)まで湧水を汲みに向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210808181026j:plain国道482号線の津黒高原の入口です。ここから津黒高原荘の脇を抜け津黒高原スキー場を通過し5分ほど進むと水汲み場がありますが…

f:id:momotchi_blog:20210808181036j:plain津黒高原スキー場の中間地点付近で通行止になっていました。この先で土砂崩れのようです。仕方がないので引き返し、蒜山高原の塩釜の湧水を汲みに向かう事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210808181131j:plain蒜山高原を爽快に走ります。

f:id:momotchi_blog:20210808181140j:plain蒜山三座山の頂付近は残念ながら雲がかかっています。

f:id:momotchi_blog:20210808181101j:plain蒜山高原塩釜にある「ひるぜん塩釜ロッジ」に到着しました。駐車場はほぼ満車状態で、かなり離れた場所から湧水を汲みに向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210808181353j:plain駐車場脇にある中蒜山に登る登山道です。この左側に塩釜の湧水が汲める場所があります。「ツキノワグマ生息地域」と言う注意喚起の案内板が右側に設置されていました。

f:id:momotchi_blog:20210808181318j:plain持参した容器に湧水を汲みますが…

f:id:momotchi_blog:20210808181256j:plain途中で止まってしまいました。

f:id:momotchi_blog:20210808181237j:plain脇にこんな張り紙がありました。湧水が止まり25分程待っているとやっと出始めました。

f:id:momotchi_blog:20210808181308j:plain湧水脇にはセミでしょうか何か大きな昆虫の羽化前の殻がありました。汲んだ水を車に積み込み周辺を少し歩きます。

f:id:momotchi_blog:20210808181113j:plain塩釜周辺のイラストが石に描かれています。

f:id:momotchi_blog:20210808181048j:plain水車小屋です。塩釜の源泉まで行きたかったのですが、妻がギブアップ! 車に戻ります。

f:id:momotchi_blog:20210808181329j:plain水汲み場には沢山の方が並ばれていました。湧水は止まる事なく湧いているのでしょうか?

山陰まで出て何か海鮮丼でも食べようかと妻に聞くと、魚は余り欲しくないとの答え、近くにある「蒜山塩釜養魚センター 」で岩魚かニジマスでも買って帰り今夜の酒の肴にしようと思いましたが人出も多く駐車する場所が無く、諦めて帰路に着く事にしました。

昼を回り13時30分、妻からお腹が空いたと催促です。丁度真庭市勝山付近だったので同じ真庭市久世にある「白寿庵」で豆腐料理でも食べて帰ろうと言う事になり連絡してみると、生憎日曜は休日との事、帰り道にある「ミルキーウェイ」(加賀郡吉備中央町)でパンを買う事で妻も納得しました。

f:id:momotchi_blog:20210808181407j:plainミルキーウェイ」に到着です。

f:id:momotchi_blog:20210808181420j:plain店内に入ると、美味しい食パンがありました。この食パンは耳まで柔らかく人気の高い一品だそうですが、これだけしか残っていないようです。

f:id:momotchi_blog:20210808181433j:plain今日は品数が少ないようです。スタッフの方が「今日は朝からお客さんが多くて、これだけしか残っていません」との事でした。

f:id:momotchi_blog:20210808181444j:plain他のパン類も少ないようです。

f:id:momotchi_blog:20210808181457j:plain生クリームチョコワッツサン、瀬戸内レモンパン、激辛カレーパン、ラスクなどを購入し帰路に着きました。

 久しぶりの妻とのドライブ、念願だった「一蘭」での朝ラーに始まり、途中湧水汲みでは一寸したハプニングもありましたが、妻の好きなパンも買う事が出来妻も満足しているようです。また機会を作って妻孝行したいと思います。

 

f:id:momotchi_blog:20191127094742p:plainf:id:momotchi_blog:20191127094841p:plain 

 

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お一人様キャンプ

山陰の夏の風物詩と言われる夜の海に浮かぶ漁火、イカ釣り漁の集魚灯が点々と並ぶ幻想的な風景を撮影しよと出かけてみる事にしました。行先は鳥取県東伯郡湯梨浜町にある「東郷湖羽合臨海公園 宇野公園」です。星空と漁火を撮るためテントを張ってキャンプがてら泊まりがけで撮影します。

漁火撮影に先立ちブッポウソウの雛が飛ぶ練習やエサ取りの姿を見る事が出来るのではないかと思い、途中吉備中央町にも立寄ってみる事にしました。場所は何時もの「横山様」です。朝7時前に自宅を出発、今日は平日なのでそれ程人もいないと思い少し遅めの出発です。

f:id:momotchi_blog:20210731201737j:plain8時前に到着しました。やはり平日と言う事で貸切状態です。撮影準備を終え、腰痛持ちの私はまずは横山様にお参りします。

が…

f:id:momotchi_blog:20210731201809j:plain社務所に入ると、こんな張り紙がありました。

何と、既にブッポウソウは巣立ってしまい南方へ飛び立った後でした。何故か私は勝手に巣立つのは8月上旬と思い込んでいたのです。

f:id:momotchi_blog:20210731201752j:plain撮影小屋は二階部の増築も終えられたようです。今年は利用する事は出来ませんでしたが、来季またお世話になります。

時間はかなり早いですが、このまま山陰まで向かう事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210801061611j:plain「あやめ池スポーツセンター」(東伯郡湯梨浜町藤津)に到着しました。事前にキャンプの手続きをここで行います。今夜のキャンプは私一人だけだそうで貸切状態、まさに「お一人様キャンプ」そのものです。

手続きを終え山陰道のはわいPA内にある「かねまさ浜下商店 道の駅はわい店」(東伯郡湯梨浜町宇野)に立寄り今夜の夕食の食材を仕入れました。

f:id:momotchi_blog:20210731190934j:plainはわいPAから10分足らずで今回キャンプする「鳥取県立東郷湖羽合臨海公園 宇野公園」(東伯郡湯梨浜町宇野)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210801205608j:plain駐車場のすぐ下に砂浜が広がり、海岸の手前にはハマゴウの花が沢山咲いています。泳ぎに来られた方たちでしょうか、砂浜にはテントが設営されていました。

f:id:momotchi_blog:20210731190951j:plainキャンプ場の入口です。キャンプ場内には車の乗入れが出来ないため、駐車場から荷物を数回に分けて運び込みます。

f:id:momotchi_blog:20210801063916j:plainテントの設営を終え、パイプ休憩です。コンフォートチェアが見当たらないのでホタル撮影用に車に積んでいた折りたたみ椅子を車まで取りに行って使用しましたが、やはり座り心地は今一つです。バックの中を再度探してみるとバックの奥からコンフォートチェアが出て来たので取替ました。

f:id:momotchi_blog:20210731193017j:plain寝室も出来上がりました。

f:id:momotchi_blog:20210731191043j:plain時間も十分あるので、園内を散策してみる事にします。

f:id:momotchi_blog:20210731191054j:plainキャンプ場内には海岸線に沿って500m程の遊歩道があり、トイレやシャワールームが3ヵ所設置されています。松林の木陰が広がり、広い場内のどこにでもテントを設営する事が出来るようです。

f:id:momotchi_blog:20210801070956j:plainキャンプ場の西端まで歩き海岸に出てみました。キャンプ場の西隣にあるハワイ海水浴場です。さすが夏休み、平日にも関わらず沢山の家族連れが海水浴を楽しんでいました。帰りは海岸線を戻ってみる事にします。

f:id:momotchi_blog:20210801071008j:plain中間付近まで戻ってきました。駐車場の下にある浜辺も人が増えたようで、子どもたちが海水浴を楽しんでいるようです。

f:id:momotchi_blog:20210731191711j:plain海岸にモニュメントがありました。海岸線は日陰が無くあまりに暑いので、ここから遊歩道に戻ります。

テントに戻り椅子に座わってパイプを吹かしながらゆったりとした時の流れを楽しみます。心地良い風を感じながら椅子に座っていると、いつの間にかウトウトしていたようで、気付くと17時を過ぎていました。漁火の撮影に備え、早いですが夕食の準備にかかります。

f:id:momotchi_blog:20210801073751j:plain先ずは炭起こしからです。松葉が沢山あったので集めて着火剤代わりに使いました。

f:id:momotchi_blog:20210731191808j:plain来る途中購入した今が旬の白イカです。一杯は刺身にしもう一杯は焼いていただきます。

f:id:momotchi_blog:20210731191819j:plain炭も安定してきたので白イカを乗せます。

f:id:momotchi_blog:20210731191759j:plainハタハタも乗せました。6匹と一人では少し多いようですが持ち帰るわけもいかず全て焼く事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210731191840j:plainイカの刺身です。調理時食べやすいようにと縦に切れ目を入れましたが深すぎ、ブツ切れ状態になってしまいました。

f:id:momotchi_blog:20210731191851j:plain焼いていた白イカはこんがりと良い色に焼き上がりました。

f:id:momotchi_blog:20210731191908j:plainカレイの一夜干しです。少し多いかなとも思いましたが、全部焼いてしまいます。

f:id:momotchi_blog:20210731191924j:plainカレイを焼きながら、食事を始めました。

いただきま~す!

あっ…

メインディシュの岩牡蠣をすっかり忘れていました!

f:id:momotchi_blog:20210731191934j:plain今回は岩牡蠣を二つ購入しています。

f:id:momotchi_blog:20210731191944j:plain大きなプリプリの身がしっかりと入っています。準備していたレモンを家に忘れて来たので今回は醤油を少し垂らしていただきました。

f:id:momotchi_blog:20210731192004j:plainカレイも良い色に焼き上がりました。

f:id:momotchi_blog:20210731191955j:plainビールは既に2本目が空いていす。「ビール1本追加、お願いします!」… と言っても誰もいないので自分でクーラーボックスまで取りに行きました。

夕食を終えのんびりしていると、夕日が…

f:id:momotchi_blog:20210731192147j:plain気付いた時には既に太陽が海に沈み始めていました。

f:id:momotchi_blog:20210731192158j:plain急いで海岸線まで行きましたが、既に海に消えていて茜色の夕焼け空が広がっていました。

f:id:momotchi_blog:20210731192225j:plainしばらく綺麗な夕焼け空を眺めていると、右手に漁火のような灯りが見え始めたので一度車に戻り三脚を取ってきました。

f:id:momotchi_blog:20210731192258j:plain三脚にカメラをセットし終えると北東方向にも沢山の漁火が見え始めました。

f:id:momotchi_blog:20210731192319j:plainカメラを北西方向に振ると、まだかすかに残る夕焼け空に漁火が見えます。

f:id:momotchi_blog:20210731192455j:plain夕焼け色から徐々にモノトーンに変化していきます。

f:id:momotchi_blog:20210731192503j:plain徐々に暗くなってきて、夜の海に幻想的な漁火が映しだされています。しかし雲も多く星が部分的にしか見えません。今夜は月の出ない闇夜なのが災いして真っ暗な中に転々と漁火の灯りが写るだけになり全く絵になりません。仕方がないので撮影を切上げテントに戻り食事の後片付けをしました。その後テントの中で残った魚を肴に飲み直し、早々に床につきましたが、金曜日という事もあってか夜遅くまで若い方たちが海岸で花火をしたりして賑やかに楽しんでいたようです。やはり、若いって良いですね‼️

f:id:momotchi_blog:20210801183516j:plain昨夜早くから就寝した事もあり5時過ぎには目が覚めましまい、早朝のキャンプ場内や海岸線を散策しました。

f:id:momotchi_blog:20210731191025j:plain早朝の海岸って、超気持ちい~い‼️

テントに戻り心地良い潮風に吹かれながら椅子に座ってパイプを吹かしていると、至福のひと時です。

f:id:momotchi_blog:20210731192601j:plain7時前頃から朝食の準備を始めました。ご飯は火を起こし飯盒で炊きます。

f:id:momotchi_blog:20210731192650j:plain出発前の準備でバーナーが見当たらず、来る途中で新しいバーナーを購入しました。今回はランニングコストの安いカセットボンベが使用出来る「Iwatani ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」にしてみました。

f:id:momotchi_blog:20210731192635j:plain20分足らずで飯盒から良い香りか漂ってきました。この位で火から下ろして蒸せばベストですが、少しお焦げを作るためもう少しそのまま火にかけておきます。

f:id:momotchi_blog:20210731192706j:plain出来上がりました。今回もバッチリの出来上がりです。

f:id:momotchi_blog:20210731192737j:plainお焦げも良い感じ出来ていました。

f:id:momotchi_blog:20210731192748j:plain今朝のメニューはカレーライスです。ジュニアコンパクトバーナーで温めたレトルトカレーを乗せて準備完了です。

f:id:momotchi_blog:20210731192757j:plain昨晩食べきれず残ったカレイとハタハタ、それにコーヒーで朝食をいただきました。

食事の片付けを済ませ、ゆっくりと過ごした後テントを片付け、この後来る時にも立寄った「かねまさ浜下商店 道の駅はわい店」に立ち寄り土産代わりに今夜の夕食の食材を買い、倉吉市内で昼食に牛骨ラーメンを食べて帰る予定です。

f:id:momotchi_blog:20210731192810j:plain山陰道のはわいPAに到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210731192820j:plain昨夜食べたカレイの一夜干しが美味しかったので購入する事にします。持ち帰り用は少し大きなサイズの3枚物にしました。

f:id:momotchi_blog:20210731192831j:plainハタハタも購入。

f:id:momotchi_blog:20210731192854j:plain岩牡蠣は昨日と同じ一番大きなの物を3つ購入しました。妻は牡蠣類はあまり食べず、岩牡蠣には一切手を出しません。

f:id:momotchi_blog:20210731192909j:plain今が旬の白イカも購入しました。山陰のイカ漁は7~8月が旬ですが、今年は猛暑のため収穫量が少ないそうです。

ちなみに、鳥取県では一本釣りで上げられるケンサキイカの事を白イカと呼び、シマメはスルメイカの事だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210731192844j:plainシマメことスルメイカもあしましたが、悩んだ末白イカにしました。考えてみると昨晩と全く同じメニューになってしまいました。

今夜の夕食の食材も購入を終え、久しぶりに牛骨ラーメンを食べに向かいます。

10時45分頃に「いのよし」(倉吉市海田西町)に到着しました。開店時間の11時までにはまだ時間があるので車内てパイプタイムです。

f:id:momotchi_blog:20210731192920j:plain10時55分頃、スタッフの方が「お待たせしました。どうぞお入りください」と声かけに来てくださいました。

f:id:momotchi_blog:20210731192931j:plain一番乗りで入店です。久しく来ないうちにメニューが増えたように思いますが、変わらず今回も塩ラーメンをオーダーしました。

f:id:momotchi_blog:20210731192945j:plainオーダー後壁にこんなポップがあるのに気付きました。スタッフの方にオーダー変更出来るか伺うと、可能ですとの事なので変更していただきました。

f:id:momotchi_blog:20210731193000j:plain出て来ました「ピリ辛しおラーメン」です。微かにラー油のような香りは感じますが期待した程ニンニクの香りは感じずさほど辛いとも思いません。しかしいつもと変わらない「いのよし」らしい牛骨ラーメンでとても美味しくいただくことが出来、スープまで全ていただきお腹も大満足です。

帰宅後使用したテントやマットを干したり、食器などをもう一度洗い乾燥器でしっかりと乾燥させて片付けました。

夕食時、母や息子は大きな岩牡蠣に大喜び、白イカの刺身やハタハタ、カレイも美味しい美味しいと食べていました。牡蠣類をあまり食べない妻は白イカの刺身や焼魚をつまんでいましたが、とても美味しいと食べていました。

36℃を越す暑い中、帰ってからの片付けが一番応えましたが、ビールがいつも以上に美味しく感じる事が出来ました。新鮮な魚介類は続けて食べてもとても美味しくいただく事ができました。明日は日勤なので今夜は早く休むことにします。

 

f:id:momotchi_blog:20191127194245p:plain

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丹後半島ツーリング

梅雨も明け暑い夏がやって来たようです。東京2020オリンピックも7月23日の開会式を待たずソフトボール女子サッカーの試合は21日から先行スタートするようです。

岡山県をはじめ10都道府県に出されていた緊急事態宣言も東京や沖縄県を除き6月20日に解除され、大阪府など4府県はまん延防止等重点措置が8月22日まで延長されたようですが、兵庫県京都府などの5道府県は7月11日に解除となったので、久しぶりに職場の友人とツーリングに出かける事になりました。

行先は京都北部の丹後半島周遊で、コースは鳥取を経由し山陰の海岸線を走り、美方郡新温泉町居組から豊岡市気比までは「丹波漁火ライン」をメインに、その後丹後半島を時計方向に回って与謝郡伊根町で一泊、翌日天橋立を回って出石蕎麦を食べて帰る事にしました。

6時30分岡山市中区の倉田交差点付近で待合わせ、国道2号線で県境を越え兵庫県に入り赤穂郡上郡町に出て、国道373号線を北上し佐用郡佐用平福を目指します。

f:id:momotchi_blog:20210724114901j:plain中国道373号線を走っていると、並行する智頭急行線に「特急スーパーはくと」が走っていました。

f:id:momotchi_blog:20210726081754j:plain「道の駅 宿場町ひらふく」(佐用郡佐用平福)に到着しました。ここで水分補給とタバコ休憩です。今回はカワサキZRX1200にヤマハFZ-1、それに私のホンダFORZA-Zの3台です。両車とも1,000cc超えのバイクですが、いつものように私の250ccのスクーターでトロトロと先導して走っています。

f:id:momotchi_blog:20210724114936j:plain平福ICから鳥取道に乗り再び県境を越え岡山県美作市に入り、英田郡西粟倉村を通過し鳥取県境となる志戸坂TNに入ります。この志戸坂TN区間だけは自専道ではなく、歩行者なども通行出来る一般道区間になります。鳥取西ICで鳥取道を降り国道29号線で鳥取市街地へ入り、国道9号線バイパスから山陰近畿自動車で終点の浦富ICまで走りその後国道174号線で山陰海岸沿いに走ります。

f:id:momotchi_blog:20210726231946j:plain東浜ICから東浜居組道路に乗り、県境を越え兵庫県へ入り終点の居組ICで一般道に降りました。ここが「丹波漁火ライン」のスタート地点となるようです。

f:id:momotchi_blog:20210726082836j:plain丹波漁火ライン」(国道178号)を走り、山陰海岸最初の立寄り地の「穴見海岸」(兵庫県美方郡新温泉町居組)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724115017j:plainこの海岸は今から約2000年前の安山岩質の溶岩や火砕岩が浸食されてできた磯浜だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724115758j:plain俵状節理が発達した小島が浮かんでいます。景色を眺めながらしっかりとタバコを吸って出発します。浜坂からは県道261号線(丹波漁火ライン)に乗換、余部を目指します。「丹波漁火ライン」は国道や県道などを繋いで山陰海岸の美しい自然景観を楽しみながら走行する事が出来るコースとなっていて、兵庫県で初めて国交省日本風景街道に選定された山陰海岸国立公園内を走る全長約67kmのコースです。

f:id:momotchi_blog:20210724115921j:plain右前方に余部橋梁が見えてきました。JR餘部駅側(右側)には旧余部鉄橋の3本の橋脚がモニュメントとして保存され、「空の駅展望台」となっています。

f:id:momotchi_blog:20210724115839j:plain「道の駅あまるべ」(美方郡香美町香住区余部)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724120722j:plain余部鉄橋空の駅開設記念」の記念碑があり、後方には当時の余部鉄橋の橋脚が上部を取り除きモニュメントとしてそのまま残されているようです。

f:id:momotchi_blog:20210724120249j:plain残されている当時の橋脚を見上げると遥か40m上空に一部残された線路が見えています。

f:id:momotchi_blog:20210902184159j:plain展望エレベーター「余部クリスタルタワー」の入口です。奥のエレベーターで一気に40m上空にある餘部駅まで上る事が出来ます。

f:id:momotchi_blog:20210902183959j:plain上昇中の展望エレベーターからの展望です。

f:id:momotchi_blog:20210724120118j:plain到着しました。展望エレベーターからの眺めも最高でした。

f:id:momotchi_blog:20210726082115j:plain展望台に到着しました。餘部駅方向の展望スペースには鉄橋下が見られるのぞき窓もあり、覗いて見ると当時の枕木越しに風景が広がっていました。

f:id:momotchi_blog:20210724120313j:plain東側には旧線路がそのまま残されていました。右側に新しい余部橋梁が作られたようでが、前方のトンネル手前でカーブして元の路線に戻っています。

f:id:momotchi_blog:20210724120339j:plain餘部駅から見た余部クリスタルタワー方向の様子です。

f:id:momotchi_blog:20210902183844j:plainホームには旧余部鉄橋の鋼材を使用したベンチが設置されていました。

ちなみに、餘部駅《あまるべえき》は地名と駅名の読み方は同じですが漢字表記が異なります。1930年(昭和5年)に開業していた姫新線にある余部駅《よべえき》との重複を避けるため、1959年(昭和34年)に遅れて開業したこの駅は「餘部」と表記されたそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724120357j:plain11時5分発の浜坂行普通列車が入って来ました。

f:id:momotchi_blog:20210724120659j:plain列車を見送り、下に降りて道の駅で少し早い昼食にします。展望スペースには以前線路があった場所にレールを模したデザインが施されています。

f:id:momotchi_blog:20210726090733j:plainこの道の駅では、ご当地グルメの「たじま魚《とと》カツバーガー」か「香住ガニバーガー」を食べてみる事にしていました。どちらも美味しそうでが、さすがに2つは無理なので悩んだ挙句…

f:id:momotchi_blog:20210724120740j:plain「香住ガニバーガー」をいただく事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210724120752j:plain この香住ガニバーガーは、レタスやキャベツの上に地元産の香住ガニを使ったカニクリームコロッケカニの身の入ったタルタルソースを絡めたものを乗せ、地元のパン屋の特製ゴマバンズに挟んでいるそうです。香住ガニの入った少し贅沢なクリームコロッケと少し酸味の効いたタルタルソースのとろりとした美味しさが口の中に広がる絶品でした。

f:id:momotchi_blog:20210726111107j:plain道の駅には展示コーナーもありました。当時を再現した余部鉄橋の模型です。

f:id:momotchi_blog:20210726111120j:plain余部鉄橋に使用されていた部品も展示されていました。

f:id:momotchi_blog:20210726111053j:plain余部駅余部鉄橋の出来るまでの様子もパネルで詳しく説明されています。

f:id:momotchi_blog:20210724120804j:plain道路を挟んだ東側には「山陰本線 余部橋りょう」と書かれた当時の主桁がモニュメントとして残されていました。

昼食を終え、「丹波漁火ライン」(県道4号線)を走り香住市街地を抜けた所で県道11号線に乗り継ぎます。

f:id:momotchi_blog:20210726111824j:plain香住市街地を抜けしばらく走ると「カエル岩」のある「今子浦ファミリーパーク」(美方郡香美町香住区境)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724120842j:plain近付いてみると、まさにカエルです!

f:id:momotchi_blog:20210726111842j:plain

カエル岩の手前には海水浴場があり、家族連れが気持ちよさそうに楽しんでいました。

再び「丹波漁火ライン」(県道11号線)を走ります。

f:id:momotchi_blog:20210726110039j:plain途中展望台があったので停車し撮影しました。

f:id:momotchi_blog:20210724120945j:plain方向を変え、もう一枚。

f:id:momotchi_blog:20210726110150j:plain袂にはオニユリが綺麗に咲いていました。

f:id:momotchi_blog:20210726111641j:plainトンネルを抜けると「ハサカリ岩」(豊岡市竹野町竹野)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724121003j:plainカニの爪が岩を挟んでいるように見えます。この岩は兵庫県の天然記念物にも指定されている竹野海岸を代表する奇岩だそうです。「挟まる」事をこの地方では「はさかる」と言うそうです。

f:id:momotchi_blog:20210726105416j:plainしかし、見事にはさかっています。

丹波漁火ライン」(県道11号線)を海岸線沿いに走ります。

f:id:momotchi_blog:20210726121348j:plain以前豊岡市に住んでいた事のあると言う職場の友人が、豊岡を代表する数少ない見所なので是非見て欲しいと勧められた「お昼寝キューピー」と呼ばれている猫崎半島です。

f:id:momotchi_blog:20210726121106j:plainキューピーの特徴的な鼻や大きなお腹… 確かにキューピーが横たわっているようにも見えます。

f:id:momotchi_blog:20210724121107j:plain御待岬(豊岡市瀬戸)に到着しました。眼下に「城崎マリンワールド」や沖合に浮かぶ「竜宮城」が一望できます。

f:id:momotchi_blog:20210724121056j:plain竜宮城です。

豊岡市気比で「丹波漁火ライン」は終点となり、ここからは海岸線から離れ県道11号線は山越えコースに変わります。山越えで京都府に入り京都府道11号線に変わります。その後府道49号線に乗リ継ぎ、小天橋を走ります。小天橋は日本海久美浜湾を東西に仕切る砂州で、砂浜が長く延びた様子から天橋立と似ていると名付けられたそうです。

しかし…

暫く走っていて大チョンボに気付きました!

コースに入れていた「ツリーハウス」を飛ばしていました。このツリーハウスは広瀬アリスあいみょんの共演で、「淡麗グリーンラベル」のCMが撮影された場所です。友人たちに相談し今更戻るのも面倒なので今回は諦め先に進むことになりました。

f:id:momotchi_blog:20210724121611j:plain国道178号線から府道665号線に乗り継ぎしばらく走ると「五色浜」(京丹後市網野町塩江)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724121137j:plain海岸には海蝕甌穴と思われるポットホールがありました。

f:id:momotchi_blog:20210724121202j:plain波の浸食により作り出された波食棚です。

f:id:momotchi_blog:20210724121150j:plain長い年月をかけて自然が創り上げた造形美です。五色浜とういうので五色の石を探しましたが見つける事は出来ませんでした。

心地より潮風を浴びながら暫く休憩し、再スタートします。京丹後市網野で国道178号線に乗り継ぎます。

f:id:momotchi_blog:20210724122022j:plain「立岩」(京丹後市丹後町間人)に到着しました。この立岩は竹野川の河口部にあり、昔噴火で流出したマグマが固まる際に出来た柱状節理という独特の柱状の形状をしているそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724121215j:plain何と、高さが20mもある一枚岩だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210726132506j:plain柱状節理の直線的な荒々しい岩が特徴的です。

f:id:momotchi_blog:20210726132526j:plain竹野川の東岸の様子です。柱状節理の岩肌が見えています。

バイクに戻り先に進みます。

f:id:momotchi_blog:20210724122442j:plainしばらく走ると「屏風岩」(京丹後市丹後町筆石)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724122507j:plain海面からそそり立つ岩が屏風の様に見える事から名付けられたそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724122522j:plain光の加減で上手く写りませんが、正面から見る事が出来ればともっと屏風の様に見えるのかも知れません。

f:id:momotchi_blog:20210726133849j:plain国道178号線を走っていると航空自衛隊の施設が見えてきました。

f:id:momotchi_blog:20210726133859j:plainそのすぐ隣には在日米軍の施設もありました。

f:id:momotchi_blog:20210817191651j:plain方の山の上にレーダー施設のようなものが見えます。航空自衛隊在日米軍が協力して空と海の監視や弾道ミサイルなどの監視もしているのでしょうか?

f:id:momotchi_blog:20210724123021j:plain在日米軍施設のすぐ先にある「袖志の棚田」(京丹後市丹後町袖志)に立寄ってみました。

f:id:momotchi_blog:20210724123045j:plain綺麗な棚田が広がっています。

f:id:momotchi_blog:20210724123036j:plain海と棚田、絵になります。

f:id:momotchi_blog:20210726135815j:plain経ヶ岬を過ぎ少し進むと「伊根町」に入りました。

f:id:momotchi_blog:20210724123110j:plainチェックインの時間には少し早かったので「道の駅 舟屋の里伊根」に立寄ってみる事にしました。伊根は1993年(平成5年)NHKの朝ドラ「ええにょぼ」の舞台となった場所です。ちなみに「ええにょぼ」は丹後弁で「美人」を意味するそうですが、私は「良い女房」だとずっと思っていました。

f:id:momotchi_blog:20210724123212j:plain道の駅の展望台から眺めです。

f:id:momotchi_blog:20210724123201j:plain湾内には養殖筏が浮かんでいます。

f:id:momotchi_blog:20210724123231j:plain今夜お世話になる「吉村屋」です。観光協会へ問合せた際、そこそこの料理の食べられる宿を紹介してくださいと言うと、ここがお奨めだと紹介いただいた宿で、一日一組のみの宿泊だそうです。舟屋ではありませんが伊根では数少ない四階建だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724123245j:plain一階と二階が食事スペースになっていて、三階が宿泊スペースのようです。

f:id:momotchi_blog:20210724123343j:plain寝室部屋です。撮影はしていませんが、この部屋とは別にもう一部屋用意されていました。

f:id:momotchi_blog:20210724123732j:plain四階にある展望風呂です。サイズは家庭用の浴槽と同じですが、ゆったりと湯につかりながら眺める景色は一日の疲れを癒してくれました。

一番風呂をいただき、先に上がった私は友人たちが出て来るまでに事前に調べていた酒屋へ調達に出かけました。今回は「淡麗グリーンラベル」と「伊根の地酒」を購入する予定でしたが、残念ながら「淡麗グリーンラベル」は置いて無いそうです。「ツリーハウス」も見逃すし、どうも縁が無いようです。仕方ないのでいつものスーパードライにしました。スタッフの方にお勧めの地酒を伺うと「伊根満開」が今迄の日本酒と少し違いワインに近い感じで人気があると言われ購入してみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210724123914j:plain一見ロゼのように見えますが「伊根満開」と言う日本酒です。古代米酒との記載もあり気になるところですが、冷蔵庫に入れて食後に飲むことにしました。三人でビールを飲んでいると「夕食の準備が出来ました」と案内があり食事に行く事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210724123930j:plain小アジの南蛮漬けとアジのタタキが置かれています。写真を撮影するの忘れていましたが、食前酒ですと出されたのが先程と同じ「伊根満開」でした。見た目はワインのように見え、味はとてもフルーティーで酸味と甘みのバランスも良くとても飲みやすい酒でした。

f:id:momotchi_blog:20210724124014j:plain刺身の盛り合わせです。タイにカツオ、フグに太刀魚、サワラにアジ、そして白イカ

f:id:momotchi_blog:20210724124034j:plain郷土料理のサバのへしことイカの煮付け…

f:id:momotchi_blog:20210724124049j:plainメバルの煮付け…

f:id:momotchi_blog:20210724124118j:plainイトヨリダイの塩焼き…

f:id:momotchi_blog:20210724124104j:plain小ダイの塩焼き…

f:id:momotchi_blog:20210724124137j:plain岩牡蠣

f:id:momotchi_blog:20210724124200j:plain小アジの揚げ物…

f:id:momotchi_blog:20210724124216j:plain締めはご飯と漬物…

写真を撮り忘れましたが、最後にデザートにスイカとメロン…

なかなかの料理で、ビールが進んでしまいました。さすが漁師の町の料理で、新鮮で美味しい魚料理をしっかりといただく事が出来ました。観光協会が勧めるだけのことはありました。ただ少し残念だったのが、ご飯が保温していった物なのか今一だったので、少し残してしまいました。

部屋に戻り東京2020オリンピックの中継を見ながら「伊根満開」をいただきます。さすがに暑い中走って来たので皆疲れたようなので、早々に床に就く事になりました。

f:id:momotchi_blog:20210724124302j:plain早朝5時頃に目覚めた私は、6時前から朝の散歩がてらカメラを持って出かける事にしました。宿のすぐ傍にある伊根浦公園です。

f:id:momotchi_blog:20210724130938j:plain伊根浦周辺の散策MAPがありました。

f:id:momotchi_blog:20210724131240j:plain湾内には舟屋が軒を連ねています。

f:id:momotchi_blog:20210724131223j:plain既に漁に出ているのでしょうか舟屋に船は無いようです。

f:id:momotchi_blog:20210726165116j:plain岬の方に向かって歩いてみます。

f:id:momotchi_blog:20210724131415j:plain港には湾内の遊覧船が停泊していました。

f:id:momotchi_blog:20210724131539j:plainカモメが優雅に浮かんでいます。

f:id:momotchi_blog:20210724131258j:plain伊根の舟屋です。

f:id:momotchi_blog:20210724131526j:plain舟屋とカモメ…f:id:momotchi_blog:20210724131500j:plain湾内にカモメが飛んでいます。

f:id:momotchi_blog:20210724131513j:plainカモメがかなり近くを飛んでくれました。

f:id:momotchi_blog:20210724131610j:plainカモメと舟屋… そろそろ宿に戻ります。

f:id:momotchi_blog:20210724131714j:plain宿に戻りました。気持ちいい早朝の散歩でした。宿に入るとご主人と奥様が朝食の準備をされていました。

f:id:momotchi_blog:20210724131624j:plain入口に置いてあるガラス玉、ご主人に伺うと昔使用していたブイだそうです。今ではプラスチックや発泡スチロール製のブイが主流ですが当時はガラス玉をネットで包み使用していたそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724131641j:plainイカ釣り船の集魚灯とランプです。元々この宿は代々続く網元だったそうで、数代前から料理旅館に変わられたそうです。

昔は伊根湾内でも鯨漁をしていたそうですが、和歌山や高知などの漁法とは異なり、伊根湾内に鯨が入って来たら半島の両岸から青島までをそれぞれ塞ぎ小舟で鯨を囲みながら浅瀬に誘導しモリで仕留めるという独特の方法で鯨漁をしていたそうですが、その鯨漁も1960年(昭和35年)頃からは行われていないそうです。その様子を子ども心に覚えているとをご主人は話されていました。また料理旅館としても歴史が長く、小柳ルミ子萩原健一など多くの有名人も利用されたそうです。20分程話を伺い部屋に戻ります。

7時20分頃「朝食の準備が出来ました」と案内があり食事に行く事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210724131811j:plain朝から豪華な料理です。ご飯は出来立てのようで昨夜とは違いとても美味しくいただきました。

f:id:momotchi_blog:20210724124232j:plain食後、「伊根町内で今日までしか使用できませんが、何かお土産でも買って帰ってください」と一人2,000円のクーポン券をいただきました。

チェクアウト後、亀島地区にある「伊根港カンジャガハナ灯台 」まで行ってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20210726165136j:plain亀島地区を走ります。右手が舟屋になります。

f:id:momotchi_blog:20210724131844j:plain伊根港カンジャガハナ灯台 に到着です。

f:id:momotchi_blog:20210724131857j:plain水が透き通るように綺麗です。前方の島が伊根湾の入口のある青島です。

f:id:momotchi_blog:20210724131914j:plain漁船が出港して行きます。

f:id:momotchi_blog:20210724131927j:plainカンジャガハナ灯台 から見た伊根中学校と昨夜宿泊した吉村屋です。

f:id:momotchi_blog:20210724131951j:plain出船の準備をされているのでしょうか?

f:id:momotchi_blog:20210724132031j:plain渡船のようです。筏か磯に渡るのでしょうか?

f:id:momotchi_blog:20210726153325j:plain来た道を引返し、土産物の購入に道の駅へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210724132106j:plain「道の駅 舟屋の里伊根」に到着しました。私はいただいたクーポン券で伊根の地酒「ええにょぼ」を購入しました。軽いタイプの酒で、朝ドラの「ええにょぼ」にちなんで造られたそうです。

道の駅を出発し、街並みまで戻り旧道を走ります。

f:id:momotchi_blog:20210724132058j:plain舟屋の先に伊根湾巡りの船が見えます。

f:id:momotchi_blog:20210724132128j:plain日出地区の街並みを走ります。

f:id:momotchi_blog:20210724132116j:plain通りすがりに見えた舟屋の中の様子です。

f:id:momotchi_blog:20210724132153j:plain国道178号線に合流しました。

f:id:momotchi_blog:20210724132226j:plain天橋立に到着しました。遊歩道を少し歩いてみる事にします。

f:id:momotchi_blog:20210724132242j:plainしばらく進み振返ると阿蘇海側から天橋立傘松公園 が見えました。

f:id:momotchi_blog:20210724132256j:plain若狭湾側ではテント持参で海水浴を楽しまれています。

バイクまで戻り出石町を目指し出発します。国道178号線から京都府道2号線で県境を越え兵庫県に入ります。京都府道2号線は兵庫県道2号線に変わり、少し先からは出石町まで国道482号線との重複区間になります。

f:id:momotchi_blog:20210724132331j:plain今回出石蕎麦を食べる「よしむら」(豊岡市出石町宵田)に到着しました。ここ「よしむら」は幕末の志士、桂小五郎の隠れ家だったそうで、創業170年という超老舗店だそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724132435j:plain店舗の隣には「桂小五郎移住跡」という史跡がありました。

f:id:momotchi_blog:20210724132449j:plain暖簾を潜り店内に入ります。

f:id:momotchi_blog:20210724132502j:plain注文したのは「名物出石皿そば」です。

f:id:momotchi_blog:20210724132521j:plain出汁とトロロ、玉子に薬味が出て来ました。

f:id:momotchi_blog:20210724132533j:plain暫くすると「名物出石皿そば」が出て来ました。桂小五郎もこの皿蕎麦を食べたのかな、などと思いながらいただきました。

f:id:momotchi_blog:20210724132545j:plain5皿完食し、3皿追加をお願いしました。

f:id:momotchi_blog:20210724132558j:plain8皿完食です。喉越しも良く、しっかりとコシのある少し白い蕎麦、その蕎麦の風味を引き立てる鰹と昆布の効いた少し薄めの出汁、とても美味しくいただく事が出来ました。最後は蕎麦湯が出て来ました。今回も出石蕎麦をしっかりと堪能する事が出来ました。

昼食を終え、明延鉱山跡に向かいます。県道2号線で養父市八鹿町に出て、県道6号線に乗り継ぎます。

f:id:momotchi_blog:20210724140357j:plain明延鉱山跡に到着しました。後方に見えているのは当時1円で乗れたという1円電車こと「明神電車」で、1912年(大正元年)に明延鉱山の鉱石を神子畑《みこばた》選鉱所に運ぶために作られた約6 km の鉄道です。バイクの前の建物は「協和会館跡」で当時鉱山関係者が4,000人程住んでいた明延地区の演芸場だったようです。

f:id:momotchi_blog:20210724132614j:plain小さくておもちゃのようですが、当時の三菱グループの最新技術で作られた電車たちです。

この後少し先にある明延鉱山の中心地跡に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210724132717j:plainこの付近が明延鉱山の中心地跡です。

f:id:momotchi_blog:20210724140418j:plain1円電車の駅や選鉱場は瓦礫の上段にあったようです。

明延鉱山の歴史は古く、奈良の大仏様の鋳造に銅を献上したとも伝えられる歴史ある鉱山で、明治42年に錫の鉱脈が発見されると「日本一の錫の鉱山」 として繁栄し、生野鉱山と共に日本の近代化に貢献した鉱山の一つだそうです。

f:id:momotchi_blog:20210724140436j:plain案内看板にあった当時の様子です。右下に1円電車の駅が見えます。この後探検坑道に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20210724132628j:plain「明延鉱山探検坑道」に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210724132639j:plain坑道の入口です。扉の奥からは冷たく気持ち良い風が流れてきています。

f:id:momotchi_blog:20210724134307j:plain入口から見た坑道内部の様子です。

f:id:momotchi_blog:20210724134125j:plainこの坑道の内部には立坑跡や、鉱山用車両、削岩機などが展示されているようです。

坑道の入口でしっかりと涼んだので帰路に着く事にします。

f:id:momotchi_blog:20210726205227j:plain県道6号線で宍粟市一宮まで出て国道29号線に乗り継ぎ、「道の駅 播磨いちのみや」で休憩です。しっかりと水分補給とタバコ補給を済ませて出発です。

県道26号線、国道179号線、県道5号線で上郡町を経由し国道2号線に合流、備前ICからは岡山ブルーラインに乗り継ぎました。

f:id:momotchi_blog:20210726205243j:plain岡山ブルーラインの「道の駅 黒井山グリーンパーク」へ最後の休憩に立寄りました。ここでもしっかりと水分補給を行いました。余りの暑さに体から水分がどんどん蒸発していく感じで、体が水分を欲しています。次回は少し涼しくなってからまた走りに行こうということになり、それまでにゆっくりとコースを考える事にしました。

この後君津ICで国道2号線に再び合流し、青江交差点で分かれ帰路に着きました。今回は美味しい物もしっかりと食べたり、素晴らしい景色の中を走ることが出来、とても満足いくツーリングとなりました。走行距離はトータルで574km、往路が317km、復路257kmとさほどの距離は走っていませんが暑さのためか、かなり疲れたツーリーングとなりました。今夜は早々に休む事にします。

 

f:id:momotchi_blog:20191127094726p:plain

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