昨年に続き今年も落合納涼花火大会が開催されるという情報を聞き、休みだった今日、撮影に出掛けてみることにしました。この花火大会は岡山県北最大級ともいわれる大規模花火大会で、今年で何と77回目になるそうです。
バイクのトランクに撮影機材を積込み18時前に自宅を出発、19時半過ぎに打ち上げ場所である旧真庭市落合振興局前の旭川河川敷近くに到着しました。撮影場所は昨年と同じ場所で、少し狭いですが混雑する会場からも離れていて、人もほとんど来られない穴場です。
ただ、あまりに近すぎたため見るのには大迫力で楽しめますが、撮影には近すぎることが影響し大きな花火の全容が撮影しきれないことと、ほぼ真横からとなるため花火に幅がなくなるのが欠点です。
今日は少し到着が遅くなったので、急いでカメラのセッティングをします。
中央の河原に花火の仕掛けが見えています。ワイド側一杯の18mmにして撮影しますが、この場所は打ち上げ場所に近すぎるため、カメラを縦アングルにしても大玉が上空で開くと花火の全容はアングルに入り切りません……
割り切ってできる限り上空を狙いアングルを決めます。
準備をしていると、遠方に車を置かれ会場に歩いて向かわれている方から「ここから花火が見えるのですか?」と聞かれ、「横からですが間近に見えますよ」と答えると、ここで見られることにされたようです。
19時40分頃に試験的に一度花火が打ち上げられたので、それを基準にアングルを再調整しました。
19時50分、落合納涼花火大会2023が始まりました。
ほぼノートリ(トリミングしていない)の写真です。
やはり大きな花火は全体を写すことができません……
再終幕の前、20時45分頃に花火に何かトラブルが発生したようで、15分程中断しましたが21時15分頃に見事なフィナーレで無事終了しました。
片付けをしていると、打ち上げ終了後、花火師の方々がライトを手にし振られています。「皆さまもスマホなどの灯りをつけて答えてあげてください」と場内アナウンスされると、歩行者専用になっている旧真庭市落合振興局前の国道313号線に見事なまでの長いハイライトの帯が浮かび上がりました。
目の前で繰り広げられた光のイリュージョン、響き渡る花火の轟音にちょっと贅沢なショーを見ているようで素敵な時間を過ごすことができました。コロナ渦で開催が見送れていた花火も今年は各地で本格的に開催されるようなので、時間の許す限り出掛け夏の風物詩を楽しみたいと思います。