大佐の湧水と高梁散策

先日友人とツーリングで高梁市を訪れた際、「がんばろう高梁! キャッシュレス決済でお店を応援キャンペーン 第2弾」が実施中で、キャッシュレス決済で25%ポイントバックを利用させていただきました。期間が今月15日までなので妻と休みの合う今日、新見市で湧水を汲んだ後、高梁市まで戻り豆富料理をいただき市街地を散策する事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220213084234j:plain自宅を9時30分頃出発、加賀郡吉備中央町から県道66号線(落合加茂川線)を走り真庭市上山の鰻田峠を越えます。前方に雪を頂いた山が見えています。

f:id:momotchi_blog:20220213084244j:plain真庭市鹿田で国道313号線に合流後、県道84号線(勝山栗原線)を経由し、真庭市月田から県道32号線(新見勝山線)で新見市大佐町へやって来ました。大佐山山頂には少し雪も見られます。

f:id:momotchi_blog:20220213084255j:plain「県立自然公園 大佐山」のゲートを潜ります。道の日陰部には雪が残っています。

f:id:momotchi_blog:20220213084306j:plain大佐山方面との交差点です。路面にはかなり雪が増えてきました。

f:id:momotchi_blog:20220213084316j:plain奥に「⇦ 大佐山山頂 天然のわき水 夏日の極上水 ⇨」の案内板があります。右折し夏目の極上水へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220213084335j:plain雪の残る細い道を下って来ました。前方に水汲み場の休憩所が見えて来ました。この辺りまで下って来ると道路の雪はほぼ無くなっていました。

f:id:momotchi_blog:20220213084349j:plain11時40分頃「夏日の極上水」に到着しました。自宅から100km強、2時間10分です。一人来られていて湧水を汲んでおられました。

f:id:momotchi_blog:20220213084422j:plain待っている間に妻が作った小さな雪だるま。

f:id:momotchi_blog:20220213084439j:plain汲み終えたので車まで容器を運びます。

f:id:momotchi_blog:20220213084450j:plain持参した容器にいっぱい汲みトランクに積み込み完了です。これから高梁市へ向かい前回友人と行った「ミシュランガイド 京都 大阪 + 岡山 2021」のミシュランプレートに掲載された豆富料理店「雲白《くもじろ》」で昼食にします。

f:id:momotchi_blog:20220213084459j:plain市道から県道58号線(北房川上線)で刑部市街地まで下り県道32号線で20分程、新見市街地まで出て来ました。左折し国道180号線の側道から本線に合流します。

f:id:momotchi_blog:20220213084509j:plain新見市街地から40分程走って来ました。高梁市街地の北にある新幡見橋交差点を左折し国道313号線で岡山道方面に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220213084524j:plain新幡見橋交差点から2km程走ると県道31号線の交差点の右手前に「雲白」が見えて来ました。

f:id:momotchi_blog:20220213084542j:plain「夏日の極上水」から丁度1時間で「雲白」に到着しました。駐車場に車を置き店内に入ります。

f:id:momotchi_blog:20220213084810j:plainメニュー表です。私は前回と同じ「豆乳温とうふ膳」(税込1,300円)、妻は前回友人が食べた「雲白御膳」(税込1,300円)をオーダーしました。豆乳温豆富はチーズか卵かを選択出来ますが今回はチーズでいただく事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220213085812j:plain着席すると麦茶と豆乳が出されました。今回はしっかりと撮影しました。

f:id:momotchi_blog:20220213085824j:plain妻がオーダーした「雲白御膳」と一緒に私がオーダーした「豆乳温とうふ膳」も出て来ました。

f:id:momotchi_blog:20220213085841j:plainこの豆富カツは前回食べてとても美味しかった一品です。

f:id:momotchi_blog:20220213090132j:plainナスにピーマン、それに厚揚げの煮物・・・

f:id:momotchi_blog:20220213085853j:plain胡麻豆富に漬け物、チーズと麦それに今回はピーナッツ豆富も付いていました。

f:id:momotchi_blog:20220213085906j:plain豆乳温とうふに火が入って来たようなので、いただきます。

f:id:momotchi_blog:20220213085916j:plainアツアツの恋美豆腐は豆乳と相まってとても美味しいです。

f:id:momotchi_blog:20220213085930j:plain豆乳温とうふをいただいたので雑炊を作ります。

f:id:momotchi_blog:20220213090211j:plain鍋にご飯を入れ、添えられていた麦、チーズ、薬味を入れます。

f:id:momotchi_blog:20220213090222j:plainしばらく煮込むといい感じに出来上がりました。出汁醤油をかけていただきます。チーズと生姜が絶妙なバランスでいい味を創り出しています。

f:id:momotchi_blog:20220213090232j:plain全て完食です。今回はデザートをいただきます。コーヒーなどの飲み物とぜんざいで200円、豆乳ロールケーキだと300円の追加でいただけます。

f:id:momotchi_blog:20220213090304j:plain私はアイスコーヒーにぜんざいをオーダーしましたが、あまりに可愛いぜんざいなので、デミタスぜんざいみたいと妻と苦笑いです。

f:id:momotchi_blog:20220213090319j:plain妻はホットコーヒーに豆乳ロールケーキです。

f:id:momotchi_blog:20220213090331j:plain少し味見をされてもらいましたが、豆乳ロールケーキの豆乳は濃い感じでとても美味しいのですが、その美味しさにスポンジが少し負けているような気がしました。

恋美豆富も美味しくいただく事が出来、妻もとても満足していました。これから高梁市街地にある「石火矢町ふるさと村」へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220213090343j:plain10分足らずで「石火矢町ふるさと村」へ到着しました。

f:id:momotchi_blog:20220213090354j:plain石火矢町の北端にある梶谷邸の塀に武者窓がありました。この梶谷邸は岡山でパン業界のトップシェアを誇る岡山木村屋や梶谷食品の創業者のお宅のようです。

f:id:momotchi_blog:20220213090405j:plain武者窓は、武家屋敷の表長屋に突き出した縦格子のある窓で、外の様子を伺う目的で設置されていたそうです。梶谷邸の武者窓は古い土塀に武者窓があったようですが、梶谷邸が新築された際新たに造り直した塀に昔の武者窓を再現されたそうです。

f:id:momotchi_blog:20220213091027j:plain備中松山城主の御根小屋跡にやって来ました。この付近が正門の上中門跡です。御根小屋跡地には県立高梁高校が建てられていて、学校の敷地内となるため中に入る事は出来ません。御根小屋は備中松山城天守のある砦)のある臥牛山の南麓にあり、平時の備中松山藩主の御殿(住居)と政務を行う場所でした。

f:id:momotchi_blog:20220213090430j:plain今回は御殿坂を下り旧街道沿いまで下りてみました。

f:id:momotchi_blog:20220213091100j:plain旧街道沿いの御根小屋入口付近にも武者窓がありました。

f:id:momotchi_blog:20220213091335j:plain御殿坂石段の途中にある伯備線の踏切を渡り上中門跡に戻り、武家屋敷へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220213091408j:plain御根小屋の立派な石垣が往時を偲ばせます。

f:id:momotchi_blog:20220213091431j:plain武家屋敷やその周辺では白壁土塀が続き、その景観を楽しみながら散策する事が出来ます。

f:id:momotchi_blog:20220213091823j:plain一般公開されている武家屋敷の旧折井家です。旧折尾家と旧埴原家《はいばら家》の二軒を見る事の出来る共通券(500円)を購入し中に入ってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220213091837j:plain折井家や一般的な武家屋敷の見取り図があります。

f:id:momotchi_blog:20220213091849j:plain玄関(左)と土間に通じる勝手口(右)です。

f:id:momotchi_blog:20220213091906j:plain玄関から入ると丁寧にお辞儀をして出迎えてくれました。

f:id:momotchi_blog:20220213102155j:plain奥の間にはマスクを付けた当家の家族がくつろいでいます。

f:id:momotchi_blog:20220213092005j:plain奥の居間です。武家の家でも公務で使用する部屋以外はむしろ敷きだったそうです。

f:id:momotchi_blog:20220213091930j:plain竹が敷かれた濡れ縁・・・

f:id:momotchi_blog:20220213092054j:plain土間には籠が置かれていました。

f:id:momotchi_blog:20220213092040j:plain隣接する資料館に入ります。

f:id:momotchi_blog:20220213092117j:plain陣太鼓や足軽用具足、鎧・・・

f:id:momotchi_blog:20220213092127j:plain火縄銃・・・

f:id:momotchi_blog:20220213092209j:plain備中松山藩の藩札・・・

f:id:momotchi_blog:20220213092223j:plain地検帳・・・

f:id:momotchi_blog:20220213092146j:plain備中松山藩領絵図の引渡し覚え書きです。資料館で貴重な品々を見させていただき、次の旧埴原家へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220213095120j:plain白壁土塀沿いに進みます。

f:id:momotchi_blog:20220213092245j:plain旧埴原家に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20220213093908j:plain旧埴原家は藩主板倉勝政の生母の実家で、寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた備中松山藩武家屋敷としては珍しい少し豪華な造りだそうです。

f:id:momotchi_blog:20220215111904j:plain座敷が連なり、奥に寺社などでよく見かける釣鐘型の火灯窓が見えています。

f:id:momotchi_blog:20220213093046j:plain中国の白鹿洞書院《はくろくどうしょいん》の書幅と立派な鎧が置かれています。

f:id:momotchi_blog:20220213093824j:plain台所から見た奥の居間の様子です。こちらもむしろ敷きのようです。

f:id:momotchi_blog:20220213093839j:plain土間には籠が置かれています。

f:id:momotchi_blog:20220213093853j:plainこの籠の中は少し豪華な仕様になっていました。

f:id:momotchi_blog:20220213093722j:plain埴原邸を出て頼久寺へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220213095702j:plain白壁土塀沿いに散策していると立派な門構えのお宅がありました。

f:id:momotchi_blog:20220213095335j:plain頼久寺へやって来ました。

f:id:momotchi_blog:20220213100257j:plain頼久寺は正式名称が天柱山安国頼久寺で1339年(暦応2年)足利尊氏が再興して備中の安国寺と命名したそうです。その後1504年(永正元年)に備中松山城主上野頼久が寺観を一新させ、1521年(大永元年)に頼久が逝去した事から頼久の二字を加えて安国頼久寺と改称されたそうです。

f:id:momotchi_blog:20220213100341j:plain国指定名勝の庭園を見させていただきます。この庭園は小堀遠州が若い頃に築庭した庭園で、遠州の原点ともいえる庭園です。庭園拝観料は400円でした。

f:id:momotchi_blog:20220213100403j:plain愛宕山を借景に築庭された庭園には手入れの行き届いた砂紋や木々、背筋の伸びる思いがする枯山水の庭園です。

f:id:momotchi_blog:20220213100420j:plain中央奥に鶴島と亀島が配されていています。鶴・・・

f:id:momotchi_blog:20220213100713j:plain亀に見える事から名付けられてそうですが、私はどう見ても亀には見えませんでした。

f:id:momotchi_blog:20220213100453j:plain高さ148cmの石灯籠は高梁市の指定文化財です。異なる部品を集めた寄せ灯籠で、遠州らしさを感じます。

f:id:momotchi_blog:20220213100511j:plain場所を移動し角度を変えて庭園を鑑賞しました。

f:id:momotchi_blog:20220213100527j:plain懸崖作りのサツキの大刈込は青海波を表現しているそうです。時代と共に禅庭としての枯山水が茶道の普及に伴い茶庭へ、江戸時代には大名庭園へと広がってきたようですが、どの庭園も身近な素材を使いながらも、その場所では見られない風景を創造しているように思います。

f:id:momotchi_blog:20220213100801j:plain紺屋川美観地区にやって来ました。両岸には桜が植えれれていて春に訪れると桜花舞う光景を楽しむ事が出来そうです。

f:id:momotchi_blog:20220213100815j:plain紺屋川沿いにある高梁基督教会です。

f:id:momotchi_blog:20220213100903j:plain教会に入らせていただきます。

f:id:momotchi_blog:20220213101034j:plain聖堂内には薪ストーブが置かれていました。

f:id:momotchi_blog:20220213101056j:plain二階に上がってみました。尖頭アーチ窓が教会らしさを感じます。

f:id:momotchi_blog:20220213101115j:plain紺屋川の散策を続けます。

f:id:momotchi_blog:20220213101132j:plain有終館跡です。有終館は備中松山藩士の子弟に文武を教えた藩校だったようですが、現在は高梁幼稚園となり子どもたちの教育の一環を担っているようです。

f:id:momotchi_blog:20220213101201j:plain観光物産館です。

f:id:momotchi_blog:20220213101310j:plain館内には渥美清の「男はつらいよ」や美作市出身のあさのあつこ原作の「バッテリー」、織田裕二柴咲コウ主演の「県庁の星」など高梁市内でロケされた映画のパネルなどが展示されています。ちなみに「県庁の星」で県庁の映像に使用されたK庁舎は香川県の本館庁舎でした。

f:id:momotchi_blog:20220213101242j:plain艶やかな袱紗や小物入れなども販売されています。

f:id:momotchi_blog:20220213101258j:plain成羽焼きのコーヒーカップなどが並んでいます。

f:id:momotchi_blog:20220213101335j:plain歴史を感じさせる建物があちらこちらに点在しています。

f:id:momotchi_blog:20220213101426j:plain紺屋川の上に恵比寿宮が見えています。川の上に祀られた社は珍しい光景です。

f:id:momotchi_blog:20220213101533j:plain紺屋川美観地区をしっかりと堪能したので駐車場に戻ります。

f:id:momotchi_blog:20220213101815j:plain帰路は国道180号線で倉敷経由で走ります。丁度逆光で眩しい!

今回は久しぶりに妻とのドライブでした。新見市で湧水を汲み高梁市で美味しい恋美豆富をいただき、武家屋敷や頼久寺、紺屋川美観地区の情緒豊かな街並みなどをしっかりと散策する事が出来ました。妻も美味しい料理を食べれてとても喜んでいたようです。今回も「がんばろう高梁! キャッシュレス決済でお店を応援キャンペーン 第2弾」をしっかりと利用させていただきました。また機会を作って出かけてみたいと思います。

 

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