久しぶりの釣りですが、今回は瀬戸大橋の話もふんだんに……
職場の友人が瀬戸大橋付近でタイやヒラメなどがバカ釣れしているというので、遊漁船のHPを見てみると確かにかなりの釣果があがっているようです。早速友人が電話で予約、久しぶりの釣りなのでとても楽しみにしていました。
しかし……
前日の出船の連絡時に、最近近場では釣果がよくないので少し足を伸ばし、小豆島方面まで行ってみたいですがと言われたそうです。少し料金は高くなりますが、やはり釣れる可能性が高いほうがいいに決まっています。
久しぶりの釣りに子どもの遠足の前夜の如く、なかなか眠ることができず、朝もかなり早くに目覚めてしまい多少寝不足気味で出掛けます。
潮の関係で出船は7時、6時30分に乗船場所で待ち合わせですが、6時15分には着いてしまいました。
しかし、港への入口ゲートは閉まっていてその前で待つていると、友人が来て入口が違うと案内してくれました。
6時30分港に到着、今回お世話になるのは「なかぴ丸」(倉敷市大畠)です。
既に出船の準備はできているようなので、手続きや行先の最終打ち合わせをします。
定員は6名だそうですが今日は私たち二人の貸切だそうです。船長と話しをして、行先は小豆島、料金は通常の8,000円に一人1,500円プラスの9,500円、移動時間は1時間半弱、多少風が出るので帰りは波を被るかもしれないとのことでした。
多少荒れても釣果が期待できる方がいいとので、小豆島でお願いしました。
準備を終え乗船します。
6時50分、大畠港を出港し一路小豆島を目指します。
20分ほど走ると、前方に朝日が昇り始めていました。
女木島と男木島の間を抜け、大島沖を通過中です。児島からここまで40分ほどなのでソコソコ足の早い船のようです。
特徴的な形をした山の五剣山(八栗さん)が見えています。
兜島と五剣山……
小豆島の最南端にある地蔵崎灯台が見えてきました。
二十四の瞳の舞台となった「岬の分教場」のある内海湾を横切り、小豆島の南東部にある大角鼻灯台を通過します。
8時20分、今日釣りをする大角鼻灯台の東側にある風ノ子島に到着しました。
既に沢山の遊漁船がきて釣りをされています。
今日使用する60gのタイラバです。
サビキとタイラバの両方の仕掛けを準備していましたが、魚探を見ていた船長からタイラバの方がいいとアドバイスがありました。
早速釣り糸を垂らします。
釣り始めて10分ほどで、友人が40cmほどのタイを釣り上げました。
幸先がいいようで、私も負けずに頑張ります。
30分ほどして再び友人が30cmほどのアコウを釣り上げました。
私も負けていられません。
が……
その後全く釣れる気配がなく、9時30分ごろ場所を移動することになりました。
少し走って内海湾にやってきました。
小豆島町の市街地の奥の山が星ヶ城かな、などと思いながら釣り糸を垂らしますが、全くアタリはありません。
11時40分、船長から下津井沖で釣ってみますかと言われ、戻ることにしました。
小豆島を後にします。
五剣山(左)と屋島(右)沖を走っています。
男木島港が見えてきました。港には高松港との定期船「めおん」が停泊していました。
男木島の家々は、うろこ状に連なっているように見えます。
少し霞んでいますが高松市街地も見えています。
前方に大鎚島が見えてきました。
瀬戸内海航路には大型の客船やフェリーが行き交います。
北に大鎚島……
少しすると、南側の小槌島を通過します。
前方に瀬戸大橋が見えてきました。
南北備讃瀬戸大橋の中間にあるアンカレッジと、第3ピア(3番目の主塔)が見えます。第3ピアの袂には三つ子島の一部が残っています。
北備讃瀬戸大橋と与島……
南備讃瀬戸大橋の下をくぐります。
南備讃瀬戸大橋の下をくぐり、西側にでてきました。アンカレッジの道路面は海上から93mになるようで、瀬戸中央道には「瀬戸大橋の最高地点 海面上93m」の案内板が設置されています。
南備讃瀬戸大橋と番の州高架橋、左には番の州工業地帯が見えています。
この付近で釣りを始めました。
コツ コツ コツ ついに当たりがきました。
グッと乗ってきたので、合わせをいれると、かなりの大物の感触です。
が……
その後、一気に軽くなってしまいました。
巻き上げてみるとリーダーが切れていました……
昨年タイラバで使用して以降、交換していなかったためだったのでしょう……
その後、アタリもでないので場所を移動します。
与島の横を抜け、瀬戸大橋の西側で釣りを始めました。手前の橋が与島橋で、左奥に見えているのが櫃石島橋と岩黒橋です。
しかし、全くアタリがなく、数回流して移動します。
手前が岩黒島橋、左側が櫃石島橋という双子の斜張橋です。ピアは日本的なイメージの鼓を意識したデザインで、世界最大級の道路鉄道併用橋です。
ピア内部にはちょっと変わったエレベーターがあり、形状に合わせて斜めに上がっていきます。橋梁点検用のエレベーターなので通常乗ることができないのが残念ですが……
南には岩黒島橋と与島、その先に南北備讃瀬戸大橋も見えています。
櫃石島橋の西側で釣りを始めました。斜張橋の中央にある島は岩黒島です。
一隻釣りをされているようですが、釣果はどうなのでしょうか?
水島群島の先には水島工業地帯が見えています。
相変わらず、アタリは全くありません……
少し西に移動します。
白鳥が羽をひろげたような形状は斜張橋ならではの美しさです。
櫃石島橋の下付近まで何度が流しましたが、全くアタリがありません。
与島橋付近に戻ってきました。
釣り糸を垂らします。
ロケーションは最高なのですが……
与島橋をマリンライナーが走り抜けていきます。
何本か通過する列車を眺めながら釣り糸を垂らしますが、釣れる気配は全くありません……
与島橋をくぐり場所を移動します。
この付近はかなり波立っていて、潮流は激しいようです。
羽佐島の東側にやってきました。
岩黒島橋、岩黒島、その先に櫃石島橋、櫃石島、下津井瀬戸大橋のピアが見えています。
なかなか魚は釣れませんが、瀬戸大橋の展望は最高です。
さらに東に進むと、岡山県と香川県の県境となる下津井瀬戸大橋が綺麗に見えてきました。
船は小与島付近にやってきました。昔営業されていて今は廃墟になったホテルが見えています。
この辺りで流してみるそうです。
早速、釣り糸を垂らします。
東方向には大鎚島が見えています。
室木島の先に常山が見えています。
常山の山頂にはかつて赤い鉄塔やNTTの船舶電話用の電波塔など重要な鉄塔が立ち並んでいましたが、現在は撤去され鉄塔は一つだけになっています。
しばらく流しましたが、アタリは全くなく切り上げることになりました。
大畠港を目指し帰路に就きます。
岩黒島に降りるループランプが見えています。
このランプは島民専用のため、一般車両は通行することができません。
ランプが四国向きの下り線にあるため、島民の方が岡山方面に行く際には、一度下り線で与島まで行って折り返したり、四国から岩黒島に戻る際には櫃石島まで行って折り返す必要があるようです。
下津井瀬戸大橋、その先に鷲羽山ハイランドも見えています。
右から、櫃石島高架橋、櫃石島橋、岩黒島、岩黒島橋、与島橋、与島、南北備讃瀬戸大橋、その先には讃岐富士こと飯野山も見えています。
右側の岡山県側には標高133mの鷲羽山、その麓には鷲羽山下電ホテルも見えています。
大畠港が見えてきました。
大畠港に入ります。
結局今日の釣果はタイとアコウの二匹だけでしたが、一日クルージングを楽しめたと考えれば、それもいいように思います。
下船後、船長から今回は通常料金でいいですよと言っていただきました。遠路小豆島まで行っていただき、瀬戸大橋周辺もかなり走っていただいたので、とても恐縮ですが素直にお言葉に甘えさせていただきました。
また釣れている時にリベンジしてみたいと思います。
今日一日お世話になり、ありがとうございました!