高知で塩タタキとスターフルーツ

先日母から高知でカツオのタタキを食べたいので、友人と一緒に連れて行って欲しいと言われ、休みの今日ドライブがてら出掛けることにしました。

せっかく高知まで出掛けるので、カツオのタタキだけ食べて帰るのももったいないと思い、どこかいいところはないかと考えましたが、足の悪い母に余り歩いてもらうこともできず、タタキを食べた後ひろめ市場で土産物を見て、西島園芸団地でブーゲンビリアなどの南国の花々を楽しみたいと思います。

 

自宅を9時に出発、母の友人を迎えに行き児島ICから瀬戸中央道に乗り坂出JCT高松道へ乗り換え、途中豊浜SAへ休憩に立寄りました。

 

川之江JCT高松道から高知道に乗り換えます。

 

ひろめ市場の駐車場に車を置き、帯屋町商店街の中にある明神丸(高知市帯屋町)にやってきました。ひろめ市場の中にも明神丸はありますが、母や母の友人の高齢の方々にはセルフスタイルでは少し食べにくいかと思いこちらでいただくことにしました。

到着したのは11時25分、何人かの方が待たれています。11時30分の開店まで並んでしばらく待ちます。

 

11時30分、開店しました。入口脇には沢山の色紙が飾られていて、メニューも置かれています。ここで先にオーダーするようです。

 

タタキは5切、7切、10切から選べるようになっています。今回私は7切の塩タタキと土佐巻き定食(税込み1,628円)をオーダー、母たちは塩タタキには少し抵抗があるようで、食べ慣れているタレ7切のタタキと土佐巻き定食(税込み1,628円)をオーダーしました。

 

店内には、漁師が釣って漁師が焼いたと書かれた大きなカツオのイラストがありました。 

 

母たちがオーダーしたタレのタタキと土佐巻き定食が出てきました。

 

続いて私がオーダーした塩タタキと土佐巻き定食も出てきました。塩タタキには柚子酢が添えられています。

 

塩タタキ、美味しそ~う!

一口食べると、皮はサクッとしていて藁の香ばしい香りと焦げ目の苦味、身はレアのままで柔らかくジューシー、やはり私は塩タタキが一番だと思います。

塩タタキは元々は漁師料理だったそうです。漁船には十分な薬味がないため、釣りたてのカツオを炙って塩をふって食べていたのがルーツだと聞いたことがあります。

 

土佐巻きはカツオのタタキを入れて巻いた太巻きで高知の郷土料理の一つです。以前高知市出身の友人に、この土佐巻きとサバ丸ごと一匹を使ったしめサバ寿司が高知のお勧めだと食べさせてもらったことがありました。

 

やはり本場の塩タタキは一味も二味も違います!

塩タタキはカツオ本来の美味しさや味わいを楽しむことができますが、反面カツオ自体の鮮度が高くなければならないため、塩タタキが食べられるのは鮮度がいいカツオが手に入る高知ならではです。

 

高知ではカツオのタタキが江戸時代から食べられていたそうですが、土佐巻きは昭和になってから誕生した比較的新しい料理のようです。

しかし、この土佐巻きはネギとワサビが添えられていますが、定番であるニンニク、大葉は入っていないようで、少し物足らなさを感じました。

 

柚子酢はさっぱりとしていて、これもまた旨い!

 

最後の一切れは添えてあった大葉で巻いていただきました。

遠路高知まで食べにきた甲斐もあり、とても美味しいカツオをいただくことができました。ごちそうさまでした!

 

精算を済ませ入口まで来ると、オーダーが入ったのか藁でカツオを焼き始められました。藁に火をつけ、大きく燃え上がった炎でカツオの表面を炙ります。

 

カツオが炎に包まれます。見ているだけで楽しくなってきます。

 

いい感じに焼き上がったようです。

 

調理台に乗せられ、串が抜かれました。

 

美味しそうに切り分けられています。

 

切り分けられたものはオーダー別に盛り付けられていきます。

美味しい本場のカツオのタタキもいただき、ダイナミックな藁焼も見させていただき大満足です。

 

明神丸を出て、ひろめ市場に向かいます。

 

歩くこと数分でひろめ市場に到着しました。

母たちが土産物を見ている間、私もひろめ市場の中を少し散策してみることにしました。

 

平日にも関わらず、沢山の方が来られています。私は妻と息子の土産に高知の名物屋台である安兵衛の餃子を購入に向かいます。

 

ひろめ市場の明神丸もそこそこの方が並ばれていましたが、今日は平日ということもあり、いくらかの空きテーブルもあるようです。

安兵衛で餃子をオーダーすると15分ほどかかるそうなのでモクモクタイムに向かうことにしました。

と……

 

TV取材がおこなわれていました。

あれ…… どこかで見たことがあるような方ですが?

帰宅後妻に写真を見てもらうと、騎手の武豊じゃないの? と言われ納得しました。

モクモクタイム後安兵衛の餃子を受取り母たちと合流し、西島園芸団地へ向かいます。

 

駐車場を出て交差点で停まると高知城が見えていました。

 

ひろめ市場から30分ほどで西島園芸団地(南国市竹枝)に到着しました。

 

駐車場脇には大きなスイカを模した建物がありました。スイカのトイレのようです。

 

観光ハウスに入ります。

 

ハウス内はまさにトロピカル!

牧野富太郎先生も出迎えてくれていました。

 

幹が徳利のような円柱に膨れるトックリヤシ。

 

バナナが実を付けていました。

 

見事なまでに広がったブーゲンビリアです。

 

それもそのはず、幹回りが90cm、樹冠面積100㎡と日本で確認されているブーゲンビリアの中で樹冠面積が日本一のものだそうです。

 

よく目にするマゼンタのブーゲンビリア……

 

ピンクのブーゲンビリア……

 

白いブーゲンビリア……

 

赤いブーゲンビリア……

 

黄色いブーゲンビリアなど、私か知っているマゼンタ以外にも様々な色があるようです。

 

ヘラジカの角の和名を持つ麋角羊歯ことビカクシダです。

 

正面の受付ではハーフメロンやスイカ、メロンをいただけるコーナーがありました。

 

西島園芸団地で栽培されたメロンや……

 

フルーツトマト……

 

高知特産の土佐文旦なども販売されていました。

 

吊るされていたバナナ、その下にバナナ切用ハサミが置かれていたので、スタッフの方にこれでバナナ切っていいんですか? と伺うと、どうぞ、と言われたので一本切りましたが、一本50円で買い取りだったようです。

 

天井一面に沢山の鮮やかな黄色い開花直前の花の蕾? 

 

花の蕾と思いきや、スターフルーツという果実だったようです。

 

たわわに実っています。

 

和名も英名も、果実の横断面が五稜星型をしているとことで、英名はまさにそのまま、和名は五斂子《ごれんし》というそうです。原産地は南インドなどの熱帯アジアのようで、独特の五稜星型をした果実を食用にするそうです。

 

受付近くにそのスターフルーツが販売されていました。大きなもので一つ100円、小さなものが一つ50円です。

 

輪切りにすると切り口が星形で、そのままでもいただけるようです。

スタッフの方に、ここでいただけますか? と伺うと、食べれるように輪切りにしますよと言われ、ならばと大きな方を一つ購入しいただいてみることにしました。

 

スタッフの方が切ったものをラップに包んで渡してくださいました。

母たちと一緒にいただいてみると、味は薄いですが水分が豊富で、あっさりした甘味とほのかな酸味を感じ、果肉は和ナシに似たサクサクとした食感とクセのない味わいでした。

 

母の友人がフルーツトマトを買われていたようで、これも食べてみようと出してくださいました。

普通のトマトより小ぶりで皮は硬め、思っていたほど糖度は感じませんでしたが、肉厚な果肉でトマトの旨味がギュッと凝縮されているような感じでした。

 

妻と息子や職場での話のネタにしようと思い、このスターフルーツを土産に5個購入しました。

 

食虫植物のウツボカズラです。

 

成熟すると蓋の部分から虫を誘い寄せる香りを出し、壺の縁から滑り落ちてきた虫を、壺の中にある消化液で分解して栄養を吸収するそうです。

 

壺の奥には消化液が溜まっていました。

このウツボカズラは見た目の面白さから、食虫植物の中でも特に人気があるようです。

 

こちらのバナナは少しだけ色付いていました。

 

ウツボちゃんたちと写真を撮ろうと謳われたベンチもあり、その後方には食虫植物についての説明パネルも置かれています。

 

外に出てきました。今日の気温は17℃位まで上がっているようなので、さすがにハウスの中は暑く外の方が気持ちがいいです。

 

駐車場脇には沢山のハウスが並んでいました。このハウスではイチゴが栽培されているようです。

しっかりと咲き誇る花々を楽しむことができたので、花好きの母たちも大喜びでした。この後車に戻り帰路に就きます。

 

南国ICから高知道高松道と乗り継ぎ坂出JCTまで戻ってきました。

 

瀬戸道に入り、途中瀬戸内海の真ん中に浮かぶ島、与島にある与島PAに休憩に立寄りました。

 

展望台の下に、さぬきうどんの看板が……

せっかく四国まで渡ったのに今回はうどんを食べていません。

母たちにうどんを食べるか聞いてみると、うどん好きの母は食べたいと、友人二人はアイスクリームを食べたいというので、いただくことにしました。

 

入口にあるメニュー表です。

母はきつねうどんを、私は島うどんをいただいてみることにしました。

 

母がオーダーしたきつねうどん(550円)です。架け橋夢うどんはセルフスタイルの店なので、出てきた麺に自分で出汁をかけネギや天かすをトッピングし、母たちのテーブルに運んできました。

 

しばらくすると、私がオーダーした島うどん(880円)も出来上がりました。こちらはすべて出来上がったものが出てきました。

蒲鉾、ツブ貝、エビ、オクラ、あさり、しいたけ、さらにタコやワカメなどと盛り沢山のトッピング、高松在住中うどん店回りをかなりしましたがこんな盛り沢山のうどんは経験がなく、ここでしか食べることができない少し贅沢なうどんです。

 

麺もしっかりとコシがあり、喉越しも合格点といえるものでしたが、製麺所で一杯100円や150円のかけうどんを食べ慣れている元香川県人には少しお高いような気がしますが……

瀬戸内海の真ん中で海を眺めながら、いただく讃岐うどんは最高でした!

この後車に戻り再び帰路に就きます。

 

母の友人を送り帰宅したのは17時前、早々に土産物を広げてみました。

チョコレート好きの妻への土産の冬季限定チョコココア大福(650円だったと思います)です。

 

安兵衛の餃子三人前(1,500円)。

 

スターフルーツ5個(500円)とバナナ1本(50円)。

 

妻が帰宅後、早々にチョコココア大福をいただきました。

表面にココアパウダーをまぶし、中にチョコレートが入っている大福でした。

 

息子が帰宅後、スターフルーツを切り分けていただきました。

しかし、妻や息子からは水分は多いが味がないと不評でした。よいかと思い冷やしていたことと、甘いチョコココア大福を先に食べたこともあるかも知れませんが……

今回母に言われての高知でしたが、本場のカツオのタタキや咲き誇るブーゲンビリアを楽しむことができ、ちょっとだけ親孝行ができた気がしました。また機会を作って妻と一緒に訪れてみたいと思います。

ちなみに、今回高知の明神丸でカツオのタタキをいただきましたが、岡山駅近くにあるイオンモール岡山(岡山市北区下石井)や北区本町にも出店されていて近くでいただくこともできるようです。そんなこともあり、今回明神丸でいただこうかどうしようか迷いましたが、本場のタタキと食べ比べてみるのもいいかと思い高知の明神丸でいただきました。また機会を作って岡山の明神丸とも食べ比べをしてみたいと思います。

 


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