先日職場の友人と話をしていて、そろそろサワラのシーズンだといわれ、サワラを釣りに行こうと誘われました。しかし私はサワラは好んで食べようとは思いません……
しかも、私はサワラ釣りの道具は持ってなく、キャスティングを繰り返さなければならないサワラ釣りはどうかと思いましたが、道具は一式友人が貸してくれるそうで、タイラバでもタイが釣れていて、両方楽しめると言葉巧みに誘われその気になってしまいました。
そしてその日がやってきました。
朝4時30分に児島大畠港を出港するので、3時半過ぎに自宅を出発しました。
4時過ぎに大畠港(倉敷市大畠)に到着しました。
今日お世話になる「児島まかぴまる」です。
今日は5人が乗船されるそうで、小豆島沖でサワラを釣る予定だそうです。
しばらくすると友人も到着し乗船します。
4時20分全員が乗船し大畠港を出港しました。
クジラ島こと竪場島《たてばじま》の上空に月も見えています。
舟は東を目指し波穏やかな海上を疾走します。
40分ほどで男木島沖までやってきました。
男木島灯台と八栗山こと五剣山が見えています。
小豆島辺りが朝焼けで奇麗に染まっています。
5時半頃、小豆島沖に到着しましたが既に沢山の釣舟が集まっているようです。
場所はこの辺り……
右上が小豆島、下が四国の最北端竹居岬のある庵治半島です。
友人が準備してくれたジグです。
これを遠方までキャスティングして、高速で巻き取るだけの単純な釣り方ですが、それを何度も繰り返すので腕や手首にかなり負担がかかりそうです。
早速釣り始めます。
ジグが、着底するまで待って一気に巻き上げます。
なかなかアタリが出ず、少しずつ場所を変えながらキャスティングを繰り返します。
と……
船首で釣られていた方がサゴシを釣り上げられました。
しかし、それ以降全くアタリはありません。
小豆島沖で1時間半ほど流しましたが、アタリも出ないので場所を移動することになりました。
来たコースを戻ります。
高松沖の島々の先に八栗山が望めます。
大島と屋島が見えてきました。
前方に大槌島と小槌島が見えています。
7時半頃釣り場に到着しました。
いくつかの釣船が集まっています。
右の島が鬼ヶ島こと女木島、右上の島が男木島になります。
大槌島や小槌島を眺めながらのキャスティング、ロケーションは最高なのですが……
全くアタリがありません。
数回流して場所を移動します。
総合運動公園沖にやってきました。
ここで釣り再開です。
7時40分頃、一回目のキャスティングで船首で釣らていた方の竿が大きくしなります。
船長がタモを持って準備されました。
タモで大きなサワラをすくいあげます。
その後20分ほどこのポイントを流しましたが全くアタリが出ないので場所を移動しました。
8時30分頃宇高航路の左舷ブイ付近に到着、キャステイングします。
場所はこの辺りです。
9時30分頃、ついに私にアタリがあり後方で釣っていた友人がタモですくいあげてくれました。
始めてのサワラGETです!
大きさは60cmほどあり、しっかりとやり取りを楽しみました。
私のサワラを取り込み中、船長にもアタリがあり1m近いサワラを釣り上げられました。
その後アタリはなく、周辺を少しづつ移動しますが全くアタリはありません……
11時40分頃、小槌島の西側まで移動してきました。
場所はこの辺りです。
しばらく流しましたが、ここでもアタリはなく移動することにしました。
12時過ぎ、坂出沖に移動してきました。
場所はこの辺りです。
水深は17m程と、とても浅いようです。
キャスティングを繰り返しますがアタリはありません。
数回流しましたが全くアタリはなく、友人からタイラバに行ってみようと提案があり、全員一致で決定、移動することになりました。
番の州工業地帯の先に讃岐富士こと飯野山が望めます。
島内に降りるためのループ橋が見えています。
櫃石島橋の下をくぐります。
瀬戸大橋の西側に出できました。
12時30分過ぎにポイントに到着しました。
瀬戸大橋を眺めながら釣りを楽しみます。
場所は櫃石島のすぐ西側です。
今回使用するタイラバは前回使用したものと同じ「JACKALL ビンビン玉 SLIDE 60g」です。
早々に仕掛けを投入します。
しばらくすると船首で釣られていた方にアタリがあり、釣り上げると50cmもあろうかという大きなヒラメでした。
しかし、私には全くアタリはありません……
13時過ぎ船長から最後の一流しにしますといわれ流していると、友人が30cm弱のアコウを釣りあげました。
最後の最後に釣り上げるとは、恐れ入りました!
13時10分頃引き上げることになりました。
早朝4時20分に出港し約8時間半、しっかりと釣りを楽しむことができました。
舟は児島大畠港を目指します。
右にせとうち児島ホテル、その左隣に鷲羽山ハイランド、左下に下津井祇園神社が見えています。
下津井瀬戸大橋の下をくぐります。
橋の右には鷲羽山山頂が見えています。
鷲羽山の先端、久須見鼻を周ります。
大畠港が見えてきました。
今日の釣果です。
船長が釣られたサワラが一番で、計測してみると100cmオーバーでした。
私が釣り上げたサワラがとても小さく見えてしまいます。
船長が釣られたサワラをみなさんに分けてくださると船上で捌かれています。
切り分けたものをいただき帰路に就きましす。
しかし、海の上とは違い陸に上がると暑い!
車の外気温計は30℃になっていました。
帰宅後計測してみると60cm、辛うじてサワラサイズでした。
友人の釣り上げたアコウをいただきました。
サワラは刺身や炙りがお勧めというのて、炙りに今回初挑戦してみます。
サワラはウロコがないので包丁の背で表面を撫でてヌメリを取り三枚におろします。
切り分けたサワラを焼き網に乗せて皮をバナーで少し焦げ目が付くまで炙ります。
カツオのタタキなどとは違い、皮を炙るだけていいそうです。
切り分け、皿に盛り付けます。
しっかりとネギを乗せポン酢をかけてできあがりです。
皮が香ばしく、コクが濃縮された感じなのにさっぱりしていてネギとの相性も最高でした。
刺身にもしてみました。
柔らかな食感で、フワッと優しい旨味が口に広がります。
私は今まであまりサワラは美味いと思いませんでしたが、新鮮なためか今回のサワラは格別でした。
真子は煮付けに……
友人から貰ったアコウも煮付けでいただきます。
サワラはあまり好んで食べず、食べても西京焼きぐらいでしたが、今回のサワラは炙りや刺身ともにとても美味しく、サワラについての考え方が変わってしまいました。
しかし、一日キャスティングをしていたことで、少し肩周りに違和感を感じていますが、機会があればまたチャレンジしてみたいと思います。