ラーメン三昧とウシオチョコラトル

※2月23日自宅で尾道ラーメンを追記しました。

 

先日勤務が同じだった友人と話をしていて、友人が尾道に赴任中にとても美味しくて頻繁に通っていたという福山市にある味仙の台湾ラーメンの話題になり、食べに行こうという話になりました。しかし開店時間が18時からだそうで、当初日勤明けの夕食に食べに行こうという話になりましたが勤務シフトがなかなか合わず、休みが合った今日昼食に尾道ラーメンをいただき、夕食に味仙で台湾ラーメンをいただくことになりました。昼食後から夕食までは尾道ラーメンの製麺所で麺やスープ、向島のミカンを購入したり、今話題の向島にあるウシオチョコラトルのチョコレート工場に立寄る予定です。

11時に職場の駐車場で待ち合わせ、国道2号線から玉島笠岡道、寄島を経由し尾道市に向かいます。

 

福山市街地を抜け国道2号線から赤坂、松永バイパスを走り福山西ICを通過します。

 

松永ICで流出し旧国道の2号線をしばらく進むと尾道市に入ります。さらに少し進むと今日昼食をいただく尾道ラーメンいっぽん(尾道市高須)に到着しました。

が……

何と、臨時休業だったようです。

このラーメン店は別の職場の友人お勧めで、味噌仕立ての尾道ラーメンがいただけるそうなので楽しみにしていたのにとても残念でした。仕方がないのでまた改めていただくことにします。

友人が近くにもう一軒美味しい尾道ラーメンの店があるというのでそちらに向かうことにしました。

 

尾道ラーメンいっぽんから500mほど進むと、中華萬来軒(尾道市高須)に到着しました。

 

広い店内です。今は昼時間を過ぎているので少ないようですが、昼食の時間帯には平日でも行列ができているそうです。

 

以前友人が通っていたころは沢山のメニューがあったそうですが、メニューの品数が激減しているようです。ここのチャーハンもとても美味しいそうですが、夕食に備え今回は大盛も控えラーメン(尾道ラーメン)だけにします。

 

友人がオーダーしたラーメン(680円)です。食べる前に撮影させてもらいました。

大きなチャーシュー一枚、シナチク、ネギ、背脂もしっかりと入っています。

 

私がオーダーしたチャーシュー麺(930円)です。大きなチャーシューが三枚入っていました。

いただきま~す!

 

チャーシューは薄めのものですが、程よく脂身がありしっとりとしていて私好みです。

 

ゴワゴワの平打縮れ麺は濃い味の醤油スープに背脂が旨味を一層引き立て、尾道ラーメン特有の味わいを醸し出していていい感じです。

 

尾道ラーメンと言えば、やはりこの背脂! とても美味しい尾道ラーメンをしっかりといただくことができました。ごちそうさまでした。

この後、尾道製麺所はせべに向かいます。

 

中華萬来軒から30分ほどではせべ(尾道市古浜町)に到着しました。はせべの麺は尾道ラーメンの多くの店舗で使用されているそうで、ある意味尾道ラーメンの陰の立役者といっても過言ではないと思います。

 

そんな尾道ラーメンの麺やスープなどが購入できるそうで、友人は尾道に在任中はよく訪れて購入していたそうです。

 

店内に入ると、数種類の麺やスープ、豚ミンチ、メンマ、チャーシューなどが並べられていました。

 

麺はこの5種類があるようです。今回私は尾道ラーメン店でよく使用されている平打ち麺の白平とストレート麺の黄細麺(100円)、スープ醤油味(49円)と豚ミンチ(59円)8玉分、それに小袋の味付メンマ(378円)1袋を購入しました。

この後尾道大橋を渡り、尾道市街地の対岸にある向島に向かいます。

 

尾道市街地を抜け尾道大橋を渡ります。右に見えている橋梁はしまなみ海道新尾道大橋になります。

ちなみに、吊橋は通常中央部が高くなるよう設計されていて、この尾道大橋も例外ではありませんが、しまなみ海道新尾道大橋は中央部が低くなるように設計されています。この構造は非常に珍しいもので、すぐ近くに並行する二橋が並ぶため風の影響を最も低く抑えられるように一番影響の出る中央部の高さを合わすためのものです。

 

向東の交差点までやってきました。以前は三差路交差点でしたが、立花方面へのバイパスが開通したようで直進できるようになっていました。

 

県道376号線から別れ対向もままならないような細い山道を上り、はせべから40分ほどでウシオチョコラトル〔USHIO CHOCOLATL〕(尾道市向島町立花)に到着しました。

ウシオチョコラトルは尾道市街地の対岸にある向島の南側、山の中腹にある立花自然活用村の施設内2階にあるローカルチョコレートメーカーです。

 

建物の裏に駐車場があるそうなので、駐車場に車を置き裏口から施設内に入りました。ウシオチョコラトルは2階のようです。

 

2階に上がり、店内に入ります。

 

店内に入るとメニュー表が置かれていますが、何か様子がおかしい……

スタッフの方から、今日は定休日なので飲食はできませんが、チョコレートであれば販売できますよと声かけいただきました。

 

店内奥に置かれていたショーケースの照明を入れてくださいました。数種類のチョコレートが並べられていて、パッケージもアート作品のような感じです。チョコレートはカカオ豆と砂糖のみのシンプルなモノを中心に製造されているそうです。

しかし、値段を見るとチョコレートとしては少し値が張る感じがします。

 

チョコレート好きの妻の土産に今回奮発し購入しようとスタッフの方にお勧めを伺うと、このネクストミルク(1,404円)を勧められました。しかし、少し変わった六角形をしています。

ウシオチョコラトルのオリジナルミルクチョコレートの一つだそうです。牛乳を使わずカシューナッツをカカオと合わせたマイルドでフルーティなものだそうで、他では味わうことのできないチョコレートのようです。

 

気になったものがありスタッフの方に伺うと、クラックヒップカカオ〔Crack Hip Cacao〕(864円)というそうです。

カカオニブに砂糖をまぶしたもので、そのまま食べても、アイスクリームにかけたり、 サラダやラペにちょいがけするなどと利用できるようです。

 

店内には手作り雑貨なども販売されていました。

 

地元の若手作家のアート作品なども飾られています。

妻への土産も購入することができたので、スタッフの方にお礼を言って外に出てみます。

 

玄関前にやってきました。入口にはベンチが並べられています。

 

そのベンチの先には、素晴らしい展望が開けています。

 

大島石の石柱に平山郁夫が描かれた絵が陶板に焼き付けられ設置されていました。平山郁夫広島県尾道市瀬戸田町の出身だそうで、しまなみ海道の開通を記念してしまなみ海道五十三次と題して描かれたようで、この場所は平山郁夫が描かれた60点の水彩画作品のポイントの一つだそうです。

この後山を下り、向島のミカンの購入に向かいます。ナビはそのまま進み県道376号線へ案内しています。友人はこの先はさらに狭くなるので引き返した方がいいかもしれないとアドバイスをしてくれましたが、県道までの距離も500m足らずと短くナビが案内しているので大丈夫と言ってそのまま進むことにしました。

しかし、極端に狭い道で対向どころかカーブ毎にコーナーセンサーのアラームが鳴り続けていました。アドバイスを聞いておけばと反省しましたが仕方ありません……

 

何とか極細の道を下り県道376号線に出て向島環状道路の県道377号線を走っているとしまなみ海道因島大橋が見えてきました。

 

少し進み向島ICに向かう国道317号線交差点先にある山一楠青果(尾道市向島町)に到着しました。

シーズン中に尾道へ来た際は必ず立寄る青果卸店です。倉庫内では選別がおこなわれ箱詰めされていますが、規格外品をネット売りされています。当然ネット売りの他、箱詰めされた商品も販売されています。ミカンの極早生から季節を追って順次品種が変わり、新品種のものも手に入ることがあります。スタッフの方に今は何がお勧めか伺うと、今日のお勧め品を教えてくださいます。

昔訪れた際、新しく出た新品種だと紅マドンナを勧められ安く購入した記憶がありますが、その後人気が高まったこともあり、紅マドンナはかなり高価なものとなってしまいました。

 

今回のお勧めは、たまみという品種です。たまみは小粒ながら糖度が高くジューシーで濃厚、オレンジのような香りだそうですが、種子があるのが難点のようです。

 

もう一品は、はるかです。果皮が黄色くゴツゴツとしていて尻部のリング状のくぼみが特徴だそうです。一見見た目も悪く酸っぱそうに見えますが、香りがよく糖度も高く、さわやかな風味のようです。このはるみにも種子があるそうで、尻部のリング状のくぼみを目安に縦に切ると食べやすいとのアドバイスをいただきました。最後の一袋をGETします。

 

もう一品はオーソドックスにネーブルを購入しました。

しっかりとミカンを購入したので出発します。


向島港近くにある住田製パン所(尾道市向島)にやってきました。

目的は、後藤鉱泉所のサイダーをいただくためです。本来なら直接後藤鉱泉所でいただけばいいのですが、あいにく今日は定休日のためこちらでいただくことにしました。

 

店内に入ると後藤鉱泉所のサイダーとラムネが置かれていました。サイダーの瓶のラベルが少し汚れているのは見本用に展示されているからだそうです。

 

置かれていた見本の後藤鉱泉所のサイダーと現在のサイダーです。右が昔から使用されている瓶に入れられたもので、飲み終えた後瓶は返却しなくてはなりません。左側のものが新たに作られた瓶に入れられたものだそうで、瓶ごと持ち帰りができるようです。

昔の瓶をよく見ると三ツ矢サイダーの瓶に後藤鉱泉所のサイダーのラベルが貼られています。店主の方の説明によれば、1972年(昭和47年)頃から三ツ矢サイダーが瓶形状を変更したことに伴い廃棄処分予定だったものを入手し使用されているそうです。瓶の処分費用はかなり高額になりますが再利用されることで需要と供給がうまく嚙み合い、お互いウインウインの関係だったようです。

 

私はラムネの瓶が懐かしく思い、せっかくならとラムネをいただきました。あんパンとメロンパンはパン好きの妻と息子への土産用に購入しました。ラムネが300円、パンはそれぞれ250円でした。

ちなみに、ラムネとサイダーの違いは入れられている容器の違いだけで、中の飲料水は同じものが入っています。ただ厳密に言えば、発売当時はサイダーはりんご風味、ラムネはレモン風味だったようで、サイダーの方が高級品だと言われていたようです。

しかし懐かしいラムネ、子どもの頃瓶の中のビー玉が欲しくてよく割って取り出していましたが、普通のビー玉より少し小振りだったように記憶しています。

懐かしいラムネをいただき土産用のパンも購入できたので先に進みます。

 

住田製パン所の少し先、向島港脇にあるバス停の待合所です。この建物は1995年(平成7年)に公開された大林宣彦監督の映画「あした」の呼子浜待合所として作られたセットで、撮影後移築され現在では市営バスの待合所として利用されているようです。

 

呼子浜港と書かれた浮き輪や号鐘がそのまま残されていました。

少し早いですが、台湾ラーメンをいただきに福山の味仙に向かうことにしました。

 

途中福山西IC近くにある今津PAで時間調整しましたが、渋滞もなく17時過ぎには福山の味仙に到着しました。時間もまだかなり早いので、すぐ前にある福山バラ公園に行ってみようと友人を誘いましたが、雨も降っていることもあり車の中で待っているそうなので一人で散策します。

 

バラ公園は現在改装工事中で、今年の3月末に完成予定のようでした。この公園は1956年(昭和31年)、付近の住民の方々が約1,000本のバラの苗を植付けたのが始まりのようで、今では5,000本以上のバラが植えられているそうです。

 

17時50分頃、照明が点いたようなので店舗にやってきました。少し時間が早いですが、快く入店させてくださいました。

 

今日の一番のりです。友人とカウンターに座ります。

 

カウンターに貼られているメニュー表です。

友人のお勧めは、台湾ラーメン、こぶくろ、カエルです。

カエルも食べてみたかったのですが、台湾ラーメンをしっかりと味わうため、さすがにカエルまでは入りそうにありません……

結局、台湾ラーメンの大盛とコブクロをオーダーすることにしました。

 

こぶくろが出てきました。こぶくろとは豚などの子宮の部位でホルモンの一種だそうです。漢字では小袋と書き、子どもを育む子宮が名前の由来のようです。

 

醤油味で仄かなニンニクの風味と唐辛子の辛さを感じます。ボイルして切った小さめのコブクロと多めの白ネギがいい感じにハーモニーを奏でていて酒の肴にはうってつけのように思いました。

 

少し赤味の帯びたスープの台湾ラーメンが出てきました。挽肉の上に赤い唐辛子がド~ンと乗っていて、ニラ、モヤシ、ネギなどが脇を固めています。

まずはスープの味見から……

いい感じの辛さ!

期待通りの辛みと酸味がとても心地よく感じられます。

 

ストレートの麺は少し硬めに茹で上げられています。ちなみに、この麺は今日伺ったはせべの麺だそうです。

 

レンゲで挽肉をすくうと、唐辛子が潜んでいました。沢山の唐辛子が入っているようです。口に運ぶと脂の旨みと甘み、そして唐辛子との美味しいハーモニーが楽しめました。

私は頭に汗をかきながらスープまですべて完食、お腹も大満足ですが……

何と友人は、久しぶりの台湾ラーメンは旨いといいながら、一杯目を完食後さらに大盛の二杯目を追加していました。さすがの私でも大盛二杯はとても食べきれません。

 

帰宅後ビールの肴にこぶくろの持ち帰りを一人前オーダーすると、友人は二人前をオーダーしていました。私は只々友人の胃袋に感心するばかりです。

 

中華料理味仙の台湾ラーメンは挽肉とニラがたっぷり入った辛いスープに麺が見事にマッチしていて嵌まってしまう美味しさでした。ただ妻も息子も辛い物が超苦手なので一緒に食べに来ることはできないのが残念です。

台湾料理味仙は創業が1987年(昭和62年)の老舗で、18時から深夜1時までの夜のみ営業されている大衆的な店のようですが、2013年(平成25年)の広島ミシュランガイド特別編のミシュランプレート(調査員のオススメ)を獲得されているようです。

さすがに旨いはずです。ごちそうさまでした!

この後友人を職場の駐車場まで送り、20時半頃帰宅しました。

 

帰宅後早々に土産物を広げました。ウシオチョコラトルで購入したチョコレートです。

 

妻と息子への土産の住田製パン所のパンです。

 

はぜべの麺とスープ、油ミンチ、メンマです。

さすがに今日のことにはなりませんが、後日また尾道ラーメンを家族で楽しみたいと思います。

 

山一楠青果で購入したミカンです。

 

ネットから取り出し、少し籠に盛って置いておきます。

 

妻が一番に取ったのはウシオチョコラトルで購入したネクストミルクです。ベトナム産のカカオ豆の他に砂糖、カシューナッツカカオバターが使用されているようです。

 

妻がネクストミルクの包装を開きました。私も少し味見をさせてもらいましたが、カカオの風味が感じられるマイルドでフルーティな感じがしました。ウシオチョコラトルのチョコレートは添加物がないそうで、カカオ豆と砂糖だけというシンプルさゆえの味わいなのでしょうか。

 

クラックヒップカカオも少し味見をさせてもらいました。元々カカオニブ自体は甘みは一切ないそうですが、砂糖をまぶし甘さを調整されているものの、チョコレート自体の風味や苦み、酸味などが感じられナッツのような香ばしさとカリッとした食感を感じ、とても美味しくいただきました。妻もこちらのチョコレートの方が美味しいと言っていました。

 

今夜のビールの肴は、こぶくろです。ニンニクの仄かな風味と唐辛子の辛さ、こぶくろの癖のない美味しさで、ついついビールがすすんでしまいました。

今日はしっかりとラーメンをいただき大満足の一日でした。また機会を作ってラーメンツアーをしてみたいと思います。

 

 

※2月23日自宅で尾道ラーメンを追記しました。

 

先日、はせべで購入した麺を使い尾道ラーメンを作り、家族でいただくことにしました。
作り方を記されたものを同封していただいているので、その手順で作ります。

スープ1袋あたり300ccなので、鍋に4玉分の1,200ccの湯を沸かし、醤油スープと脂ミンチを加えてスープを作りました。しかし脂ミンチは私が思っていた背脂とは別物のようで、背脂は全くなく少し残念な思いがしました。
麺の茹で時間は30~60秒となっています。30秒では足りないと思い60秒、しっかりと湯切りし器に移し事前に用意していたものをトッピングします。

 

まずは尾道ラーメンで多く使用されている平打ち麺の白平です。
トッピングは麺と一緒に購入したシナチクや妻が即席で作った味玉、チャーシュー、モヤシ、ネギです。

 

尾道ラーメンで代表的な朱華園でも使用されていたものと同じ平打ち麺です。モチモチ感はありますが少し柔らかい感じがしました。茹ですぎだったのでしょうか……
スープは見た目の濃さとは裏腹にあっさりとした感じで、まさに尾道ラーメンの味ですが、背脂が全くないのは少し寂しい気がします。

 

もう一品はストレート麺の黄細で作りました。今回は茹で時間を30秒にしてみました。

 

黄細はラーメン店でよく見かけるオーソドックスな黄色いストレート麺です。しっかりとコシを感じ、いい感じでとても美味しくいただくことができました。

息子や母は平打ち麺の白平の方が美味しいと言い、私と妻はストレート麺の黄細の方が美味しく感じました。

自宅でも美味しい尾道ラーメンをいただくことができ大満足でした。

 

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