前回汲んで帰った「延命水」も残り少なくなり、妻と休日の合う今日、水汲みがてらドライブに出かける事にしました。朝食は職場の友人に以前から奨められていた「一蘭」で朝ラーする事にしました。
「一蘭」は今迄岡山には店舗が無く、今年の春やっと岡山にオープンしたそうです。オープン当時マスコミなどでも紹介されていましたが職場でも一寸した話題になっていました。コンビニなどと同じ24時間営業にも拘らず、オープン当時は1~2時間待ちと聞いて、なかなか食べに来る事ができず気にはなっていました。感染力が強い変異株(デルタ株)へと変化した現在は8時から21時までの営業時間に短縮されているようですが、早朝であればさほど混雑しないのではないかと思い、自宅を8時過ぎに出発しました。
20分足らずで「一蘭」(岡山市北区下中野)に到着しました。駐車場には10台程の車が止まっていますが、行列も無く待つ事無く入る事が出来そうです。
暖簾を潜り店内に入ります。
店内に入るとすぐに「空席案内板」という表示があり、空いている席が一目で分かるシステムになっていました。
その横に券売機がありましたが、GO TO イート券を使用する場合は、食券を購入せず席に座ってからその旨を伝えると良いと友人から情報を仕入れています。
席はカウンター席のみで椅子は固定式、一席ずつ仕切られていますが少し狭いように感じましたが、味集中カウンターと言う「一蘭」独特のシステムのようです。
友人からGO TO イート券の特別メニューがあり、割安なのでお奨めと聞いていたのでスタッフの方に伺うと、メニュー表とオーダー用紙を用意され詳しく説明していただきました。妻は替玉はいらないと言うので「Go To一蘭 C」というメニューをオーダーしました。
セット内容は、天然とんこつラーメン、チャーシュー、きくらげ、ねぎ、のりが一人に一つずつ、それに替玉が一玉付いて2,500円とお得な価格設定になっているようです。オーダー用紙に味の濃さやこってり度、麺の固さや赤い秘伝のたれの辛さなどを記入しますが、デフォルト値が「標準」として記されていて判断の参考になりました。記入後、スタッフの方に渡し出て来るのを待ちます。
水はセルフのようで、味集中カウンター毎に蛇口があり、遠慮なく水のお代わりがいただけそうです。
替玉の時はこの小さな皿の様な物を呼出ボタンの上に乗せるそうです。この小皿には「替玉 かた麺」と最初にオーダーした麺と同じ麺の固さが記されていました。
目の前には「一蘭」の薀蓄《うんちく》が貼られています。出て来るのを待ちながら目を通して行きます。創業は1960年(昭和35年)、とんこつラーメン発祥の地福岡県の博多のようで、メニューは「天然とんこつラーメン」一品だけに拘っていて、唐辛子入りの「赤い秘伝のたれ」発祥の店でもあるようです。
出て来ました。「Go To一蘭」です。きくらげやねぎが別皿にしっかりと盛られています。
天然とんこつラーメンです。秘伝の赤いたれは「標準」の辛さを選びました。
ねぎ、きくらげ、のり、チャーシューを乗せいただきます。“かため”を注文しましたが、撮影に時間がかかり過ぎたのか、麺はかなり柔らかくなっていました。
まずはスープを一口、臭が無くスッキリとしたスープで少し甘さを感じる上品な味わいですが、豚骨にしては一寸物足りないように感じました。味の濃さも「基本」では少し物足りません。もう少し濃い味にして、秘伝の赤いたれも「基本」では物足らなさを感じたので、もう少し自分好みに変更する必要があるようです。チャーシューは柔らかく肉本来の旨味や風味を感じますが、厚みが少し薄く、チャーシュー好きな妻は少し物足らないようでした。麺は博多ラーメンの定番のストレートの細麺、差し障りの無い食べ易い美味しい豚骨ラーメンです。
替玉をオーダーします。小さな皿の様な物を呼出ボタンに乗せ待ちますが、なかなか出て来ません。よく見ると“CALL US”ボタンになっていたので、改めて押すとチャルメラ音が流れました。
替玉は少し小ぶりのラーメン丼で出て来ました。替玉はバリカタ状態、これはこれで博多ラーメンらしくて美味しくいただきましたが、最初に出て来た麺の固さと差がありすぎです。
スープも最後まで美味しくいただきました。丼の底には、「この一滴が 最高の喜びです」と書かれていました。食べ終わった後の食器などはそのままにして何も言わずに帰っても良いそうです。
期待が大きすぎたためか、少し辛めの感想になってしまいました。スープや秘伝の赤いたれは福岡の本社で一括して造り、それぞれの店舗に送られているようのなで、そのコストなどもあるためなのか少し価格も高めになってしまうのでしょうが、ラーメン一杯1,250円(単品合計額1,780円)は少し高いように感じました。近いのに残念ですが頻繁に食べに行く事は中々出来ないようです。
出口付近にはおみやげコーナーがありました。一蘭の半生麺(一食分790円)、ストレート麺の乾麺(5食分2,000円)や即席カップ麺などもあるようですが、土産品も少し高い価格設定のようでした。
この後津黒高原(真庭市蒜山下和)まで湧水を汲みに向かいます。
国道482号線の津黒高原の入口です。ここから津黒高原荘の脇を抜け津黒高原スキー場を通過し5分ほど進むと水汲み場がありますが…
津黒高原スキー場の中間地点付近で通行止になっていました。この先で土砂崩れのようです。仕方がないので引き返し、蒜山高原の塩釜の湧水を汲みに向かう事にしました。
蒜山高原を爽快に走ります。
蒜山三座山の頂付近は残念ながら雲がかかっています。
蒜山高原塩釜にある「ひるぜん塩釜ロッジ」に到着しました。駐車場はほぼ満車状態で、かなり離れた場所から湧水を汲みに向かいます。
駐車場脇にある中蒜山に登る登山道です。この左側に塩釜の湧水が汲める場所があります。「ツキノワグマ生息地域」と言う注意喚起の案内板が右側に設置されていました。
持参した容器に湧水を汲みますが…
途中で止まってしまいました。
脇にこんな張り紙がありました。湧水が止まり25分程待っているとやっと出始めました。
湧水脇にはセミでしょうか何か大きな昆虫の羽化前の殻がありました。汲んだ水を車に積み込み周辺を少し歩きます。
塩釜周辺のイラストが石に描かれています。
水車小屋です。塩釜の源泉まで行きたかったのですが、妻がギブアップ! 車に戻ります。
水汲み場には沢山の方が並ばれていました。湧水は止まる事なく湧いているのでしょうか?
山陰まで出て何か海鮮丼でも食べようかと妻に聞くと、魚は余り欲しくないとの答え、近くにある「蒜山塩釜養魚センター 」で岩魚かニジマスでも買って帰り今夜の酒の肴にしようと思いましたが人出も多く駐車する場所が無く、諦めて帰路に着く事にしました。
昼を回り13時30分、妻からお腹が空いたと催促です。丁度真庭市勝山付近だったので同じ真庭市久世にある「白寿庵」で豆腐料理でも食べて帰ろうと言う事になり連絡してみると、生憎日曜は休日との事、帰り道にある「ミルキーウェイ」(加賀郡吉備中央町)でパンを買う事で妻も納得しました。
「ミルキーウェイ」に到着です。
店内に入ると、美味しい食パンがありました。この食パンは耳まで柔らかく人気の高い一品だそうですが、これだけしか残っていないようです。
今日は品数が少ないようです。スタッフの方が「今日は朝からお客さんが多くて、これだけしか残っていません」との事でした。
他のパン類も少ないようです。
生クリームチョコワッツサン、瀬戸内レモンパン、激辛カレーパン、ラスクなどを購入し帰路に着きました。
久しぶりの妻とのドライブ、念願だった「一蘭」での朝ラーに始まり、途中湧水汲みでは一寸したハプニングもありましたが、妻の好きなパンも買う事が出来妻も満足しているようです。また機会を作って妻孝行したいと思います。