バイクツーリングの話です。
休日の今日、前回食べ損ねた「きじラーメン」と見落としていた仁淀ブルーが楽しめる「にこ淵」に行ってみようと思い付き出掛けることにしました。石鎚山付近の天候が良ければ前回走れなかったUFOラインまで足を伸ばしてみようとも思っています。
朝7時前に自宅を出発、瀬戸大橋を渡り愛媛県西条市を目指します。
愛媛県西条市の国道11号線の加茂川橋交差点から国道194号線に入ります。国道194号線は「そらやま街道」という愛称が付けられているようです。
そらやま街道は加茂川沿いにワインディングロードが続きます。
加茂川は四国の最高峰石鎚山系を源に、山間を蛇行しながら燧灘(瀬戸内海)に繋がっていて、西条市の名水百選「うちぬき」の水源にもなっているそうです。
残念ながら今日も石鎚山系は雲の中のようです。
寒風山トンネルを抜け高知県に入ると今回もポツポツと小雨が降り始めました。
「道の駅 木の香」(吾川郡いの町桑瀬)に到着しました。
少し早い昼食をいただきながら雨雲レーダーを確認し今後のコースを考えます。
この道の駅は雉肉を使った「きじラーメン」が有名ですが、前回は美味しそうだったので「雉丼」をいただいてしまい、今回このラーメンをいただくのが目的の一つです。
今回も前回と同じ桑瀬川が見えるテーブルに座りました。
メニューを開きます。
前回いただいた雉丼や……
今回いただく「きじラーメン」など……
「きじラーメン」には塩味と味噌味があるようです。
平日20食限定で、内容豊富な「週替り定食」もあるよです。20食限定には魅力を感じますが、今回は迷わず「きじラーメン」の塩味をオーダーしました。
待つこと5分余り、今回のお目当て「きじラーメン」(税込み990円)が出てきました。
今回はセットではなく単品でいただきます。
麺は中細のストレート麺、スープは綺麗な透明で、上にチャーシュー、つくね、ナルト、ワカメ、コーン、ネギなどが盛られています。
添えられていたゴマ、柚子胡椒をかけいただきます。
雉肉のつくねです。
地元産の雉ガラで出汁を取ったスープは控えめの塩加減で、雉の旨味を生かした上品な仕上がりになっていました。
チャーシューは雉ではなく普通のものでした。
精算時スタッフの方に伺うと、チャーシューに雉を使うと値段が1,500円を超える価格設定になるため、手軽な価格に抑えるためチャーシューは妥協されたそうです。
しかし、とても美味しいラーメンだったのでお腹も大満足です。
この後、モクモクタイムをしながら雨雲レーダーと睨めっこ、石鎚山に向かうUFOライン付近には強い雨雲はないようですが、見る限りしっりと雲はかかっているようです。せっかくのUFOラインも天候が悪ければ、素晴らしい景観を見ることができず面白くないので予定を変更し「にこ淵」に立ち寄った後、久しぶりに国道439号線を走り四国の水瓶といわれる早明浦ダムに向かうことにしました。
出発します。
残念ですが、山頂付近はしっかりと雲に隠れています。
「道の駅 木の香」から20分程走ると「にこ淵」への案内板がありました。
鋭角に曲がり、いの町道に入りました。「にこ淵」へはここから1.7km程のようです。
細い町道を5分足らず走り「にこ淵」(吾川郡いの町清水程野)に到着、近くの駐車場に誘導されました。ここまで来る途中にも大小沢山の駐車場も設置されていましたが、この駐車場が一番近いようです。
平日にも関わらず沢山の車が駐車されていて、ガードマンの方が駐車場整理をされています。ガードマンの方に話を伺うと、週末や祝日などは特に訪れる方が多く大混雑するそうです。
秘境ともいえる山奥にも関わらず、近年メディアに取りあげられたりSNSの影響などもあり「仁淀ブルー」の人気は年々増加し、訪問される方も多くなってきているようです。そういう私もその一人ですが……
バイクを置き「にこ淵」に向かいます。
駐車場から少し下った場所から下に降りるようです。
コンクリート舗装された歩道を下ります。
途中、環境整備のための募金箱があったので少しですが募金させていただきました。
少し進むと急勾配な階段に変わりました。
途中の階段の踊り場から神秘的な青い滝壺の「にこ淵」が見えました。
仁淀ブルーの名付け親が、この青こそが仁淀ブルーだと言われたそうです。
滝壺の周りには沢山の方が降りられているようです。
ここは水神の化身といわれる大蛇が棲むという言い伝えがあるそうで、今でも地元では神聖な場所とされているようです。
石の上にカメラを置き、スローシャッターで撮影しました。
幻想的な青、仁淀ブルーをしっかりと楽しむことができたので、引き上げることにします。
帰りは長く急な階段を上ります。数えてみると90段程でしたが、一段一段の段差が大きく日頃の運動不足のためか息が上がってしまいました。
この後、国道194号線に戻り早明浦ダムを目指します。
いの町吾北総合支所付近の交差点に出てきました。この交差点を左折し国道439号線で大豊、木山方面に向かいます。
国道439号線を快走します。
国道脇にはキバナコスモスが満開です。
黄金色に色付いた稲穂や、真っ赤に咲いた彼岸花を楽しみながらの走行です。
土佐郡土佐町土居の交差点を通過します。
この県道16号線交差点を右折すると、1時間足らずで高知市中心部まで行くことができます。
「道の駅 土佐さめうら」(土佐郡土佐町田井)に立寄ります。
ここで間食に全国の道の駅グルメNo.1を競う「道-1グランプリ」でグランプリに輝いたことのある「幻の和牛 土佐あかうしの炭火焼き」をいただくためです。
が……
何と土日のみの販売との張り紙が……
残念ながらいただくことができませんでした。
かなりの逸品だと聞いていたのでとても残念で、撮影するのさえ忘れていました。
モクモクタイムと水分補給を終え、早明浦ダムに向います。
土佐町市街地を抜けると早明浦ダムが見えてきました。
早明浦ダムの天端に向かう交差点ですが……
何と、天端の道路は工事のため通行止になっていて立入ることができません。
ガードマンの方に伺うとダムの北側に展望台があるそうなので、その展望台に向かうことにしました。
一度下まで降りてきて、早県道17号線を左折し明浦ダムの真下にある地蔵川に架かる橋梁を渡ります。
展望台へ向かう狭いクネクネ道を上ると早明浦ダムの天端脇にでてきました。
こちら側も通行止です。
天端道路上にはクレーン車がアームを伸ばし作業が行われていました。
さらに細いクネクネ道を進み、展望台に到着しました。
このさめうら湖は、総貯水容量3億1600万㎥、有効貯水容量は2億8,900万㎥、利水容量は1億7300万㎥と、四国地方最大の貯水量を誇ります。
建設時には土佐郡大川村が、村役場を始め村内の主要公共施設や主要集落の大部分が水没するという大規模な工事がおこなわれました。今でも水没している当時の村役場が渇水時には姿を見せることがありますが、渇水の象徴としてよく報道されています。
大川村は現在人口約350人と、離島を除けば日本で人口が最も少ない自治体といわれるそうです。
これから帰路に就きます。
時間もまだ早いので国道32号線に出て、のんびり帰ることにします。
大豊町高須の交差点にきました。
この交差点を左折し国道32号線を高松方面に走ります。
大歩危小歩危峡付近にある「RiverStation West-West」(三好市山城町西宇)に休憩に立ち寄りました。
ここには、コンビニや土産物店、アウトドアショップ、徳島ラーメン店、祖谷蕎麦店などがあるようです。
展望台のベンチでモクモクタイムです。
吉野川の対岸を高知行き特急南風が通過していきました。
列車からも国の名勝に指定されている大歩危小歩危峡が楽しめます。
祖谷蕎麦も食べてみたいのですが、お腹もあまり空いていないので次回の楽しみにしたいと思います。
徳島道の井川池田IC入口交差点を左折し、高松琴平方面に向かいます。
香川県に入りました。
地図を見ると香川県と高知県は隣接しているように見えますが、両県は直接接する場所がなく、移動する場合は一度徳島県か愛媛県を通過しなくてはなりません。
丸亀市飯山町まで戻ってきました。正面には飯野山が綺麗な姿を見せてくれています。
坂出ICから瀬戸中央道に入ります。
瀬戸中央道の南備讃瀬戸大橋を渡ります。
瀬戸央道を走り児島ICまで戻ってきました。
前回走れなかったUFOラインを走ってみたかったのですが、残念ながら悪天候のためリベンジがかないませんでした。しかし、「きじラーメン」や仁淀ブルーの「にこ淵」、久しぶりに走った国道439号線、早明浦ダムでは初めて行った展望台と一日ツーリングを楽しむことができました。UFOラインはまた天候のいい時にリベンジに出掛けたいと思います。
ドラレコのメモリーカードの容量を大きくしようと思っていましたが、PCへのデーター転送に時間が掛かるため今までどおりのカードを使用しています。しかし使い様で、必要な場面のみ手動録画しておけば今のカードでも十分利用できるような気がするのでしばらく様子見することにします。