※ 内容が多少写真の専門的なものになりますので、写真に興味の無い方はスルーしてください。多少でも興味があれば是非ご覧ください。
- CANON R7デビュー 2023.03.18更新
- G7X markⅡの姫ホタル撮影能力 2022.07.06更新
- G7X markⅡのホタル撮影能力 2022.06.25更新
- CANON PowerShotG7X markⅡ 2021.09.15更新
- サブカメラを考える 2021.08.25更新
- CANON PowerShot G3X デビュー 2021.03.23更新
- コンパクトカメラを考える 2021.03.12更新
- SIGMA 100-400mmデビューです! 9月20日更新
- SIGMA 100-400mmに決定 9月17日更新
- 野鳥撮影用レンズを考える 9月1日更新
- 宗治蓮を EOS 9000Dで撮影してみました 7月25日更新
- SIGMA30mm F1.4 で姫ボタル撮影 7月22日更新
- EOS9000DとFZ1000で姫ボタルを撮影比較 7月18日更新
- Canon EOS 9000Dを購入しました 7月10日更新
CANON R7デビュー 2023.03.18更新
昨年発売以来、気になっていたCANON R7、人物、動物、乗り物、それぞれをカメラが検出し、その被写体をトラッキング(追尾)する高性能な被写体検出性能とトラッキング性能を兼ね備えたCANONのAPS-Cミラーレスデジタル一眼カメラです。
発売以来数ヶ月待ちが続き、現物を触ることすらままならない状況が続いていました。そんなR7の現物が触れるというのでカメラ店に出掛け、持っている野鳥撮影用の望遠レンズやホタル撮影用の標準レンズなどを取り付けて作動確認などをしてみました。
※ CANON HPより引用
大きさも9000Dとほぼ同等、ファインダーを覗くと最大651点のAFエリアは今までの45点とは大きく異なりAFの精度や速さは今まで以上、人物はもちろん鳥などの瞳検出も可能で連写スピードもメカシャッターで最大15コマ/秒と驚きの連写スピードです。さすが映像エンジンDIGIC XにデュアルピクセルCMOS AF IIと、APS-C EOS史上最高の解像性能を誇ると謳うだけのことはあるようです。
さらに防塵、防滴対応……
使い心地もよく、触っていると無性に欲しくなってしまいました。
今使用している9000Dの下取り価格を聞くと22,000円だそうなので、サブ機として置いておくことにしようと思います。
しかし納期はオーダー後1.5ヶ月待ち……
が……
何と1台在庫があるそうです。
即購入と思いましたが、ペイペイ支払いを利用するとポイントがあるそうなので、カード払いを止めペイペイに入金し出直すことにしました。
しかし、生憎今日は午後から所用があったため注文だけして明日引取りに出直すことにしました。
昨日仕事終わにりカメラ店に立寄り引取りました。
ついに我が家に待望のCANON R7がやってきました!
使用するレンズがEFレンズのため変換用のマウントアダプター EF-EOS Rも同時に購入しました。
箱を開きます。
今回も5年間保証を付けています。
その下には取説と、充電器……
さらにその下にはR7本体が……
早速充電を始めます。
本体を取り出しました。
いい顔しています!
斜め方向から……
後方から……
液晶画面には保護シートではなく最近流行りのコーティングをしていただきました。
しかし今までとは若干配置が異なるため慣れるまでには少し時間がかかりそうです。
マウントアダプター EF-EOS Rも箱から取り出しました。
本体に取り付けます。
取り付けるとこんな感じです。
正面から……
しっかりとシャッター幕が閉じています。
標準レンズのEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを取り付けてみました。
マウントアダプター部です。
左側から……
グリップもしっかりしていて、とても握りやすく野鳥撮影用のSIGMAの100-400mmを付けてもバランスがよく三脚なしでも撮影もできそうです。
上部から……
このR7には本体にストロボが付いていませんが、あまり使用しないので問題ないと思います。
ストラップを取り付けます。
9000Dと並べてみました。
大きさ的にはほぼ同じようです。
ホタル撮影用のSIGMA 30mm F1.4 DC HSMも取り付けてみました。
このレンズもバランスがいいようです。
翌日撮影をしてみました。
高梁川にミサゴ狙いで撮影に出かけてみました。
ミサゴ狙いでしたが、川の中の留まり木にちょっとの間いただけで、その後一度も姿を見せずじまいでした。
今回色々と撮影してみましたが、まだまだ操作が分からないことも多々ありました。これから少しずつ慣れていきたいと思います。
腕が伴わない分R7がフォローしてくれるものと期待しています。
G7X markⅡの姫ホタル撮影能力 2022.07.06更新
今回はG7XmarkⅡで姫ボタルの撮影検証です。ホタル撮影は前回紹介したとおり、「星空撮影モード」などを使用する方法がありますが、この方法だとゲンジボタルなどの撮影は手軽に出来ますが、姫ボタルの撮影となると少し勝手が違うようです。しかしG7XmarkⅡの解放値1.8は十分姫ボタルの撮影は可能だと思いますが、一番ネックになるのがG7X markⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、前回紹介したとおり付きっきりで毎回シャッターを押したり、セルフタイマー設定機能を利用して撮影をしていました。今回そのネックを克服する方法を紹介したいと思います。
撮影手順は……
① 姫ボタルの撮影前にズーム位置とアングルを決定し、MFでピント合わせ前撮り撮影をします。重要なのは、MFでのピント合わせは明るいうちに拡大して、しっかりと合わせておく事です。また、今回はアクセントとなる随身門や奥にある鳥居に合わせているので関係ありませんが、前回紹介した竹藪などではピントは出来るだけ奥側に合せておく事が重要です。
※ EOS 9000Dで撮影した姫ボタルですが、撮影時ピントを奥に送り込んでいるため手前の姫ボタルが綺麗にぼやけた丸玉になっています。
② 姫ボタル撮影時のISO、シャッター速度、絞などを決め、コントローラーの上側を押し撮影モードの「連続撮影 H」を選択します。
③ メニューから「カスタム登録」を選択します。私の設定は絞が解放値のF1.8、シャッター速度は10秒、ISOは3200、撮影モードは連続撮影 Hにしています。1.0型センサーのISO3200は少し抵抗がありましたが、いざ撮影してみると予想に反し私の中では案外使える画質であり許容範囲に入るように思います。
※ CANON PowerShot G7X markⅡ取説より
ここまでは、今迄紹介した手順です。
撮影日は7月6日と7日、撮影場所は新見市豊永赤馬にある「日咩坂鐘乳穴神社《ひめさかかなちあな神社》」です。
7月6日に撮影した随身門と参道です。随身門手前を姫ボタルが乱舞するのを期待して構図を決めました。
20時過ぎから21時頃まで撮影した約130枚程の写真から姫ボタルの写っていない写真を除いた100枚程の写真を比較明合成したものを少しトリミングして仕上げました。随身門の手前には杉林から月明かりが差し込み明るいためか姫ボタルは殆ど飛んでくれませんでしたが、周囲の杉林や参道では沢山の姫ボタルが光っていました。撮影条件は、ISO3200、10秒露光、F値は1.8で連続撮影です。
黄色く囲んだ部分を拡大してみます。
黄色く囲んだ参道部分です。参道の奥まで姫ボタルの明かりが写り込んでいました。1.0型センサーでこれだけ写ればいいのではないでしょうか。
翌7月7日に撮影した参道です。随身門と鳥居の中間付近になります。この参道は杉林が鬱蒼と茂り日が沈むと、かなり暗闇になる場所です。参道の奥に鳥居がありますがこの鳥居をアクセントにします。
参道が暗くなって来たので19時30分頃前撮りをしましたが、参道の明るさを抑えると鳥居は暗くなってしまい、アクセントになるはずの鳥居がよく分らなくなってしまいました。
今回先に来られていた方が前撮りの際「ハーフNDフィルター」のソフトタイプを使用して撮影されていました。
このフィルターを使用する事で、今回のような参道だけがが明るい場所だとか、反対に空の部分の明るさを抑えたい時など、部分的に露光を抑える事が出来るようです。私はこのようなNDフィルターがある事自体知らなかったので、今回いい勉強をさせていただきました。これからは前撮りは色々と考えながら撮影するようにしたいと思います。
さて、インターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いG7X markⅡの連続撮影についてですが、とてもアナログ的な発想で撮影しました。
少し暗くなってからスマホで撮影したので画質が荒くピントも合っていませんが、こんな感じで撮影しています。
手作りのゴムバンドでシャッターを強制的に押した状態で固定する事で連続撮影が出来ます。
① カメラの電源が切れた状態で、ゴムバンドでシャッターを押した状態にします。
② ホタルが飛び始めたらカメラの電源を入れます。撮影中は液晶モニターを覆う黒布などを必ず使用してください。ホタルは人工の明かり、特にLEDを嫌います。一説にはLED系の光はホタルの生殖機能に影響を及ぼすとう説もあるようです。また他の撮影者の方にも迷惑になるので、撮影中は黒布は外さないようにし、気になるとは思いますがモニター画面の確認などもしないようにします。
③ 撮影終了時、電源を切るかゴムバンドを取り外します。最初の1枚と最後の1枚はブレている事が考えられるので使用しません。
④ 早めに撮影場所に出向き、明るいうちにしっかりと周囲の状況を確認し把握しておく事や、余裕を持って前撮したり本撮影に臨めるようにしてください。
※ 撮影モードの設定を「連続撮影 H」などの連続撮影にしておかないと、シャッターを押さえたままでも一枚だけ撮影しカメラは撮影を停止してしまいます。
G7Xで19時50分頃から21時前まで撮影した約140枚の写真から姫ボタルが写っていない写真と車の明かりが写り込んだ写真を除いた約90枚の写真と前撮り撮影した写真1枚を比較明合成で仕上げた写真です。少し付け加えさせていただけば、今回撮影した「日咩坂鐘乳穴神社」は昨日より姫ボタルの数は確実に激減していて、ピークも既に過ぎているようなので、絶対数が少なかった事も写り込む姫ボタル数に影響しているのかも知れません。
撮影条件は10秒露光、ISO3200、F値は1.8です。F値の1.8はかなり明るく姫ボタルの撮影は出来ますが、やはりセンサーサイズが1.0型のためが綺麗な大玉を撮影する事は出来ませんでした。たまたま近くを飛ばなかっただけかも知れませんが……
9000Dと同じ10秒露光ですがG7Xは撮影後カメラが勝手に後処理をするため撮影時間と同じだけ処理時間が掛かっているようで、撮影時間と処理時間合わせて1枚当たり20秒掛かり9000Dなどに比べ同じ時間撮影しても撮影枚数は半分程になってしまいます。
先日メーカーに伺ったところ、同じG7XmarkⅡで同一条件で撮影し検証していただきましたが、被写体の条件により後処理をするかしないかをG7Xが判断しているのか、したりしなかったりと一定していないようです。賢すぎるのか、はたまたアホなのか……
担当者の方の話によるとコンデジのG7Xなどは簡単に撮影する事を重視しているため、あまり細かな設定が出来ないそうで、カメラが状況を判断し処理の有無を決めている可能性が高いのではないかと考えられますとの事でした。
G7Xの得意な所と苦手な所を理解、把握して、これからもしっかりと使っていきたいと思います。
G7X markⅡのホタル撮影能力 2022.06.25更新
CANON PowerShot G7X markⅡは、普段使いにはとても重宝しているカメラです。バカチョンカメラでありながらセンサーサイズは1.0型、画像エンジンがDIGIC7、解放値F1.8~2.8、ズーム域は8.8mm~36.8mm(フルサイズ換算24mm~100mm)の4.2倍ズーム、さらに望遠100mmでもF2.8と明るいのが魅力で、同じ1.0型センサーのPowerShot G3Xの解放値F2.8より明るくホタルの撮影にも十分対応可能のようです。ただ一つ困った事が…… このカメラにはインターバル撮影機能やレリーズ端子が付いていないため、本格的なホタル撮影は出来ないと勝手に決め付けPowerShot G3Xと同じように「星空軌跡モード」を常用していました。しかし考えてみれば100mmレンズでF2.8はホタル撮影にも十分対応出来るのではないかと思います。幸いG7X markⅡの100mm時の解放値はF2.8なのでゲンジボタルであれば十分撮影する事は可能です。一番ネックになるピント合わせは明るいうちにMF(手動でピントを合わせる機能)でしっかりとピントと合わせておけば何とかなると思います。今回G7X markⅡの実力を検証しがてらホタル撮影をした結果を紹介したいと思います。
最初に私が多用しているG7X markⅡの機能の一つ「星空軌跡モード」から紹介します。本来の用途は連続的に星が動く様子を綺麗に撮影する機能なのですが、ある日PowerShot G3Xでホタルを撮影していた時、同じ光ならホタルも撮影できるのではないかと思い、本来の用途とは違いますがこの機能を使ってゲンジホタルを撮影してみたのが始まりです。
G7X markⅡの「星空軌跡モード」で撮影に出掛けた時の前撮り写真です。撮影日は6月2日、場所は岡山市南区奥迫川にある「奥迫川ホタルロード」です。
G7Xの「星空軌跡モード」で20時過ぎから21時前まで撮影した1~8分弱の写真の中から、15枚と前撮りした1枚を比較明合成した写真です。G7Xの撮影データーは「星空軌跡モード」の10分に設定していますが、全て撮影途中で中断し比較明合成した15枚の写真の殆どが1~3分のもので、最長でも8分弱の写真です。撮影中は車の光などが入る可能性があるため横に付っきりで、車などが近付けば黒布でレンズを覆ったり、都度撮影を中断しています。
撮影日は6月6日、場所は倉敷市児島由加にある「蛍遊の水辺由加」です。G7X markⅡで前撮りした写真です。
G7X markⅡで20時頃から20時35分頃まで、「星空軌跡モード」の撮影時間10分に設定し、1枚当たり1~3分程で撮影した写真から、11枚の写真と前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。やはり光などが入るのが怖くて長時間の露光は出来ません。
G7X markⅡの「星空軌跡モード」で撮影した写真1枚と前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。撮影時間は8分弱、幸いにも不要な光の写り込みもなかったので1枚だけで仕上げてみました。今回の写真は前撮り写真が少し暗すぎたようで背景が少し暗くなってしまいましたが、背景の濃淡は前撮り撮影で調整する事が出来ます。G7X markⅡの「星空軌跡モード」は本当に手軽にホタルが撮影出来るすぐれた機能だと改めて思いました。
次にG7X markⅡと一眼レフのCanon EOS 9000D(センサーサイズがAPS-C)にSIGMAレンズの30mm F1.4(フルサイズ換算48mm)の単焦点レンズを取付けて撮影した写真を比較してみます。撮影日は6月13日、場所は高梁市落合町福地《しろち》で、今回は「星空軌跡モード」は使用せず、ズーム位置36.8mm(フルサイズ換算100mm)で撮影してみる事にします。
2台を並べてセッティングしています。
EOS 9000Dの前撮りです。レンズは30mm(フルサイズ換算48mm)です。
EOS 9000Dで20時30分過ぎから撮影した写真から抜粋した20枚程と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影設定はISO200、レンズは30mm(フルサイズ換算48mm)、絞は解放値のF1.4、10秒露光、ノイズ除去未使用、12秒間隔のインターバル撮影です。
同じくEOS 9000Dで21時前から21時10分頃まで撮影した写真から抜粋した10枚程と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影設定は同じです。
G7X markⅡの前撮りです。レンズのズーム位置は100mmで撮影しました。
G7X markⅡで20時10分頃から撮影した写真から抜粋した15枚程と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影設定は、レンズのズーム位置が100mm、F値はF2.8、ISO200、露光時間は10~13秒です。G7X markⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、傍に付っきりで毎回手押しでシャッターを切り撮影しています。
同じくG7X markⅡで20時30分頃から撮影した写真から抜粋した20枚弱と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。
同じくG7X markⅡで21時前から撮影した写真から抜粋した15枚弱と、前撮り写真の1枚を比較明合成で仕上げた写真です。
やはり比較してみると EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 の単焦点レンズの方がホタルの光跡がはっきり写り込んでいます。センサーサイズが1.0型とAPS-C、解放値のF2.8とF1.4の差は大きいようです。しかしF2.8ながらズーム幅がフルサイズ換算で24mm~100mmと広範囲な画角が使用出来る事、またG7X markⅡの写真だけ見れば十分ホタル撮影も可能なのではないかと私は感じました。
撮影日は6月16日、場所は真庭市北房下呰部《しもあざえ》の「北房ホタル公園」です。G7X markⅡはズーム位置は26mm(フルサイズ換算70mm)で撮影してみます。
G7Xで20時過ぎから21時過ぎまで撮影した写真から、不要な光などの入ったものを除いた100枚程と、前撮りした1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影データーは、26mm(フルサイズ換算70mm)、F値はF2.8、ISO400、露光時間は10秒です。付きっきりで毎回シャッターを押し一枚一枚撮影しています。
最後に少し撮影方法を変えた写真を紹介します。撮影日は6月18日、撮影場所は「蛍遊の水辺由加」です。「蛍遊の水辺由加」といえばやはり屋形橋です。橋の下流側には毎年沢山のホタルが乱舞しますが、今回は屋形橋の上流の橋付近を手前の花を配したアングルで狙ってみます。右側の橋付近や左側の散策路付近から沢山のホタルが飛んでくれるはずです。
G7X markⅡの設定は、ズーム位置24mm(フルサイズ換算65mm)、F値はF2.5、ISO800、露光時間は10秒です。G7X markⅡで20時20分頃から21時30分頃まで撮影した350枚程の写真から、不要な光などが写り込んだ写真やホタルが全く写っていない写真などを除いた60枚程の写真と前撮りした1枚を比較明合成した写真です。
今回初の試みですが、アングルを決定しMFでピントを合わせ前撮り撮影後、撮影設定の登録機能を使用してみました。ズーム位置、ピント位置、絞、シャッター速度、ISOなどを事前に登録しておくと電源を切った後、再度電源を入れた際モードダイヤルを“ C ”にセットする事で事前に登録していた項目が復元される機能です。
ただ、G7X markⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、付きっきりで毎回シャッターを押さなくてはなりませんが、これも初めての試みでG7X markⅡのセルフタイマー設定機能を利用してみました。セルフタイマーの設定画面で最大設定枚数の10枚、1秒間隔にセット、これで一度シャッターを押すと10枚撮影を終えるまでは手が離せます。今回は10秒撮影で1秒間隔なので110秒の間は連続して撮影してくれます。この設定でシャッターを押す頻度がかなり軽減されましたが、もう少し楽に撮影出来るようまた色々と考えてみたいと思います。
この方法で撮影すると撮影枚数350枚程でバッテリーが無くなってしまいました。星空撮影モードの方がバッテリーの持ちが良いように感じました。
CANON PowerShotG7X markⅡ 2021.09.15更新
色々と考えて CANON PowerShot G7X markⅡを購入する事にしました。価格も7万円でお釣りがくる手頃さで、USB充電も出来るため予備バツテリーも必要ないと思い本体のみ先日注文、夜勤明で帰宅し昼過ぎまで寝た後引取りに行ってきました。
と言うことで CANON PowerShot G7X markⅡが我が家にやって来ました。早速箱を開けリストストラップを取付ました。なかなかいい顔しています。F値が1.8~2.8、8.8~36.8mm、フルサイズ換算24mm~100mmの4.2倍ズームです。
今迄使用していたPowerShot S120などとの比較や、PowerShot G7X markⅡの新たな機能などを纏めてみたいと思いします。
PowerShot S120と並べてみると少し大きいようです。しかしS120もかなり使い込んでいるな・・・ と改めて思いました。
PowerShot S120はイメージセンサー1/1.7型、F1.8~5.7、フルサイズ換算24~120mmの5倍ズームで、それでいてコンパクトでとても使い勝手の良いカメラでした。ただ望遠120mmは良いのですがその時のF値が5.7と暗い事とチルト液晶機能が無かった事が多少難点と言えば難点でした。そんなPowerShot S120は今回現役を引退しPowerShot G7X markⅡにバトンタッチです。
PowerShot G7X markⅡはPowerShot S120の1/1.7型の約2.7倍大きさを持つ1.0型センサー、画像エンジンがEOS 9000Dと同じDIGIC7、解放値F1.8~2.8、24mm~100mmの4.2倍ズーム、サイズが105.5×60.9×42.2mm、重量319gと何とか胸ポケットに収まるサイズで高画質、普段持ち歩くには使い勝手が良さそうです。望遠100mmでもF2.8と明るいのも魅力で暗い場面でも活躍しそうです。同じ1.0型センサーのPowerShot G3Xの解放値F2.8より明るいF1.8と姫ボタルの撮影ではEOS 9000Dのサブ機としてPowerShot G3Xより活躍しそうな気がします。
外観ではレンズ右下に「クリック&スムーズ切り換えレバー」というSW《スイッチ》が新に設けられています。このSWはコントローラーリングを回す時に、カチカチというクリック感を選ぶか否かを選択でき、クリック無しに設定するとスムーズに回すことでMF時に微調整がしやすそうです。
左側に新たに設けられた大きく張り出したグリップです。PowerShot G3X程ではないですが丁度中指を引っかけられ安定感を感じ、PowerShot S120よりホールド性が向上しているようです。
背面の親指グリップも凹形状になっていて前面のグリップと共に確実にカメラをホールドすることが出来るようになっています。
背面の液晶モニターのパネルはPowerShot G3Xと同じ仕組みで、下方向に45°・・・
上方向に最大180°と、PowerShot S120で撮影しずらかったハイアングルやローアングルでも撮影することが出来るようでとても重宝しそうです。
このカメラはPowerShot G3Xと同じように露出補正ダイヤルが天面に設置されています。PowerShot G3Xのように独立した配置ではなく、上段が撮影モード切替ダイヤル、下段が露出補正ダイヤルと一ヶ所に二段で配置されています。
液晶モニターに配置された各設定項目はEOS 9000DやPowerShot G3Xと同じような配置なのでとても使いやすそうです。
電源ON時、最大広角8.8mm(フルサイズ換算24mm)のレンズ位置です。最大広角位置でもレンズはかなり前方に突き出ましました。
最大広望遠36.8mm(フルサイズ換算100mm)のレンズ位置です。最大広角位置から多少伸びただけです。
現在EOS 9000DとPowerShot G3Xを使用していますがそのサブカメラして、またPowerShot S120と同じように普段のちょっとした外出などでも十分活躍しそうなカメラになりそうです。操作性や性能などはこれから順次検証しUPていきたいと思います。
サブカメラを考える 2021.08.25更新
8年程前、発売してすぐ購入し長年サブカメラとして愛用していたCANON PowerShot S120、イメージセンサー(撮像素子)1/1.7型、F1.8~5.7、フルサイズ換算24~120mmの5倍ズーム、解放値がF1.8と非常に明るく小型軽量で薄型ボディーと、とても使い易いカメラでした。
しかし長年酷使したためなのかセンサーに埃の様な物が付着したようでズームアップした場合など目立つようになり、バイクに取り付けて走行記録を撮影するにはさほど気にはなりませんが、ちょっと真面《まとも》な写真が必要な時には残念ながら使い物になりません。メーカーに修理依頼をしたところ、今年の春にサービス対応が終了したそうで対応できないと悲しい回答が・・・。
そんな訳で今回思い切って買い替えを考えてみる事にしました。色々調べてみると現在は1/1.7型というイメージセンサーは無いようで、ワンランク上の1.0型でもPowerShot S120と同等なまでに小型軽量化されているようです。
1.0型のカメラを色々と物色し、候補をいくつかピックアップしました。
LUMIX DMC-TX2(F3.3~6.4、24~360mmの15倍ズーム、111.2×66.4×45.2mm、340g)
LUMIX DMC-TX1(F2.8~5.9、25~250mmの10倍ズーム、110.5×64.5×44.3mm、310g)
CANON PowerShotG9X markⅡ(F2.0~4.9、30.6mm~84mmの3倍ズーム、98.0×57.9×31.3mm、206g)
CANON PowerShotG7X markⅢ(F1.8~2.8、36.8mm~100mmの4.2倍ズーム、105.0×60.9×41.4mm、304g)
CANON PowerShotG7X markⅡ(F1.8~2.8、36.8mm~100mm、の4.2倍ズーム、105.5×60.9×42.2mm、319g)と5台まで絞り込みました。
LUMIX DMC-TX2の15倍ズームやLUMIX DMC-TX1の10倍ズームは共にファインダー付なのが魅力で、以前使用していた LUMIX DMC-FZ1000が使い易かった事もあり、同じLUMIXなので有力候補です。しかし、 DMC-TX1のF値が2.8~5.9、 DMC-TX2がF3.3~6.4、共にチルト液晶機能が無いのが気になります。この2台の販売価格は50,000円と95,000円程だそうで、 DMC-TX1の価格には超魅力を感じます。
今まで使用していたCANON PowerShot S120と同じようなサイズのCANON PowerShotG9X markⅡは小型軽量で薄いボディ、サブカメラとして持ち歩くのにはとても使いやすそうで、価格も53,000円程と安価で超魅力を感じます。
CANON PowerShotG7X markⅢとCANON PowerShotG7X markⅡは画像エンジンが最新のDIGIC 8と、ひとつ前のDIGIC 7との違い、それにフル画角の4K動画機能の有無が大きく異なる点のようです。元々ビデオ撮影をほとんどしない私にはあまり関係ないようで、大きな違いは感じられません。
この5機種から少しずつ絞り込んでいきます。
とてもコンパクトで価格的も手頃と一番魅力的なPowerShotG9X markⅡはPowerShot S120使用時欲しかったチルト液晶機能が無い事と、ズーム幅が3倍と狭い事もあり今回は見送りたいと思います。
さらに絞り込みます。EOS 9000Dのサブカメラとしての使用や、現在バイクツーリング時やポタリング時、またちょっとした外出時にはPowerShot G3Xをメインカメラとして使用していて、そのサブカメラとして考えるとファインダーの必要性や、ズーム機能にそこまでの高倍率は必要無いと思え、解放値がF3.3と暗い事もありDMC-TX2は見送り決定。DMC-TX1は価格的に魅力を感じますが解放値がF2.8と少し暗く一先ず保留とし、最終的にPowerShot G7X markⅢとPowerShot G7X markⅡにまで絞り込みました。
PowerShot G7X markⅢとPowerShot G7X markⅡを比較すると、前記のとおり画像エンジンが一世代違う事で連続撮影枚数約30枚/秒の超高速連写、フル画角の4K動画機能などが新たな機能として追加されたのが大きな違いのようです。本体の幅と厚み、重量が極わずかPowerShot G7X markⅢの方が小さいようで、この2台の販売価格は90,000円と70,000円程だそうです。その差が約20,000円・・・ 悩みます・・・。
悩んだ挙句サブカメラということもあり、極力コンパクトなカメラという事も考えPowerShot G7X シリーズより一回り大きい事とチルト液晶機能が無いDMC-TX1は見送る事にしました。
さらに絞り込みます。今メインカメラとして使用しているEOS 9000Dの画像エンジンがDIGIC7 ですが、さほど使用に支障もきたさず、野鳥撮影をする一眼レフならば重宝しそうですがサブカメラで連続撮影枚数約30枚/秒もさして魅力を感じず、DIGIC8までの必要性をあまり感じません。解放値がF1.8~2.8と明るく、PowerShot S120程では無いにせよ小型軽量で胸ポケットにも収り、使いやすそうなPowerShot G7X markⅡにかなり心が傾いています。またPowerShot G7X markⅡはUSBで充電が出来るようなので、車やバイク、モバイルバッテリーからも充電できる事から予備バッテリーの購入はしばらく様子を見たうえで判断したいと思うので、7,000円程のバッテリー費用も軽減される事になり財布にも優しいようです。
PowerShot G7X markⅡについてもう少し勉強してみます。色々と考える時間も楽しいものです!
※ 各写真はメーカーのHPより引用させていただきました。
CANON PowerShot G3X デビュー 2021.03.23更新
注文してから待つ事約1週間、やっと待ちに待った入荷連絡があり、夜勤明けの今日引取りに行ってきました。
ついに待望のCANON PowerShot G3Xと電子ビューファインダー EVF-DC1が我が家にやって来ました。早々に箱から出して付属品を取り付けました。
程良い重量感がありグリップは持ちやすく手にしっくりくる感じです。
最大望遠600mmまで伸ばすとさすがに長い! 防塵、防滴機能は安心感があり、フレーミングアシスト機能も望遠撮影時には重宝しそうです。レンズ交換の必要も無くこれ1台でほとんどの撮影がカバーできそうです。コンパクトデジカメとして考えると少し大きいようですが600mmのズーム付きカメラだと考えればとてもコンパクトなように思います。
電子ビューファインダー EVF-DC1は思っていた以上に明るく、視認性も十分で確実に被写体を確認でき望遠撮影時は安定感を感じます。ただ多少嵩張るのが気になりますが・・・。
自転車のフロントバックにもすんなり収まり、ポタリングやバイクツーリング、ちょっとした外出には小型軽量で広角から超望遠までカバーする事ができ、総合的に考えるとこれ一台で何でも撮れそうな便利なカメラのようです。
撮影してみるとちょっと気になった事が・・・ AF速度が少し遅いような感じ、シャッターのタイムラグも多少感じます。画像エンジンはPowerShot S120と同じDIGIC 6ですが、PowerShot S120はもう少し早いように思うのですが・・・。
これから色々な撮影に挑戦してみます。その結果は順次アップしていきたいと思います。
コンパクトカメラを考える 2021.03.12更新
※ 2021.03.12更新今までCanon EOS 9000Dをメインカメラとして使用し、サブカメラとしてCANON PowerShot S120(イメージセンサー1/1.7型、F1.8~5.7、フルサイズ換算24~120mmの5倍ズーム)を使用していましたが、バイクツーリングやポタリングなどにはEOS 9000Dでは大きすぎ嵩張る事から小型軽量でポケットにも入るPowerShot S120だけを持ち出す事が多くなりました。しかしPowerShot S120だけでは望遠側に不足感を感じたり、1/1.7型のイメージセンサーに多少ストレスを感じ始めました。そんな事からバイクツーリングやポタリング用に1.0型センサーサイズで望遠幅のあるコンパクトカメラを探す事にしました。
色々と物色し、候補をいくつかピックアップしました。
LUMIX DMC-TX2(F3.3~6.4、24~360mmの15倍ズーム、111.2×66.4×45.2mm、340g)
LUMIX DMC-TX1(F2.8~5.9、25~250mmの10倍ズーム、110.5×64.5×44.3mm、310g)
LUMIX DC-FZ1000-M2(F2.8~4.0、25~400mmの16倍ズーム、136.2×97.2×131.5mm、810g)
CANON PowerShotG3X(F2.8~F5.6、24~600mmの25倍ズーム、123.3 x 76.5 x 105.3 mm、733g)の4候補です。
LUMIX は全てファインダー付なのが魅力で、DMC-TX2は15倍ズームの魅力はあるものの解放値がF3.3と暗く、DMC-T1の250mmまでの10倍ズームは考えてみると少し短いようで、共にチルト液晶機能が無いのが残念です。FZ1000-M2は以前FZ1000を使用していたので使い勝手が良いのは十分承知していますが、いかんせん大き過ぎます。LUMIXはフル画角の4K動画機能がありますが、その機能を持っていたFZ1000でもビデオ撮影を1度も使用したことが無く、4K動画には全く魅力は感じません。
ということで、解放値F2.8、24~600mmの25倍ズーム、候補の中で唯一防塵の防滴性能やチルト液晶を備えていて、自転車のフロントバックにも余裕で入るPowerShotG3Xに心引かれます。価格的にも70.000円を少し超える程度と安価なのも魅力ですが・・・ 考えなければならない、いくつか問題点もあるようです。
- 24-600mmの25倍という超広範囲をカバーするズームはとても魅力的ですが、ファインダーが無い事で高倍率時の撮影が安定しないような気がする。
- デジカメの頭脳である画像エンジンがPowerShot S120と同じDIGIC 6、現行のDIGIC 8の二代前のCPU。
- 販売は継続されているが、メーカーでの生産は既に終わっている。
この3点について友人に相談してみると、PowerShotG3Xの継続機種となるPowerShotG3X markⅡはおそらく発売される事はないだろうし、今後これだけのスペックのカメラは出てこないのではないか、また画像エンジンについては同じエンジンのPowerShot S120を使っていたのであれば、オートフォーカス性能や、処理能力、性能面での使い勝手はどうだったかを考えてみたらと言われました。ファインダーについては多少割高にはなるが着脱可能な電子ビューファインダー(EVF-DC1)もあるとの事です。
1カ月弱考えてPowerShotG3XとCanon 電子ビューファインダー EVF-DC1の購入を決めました。両方合わせて100,000円以下に抑えてくれるそうです。ただ、入荷まで少し日数がかかるとの事なので、連絡があるまで楽しみに待つ事になりました。待ち遠し~い!
※ 写真はメーカーのHPより引用させていただきました。
SIGMA 100-400mmデビューです! 9月20日更新
待ちに待った休みの今日、早朝からカワセミの撮影に初チャレンジです。
いつもの種松山へカワセミの撮影に出かけてみました。
このレンズはライトバスーと呼ばれているとおり、手持ち撮影を前提に機動性重視で設計されたレンズのためか、三脚座が付いてなく純正品のオプションすら設定されていません。三脚にはカメラ本体で固定します。
今のところ使用上特に不便は感じていませんが、今後使用していて不具合を感じるようであれば、純正品ではありませんがこのレンズ用の三脚座が販売されているようなので、その時購入を考えることにしています。
野鳥撮影時には少し前から照準器を取付けています。やはり野鳥撮影には必需品のようで、照準器を使用し始めてからは被写体を見失うことが無くなりました。
照準器のレティクル(照準点、中央の赤い丸印)を被写体に合わせます。
CanonEF-S55-250mmで撮影(フルサイズ換算400mm 1/800 F6.3 ISO2000)
以前撮影したカワセミの写真です。照準器のレティクルを合わせて撮影しています。このレンズでも照準器が無ければカワセミの動きになかなか追従することは出来ません。
SIGMA 100-400mmで撮影(フルサイズ換算640mm 1/320 F6.3 ISO6400)
同じ場所から撮影したカワセミの写真です。比較するとこれだけの画角差があります。
カワセミまでの距離は約20mで、どちらともトリミング無しです。想像以上に画角の差があり、SIGMAのレンズはトリミング無しでもそのまま使用出来そうです。SIGMAレンズでの撮影は早朝撮影のためシャッター速度1/320、ISOが6400と多少条件が違いますが、後方のボケ具合も同じF6.3で撮影しても400mmと250mmとの違いがはっきりと判ります。
今回望遠側がフルサイズ換算で400mmから640mmになった事で、止まり木などに留まっているカワセミは大きく綺麗に撮影できるようになりましたが、良いことばかりではありません。飛んでいるカワセミを撮影する際に、今までは照準器のレティクルから多少ズレていても被写界深度が深いのと撮影画角が広い分何とかピントも合っていて絵になっていましたが、SIGMAのレンズでは被写界深度が浅いのと画角が狭くなった分、飛んでいるカワセミを画面中央に捉えることが出来にくくなり、ピンボケの写真も多くなってしまい悩みどころです。腕が伴っていないようなので場数を踏んで腕を磨くしか無いようです。また随時使用状況を書いていきたいと思います。
SIGMA 100-400mmに決定 9月17日更新
FZ1000はそこそこの値段で引き取ってくれたこともありSIGMA 100~400mm F5~6.3 DG OS HSM Contemporary(フルサイズ換算160~640mm)愛称「ライトバズーガ」を購入することにしました。確約は出来ないが、週末や火曜日などに更に安くなることもあるので、急がなければ少し待ってみるのも手だと言われ暫く待つことにしました。とりあえず品物は準備しておいてくれるそうなので気長に待つことにしました。
話をしてから2週間程待ち、待ちくたびれて連絡しましたが価格に変化は無いそうです。既に持ち帰り出来るようよう準備は出来ていると言われ、引き取りに行くことにしました。
と言うことでSIGMA 100~400mm F5~6.3 DG OS HSM Contemporaryが我が家にやって来ました。早速箱を開け取り出してみました。
やはり大きく重量感を感じます。
100~400mmは良いのですが、一番気になっているのはF値5.0~6.3です。フルサイズの最新カメラでは高いISOにも十分対応出来るようですが、私のEOS 9000Dではどうなのでしょうか?
ズーム固定SW(スイッチ)や、FA切り替えSW、OSの切替えSW、それにCUSTOM SWなどが側面に並んでいます。
SIGMAによると「超望遠ズームの新しい選択肢、ライトバズーカ誕生」、「400mmクラスのズームとしてはコンパクトなフィルター径φ67mm、重さ1,160gを実現。この小型軽量ボディに、加速度センサーを利用した手振れ補正OS機構、最新のアルゴリズムで高速なオートフォーカスを実現した超音波モーターHSM、フォーカスリミッターなど、超望遠レンズに必要な要素をすべて搭載。」などと謳われています。
EOS 9000Dに取付けると良い感じです。カメラの後ろ側からレンズ先端まで約250mm、それにフードが約65mm、全長約315mm、総重量1,700gです。持ってみるとCanon EF-S55~250mmとは違い一回り以上の大きく多少重量感も感じます。
ズームを伸ばしてみると更に60mm程伸び最大全長約375mmになります。やはり長い!
ズーミングは直進式ズーム機能を備えていてるので使い勝手は良さそうで、レンズ単体重量も1,160gとこのクラスでは軽量な事から何とか手持ち撮影も出来ると思います。ライトバーズーと呼ばれる由縁です。これからカワセミを始め色んな野鳥撮影にチャレンジしてみたいと思います。その結果は順次アップしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
野鳥撮影用レンズを考える 9月1日更新
今までCanon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM (フルサイズ換算88-400mm)を使用していましたが、少し望遠側に不足感を感じてきました。AFも特に不満を感じることもなく、375gととても軽量で使い勝手の良いレンズですが、カワセミの撮影では被写体が小さい上に近付く事も出来ないことから、かなりのトリミングを余儀なくされ、もう少し長いレンズが必要だと思うようになってきました。
カワセミなど特に小形の野鳥撮影では500~600mm以上のレンズが良いそうですが、レンズ自体が大きく重くなり、更に大型三脚も必用となるなど機動性が大きく損なわれてしまうなどのデメリットもあるようです。600mm(フルサイズ換算960mm)はやはり魅力ですが、使用用途が鳥専用のレンズになってしまう事や、何よりバイクのトランクに収納が出来なくなるなど私には使い勝手が悪いように思います。
そんななか、候補として考えたのが、現在使用しているCanon EF-S55-250mm を下取りに出して当初購入を考えていたCanon EF70-300mm F4.0-5.6 ISⅡ USM、710gに交換する案・・・
Canon EF-S55-250mm を残しSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary、1,930gを追加購入する案・・・
機動性重視のSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary、1,160gに交換または追加購入する案・・・
という三つの案を考えました。それぞれに一長一短あるようで悩みどころです。
それぞれのレンズを購入された方々のブログなどを参考にさせていただいたり、そのブログの中で気になっていた点をリストアップしSIGMAの相談窓口で相談したりし、最終的には販売店に行って実物を確認したりスタッフの方に相談してみることにしました。
たまたま立ち寄った販売店の店長が何と保育所、小、中学校の同級生でした。十数年前の中学校の同窓会以来の再会です。久しぶりに会った旧友と懐かし話に花が咲きますが、肝心のレンズについてもしっかりと情報を頂きました。この店舗にはCanon EF70-300mmと、中古品のNikon用SIGMA 150-600mmが置いてあり、その2つのレンズは実際に触らせていただきました。
さすがCIGMA 150-600mmのフルサイズ換算960mmのズーム力はすごい! しかしかなりの重量感を感じ、三脚を使用しないとても手持ち撮影は出来そうにありません。このレンズでSIGMA 100-400mmの画角を確認してみるため、400mm、フルサイズ換算640mmにしてみるとそこそこの画角で撮影できそうです。Canon EF70-300mm は割と軽量で普段使いも可能なようですが、先程の640mmの画角と480mmではかなりの開きを感じてしまいました。
SIGMA 100-400mmは在庫が無く他の店舗にあることを確認してくれたので、日を変えて在庫のある店舗で実際に触って見ることにしました。
結果、どのレンズも甲乙つけがたかく決断できないでいると、同級生からSIGMA 100-400mmは私が今まで使用していたCanon EF-S55-250mmと同等かそれ以上の性能があり、個人的にはお奨め出来るレンズだと言われました。ズーム範囲も被るのでCanon EF-S55-250mmと、今は使用していないLUMIX FZ1000を高価で下取りしてくれるそうです。しかし話をよく聞くとCanon EF-S55-250mmは中古で10,000円程で販売されているらしく、購入した金額とは程遠い下取り額です。使用期間も極々短期間なのに・・・ Canon EF-S55-250mmを購入する時にEF70-300mm F4.0-5.6 ISⅡ USMにしておけばレンズの買い換えなども考えず、諦めもついていたものをと後悔しています。とても高い授業料になってしまいそうですが仕方ありません。
宗治蓮を EOS 9000Dで撮影してみました 7月25日更新
備中高松址に咲く「宗治蓮」をCanon EOS 9000Dのレンズを交換をしながら撮影し比較検証してみました。
使用するレンズは、Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art、Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの3本です。レンズによってどのような違いが出るのか楽しみです。
7月24日に訪れた備中高松址に咲く「宗治蓮」です。最初にCanon EOS 9000Dの標準レンズ的なEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを取り付けて撮影します。全てAVモード(絞り優先)での撮影です。
135mm(フルサイズ換算216mm) F5.6 1/4000 ISO1600
※以下()内はフルサイズ換算値です。
135mm(216mm) F22 1/250 ISO2500
35mm(56mm) F22 1/250 ISO2500
このズームレンズのテレ端135mm(216mm)はこの被写体では少し短い感じがしました。
次にCanon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Artを取り付けて撮影です。このレンズも全てAVモード(絞り優先)で撮影しています。ホタル以外でも利用出来るか、また久しぶりの開放値F1.4でどのような仕上がりになるのか楽しみです。近くで蓮の花を撮影するため、蓮畑の中にある木道沿いで撮影してみました。
30mm(48mm) F1.4 1/2500 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/4000 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/4000 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/3200 ISO100
30mm(48mm) F1.4 1/4000 ISO100
F1.4はさすがにボケ効果は絶大ですが、撮影時かなり被写体に近付かなければならず少し大変でした。昔学生当時はなかなか望遠レンズが買えず標準レンズだけでよく撮影していたものだと昔を振り返り我ながら感心してしまいました。当時はペンタックスの一眼レフを使っていて、カメラ購入から2年程してやっと買ったのがポートレート用の120mmレンズでした。当時はポートレート用は135mmが主流でしたが、ペンタックスが初の試みで発売したレンズだったと思います。
最後にCanon EOS 9000DにEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMを取り付けて撮影してみます。このレンズも全てAVモード(絞り優先)で撮影しています。
175mm(280mm) F5.6 1/640 ISO100
186mm(298mm) F5.6 1/320 ISO100
250mm(400mm) F5.6 1/400 ISO100
250mm(400mm) F5.8 1/50 ISO100
55mm(88mm) F4.6 1/380 ISO100
200mm(320mm) F5.6 1/320 ISO160
250mm(400m) F5.6 1/500 ISO100
60mm(96mm) F5.6 1/640 ISO100
200(320mm) F5.6 1/400 ISO100
121mm(194mm) F5.6 1/200 ISO100
今回の被写体では一番重宝したレンズでした。全てAVモードで開放値で撮影しましたが、ボケ効果はF1.4には遥かに及びませんでした。しかし、このレンズの55mm(88mm)-250mm(400mm)は軽量で使いやすくとても重宝しました。テレ端400mmもやはり必要なようです。今までのFZ1000のレンズF2.8-4.0、9.1mm-146mm(フルサイズ換算25mm-400mm)では何不自由なく撮影出来ていて、何も不便に感じることはありませんでしたが、今考えるとFZ1000のズーム範囲をフルに使用していて、気付かないうちにテレ端400mmも多用していたのかも知れません。
今回の撮影で特に感じたことは、今までレンズ交換無しでフルサイズ換算25mm-400mmの範囲がカバーできていたため、当たり前のように撮影していましたが、一眼レフでは被写体によってはレンズを交換する必要があります。レンズが交換出来ると言うことは一眼レフの長所であり、また反面弱点なのかも知れません。今回何十年ぶりかのレンズ交換作業はさほどの手間ではなかったものの、多少煩わしさを感じてしまいました。
SIGMA30mm F1.4 で姫ボタル撮影 7月22日更新
Canon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Artを取り付けて、2回目の西粟倉村での姫ボタル撮影です。撮影場所は前回気になっていた道路の東側の渓流脇です。道路から20m程杉林を渓流沿いに入り、渓流脇にカメラをセッティングして明るいうちに前撮りを済ませておきました。
カメラの設定は、F1.4、ISO1600、長時間ノイズ除去無し、高感度ノイズ除去無し、10秒露光、12秒間隔のインターバル撮影です。19時50分頃から姫ボタルが光始めたので撮影を開始しました。約90分で撮影枚数約450枚、そのうち車のライトなどが写り込んだ写真を削除し、残り約250枚、延べ撮影時間約42分と前撮り写真1枚を比較明合成処理しました。
比較明合成処理後、黄枠でトリミングしました。
トリミングをしてPCソフトで明るさや色合いなどを調整しました。
これだけ見るとすごい数のホタルで、これはこれでホタルの写真としてはいいのでしょうが、私が実際現場で見たり感じたホタルの様子とは違うような気がし、多少違和感のようなものを感じてしまいました。
そこで前撮り写真に、20時30分頃までの写真約130枚の延べ撮影時間約22分を再度比較明合成処理してみました。さすがにホタルの数は減ってしまいましたが、私が現場で見て感じたイメージに近くなりました。
同じように比較明合成処理後、黄枠でトリミングしました。
トリミングとPCソフトで明るさや色合いなどを調整し、かなりイメージに近い写真に仕上がりました。
この後場所を移動して撮影します。前回帰る前に撮影した場所の近くです。今回は明るいうちにこの場所も杉林の奥まで入り現場の状況をしっかりと確認し、カメラの設置場所や撮影方向など、また概ね構図も考えています。真っ暗な杉林の中に姫ボタルの明かりを頼りに道路から5m程下見した場所まで杉林に入り、カメラをセッティングします。山の斜面でも沢山の姫ボタルが光を放っていて見事な光景で感動さえ覚えます。この感動を如何に写真にして伝えることが出来るかが腕の見せ所です。
撮影設定は、F1.4、ISO1600、長時間ノイズ除去無し、高感度ノイズ除去無し、10秒露光、12秒間隔のインターバル撮影と条件は先程と同じです。「どなたか居られますか?」と周囲に声かけしますが返事はありません。私一人だけのようです。「ホタルちゃん、少しだけごめんね」とお断りしライトを点けてピントを合わせます。ライトの届く限り出来るだけ奥の位置にピントを合わせました。今回は前撮り無しで木のシルエットと姫ボタルの光を撮影します。
21時20分頃から約45分の撮影で枚数約230枚、そのうち車のライトなどが写り込んだ写真を削除し、残り約180枚、延べ撮影時間約30分を比較明合成しました。ほぼイメージ通りの写真に仕上がりました。
比較明合成処理後、黄枠と赤枠でそれぞれトリミングしてみました。
黄枠でトリミングした写真です。
赤枠でトリミングした写真です。今までのFZ1000では奥の斜面の姫ボタルの光は写り込んでいなかったと思います。
私はつい最近まで多重露光撮影でしか撮影していなかったせいかも知れませんが、今回の渓谷の写真のように、ただホタルの数が沢山写っているだけでは違和感のようなものを感じてしまいました。しかし比較明合成というPCソフトで、簡単に沢山のホタルの写り込んだ写真が出来るようになり、今までのように撮影時に不意な光の写り込みなどもあまり気を使わなく撮影出来るようになりとても便利になりました。後半の撮影では姫ボタルが斜面全体に乱舞し、その素晴らしい光景に感動さえ覚えました。その感動を比較明合成処理により私が現場で感じたとおりのメージの写真に仕上げる事ができました。多重露光撮影ではここまでの写真は出来ていなかったように思います。
今回の撮影で感じたことは、手法はどうあれ撮影現場の雰囲気や感動を如何に上手く伝えることが出来るかがホタル写真のポイントではないかと思いました。
EOS9000DとFZ1000で姫ボタルを撮影比較 7月18日更新
Canon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Artを取り付けて、姫ボタル撮影で検証をしてみました。
岡山県南のホタルシーズンは既に終了してしまったようなので、今回はCanon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Art(フルサイズ換算48mm)を取り付けてホタルの撮影性能を見極めるため、岡山県北の西粟倉村に姫ボタルの撮影に行ってみることにしました。
撮影場所は、西粟倉村の大茅スキー場近くにある杉林です。能力比較のためLUMIX FZ1000でも撮影してみることにします。ワイド側の画角が違うため一概に比較出来ないこともあり、それぞれの特徴を活かした撮影アングルを考えて場所を少し変えています。
LUMIX FZ1000でアングル決定後、撮影した写真です。
LUMIX FZ1000の設定は、広角端(フルサイズ換算25mm)、ISO1600、F2.8、20秒露光でノイズ除去時間が20秒、インターバル設定は42秒間隔にして、20時前から撮影を開始しました。撮影時間は21時過ぎ迄の約90分、撮影枚数は約130枚、その中から車のライトなどが写り込んでいた50数枚を削除し、残り80枚程を比較明合成処理しました。
比較明合成処理後、黄枠と赤枠でそれぞれトリミングしました。
黄枠でトリミングしたものです。
赤枠でトリミングしたものです。今まで私が普通に撮影していた写真です。やはり目では見えていたはずの奥で光っている姫ボタルは写り込んでいませんでした。
この写真はCanon EOS 9000DにSIGMA30mm F1.4 DC HSM Art(フルサイズ換算48mm)を取り付け、アングル決定後に撮影したものです。
設定は、F1.4、ISO1600、10秒露光、ノイズ除去処理無し、インターバル設定は12秒間隔にして、20時前から撮影を開始、21時過ぎ迄の約90分、撮影枚数は約450枚、その中から車のライトなどが写り込んでいた250枚弱を削除し、残り200枚程を比較明合成処理をしました。
比較明合成後、LUMIX FZ1000と同じように黄枠と赤枠、それに緑枠でトリミングをしました。
右上付近を黄枠でトリミングしたものです。全体にホタルの光りが丸い玉で写り込んでいます。LUMIX FZ1000では前の写真のように姫ホタルの光りは丸く写ることは殆んどありませんでした。
左下付近を赤枠でトリミングしたものです。上空を飛ぶゲンジボタルの光もしっかりと確認でき、レンズの手前を飛んだ姫ボタルの光も綺麗なホタル玉になって大きく写り込んでいます。
左中付近を緑枠でトリミングしたものです。奥の法面手前の姫ボタルまで綺麗に写り込んでいます。今までのLUMIX FZ1000ではとても撮影することが出来なかった写真です。
どちらの撮影場所も姫ボタルの数はほぼ同じで、場所による影響は少ないと思います。今回の撮影で感じたのは、やはりセンサーの大きさの違いで、かなりトリミングしても十分綺麗な写真に仕上げることが出来ること、心配していたノイズも気にならないレベルであったことでした。また、前記のとおりホタル玉が綺麗な丸になっていたことや、かなり奥のホタルの光まで写り込んでいたことなど、比較明合成で使用した撮影枚数が200枚と80枚と2.5倍程の違いますが、累計撮影時間は33分と27分と枚数ほどの開きはないようです。色々な諸条件などを考慮しても、大きな性能の違いを感じる結果となりました。
妻曰く「それだけ高いカメラを買ったのだから、上手く撮れて当たり前じゃない! 今までの写真でも、いいんじゃないの?」などとかなりキツイ評価を頂きました。妻にしてみれば100,000円を超えるカメラらは高級機というイメージのようです。
今後も色々と撮影して、引き続き使用感などをこのページに順次載せていきたいと思います。
Canon EOS 9000Dを購入しました 7月10日更新
今まで使用していたLUMIX FZ1000(イメージセンサーサイズ1.0型、F2.8~4.0、9.1-146mm、フルサイズ換算25-400mm)は機動性、機能性、操作性など十分満足して使用していましたが、ホタル撮影に通った「蛍遊の水辺由加」でホタル先生に出会い、ホタルのことやカメラのことなど色々とご教示いただきました。その中で、やはりホタル撮影、特に姫ボタルの撮影では大きなセンサーを搭載したカメラや、開放値の明るいレンズの方がより良い写真が撮影出来るということを伺いました。確かに今までのFZ1000で撮影した写真を振り返えると、撮影時目では見えている遠方の姫ボタルが写っていなかったということも多々ありました。撮影技術が伴わないのでカメラを変えてすぐに良い写真が撮影出来るわけではありませんが、今回思い切ってカメラを買い換えることにしました。
今更フルサイズのセンサーまでは必要ないと思い、センサーサイズAPS-CのCanon EOS 9000Dにズームレンズ(EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM)がセットされたものを購入しました。
9000Dを選択したのは、カメラのサイズもさほど大きくなく今まで使用していたFZ1000とほぼ同じサイスで持ち運びに便利なこと(機動性)、カメラの仕様が私の使用する機能を概ね備えていること(機能性、操作性)、生産中止されるモデルということで、かなり安価に購入することが出来ること(財布に優しい)、付属のレンズの開放値がF3.5-5.6とやや暗いものの、センサーサイズは今まで使用していたFZ1000の1.0型センサーに比べ約3倍の大きさを持つAPS-Cで、EF-S18mm-135mmレンズ はフルサイズ換算で29mm-216mmと通常の使用には事欠かないと判断したためでした。
LUMIX FZ1000(左)1.0型センサー(13.2×8.8mm)、レンズ:F2.8-4.0、9.1-146mm(フルサイズ換算25-400mm)、幅136.8×高さ98.5×奥行130.7mm、重量831g(レンズを含む)、Canon EOS 9000D(右)APS-Cセンサー(22.3×14.9mm)幅131.0×高さ99.9×奥行76.2mm(レンズを含まず)、重量1,020g(レンズを含む)
一眼レフのメリットとしてレンズ交換により、用途に合ったレンズを選択する事が可能になることですが、一眼レフの交換レンズは値段が多少お高めなのが欠点です。選択にあたり今まで使用していたFZ1000の後継機のFZ1000m2を始めLUMIXの一眼レフカメラやNikonを始め他のメーカー、今はやりのミラーレス一眼レフなども考えましたが、最終的にCanonの一眼レフに決定、同じクラスのKissシリーズには何故かなじめそうにないので却下、総合的に判断して9000Dを購入することにしました。
交換レンズはホタル撮影用にSIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art(フルサイズ換算48mm)を、望遠レンズは今までのカメラと同じ400mm迄伸びるCanon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM(フルサイズ換算88mm-400mm)の2本を追加購入しました。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Artです。Canonの純正レンズには9000Dで使用出来るフルサイズ換算50mm前後の標準レンズで開放値の明るいものが無く色々と調べてこのレンズに決定しました。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Artを9000Dに取付けてみました。カメラとのバランスも良く、見た目もそこそこで、ホタル撮影だけに使用するのが勿体ない気もします。
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMに取替てみました。
Canon EF-S55-250mm のテレ端400mmの状態です。さすがに長い!
今までのFZ1000の望遠端が400mmだったので、あまり使用頻度はないものの400mmかそれ以上の望遠レンズは持っていたかった事もあり、当初Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM(フルサイズ換算112mm-480mm)を考えていましたが、重量や機動性それに価格差が20,000円近くあるなどを考慮しこのレンズに決定しました。
現時点でこのカメラに変えて一つ不便な事に気付きました。それは今まで使用していた多重露光機能がないことです。これを機会にホタル先生から勧められていたPCの比較明合成ソフト「SiriusComp(シリウスコンプ)」を勉強し挑戦してみたいと思います。
カメラ購入後、操作に慣れるため庭の花を撮影してみました。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 135mm 1/500 F7.1 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 70mm 1/320 F5.0 ISO100(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 200mm 1/640 F6.3 ISO640(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 113mm 1/400 F5.0 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F6.3 ISO640(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO400(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 109mm 1/400 F5.0 ISO400(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 209mm 1/800 F5.6 ISO640(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 180mm 1/640 F5.6 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 79mm 1/400 F5.6 ISO100(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 121mm 1/400 F7.1 ISO200(オート)
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO200(オート)
揚羽蝶が密を吸っているようです。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F6.3 ISO200(オート)
密を吸い終え花から離れたところを撮影。さすが一眼レフ、シャッタータイミングに遅れがありません。AFの追従性能も今まで以上のようです。
ホタルの撮影にも行ってみることにしました。7月始めに友人から聞いて一度訪れたことのある竹藪に行ってみましたが・・・・。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art 30mm 30秒+ノイズ除去×9(比較明合成ソフト使用)F1.4 ISO1600
この日はカメラをセッティング中に突然雨が降出しました。今夜は雨の予報は出ていないのに・・・。幸い暫く降った後雨は上がってくれました。前回は21時頃からヒメボタルは光り始めましたが今夜はほとんど飛んでくれません。22時過ぎ頃まで撮影したところでバッテリー切れとなり引き上げることにしました。結果はご覧のとおりで姫ボタルは数匹飛んでくれただけでした。かなりレンズの近くを飛んだと思っていた姫ボタルも少し遠かったようで光跡も大きく写らず残念な結果となってしまいました。
この写真はホタル先生から伺ったPCの比較明合成ソフトを使用してみました。
撮影はカメラをセッティングしてアングルが決まって前撮り、後はインターバルモードにしてシャッターを押すだけで、カメラの電源を落とすかバッテリーやSDカード容量が限界になるまで勝手に撮影をしてくれますが、ここで二つ目の不便さが発覚です。9000Dはインターバル撮影時、撮影開始時間の設定が出来ないようで、撮影開始時に自分でシャッターを押さなければならないようです。ただ今までもタイマー設定を使用したことはほとんど無かったので妥協出来る範囲かと思います。
PCで比較明合成をする前に、撮影データーから前撮りの写真とホタルが写り込んでいる画像だけをピックアップし、それ以外の不要なデーターを削除します。この方法だと前撮り写真も複数枚撮影しておき、その中から最適なものを使用することが出来るようで自由度が広がります。またインターバル撮影中に不要な光が写り込んでも、そのデーター1枚だけを削除することで簡単にホタルだけが写った綺麗な写真ができあがります。今までのように一つのホルダーが丸々ボツになることが無くなり効率的に写真を仕上げることができるようです。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art 30mm 10秒(ノイズ除去無し)×35(12秒間隔のインターバル撮影) F1.4 ISO1600
前回から3日空いた一昨日、ダメ元でリベンジです。19時30分頃到着しカメラをセッテイング、前撮り中に早くも数匹の姫ボタルが光り出しました。もしかしたら今夜は大正解かも!
今回はノイズ除去を行わない手法で撮影をしてみることにしました。ノイズ除去には露光時間と同じだけ除去時間が必要なため、撮影タイミングを逃してしまったことも今まで多々ありましたが、センサーサイズが大幅にUPしたことでノイズも軽減されるものと期待しています。さらに露光時間を短くし長時間露光によるノイズ発生自体の軽減を図るべく、露光時間10秒、撮影間隔12秒にセットし撮影準備完了です。
20時前から撮影を始めましたが、姫ボタルは少し増えては小休止、また光っては小休止を繰り返します。今夜は私の近くに姫ボタルは飛んで来てくれません。21時頃一人来られて私の近くで撮影を始められました。セッテイングを終えられ撮影しながらホタルの話など色々な話をさせて頂いているとアッというまに時間は過ぎてしまいます。22時前頃からは徐々に休止時間が長くなり飛ぶ数も次第に減ってきて、23時頃にはほとんど飛ばなくなってしまい今日の撮影を終了することにしました。今回は3時間以上のインターバル撮影で1,000枚近く撮影しましたがバッテリーにはまだ余裕があるようでした。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 100mm 1/320 F5.6 ISO160
あじさいの剪定をされたそうで、別れ際にあじさいの花を沢山分けて頂きました。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm 1/800 F5.6 ISO500
色んな種類のあじさいがありました。
CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 209mm 1/800 F6.3 ISO400
また来年会いましょうと別れ、それぞれ帰路につきました。
翌朝、妻や母が沢山の綺麗なあじさいを見てとても喜んでいました。沢山のあじさいありがとうございました!。またお会いしたときもよろしくお願いします!
今回比較明合成という新しい手法を修得することが出来ました。この手法を使えばスマホなどの不意な光や車のライトなどをあまり気にすること無く撮影出来ること、今まで憧れ的に見ていた姫ボタルの絨毯《じゅうたん》の写真も夢ではないような気がします。ホタル撮影もさることながら、この手法は花火撮影にも応用出来そうで、これからの夜間撮影がとても楽しみです!。
9000DやEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art、CanonEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの使用感などもこのブログに順次追記していきたいと思います。