そろそろブッポウソウの季節だと思い、昨年のブログを見てみると5月8日に吉備中央町にある横山様に訪れていて、エサ渡しシーンなどを撮影していました。
今年は桜の満開も早かったので少し遅かったかもと思いながらも、ペアが誕生し二羽の飛翔が撮影できるのではないかと期待を持ってドライブがてら出掛けることにしました。
昨年訪れた際に横山様の入口は新しく道路が整備されていました。前回はバイクで訪れたましたが、途中から道幅が狭くなっていて車では少し走りにくいようですが通行は可能だったと思い右折し上ってみます。
自宅を9時前に出発し1時間ほど、10時前に「横山様」(加賀郡吉備中央町下土井)に到着しました。
駐車場には1台車が停車していて、既にどなたか来られているようです。
観察小屋へ向かいます。
藤の花が満開です。
シュロの花が咲いていました。
シュロは日本にあるヤシ科の植物の中で最も耐寒性が強いようで、東北地方や北海道などでも栽培されているようです。
皮はタワシ、葉はホウキや生薬、実は漢方薬などと古くから身近に使用されている植物のようです。
アレ?
奥にある桐はまだ花が咲いていません。昨年は桐の花が満開だったような気がしますが……
二階の観察施設からの様子です。
二階の奥側にお二人の方がカメラをセッティングされていました。
話を伺うと朝9時頃から来られているそうですが、まだブッポウソウの姿は見られていないそうです。
私も観察小屋の二階中央付近にセッティングします。
R7にSIGMA150-600mmを取付け セッティング完了です。
フルサイズ換算960mmだと巣箱付近は余裕で撮影できそうです。
この付近は少し季節が遅いのか、桐の花はほとんど咲いていません。
11時過ぎ観察施設を管理をされている方が来られ話を伺うと、今朝下でブッポウソウの声が聞こえていたそうなので少し期待が持てそうな気がしてきました。
今年は4月19日に吉備中央町内に飛来してきたのが初めて確認され、4月30日には豊岡地区、5月1日には円城地区、5月2日には竹谷地区でそれぞれ飛来が確認されたそうです。
平年に比べ4~5日遅いようで、ゴールデンウイークには沢山の方が来られていたようですが、横山様ではブッポウソウの姿を見ることができなかったそうです。
大工仕事のできるボランティアの方の参加があればこの付近に休憩小屋を作られるそうで、資材も順次準備されているようです。
奥様が猪の革でストラップを1,000個作られたそうで、一ついただきました。
早速双眼鏡に取付けさせていただきました。
横山様の社務所内には神社の説明やブッポウソウの写真パネルなども貼られています。
個人の方が撮影された素晴らしい写真も貼られていました。
観察施設を管理をされている方から、未だブッポウソウは巣箱には来ないで高い木の先端に留まる可能性が高いとアドバイスをいただき、高い木の先端が見える一階席へ移動してみました。
レンズはしっかりと上を向けています。
ここからだと高い木の先端を見ることができます。
今の時期のブッポウソウは高い木の枝の先端で住み家とする場所の様子を伺っているようです。
一階の様子です。
12時過ぎに二階の奥で撮影されていたお二人が引き上げられました。
ここからは南側の高い木の先端は見えますが、他の場所の様子を見ることができないため、二階へ移動することにします。
二階の一番奥にセッティングしました。この場所からだと周囲の高い木の様子も確認することができます。
しかし、ブッポウソウは全く姿を見せてくれません……
1時前、周囲の様子を見に行ってみます。
横山様脇から見た観察小屋です。
少し下った場所から見た巣箱と観察小屋です。
一階と二階の中間になる観察場所です。
奥に見えるのが二階部分、その下が一階になります。
少し上から見た観察小屋の様子です。
さらに坂を上ると下にある観察小屋が見えましたが、今年は目隠し用の遮光ネットを取り付けられていないようです。
結局14時過ぎまでいましたがブッポウソウは一度も姿を見せてはくれませんでした。
少し時期を遅らせてまた出直したいと思います。
待っている間にも何人かの方が来られましたが、しばらく様子を見られて引き上げられていました。
来られた方の一人が、北区足守でフクロウを撮影されてきたといわれ見せていただきましたが、とても上手く撮影されていて、こんな住宅地にもフクロウがいるんだと感心しました。
帰り道なので私も途中立寄って撮影してみたいと思います。