大山蒜山ツーリング

バイクツーリングの話です。

休みの今日、少し遠出をしてみようと思い、色々と考えて島根県の美保関まで走り、雄大な大山を撮影し境港で9月に解禁になった紅松葉ガニを食べることにしました。

今回は久しく走っていない国道180号線で明地峠を越え、大山の雄姿を楽しみながらのツーリングです。

 

自宅を8時過ぎに出発、給油後総社市に出て国道180号線を北上します。

高梁市街地は福山方面から来られたバイクと並走していましたが、皆さんは国道313号線で真庭、倉吉方面に向かわれるようです。



いつもの絹掛の滝(新見市草間)で休憩です。

 

まさに、岩肌に白絹を掛けたような美しに気品を感じます。

水分補給とモクモクタイムを終え出発します。

 

新見市街地を抜け、国道180号線と182号線の分岐する新見市上市の交差点にやってきました。この交差点を右折し米子、日野方面に向かいます。

 

人工降雪機が設置されているいぶきの里スキー場(新見市千屋花見)の脇を通過します。

このスキー場は子どもたちが小学生だった頃、スキーバスで瀬戸大橋を渡り遠路訪れたスキー場で、岡山に帰ってからは、職場の友人と初めてスノボーにチャレンジしたスキー場でもあります。

 

岡山県鳥取県境の明地トンネルに入ります。

 

トンネルを抜けると鳥取県です。気温は27℃で、とても涼しく感じます。

ここから皆生温泉までは45km、大山までが42kmのようです。

 

トンネルの少し先にある明地展望台(日野郡日野町別所)に立ち寄りました。この展望台は標高620mに位置しています。

バイクを置き展望台に向かいます。

 

しかし大山の姿は全く望めません。

 

展望台脇に設置されている案内板の写真ですが、天気がよい雲海のシーズンにはこんな景色が楽しめる場所です。

 

展望台のベンチに座ってモクモクタイムをしているとトンボがやってきて草の先の留まったので撮影しました。

しかしこんな天気では美保関まで行っても大山を見ることができそうにありません……

仕方がないので、行き先を変更し大山の桝水高原に向い、蒜山大山スカイラインを走り鍵掛峠、御机を経由し蒜山に向かうことにしました。昼食は以前から気になっていた日野郡江府町御机にあるシイタケ園でいただくことにしました。


国道180号線の明地峠を下ると、広島県庄原市東城に向かう広域農道の交差点が見えてきました。以前この交差点を左折し東城まで走ったことがありましたが、素晴らしい景色が楽しめる農道でした。

 

国道181号線との高尾交差点に出てきました。

この交差点を左折します。

 

撮影し損ないましたが、日野郡日野町根雨の舟場交差点を左折し、県道35号線で西伯郡伯耆町畑池の二部交差点に出てきました。

この交差点を右折し県道46号線で溝口方面に向かいます。

 

国道181号線の鬼守橋交差点の少し手前で県道1号線に変わりました。

この交差点を左折し米子方面に向かいます。

 

溝口インター入口交差点から県道45号に入り、大山、桝水高原方面に向かいます。

 

県道45号を快走します。天候が良ければ素晴らしい大山を正面に見ることのできる場所なのですが、大山は雲に隠れてしまっています。

 

桝水高原にやってきました。

直進すれば大山寺方面に行けますが、私は右折し蒜山大山スカイラインに入ります。

 

桝水高原(西伯郡伯耆町岩立桝水高原)で少し休憩です。

 

大山ますみず高原スノーパークです。大山は雲の中、全く見ることができません。

水分補給とモクモクタイムを終え出発します。

 

蒜山大山スカイラインを快走します。

この道路は蒜山と大山を結ぶ観光有料道路として1970年(昭和45年)に開通し、1993年(平成5年)には無料開放されました。 大山の荒々しい岩肌が望めるが南壁と、緩やかな稜線の蒜山三座の山並みの対比が楽しめるコースです。

 

急なカーブが連続し、標高はどんどん上がっていきます。

 

一の沢から見た大山南壁です。雲の合間から少しだけ稜線が見えています。

 

二の沢脇にバイクを置いて撮影に向かいます。

 

二の沢です。少しずつ稜線が見えてきました。

 

三の沢にやってきました。

三の沢の傍には赤い文殊(珠)堂《もんじゅどう》があります。この文殊堂は大山寺の西側からの入り口付近だとされ、女人禁制の時代にはここが女人遥拝所になっていたそうです。

 

三の沢橋梁の路肩に停車し撮影しました。

 

稜線がかなりはっきりと見えてきたようです。

 

木立の中を快走します。

 

鍵掛峠展望台(日野郡江府町大河原)にやってきました。駐車場には沢山の車やバイクが止まっています。

 

紅葉シーズンになるとブナ林の紅葉と大山の南壁のコントラストがとても綺麗に見える大山のベストショットな場所です。

ただ、シーズンになると駐車場に入れない車が路肩に停車し、この付近一帯は大渋滞してしまいます。

 

もう少しすると、見事な紅葉を愛でながらツーリングを楽しむことができそうです。

 

御机の茅葺小屋(日野郡江府町御机)にやってきました。

 

大山が霞んでいて絵になりません。

お腹も空いてきたので昼食に向かいます。

 

今日昼食をいただく「食事処 こだち」(日野郡江府町御机)に到着しました。

バイクを置いて店舗に向かいます。

 

杉の木立の中を少し下り、全面ガラス張りの店舗にやってきました。

しかし、入口に「完全予約制」の張り紙が……

駄目なのかと思い戻ろうとすると、中から「お食事ですか、大丈夫ですよ」と声かけいただきました。

 

ということで、店内に入りました。

入口脇には囲炉裏があり、全面ガラス張りの店内からは自然の景観が楽しめロケーションは最高です。

 

窓側の席は予約ですべて埋まっていて、私は中央の一番奥のテーブルに案内されました。

窓は全開で、心地よい風が体を癒してくれるようです。

 

ポップを見るとシイタケ料理や岩魚料理がいただけるようです。

スタッフの方にお勧めを伺うと「しいたけご飯の付いた、しいめし岩魚定食ですね」と言われ、それをオーダーしました。

注文を受け、女将さんが外の生簀から網で岩魚をすくってこられていました。

 

待つこと20分足らず、出てきました「しいめし付きの岩魚定食」(1,800円)です。

 

美味しそうな岩魚です!

 

しいたけご飯も美味しそう!

 

汁も、しいたけの味噌汁です。

岩魚は新鮮なのと程よい塩加減で身が甘くて旨い! 自家栽培のしいたけご飯は美味しさがフワッと口の中全体に広がり、天然の香りと素材の旨みが感じられる素朴な味わいでした。

開放感抜群の店内はとても気持ちよく、ず~っと居たくなりますが、そういう訳にはいかず会計に向かいます。

女将さんが「今日は主人が農作業なので、刺身ができなくて…… 土日しか開いていませんが、今度は予約して是非また来てください」と名刺をいただきました。

とても話好きな女将さんで、しばらく雑談後、横にある釣り堀を見さてていただくことにしました。

 

魚はニジマスだそうですが、貸し竿もあり、自分で釣ったニジマスはその場で刺身や塩焼きにしていただくこともできるようです。

 

釣り堀の様子です。

バイクに戻り、先に進みます。

 

鏡ヶ成の少し手前では左側に烏ヶ山が見えますが、今日は雲の中のようです。

 

鏡ヶ成は大山の南麓に位置し、山陰のマッターホルンとも呼ばれる烏ヶ山や象山、擬宝珠山に囲まれた標高920mの高原です。

ここは降雪量もとても多い場所で、今の温暖化の時代と違い私の若かりし頃は11月末には寒波が訪れ、積雪もあったことから毎年私のスキーの師匠の友人と初滑りに訪れていたものです。

ただ、滑れる距離は短く、リフトも運行していないため自分でラッセルしてゲレンデを造り、雪の感触を楽しんでいたことが思い出されました。

 

スキー場にはススキが広がっています。

 

蒜山大山スカイラインに戻り少し進むと、鳥取県から岡山県に入ります。

 

県境付近にある鬼女台《きめんだい》展望台(真庭市蒜山下徳山)に立寄ってみました。

この展望台からは360度の絶景パノラマが広がり、北側には大山の美しい山々、南側には緑の高原に広がる蒜山の山々が一望することができますが、生憎今日はその素晴らしいい展望は全く見ることができませんでした。

水分補給とモクモクタイムを終え出発します。

 

蒜山高原にやってきました。

と……

ポツポツと雨粒が……

このくらいなら大丈夫と思い走っていると、雨足がだんだん強くなってきました。

 

道路脇にあった集会場の軒下をお借りし避難です。

 

雨雲レーダーを見ると、30分ほどで雨雲が通過するようなので待たせていただくことにしました。

雨雲が通過し、この後も雨雲はないようなので出発します。

 

次回21日に友人たちとツーリングに来る予定の蒜山の蕎麦畑です。

今回は下見ということで……

 

蕎麦の花と蒜山三座です。

撮影後出発しました。

が、国道482号線に出て真庭市蒜山下長田付近を走行中、雨雲はなかったはずですが、またパラパラと小雨が降り始めました。

本降りに変わったので、道沿いの倉庫の軒下をお借りし避難です。

雨雲が新たに沸いたようで、今後の天候が全く予想が付かないため、雨合羽を着て出発しました。

 

10分弱走り旧真庭郡中和村真庭郡湯原町(現真庭市)を結ぶ新熊居トンネルを抜けると、何と晴れ…… 路面は全く濡れていません……

湯原温泉近くのチェーン着脱場で合羽を脱ぐことにしました。

 

帰り道、彼岸花の群生地のある真庭市古見の「川東公園」に立寄ってみました。

この場所も21日の友人たちとのツーリングコースに入れていますが、下見ということで……

 

咲いてはいますが、5分咲き程度です。

 

ここの彼岸花は人の手によって植えられたものではなく自生したものだそうで、これだけ密集しているのは珍しいようです。

 

まだ蕾の数の方が多い状況でした。

 

散歩をされていた方と話をしていると、「今はこんな状態ですが、ここの彼岸花は何故か毎年彼岸には満開になるんですよ」と言われていました。

 

綺麗に開いた花もあります。

 

21日にはもう少し咲いているのではないかと思います。

 

彼岸花田圃の畦や土手などでよく見かけますが、鱗茎に毒性を持つことから土に穴を掘るモグラやネズミなどの被害を避けるために畦や土手などに植えたとも言われています。

 

石碑の北側に広がる彼岸花はまだまだのようでした。

 

旭川沿いの散策コースはサイクリングロードにもなっています。

昨年の見頃は9月20日頃から、2021年は9月19日頃から、2020年は9月27日頃からだったようなので、21日を楽しみしたいと思います。

 

彼岸花の盛りの頃にはこの道路への車両の侵入できなくなるので、バイクを持ってきて撮影しておきます。

この後帰路に就きました。

 

自宅近くのガソリンスタンに給油に立ち寄りました。

今日の走行距離は303.5kmで、燃費表示は37.3km/Lです。

 

燃料消費量表示は8.1Lです。

給油すると8.16Lで、満タン計測での燃費は37.2lm/Lと超驚きの燃費でした。

満タンで17L入るタンクなので約半分ガソリンを使用しただけです。何と満タンだと600km以上走行できる計算になります。

今回は加速も6,000回転程度の走行で、一般道のみの走行のためだったこともあり、燃費が伸びたと思われます。

しかしこのCBR400Rは、400ccのツインエンジンでこの燃費は驚きでした。ガソリン高騰の時代とても財布に優しいバイクなのでロングツーリングにも気兼ねなく出掛けることができそうです。

 

 

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