10日ほど前、久しぶりに職場の友人たちとツーリングに出掛ける計画を立て、鳥取県の境港でカニをいただくことにしていました。 週間予報が出てから様子を見ていると、当日は中国山地付近や山陰は雪の予報もでているようです。 しかし瀬戸内海側は気温は然程上がらないながらもツーリングが可能な天候のようなので、3日前に予定を変更し兵庫県たつの市御津にある道の駅みつで海鮮料理をいただくことにしました。
道の駅みつは妻と2月の祝日に海鮮料理を食べに訪れた際、あまりにも多くの方が待たれていて食べ損ねていたこともあり、今回はとても楽しみにしています。
岡山市中区の倉田交差点近くで9時30分に待ち合わせ、国道2号線からブルーライン、国道250号線へと乗り継ぎ、途中休憩を挟み2時間弱で道の駅みつ(たつの市御津町室津)に到着しました。
駐輪場は然程ではありませんが、駐車場は7割方埋まっていました。
もしかして多いかもと思い、到着後早々にレストランに向かいます。
レストランに着くと案の定待合席は一杯でした。予約ノートに名前を書き込みましたが10組の方が待たれているようです。
30分ほどは待たないといけないようなので、一度外に出てモクモクタイムに向かいます。
海の見える階段にあるベンチは何故か使用禁止になっています。
喫煙所にやってきました。
今日は少し肌寒いためか海岸には数人の方しか降りられていないようです。
沖合には家島が望め、その手前には牡蠣筏が並んでいました。
まだまだ時間があるので店内を散策してみます。
沢山の魚介類が並べられています。
海鮮&山海BBQセットもあるようです。
スタッフの方が、バーベキューは待たずにすぐに食べれますよ! と声掛けされていましたが、寒い屋外でいただく勇気がありません……
真空パックされた魚なども販売されていました。
牡蠣せんべいも販売されていました。御津の土産にちょうどいいと思い手に取ると、製造されているのは豊岡市城崎町だったので購入を止めました。
本場の高級手延素麺の揖保乃糸です。厳選された素材を使用し作られているので、とても美味しいですが通常の素麺より少し高いようです。
イトメンの袋麺やカップ麺も販売されていました。今迄気にしたことはなかったのですが、イトメンは地元たつの市に本社を置く食品の製造販売会社だったようです。
そろそろ時間かなと思いレストランにやってきましたが後二組待ちのようです。ショウウインドウに並べられているサンプルを眺めながら、どれにしようか迷っていると名前を呼ばれ店内に案内されました。
入口では牡蠣が美味しそうに焼かれています。
案内されたのは窓際で、展望も素晴らしい席でした。
メニュー表を広げてみると、旬の魚や旬の丼物などがあります。
頁をめくると、旬の味覚牡蠣と題した牡蠣料理が並んでいます。
さらに頁をめくると、ごちそう牡蠣と題した牡蠣料理も並んでいます。
他にもアナゴ料理や揖保乃糸のにゅう麺などもあるようです。
私は牡蠣膳を、友人たちはカキフライをしっかり食べたいと牡蠣フライとご飯のセットをオーダーしました。
友人たちがオーダーしたカキフライとご飯のセットが出てきました。食べる前に撮影させてもらいます。
カキフライが5個も盛られています。
私がオーダーした牡蠣膳もでてきました。
牡蠣膳はカキフライが3個しかありません……
が……
焼き牡蠣が2個添えられているので、カキフライと焼き牡蠣の両方をいただくことができます。
汁からいただきます。
味噌仕立ての汁にはアナゴのブツ切りが入っていました。
カキフライは添えられていたタルタルソースでいただきます。
出来立てホヤホヤ、ジューシーで旨い!
焼き牡蠣の蓋を開けると美味しそうに焼き上がっています。
添えられていたレモンをかけていただきます。
これまた絶品!
牡蠣膳はとても美味しくいただくことができました。
ごちそうさまでした!
この後、友人の一人が室津の町並みを見たことがないというので立寄ることになりました。
室津が海の宿駅として繁栄していた時代が伺える町並みをゆっくりと走り抜けます。
室津の町並みの一番先端の丘の上にある加茂神社(たつの市御津町室津)にやってきました。
このソテツの群生は野生のものとしては日本列島の最北限だそうで、県の天然記念物に指定されているようです。
加茂神社の表門の四脚門です。
この神社は1180年(治承4年)に平清盛も参拝されていたようです。
四脚門の手前には「はね釣瓶と井戸」跡が残されていました。
海に囲まれた室津では海水の混じらない真水はとても貴重だったようで、参拝時に心身を清めるため、その下を通ることで手水に変えていたそうです。
表門の四脚門の龍の彫刻は見事なものでした。
加茂神社の創建は平安時代といわれ、本殿をはじめ8棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。
室津は江戸時代に多くの西国大名が参勤交代の途中、船から陸路へと乗り継ぐ際本陣を置いていたり、1826年(文政九年)にはシーボルトも室津を訪れたとされ、共にこの神社に参拝されたのではないかなどと思いを巡らせます。
社殿正面です。
参拝を済ませ帰路に就きます。
帰りは港の中を走ります。
漁船の近くにはカモメが羽を休めていました。
古い港町の佇まいを色濃く残す素敵な漁港でした。
赤穂市街地を走行中にパラパラと小雨が降り始めましたが、合羽を着るほどではありませんでした。そのまま走り続け、ブルーラインの道の駅 一本松展望園(瀬戸内市邑久町尻海)に休憩に立寄りました。
一本松展望園から望む錦海湾干拓地の先に牛窓オリーブ園の山並みも望めます。
相変わらず小雨がパラパラしているので、雨雲レーダーを見ると薄雲が岡山南部を覆っていました。しばらくはこの状態が続くようなのでこのまま走り帰路に就きます。
ブルーラインから国道2号線に乗り継ぎ、友人二人とは青江交差点で別れ私は自宅に向かいます。
帰宅後友人たちから、楽しかったが寒かった…… 少し疲れた…… などとラインが入りました。今日の最高気温は10℃程だったのではないかと思いますが私はしっかりと防寒対策をしていたので全く寒さは感じませんでした。しかし久しぶりのツーリング、走行距離は180kmほどですが正直私も少し疲れを感じてしまいました。
これから徐々に気温も上向き、バイクツーリングには最適なシーズン到来となります。また機会を作ってツーリング計画を考えてみたいと思います。