※ 10.28、写真と説明文が一部間違っていたので修正、追記しました。
秋もたけなわとなりツーリングには最高の季節となりました。今日は友人たちと久しぶりのツーリングです。待ち合わせ場所に早く着いて秋の備中国分寺の撮影を終え友人たちと合流しました。今回の目的は新成羽川ダム(高梁市備中町西油野)のダム湖、備中湖の湖畔を走る県道107号線を走行する事、昼食は比婆牛の蕎麦を食べる事、土産を庄原市東城町小奴可《おぬか》のリンゴ農園でリンゴを購入する事です。帰路は今まで気になっていた哲多郡哲西町から高梁市備中町西山を経由する県道313号線と、ふるさと農道を走るルートです。
8時25分出発です。これから総社市街地を抜け県道80号線で小田郡矢掛町を経由し県道35号線に乗り替え高梁市成羽に向かいます。高梁川以西の県道80号線(上高末総社線)は今回初めて走るルートです。
県道80号線と県道54号線とが交差する新本交差点です。県道54号線は新見方面に向かう際、国道2号線で玉島迄出て倉敷市街地や総社市街地を迂回する時に使う道路です。今回はその交差点を矢掛方面に直進します。新本交差点から上高末交差点間は一部拡幅工事の個所もありましたが概ね対面二車線の走りやすい道路でした。
県道80号線の終点、小田郡矢掛町上高末《かみこうずえ》交差点です。この交差点を右折し県道35号線で美星、成羽方面に向かいます。
県道35号線(倉敷成羽線)も初めて走ります。井原市美星町宇戸谷を通過中です。前方に宇戸谷郵便局が見えています。
県道35号線終点、高梁市成羽町下原の日名口交差点です。この交差点を福山、井原方向に左折します。県道35号線は山越え区間で急カーブがあるものの概ね対面二車線の走りやすい道路でした。
国道313号線に入り成羽市街地のコンビニで休憩です。ここでペイペイ25%還元の恩恵にあずかります。期間は明日15日まで、ギリギリでタバコの纏め買いです!
しっかりとタバコ休憩を終え出発します。
高梁市川上町領家の交差点が見えて来ました。この交差点を新見方面に右折し県道33号線(新見川上線)に入ります。
途中片側交互通行で信号待ちです。
高梁市備中町東湯野の交差点を備中湖、西山高原方向に左折します。
県道107号線(広島県道・岡山県道107号奈良備中線)に入ります。が・・・
全面通行止の標識が目に入りました。よくみると、ダムの天端の道路の先にあるトンネルが工事で通行止のようで、私たちの走る県道107号線は通行可なようです。しかし、この案内板にはその県道は描かれていないようです。
新成羽川ダムに到着しました。
この新成羽川ダムは全国に12基しかない珍しい重力式アーチダムで、堤高が103.0mと日本最大の重力式アーチダムだそうです。
ちなみにこのダムの管理者は国交省でも岡山県でもなく、中国電力が行なっているそうです。ダム建設当初は発電専用ダムだったそうですが、現在では工業用水や農業用水へも利用され多目的ダムとして管理されているようです。
ダム天端の道路と新成羽川ダム湖の備中湖です。このダム湖は1億2,750万tと中国地方最大級の総貯水容量を誇っているそうです。
心配していた県道107号線は通行可能のようです。休憩を終え出発します。
「路面に落石のおそれ!!」の注意喚起看板が有りました。
左前方に集落があるようです。
集落を過ぎ、しばらく走ると真新しそうなトンネルがありました。
備中湖の北岸を走っています。
赤いトラス橋を渡ります。
渡りきると三差路交差点があり「⇦ 東城 西山」の案内板、右方向は全面通行止になっていました。
左折して進んでいきます。
しばらく走り緑色の欄干のガーダー橋を渡ります。
橋の上から見た備中湖です。
三差路に突き当たりました。「⇦ 東城 27km 西山 ⇨ 7km」それぞれ107号線と県道313号線という案内板です。私たちは左折し東城方面に向かいます。
ここにも落石の注意喚起板が・・・ その下には小石の落石が多数散乱! バイク走行にはとても危険です。
木々の間から備中湖が顔を覗かせます。
法面が崩壊しているのでしょうか? ラバーコーンは転倒しています。
さらに進みますが、小石の落石と落ち葉の見分けがつきにくく、少し走り難いです。
備中湖はまだまだ続いているようです。
県道標記が広島県に変わっています。
さらに10km程進むと国道182号線に出ました。この交差点を東城方面に右折します。県道107号線は1~1.5車線でカーブも多く落石なども有り少し走り難い感じでしたが、ダム湖畔を走るため気持ちよく走行する事が出来、距離的にもかなり短絡出来るコースでした。
国道182号線です。先程の県道107号線とは打って変わり快適走行です。
東城ICの傍にある「道の駅 遊YOUさろん城東」(庄原市東城町川東)に到着しました。
バイクを置いて昼食に向かいます。
今回の昼食は猫の耳のような屋根の「そば処 天咲」でいただきます。
事前に食券を購入するシステムのようです。
私は「広島牛そば」、友人は「にしんそば」と「鴨南蛮そば」にしました。広島牛とは比婆牛でしょうか? 期待が膨らみます。
テーブルの横の部屋に蕎麦の挽き臼が置いてありました。ここで蕎麦を挽いているのでしょうか? 益々期待が膨らみます。
「鴨南蛮そば」・・・
「にしんそば」・・・
「広島牛そば」です。牛肉の上にカイワレが乗っていて、とても美味しそうです。
広島牛・・・ 比婆牛でしょうか?
ネギのトッピングを忘れていたので乗せました。
出汁は牛の味がしっかりと効いていて少し甘め、牛肉は柔らかく量もそこそこあるようです。比婆牛を食べたことが無い私は比較しようが無いので比婆牛かどうかは分りませんが、とても美味しくいただきました。しかし・・・ 蕎麦の風味とコシが余り感じられなかったのが少し残念です・・・
道の駅の売店に立ち寄ってみる事にしました。
店内には広島の土産物が所狭しと並んでいます。
比婆牛のコーナーもありました。
東城のリンゴも並んでいます。4玉入って一袋580円です。リンゴはリンゴ農園で購入するので値段の参考にします。
食事を終え、タバコもしっかり補給したので出発です。東城からは国道314線を走ります。
国道314号線のこの区間は「比婆いざなみ街道」という愛称が付いているようです。
JR芸備線の小奴可駅の先で右折し県道448号線(下千鳥小奴可停車場線)に入ります。
5分程走ると「山上りんご園」という看板があったので立ち寄ってみる事にします。
「山上観光りんご園」(庄原市東城町加谷)に到着しました。平日という事で駐車場は貸切状態です。バイクを置いて向かいます。
リンゴがたわわに実っています。
この「山上観光りんご園」は、1948年(昭和23年)広島県で最初にリンゴの栽培を始められた農園だそうで、有機肥料栽培や無袋栽培などに取り組まれているそうです。
りんご狩りも出来るようです。大人600円、リンゴ1個200円計算で3個・・・ とても元は取れそうにありません・・・ しかし、もぎたてのリンゴの味は格別なのかも知れません。
スタッフの方が搾り機の上からリンゴを投入し、100%リンゴ果汁ジュースを作られていました。甘~いリンゴの香りが漂ってきます。
撮影を終え中へ入ると搾りたてのジュースが並んでいます。友人たちは美味しいと言いながら飲んでいました。100%の搾りたてのりんごジュースが1杯100円だそうです。
私もいただく事にしました。濃厚な味わいでとても美味しくいただきました。
テーブルにはりんごジャムやアップルパイ、シナノスイートが6~7玉程入って一袋1,000円で販売されていました。今回は購入を見送り、もう少し先に進んで他のリンゴ農園の様子も見てみる事にしました。
県道448号線をさらに5分程進むとJAの手前に「岩本りんご園」と言う看板が見えたので立ち寄ってみる事にしました。
「岩本観光りんご園」(庄原市東城町内堀)に到着しました。
建物の中には広い飲食スペースがありました。ここで比婆牛の焼肉が食べられるそうです。
その奥にリンゴ園が広がっていますが、未だ色付いていないようです。スタッフの方に伺うとこの品種はまだ収穫には少し早くリンゴ狩りは別の場所で行っているそうです。
選果場に行ってみました。色々な品種が並んでいましたが、このリンゴはB級品だそうで、とても安価に分けていただけるそうです。確かによく見ると色付きが多少悪かったり笑窪があったり形が整っていなかったりしていて届け物には不向きですが、自宅で食べるのには味も変わらず十分だそうです。色んな品種を混ぜて何と350円/kgだそうです。品種名や其々の特徴も伺いましたが覚えていません・・・
友人は2kg袋詰めしてもらっています。私も2kgお願いしました。2kgで700円ととてもお買い得!
駐車場の脇にミニリンゴのアルプスの乙女が植えられていました。アルプス乙女は育てやすく花が沢山咲き花粉量も多く他の品種のリンゴの受粉性を高めるそうで、リンゴ園にはよく植えられているそうです。
スタッフの方が「取って食べてもいいですよ」と言ってくださったのでいただきましたが、小粒ながらとても美味しいリンゴでした。祭りなどの屋台に並んでいる小さなリンゴ飴もこのアルプスの乙女なのでしょうか?
アルプスの乙女の木の傍にダイアが綺麗な花をつけていました。もう少し先まで進んで違うリンゴ園の様子も見てみる事にしました。
5分ほど走っていると「森下観光りんご園」の看板が見えたので立ち寄ってみる事にしました。
県道から外れ市道を進んでいると右折の案内板がありました。
杉並木の間を走ります。
杉並木を抜けると両側にリンゴ畑が広がりました。
「森下観光りんご園」(庄原市東城町千鳥)に到着しました。
建物の周囲に葡萄も植えられています。
今収穫されている品種が書かれていて、この農園では洋梨も栽培されているようです。
綺麗なリンゴが実っています。
一袋1,000円で販売されていました。
しっかりとリンゴの情報も得られたので帰路に就くことにします。
県道448号線に出て少し進むと県道12号線との交差点がありました。左折すると足立(新見市神郷油野)へ出る事が出来るようですが、私たちはそのまま県道12号線を直進し東城に向かいます。
東城市街地の少し北側で国道314号線に出てきました。
東城市街地を抜け国道182号線で岡山県に入りました。現在は県境までが新見市(旧哲多郡哲西町)になっています。
芸備線の跨線橋を越えると県道50号線へ向かう交差点が見えて来ました。右折し県道50号線方面に入ります。1km程進むと県道50号線(北房井倉哲西線)に合流します。
県道50号線を1km弱進むと県道108号線(岡山県道・広島県道108号大野部東城線)と、すぐ先に県道313号線(大野部備中線)の案内板が見えて来ました。間違えて県道108号線に曲がれは東城方面に戻ってしまいます。県道313号線は高梁と案内されているので今迄気になっていた道路です。
県道313号線の交差点が見えて来ました。最近島根県の奥出雲へ湧水を汲みに行った時にはこの県道50号線を直進し新見市正田交差点まで走って国道180号線で帰っていましたが、今回県道313号線~ふるさと農道経由で高梁方面に出る事の出来る短絡ルートを走ってみる事にしました。
県道313号線は山奥の300台の県道ですが対面二車線の走りやすい道路で、5分程走ると高梁市備中町西山にある交差点に出てきました。県道313号線は右折して西山地区を抜け備中湖畔を走る県道107号線に合流し終点になります。私たちは左折し、ふるさと農道に入ります。少し南側を県道438号線が平行するように走っていますが狭く曲りくねった道路のようで、ふるさと農道の方が少し遠回りになりますが走りやすいコースになっているようです。
ふるさと農道は対面二車線の走りやすい道路です。
ふるさと農道を爽快に走り抜けます。
上り下りやカーブは多いですが、対面二車線なのでとても走りやすい道路です。
ふるさと農道は備中町西油野で県道438号線に合流しました。私たちは県道438号線を左折し布寄方面に進みます。
県道438号線は対面1.5~2車線の九十九折で一気に下って行きます。
県道438号線下ると成羽町布寄で県道33号線に突き当たりました。この交差点を右折し高梁市成羽市街地を目指します。
行く時に新成羽川ダム方向に曲がった県道107号線の交差を通過します。
国道313号線に突き当たりました。この交差点を左折します。
成羽市街地でコンビニに立ち寄り休憩後、交差点から県道35号線に右折しますが・・・
一人の友人がそのまま直進し高梁方向に行ってしまいました。しばらく待っていましたが戻って来る様子はありません。電話をかけましたが走行中で気付かないのか繋がらす、ラインを送ってしばらく待ちましたが連絡は無く私たちも出発することにしました。その後友人とは総社市新本で別れ私は玉島経由で自宅に向かいました。
帰宅後土産に買ったリンゴの袋を開けてみると、12玉も入っていました。手前の2個のリンゴはアルプスの乙女です。これで700円、超お買い得でした! また購入に伺いたいと思います。
今日は天候にも恵まれ最高のツーリング日和でした。土産のリンゴを母や妻、息子は美味しいと食べていました。また機会を作って走りに行ってみたいと思います。