沖縄県では6月12日に早々に梅雨明けが発表され統計開始以来7番目の早さで、去年と比べても28日も早い梅雨明けだったそうです。しかし奄美地方以北の梅雨明は予想に反しかなり遅れているようで、西日本の梅雨明けにはもう少し時間が必要なようです。
うっとうしい梅雨ですがこの時期はホタルのシーズンでもあります。今年は手近なこともあり「蛍遊の水辺由加」」《けいゆうのみずべゆが》(倉敷市児島由加)にドップリと浸かってしまい、いつの間にか北房(真庭市北房)や福万来(鳥取県日野郡日南町)のホタルのシーズンは終わっていました。
ということで岡山県の北東、鳥取県との県境に位置する西粟倉村(英田郡西粟倉村)に行ってみることにしました。自宅から岡山ブルーラインを経由し備前市へ、そこから一度兵庫県に入り上郡町(赤穂郡上郡町)、佐用町(佐用郡佐用町)を経由し、岡山県に再び入り、宮本武蔵の生誕地と言われている美作市(旧大原町)から西粟倉村に入ります。
自宅を16時の出発し、18時15分頃道の駅「あわくらんど」に到着しました。ここで昨年妻と来たときに頂いて美味しかった「ねばとろそば~森のうなぎのせ~」を食べてから撮影に行く予定にしていましたが、残念ながらレストランは17時で閉店していました。仕方がないのでそのまま大茅スキー場へ向かいます。
西粟倉村のホタルは7月上旬から下旬にかけてがシーズンで、大茅スキー場付近で沢山の姫ボタルを鑑賞することができます。さすがに町の93%が山林という町だけあって山の下草や木々は整然と綺麗に整備されていて、姫ボタルにとってもとても住みやすい場所なのかも知れません。撮影場所に到着しましたが、駐車スペースには既に数台の車が停車されていましたが、なんとか無事路肩内に停車することが出来ました。
駐車スペースから歩いて杉林の中に入ります。3分程でいつもの撮影場所に到着です。撮影準備が出来ました。暗くなるまでにはまだ1時間以上あるので、周辺の様子を見に行くことにしました。色々話を伺っていると、昨日と一昨日はとても沢山の姫ボタルが飛んでいたそうなので、今日も大いなる期待が持てそうです。
道路を挟んだ反対側の山の斜面には渓流があり、その付近にも沢山のカメラマンがカメラをセッティングされていました。このロケーションも絵になりそうです。次回はこの場所で撮影してみたいと思います。
辺りが暗くなってきた 20時頃から撮影開始です。沢山の姫ボタルがカメラの周りを、ゲンジボタルが渓谷付近や少し高いところを乱舞します!。
ホタルの光も綺麗な玉状に撮影できています。
本当に沢山のホタルが乱舞しています。
21時を過ぎ、姫ボタルの数も減り始め撮影されていた方々が徐々に撤収を始められました。私も杉林から撤収し駐車スペースまで戻りましたが、道路を挟んだ反対側の山の斜面はまだ姫ボタルが光っていたのでカメラをセッティングしてみました。
皆さん帰られ私一人だけになってしまいましたがもう少し頑張ってみます。道路から撮影したので近くにホタルは飛ばず、ホタルまで少し距離もあって小さなホタルしか写りませんでした。
姫ボタルがほとんど飛ばなくなったので時計を見ると22時過ぎ、そろそろ私も撤収することにしました。ここはホタルが終わる時間がとても早い。というより「蛍遊の水辺由加」など岡山県南が遅すぎるのかもしれません。
1年ぶりの西粟倉での姫ボタルでしたが、今年はとても沢山の姫ボタルとゲンジボタルに出会え、素晴らしい乱舞を見ることが出来大感激でした。
また今回カメラを変えたこともあり、予想以上の絵に仕上がりとても満足しています。天候が落着かないようですが、出来ればもう一度、天候と相談しつつ何とか都合を付けて訪れてみたいと思います!。