※ 7月1日、蛍遊の水辺・由加ヒメボタル観察会の話を追加しました。
今回はトトロのバス停の姫ボタルの話題です。最近はホタルの話ばかりで恐縮ですが、シーズン真っ只中なので今少しお付き合いください。
九州にもジブリのバス停と呼ばれている場所があるそうですが、ここはホタル先生が名付け親で、バス停だけでなく道路やそのカーブ、山の上にある送電鉄塔の航空障害灯の灯り、道路脇にある小さな池など様々なロケーションがホタル先生の中にジブリの世界を連想させたそうです。
今年もトトロのバス停には何度か様子を見に来てみましたが、時間帯が悪く月の明かりが明るく照らし、まさに昼間…… 明るすぎるためかあまり姫ボタルの飛んでいる姿を見ることが出来ていませんでした。今夜は月の出も0時以降のようで、幸い？ 0時過ぎ頃からは小雨が降る予報なので、様子見がてら出掛けてみることにしました。
自宅を21時半過ぎに出発、22時前に蛍遊の水辺由加へ到着しました。さすが土曜日、遅い時間にも関わらず沢山の方が来られているようです。
いつもの駐車スペースが満車なので、少し先まで進み車を置きトトロのバス停に向います。途中散策路からは子どもたちの声も聞こえてきました。
トトロのバス停に到着しましたが、今夜はどなたも来られてなく貸し切り状態で、姫ボタルは全く飛んでいません…… もう終わりなのかなと思いつつ、ダメ元でR7と9000Dをセッティングし前撮り撮影をします。
R7にはフルサイズ換算48mmのレンズを取り付けています。
9000Dはフルサイズ換算80mmのレンズです。
それぞれ前撮りを終え、ピントをAFからMFへ切り替えたことを確認し、持参したキャンプ用のいすに座り姫ボタルが飛び始めるのを待つことにしました。
22時20分頃から暗い場所で数匹の姫ボタルが光り始めたので撮影を始めましたが、散策を終え帰られる車が時折通過して行きます。
22時20分過ぎから0時前までR7で撮影した500枚余りの写真から、車の光などの入ったものや全く姫ボタルの飛んでいない写真を抜いた348枚と前撮りした1枚を比較明合成して仕上げました。
撮影データーは、フルサイズ換算48mm、F1.4、ISO800、10秒露光で12秒間隔のインターバル撮影です。
市道を挟んでの撮影なので、道路の上を飛んで来てカメラの前を横切ってくれた姫ボタルやカメラの直前まで来て方向を変えた姫ボタルが僅かに画面に入ってくれました。
9000Dで22時20分過ぎから0時前まで撮影した500枚余りの写真から、車の光などの入ったものや全く姫ボタルの飛んでいない写真を抜いた341枚と前撮りした1枚を比較明合成して仕上げました。
撮影データーは、フルサイズ換算80mm、F1.8、ISO1600、10秒露光で12秒間隔のインターバル撮影です。
撮影していると初めて来られたという二人の方が来られました。ここに来る前に玉野市小島地にある小島地八幡宮に立寄られたそうですが、誰もおられず、姫ボタルも一匹も飛ぶ気配がないのでこちらに回られたそうです。私の近くで1時間ほど撮影されていましたが、あまりにも数が少ないので23時前には引き上げられました。
23時頃竹藪を管理されている方が来られ話をしていると、今夜は高梁市の備中松山城に姫ボタルの撮影に行かれたそうで、その後そのままこちらに様子を見に来られたそうです。備中松山城ではかなりの姫ボタルが飛んだようで、私も一度は行ってみたいと前々から思っていますが、駐車場から30分近く山道を登らなければ行けないので、撮影後暗い山道を降りる勇気がありません…… ホタルも激減しているようなので、蛍遊の水辺由加の姫ボタルシーズンもそろそろ終わりかなと言っておられました。
その後23時を回ると少し姫ボタルの数は増えましたが、ピーク時のようなことはなく、23時50分頃には小雨がポツポツし始めました。結局0時前頃まで撮影し引き上げることにしました。
今夜の様子を見ると蛍遊の水辺由加
※ 7月1日追加しました。
今日ホタル先生にメールでトトロのバス停の姫ボタルの様子を連絡すると、何と6月29日の当日は（公財）おかやま環境ネットワークが主催する「蛍遊の水辺・由加ヒメボタル観察会」が開催され、その講師を務められていたそうです。40人程の方が参加され盛況だったようです。どうりで人が多く、遅い時間にも関わらず子どもたちの声も聞こえていたわけです。
ホタル先生が昨晩の30日、蛍遊の水辺由加に調査に行かれたようですが、20時半頃から雨が降り出し途中で調査は終了されたそうです。今年は終わるのが1週間程早かったと言われておられました。
今年の蛍遊の水辺由加のホタルはもう終わりのようなので、また来年素晴らしいゲンジホタルや姫ボタルの乱舞を楽しめることを期待したいと思います。
