職場の友人と話をしていて久しぶりにツーリングがてらカキオでも食べに行ってみようという話になり、いつもの三人の日程を調整し2月13日に決定しました。
しかし、前々日から天気予報をみていると当日は生憎の悪天候、私と一人の友人は勤務シフトが同じで翌日も休みなので14日に変更しても支障はありませんが、もう一人の友人は13日に日程を合わせて調整してくれています。
連絡してみると、再調整してみますとのメールが届き、しばらくして何とか調整できました! とメールが戻ってきました。
待ち合わせは10時に岡山市中区にある国道2号線の倉田交差点です。
少し早いですが自宅を9時25分ごろ出発しました。
待ち合わせ場所には9時40分に到着、しばらくすると友人たちもやってきました。
しかし……
今回もインカムが上手く繋がらず、悪戦苦闘すること20分あまり……
何とか通話が可能になりました。
10時15分出発です。国道2号線を走り岡山ブルーライン経由で日生に向かいます。
今日カキオコをいただく「もりした」は11時開店なので、時間的には丁度いい時間に到着しそうです。
インカムで話をしながら走っていると「五味の市」に寄ってみようという話なり、先に立寄ってみることにしました。
「五味の市」は日生町漁業協同組合が運営する観光魚市場で、並んだ魚介類を前に漁師のおかみさんたちの威勢のいい掛け声が響きます。
中に入ってみます。
牡蠣シーズン本番なのに、平日のためなのかコロナの影響なのか、開いている店はごくわずかです。
しかし今年の牡蠣は平年の1.5~2倍ほどと、値段が少し高いような気がします。
五味の市では「かきめし」や……
「カキの佃煮」なども販売されています。
美味しそ~!
友人は今夜のビールの肴にと購入していました。
「五味の市」から数分で、今日カキオコをいただく「もりした」(備前市日生町日生)に到着しました。
入口は以前何か営業されていた店舗の隣にあります。
入口脇には「カキオコ‼ 食べてび~っくり 四ツの味」と書かれたものがありました。
四つの味って…… 気になります……
四人のスタッフの方々が手際よく次から次にカキオコを焼き上げています。
店内は満席で、入口付近の待ち席も一杯なので立たれて待たれている方もおられます。
店内にはカウンター席とテーブル席がありましたが、食べるのはカウンター席だけのようで、テーブル席は待ち席になっていました。
鉄板の上で流れ作業のように次々にカキオコが焼かれています。
その動きは職人技で、見ていて楽しくなります。
メニューです。
カキオコの大盛や各種トッピング、他にもカキ入りの焼きそばや焼うどんもあるようです。
生地とキャベツが合わさったものが鉄板に乗せられます。
隣ではカキが焼かれています。
カキがこんがりと美味しそうに焼けています。
焼いたカキが乗せられ、その上に豚肉も乗せられました。私の知る限り日生のカキオコには豚肉は使っていないと思いますが……
後で大将から伺った話によると、豚肉を入れることで甘みが増し、カキオコの旨味も増すそうですが、カキを一度焼き豚肉を入れるので他店よりも焼き上がりに時間がかかるそうです。
裏返したカキオコの周囲にスゥ~と生地をかけています。
その生地で周囲を綺麗に形成されているようです。
カキオコが三つ、順番的にも私たちのカキオコのようです。
待つこと1時間弱、やっとカウンターの席に案内されました。
焼きあがるまでもう少し時間がかかるようなので大将と話をしていると、元々はブック店を営んでいたそうですが、20年ほど前にブック店の一部にお好み焼き店を開店したのが始まりだそうで、その後ブック店を辞められお好み焼きの専門店にされたそうです。
ちなみに……
スタート時には「浜屋 みっちゃん」と一緒にカキオコを始められたそうです。隣の建物は当時のブック店の跡で、カキオコ店の店舗登録も「ブックショップもりした」(正確には覚えていませんが)なんですよと大将が話されていました。
綺麗な形になりました。
広島風と関西風の間の子のような感じで、手間暇かけて焼き上げた一品です。
焼かれたカキオコは半分に割られ、片方に醤油が塗られたものが私の前に出されました。
このカキオコを自分で半分に切って、まずはそのまま食べてみてくださいと言われ切分けます。
取り皿に乗せ、言われたとおりそのままいただいてみます。
醤油仕立てのお好み焼きは初めてでしたが、醬油味はシンプルで牡蠣の味わいが引き立つような感じがしました。
大将曰く、店を手伝ってくれている娘さんが、ソースのお好み焼が食べれず醤油仕立てであれば食べることができたのが醤油仕立ての始まりだそうです。
残り半分には山椒をかけていただくそうです。
旨い!
醤油と山椒がカキオコにこんなに合うとは……
食べ終わると、次は普通? のカキオコが私の前に出されました。
食べる順番は薄味から濃い味にしているそうです。
確かに、この食べ方だとテーブル席では無理で、鉄板の前でしかいただけません。
やはり半分に切り分け、最初はそのままいただくそうです。口の中の山椒の味を一度リセットする意味もあるようです。
最後は一味をかけていただくそうです。
通常の一味の量では一味を感じないそうで、通常の二割増ぐらいをかけるといいようです。
すべて完食、とても美味しくいただき四つの味をしっかりと堪能することができました。
ごちそうさまでした!
カキが盛られたカキオコの写真を撮っていると、大将から写真を撮るならこれをと勧められました。
カキオコのカキが増量の大盛です。
カキが山のように盛り上がっていて食べ応えがありそうです。
店内の待ち席は相変わらず一杯で、立たれて待たれている方もいます。
大将に、いつもこんなに多いのですかと伺うと、特に火曜日は多いそうで、金曜日が割と空いていますよと教示いただきました。次回は金曜日に訪れてみたいと思います。
外にでると沢山の方が待たれています。これから1時間~1時間半は待たなければならないと思いますが、美味しいカキオコが待っていますよ!
赤穂市福浦地区です。この福浦地区は1963年(昭和38年)に当時の岡山県和気郡日生町から兵庫県赤穂市へ越県分離した地域で、現在でも電力供給は関西電力でなく中国電力から供給されているそうです。
赤穂市に訪れた第一の目的は「赤穂市のお店を応援しよう!」キャンペーンを利用するためです。このキャンペーンはPayPayで20%ポイントバックされるので、この機会にタバコの買いだめをしておきます。
コンビニを数軒回りタバコを購入後やってきたのは赤穂城址(兵庫県赤穂市上仮屋)です。
後方に二層の大手隅櫓が見えています。
駐車場にバイクを置き大手門の高麗門から入城します。
大石内蔵助の屋敷は1729年(享保14年)に焼失した後も再建されず、この門は復元されたものだそうです。
大石神社にやってきました。
参道には赤穂義士47名の石像が並んでいます。
この神社は忠臣蔵で有名な大石内蔵助の名前が付けられた神社で、大石内蔵助はじめ赤穂義士四十七名などが祀られています。
参道を進み神門までやってきました。
大石内蔵助像です。
本殿に向かいます。
当時は江戸幕府の手前表立って顕彰することはできなかったようで、紆余曲折を経て1912年(大正元年)にやっと社殿が創建されたそうです。
参拝します。
本殿脇には 「義士宝物殿 」があります。以前入館しましたが、大石内蔵助が所持していた備前長船清光や肖像掛軸、義士所縁の品々が展示されていました。
赤穂城址に向かいます。
三の丸西隅櫓台が見えています。
発掘調査が行われているようで、説明をされていたので立ち止り少し話を伺いました。
この辺りが赤穂城の防備の要である二の丸門跡だそうです。
当時の地面は担当者の膝付近だったそうで、1892年(明治25年)の千種川洪水時の土砂などで現在の高さになったようで、当時の災害復旧や流路変更のために石垣などが使用されたため門の礎石などは残っていないそうです。
本丸門までやってきました。
本丸門脇に広がる堀です。
本丸門は長方形の内枡形を備え、一の門である櫓門と二の門である高麗門の二つの門で構成されています。
天守台まで上がってきました。
天守台はあるももの、諸事情により築城時から天守は作られなかったそうです。
本丸御殿跡には表御殿や奥御殿などの間取りが地面に示されています。
浅野家時代には厩口門、森家時代には台所門と呼ばれていた本丸の三つの門の一つです。
廃城後に撤去された後、県立赤穂高等学校の通用門として使用され、学校の移転後2001年(平成13年)に、門、橋、土塀、周辺の石垣などが復元されたようです。
大手門の高麗門まで戻ってきました。
高麗門近くにある、巴屋(赤穂市上仮屋南)に立ち寄り土産物を購入しました。
出発前に記念撮影です。
国道250号線から岡山ブルーラインを走り岡山市内まで戻り、それぞれ帰路に就きました。
巴屋のくるみ塩味もなか「三福」です。
試食して美味しかったのでつい買ってしまいました。
6個入りで1,000円でした。
赤穂の塩を使った白餡に香ばしいくるみが入っていて シャリシャリとした食感でした。
今日は天候にも恵まれ最高のツーリング日和で、美味しいカキオコをいただいたり、大石神社や赤穂城址もしっかりと楽しむことができました。
またツーリング計画を考え、機会を作って走ってみたいと思います。