今日は「吉備路もてなしの館」(総社市宿)で友人たちとツーリングの待ち合わせです。駐車場のすぐ傍には備中国分寺があるので少し早めに行って秋の備中国分寺を撮影してみる事にしました。
備中国分寺(総社市上林)は奈良時代に聖武天皇によって全国に建立された国分寺の一つで、境内には高さ約34.315mの五重塔があり岡山県唯一の五重塔は国の重要文化財にも指定されていて、吉備路のシンボル的存在の一つとなっています。
自宅を6時半過ぎに出発し30分足らずで到着しました。さすがに平日の早朝なので駐車場には1台の車もありません。待ち合わせ時間は8時30分、バイクを置いて1時間ほど散策がてら五重塔を中心に撮影してみることにします。
備中国分寺の東側に向かいます。五重塔の手前にはコスモスが満開でした。
コスモスの花と五重塔。
少しアップにしてみました。
吉備路自転車道を少し東に進むと、国の指定史跡「こうもり塚古墳」(総社市上林)があります。「こうもり塚古墳」は、石室内にコウモリが棲息していた事から名付けられたそうで、古墳時代の吉備の豪族の墓と伝えられている前方後円墳です。別名黒媛塚とも言われ、古事記に出てくる仁徳天皇の妃と言われている黒媛(黒日売《くろひめ》)の墓という説もあるそうです。
「こうもり塚古墳」は「牟佐大塚古墳」(岡山市北区牟佐)、「箭田大塚古墳」(倉敷市真備町箭田)と並ぶ岡山県下三大巨石墳の一つに数えられ、全国の横穴式石室でも第4位の規模だそうです。
さらに東に進みます。柿と五重塔。
少し角度を変えて撮影しました。
県道270号線に戻り歩道を西に向かいます。
古代赤米がたわわに実っています。「総社赤米」と「サイワイモチ」を掛け合わせた「あかおにもち」という品種だそうです。
シラサギが羽を休めていました。
西側にも柿畑がありました。時計を見ると8時10分、1時間近く撮影しながら歩いていました。そろそろ待ち合わせ時間のようなので駐車場に戻ります。
駐車場に戻ると友人たちは既に到着していました。「バイクがあるのに見当たらないので撮影にでも行っているのだろうと話をしていた」と・・・ みなさんよくご存じのようです。これから総社市街地を抜け県道80号線で小田郡矢掛町を経由し県道35号線で高梁市成羽に出て成羽川を上り備中湖畔沿いに広島県庄原市東城方面へ向かいます。