岡山空港とざる蕎麦

世間一般ではゴールデンウィークのようで、長いところでは9連休のようです。私はゴールデンウィークなどは全く関係ない日々を過ごしていますが、妻と休みが合った今日、妻にどこかに出掛けようか? と聞くと、岡山空港に行ってみたいというので出掛けてみることにしました。

自宅から1時間足らずで岡山空港に隣接する岡山市日応寺自然の森スポーツ公園(岡山市北区日応寺)に到着しました。

この場所は以前職場の友人とツーリングの帰り道立ち寄った場所で、飛行機がよく見える場所ですが……

妻は食べるところはどこ? と聞いてきました。

私は飛行機を見たいのだと思っていましたが、妻は空港ターミナルか空港近くで何か食べる気だったようです。

撮影後食べに行くことにして、撮影場所に移動します。

 

つつじの花が満開です。

 

11時45分着の東京からのJAL233便、ボーイング737-800がやってきました。

まだ準備ができておらず、撮影するのにかなり手間取ってしまいました。

 

着陸の瞬間を撮影し損なってしまいました。

 

場所を少し小高いところに移動し三脚にセットして、今度は準備万端です。

 

どこに行く飛行機なのか分かりませんが、かなり上空を通過しています。

 

小型機が離陸していきます。

 

12時発の札幌行きANA379便、A321 neoが離陸します。

 

A321はエアバスA320の中で最も機長の長い機体だそうです。

 

neoとはNew Engine Optionの頭字語と新しいという意味のギリシャ語のneoから付けられたようで、新型のエンジンを装備し燃費や航続距離などが向上された機体だそうです。

 

北の大地北海道に向け飛び立ちました。

これからのシーズン北海道は最高なのですが、なかなか足を伸ばす機会がありません……

 

12時20分頃、岡山市街地の上空に虹を一直線にしたような光の帯が見えました。

「環水平アーク」というそうで、虹は太陽の反対側に見られますがこの現象は虹とは異なり晴天時に太陽と同じ方向に見られ、大気中の氷晶に太陽光が屈折することで起こる珍しい気象現象のようです。

 

アップで撮影してみました。
晴れた日に見える虹色は、何かいいことがありそうな、そんな気分になりました。

 

12時35分頃、12時25分発東京行きJAL236便のB737-800が離陸しました。

後方に見えている山は児島富士こと常山です。

 

B737-800はボーイング社がエアバス社のA320シリーズに対抗するため、近代化を図るとともに従来の400シリーズよりさらに機長を延した機体だそうです。

 

この便を見送った後、妻が待ちに待った昼食に向かいます。

 

自然の森スポーツ公園から2kmほど、手打ち蕎麦 青空亭(岡山市北区日応寺)にやってきました。以前はうどん店だったような記憶がありますが、友人から空港の近くに美味しい蕎麦店があると聞いていた店です。

店の横の駐車場は一杯でしたが奥の第二駐車場に駐車することができました。

数組の方が待たれていたので予約帳に名前を書いて待つことにします。

 

待つこと5分ほど、店内のカウンター席に案内されました。

メニューをみて、私は天ざるそば(1,400円)妻はえび天梅おろしそば(1,100円)をオーダーしました。

大盛は500円増しのようですが、今回は天ぷらがあるので並みにしてみました。

 

妻がオーダーした「えび天梅おろしそば」が出てきました。

箸置きは殻付きピーナッツです。

 

大根おろしに梅干し、エビにナスやピーマンそれにプチトマトの天ぷらが乗っています。

妻は美味しそ~! と食べていました。

 

私がオーダーした天ざるそばです。

普通のつけ汁とクルミ汁が付いています。

 

綺麗に細切りされた麺です。

 

エビ、マコモダケ、ハス、マイタケそれにプチトマトと梅干しの天ぷらです。

岩塩でいただきましたがサクサクでとても美味しいのですが、プチトマトや梅干しの天ぷらは初めてみました。

 

梅干しとプチトマトの天ぷらです。

 

私はクルミ汁は初めていただきましたが、ゴマだれなどに比べると見た目よりもサラッとしていて、クルミの香りが口いっぱいに広がり蕎麦になお一層深い味わいを感じました。このクルミ汁は天ざるそばにしか付かないそうです。

 

半分はつけ汁でいただきましたが、蕎麦はコシがあり喉越しがよく食感も私好みで、汁も美味しくいただけました。

 

食後には蕎麦湯をいただきましたがトロミも少なくサラッとしていました。

ご馳走様でした。

妻も十分満足したようなので、自然の森スポーツ公園に戻ります。


自然の森スポーツ公園に戻ってきました。

13時30分着の東京からのANA655便がなかなかやってきません。

上空を韓国の航空会社T'Way《ティーウェイ》の飛行機が通過していました。

 

東京からのANA655便、A321が15分ほど遅れて姿を見せました。

 

目の前を通過していきます。

 

飛行機の着陸接地時のスピードは250km/h前後だそうで、車輪が滑走路に着くと白い煙が上がります。

 

滑走路に着陸後スポイラーやジェットエンジンの逆噴射、車輪のディスクブレーキなどで一気に減速し中小型機の場合2,000m足らずで停止します。

300km/h前後で走る新幹線の緊急停止距離が3,000m~4,000mだそうで、私は新幹線の緊急停止は経験がありませんが、乗っていてつんのめるような飛行機の制動力には感心してしまいます。

 

滑走路から中央の誘導路でターミナルに向かいます。

実質滑走路長の半分ほどで止まることができているようです。

 

余談になりますが……

岡山空港の滑走路は2,500mですが、日本で一番長い滑走路は4,000mの滑走路を持つ関西国際空港成田国際空港だそうです。

 

ちなみに……

世界一短いといわれる滑走路は、カリブ海に浮かぶオランダ領のサバ島にあるファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場の396mではないでしょうか。

昔テレビで見た記憶がありますが、小さな島に短い滑走路、さらの両端は切り立った絶壁で、こんな空港には降りたくないなと思って見た記憶があります。

 

さらに空港と飛行場の違いについてもう少し……

戦前、日本には空港という施設はなく、東京飛行場(現東京国際空港、通称羽田空港)などのように全て飛行場といわれていたそうですが、戦後の空港整備法で「空港」に改称されました。

ただ例外として定期便が就航していない飛行場や、1,200m以下の滑走路の飛行場は空港という定義から外され、大型機などが着陸できるような飛行場が空港と呼ばれ、その他のものが飛行場といわれるようになったそうです。

 

空港敷地内を巡回車でパトロールされています。

 

15時20分発、ANA656便東京行きのA321が離陸しました。

 

15時20分頃、台北から来たタイガーエア台湾の飛行機が20分ほど遅れてやってきました。

980mmなので小鳥よりはるかに大きな飛行機は十分撮影できるはずですが、陽炎の影響なのかモヤモヤユラユラしてしまいます。

 

滑走路で減速しています。

着陸の瞬間は陽炎の影響なのかピントが合わずピンボケになってしまいました。

 

この機体はA320です。

滑走路から中央の誘導路でターミナルに向かいます。

 

時刻表によると、このタイガーエア台湾の214便は台北を11時30分に飛び立ち岡山には15時5分の到着になっています。はるばる台北から3時間35分かけてやってきました。

しかし、岡山から台北に向かう215便は15時55分に飛び立ち17時40分に台北に到着、何と1時間45分しかかからないようです。

この違いは何なのでしょうか……

偏西風?

いや、風向きはどちらかと言えば逆向きです……

実は日本と台湾には1時間の時差があり、時刻表は現地時間で表記されているためでした。

 

岡山空港は東京や沖縄、札幌便の国内線の他、台北やソウル、上海、香港便などが就航していますがコロナの影響なのか台北以外の国際線は運休中になっていました。

ANAの656便東京行きが飛び立った後、妻は飽きたのか車で待っていると先に車に戻っているので私もこの辺りで引き上げることにします。

ここ自然の森スポーツ公園からは離発着の様子を全て見ることができますが、西からの着陸は今の時期、陽炎の影響でモヤモヤユラユラするため、冬場の方が撮影しやすいのかも知れません。

国際線が復活後、また機会を作って撮影に訪れてみたいと思います。

 

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