久しぶりに白鳥の撮影をしようと米子水鳥公園(鳥取県米子市彦名新田)へ出かけてみる事にしました。朝3時15分に自宅を出発、国道180号線を走り新見市から県道8号線(新見日南線)に乗換ました。
県境の谷田峠を越え鳥取県に入ります。
日野郡日南町から再び国道180号線に合流、道路には雪も無く6時過ぎに米子水鳥公園に到着してしまいました。自宅から3時間弱と思っていた以上に早い時間に到着したため辺りはまだ真っ暗です。ネイチャーセンターは平日午前9時に開館(土日祝日は7時開館)するので入口は閉鎖されていて入館できませんが、撮影は第1駐車場近くのつばさ池観察場所から出来ます。車内でコーヒーを飲みながら明かるくなるまで待つ事にします。
コーヒーを飲んでいるとまだ暗いなかグァグァグァとカモの鳴き声が聞こえて来ます。6時40分頃少し明るくなってきたので撮影の準備を始めます。
大山付近は朝焼けで赤く染まり始めました。今日は大山山頂には少し雲がかかっているようです。
ネイチャーセンターの前に白鳥がいるようですが、まだ目覚めていないようです。
つばさ池ではカモは活動しているようですが、白鳥はやはり眠りから覚めていないようです。撮影準備は出来ましたが、まだ撮影できるだけの明るさがないので車に戻りもうしばらく待つ事にします。
7時前少し明るくなってきたのでつばさ池まで戻ってきました。案内看板の左側奥が観察場所です。
奥に見えるのがネイチャーセンターです。
7時15分頃からつばさ池中央付近の白鳥が動き始めました。
ネイチャーセンターの前の白鳥も目覚めたようで動き始めました。
つばさ池中央付近の白鳥たちが移動を始めました。
7時40分頃、右に左にとゆっくり移動しています。飛び立つ準備に入っているのでしょうか。
7時43分頃つばさ池中央付近の白鳥を撮影しているとネイチャーセンター付近でバサバサバサと飛び立つ音が聞こえました。カメラを向けますが飛び立った後でした。
後を追いかけますが、ピントが追従しません・・・
水鳥観察桟橋の前を通過して行きますが、やはりピントは合ず追いかけるのを止めました。
8時過ぎ、つばさ池中央の白鳥もそろそろ飛び立つ気配がします。
しばらくすると助走を始めました。
次第にスピードが上がってきます。
少しアップで追いかけます。
水面を走るような助走が続きます。
白鳥は体の大きさの割に翼が小さいようで、長い距離の助走が必要なようです。
助走のため水面を走る白鳥の姿は美しく、力強さを感じます。
一羽が離水しました。
離水すると速度が速くなるようで、前の白鳥を追い越しています。
この集団の全ての白鳥が飛び立ちました。
北方向に向かいながら高度を上げていき、南西方向へ方向を変え飛んで行きました。
8時15分頃違う集団が集まり始め、飛び立つ準備が始まったようです。
しばらくすると助走が始まりました。ピョンピョンと水面を飛び跳ねるように助走しています。
この集団は数が多いようですが、次々に助走に入ります。
離水しました。
この集団も全て飛び立ちました。
北方向に向きを変えながら上昇し、その後西方向に向きを変え飛び去って行きました。
8時35分頃また別の集団が整然と並び始めました。まもなく助走に入るようです。
助走が始まりました。一羽が助走を始めるとそれに続き次々に助走を始めます。
水面を走るように助走しています。
バサバサバサという羽の音とバチャバチャバチャという水を蹴る音が響きます。
テイクオフです。
広範囲でたくさんの白鳥が飛び立って行きます。
全ての白鳥が飛び立ち、湖に残るのはキンクロハジロとカモだけになってしまったので撮影機材を片付け車に戻ります。私も飛び立った白鳥が向かう島根県の野義平野へ向かう事にします。
米子水鳥公園から約18km、白鳥ロード(島根県安来市宇賀荘町)にやって来ました。いつもの撮影場所に行ってみましたが白鳥は全く飛来してなく、白鳥たちが沢山いた場所まで戻ってきました。今日はこの付近で撮影してみる事にします。車を置いて白鳥がいる水田近くまで行ってみます。
水田には白鳥の羽が落ちていました。先程までこの場所に白鳥がいたようです。
白鳥まで70m程まで近付きました。白鳥たちは食事の真っ最中です。白鳥たちに刺激を与えないのはこの辺りが限界のようです。
上空を3羽の白鳥が飛んで来ました。
私の上空を飛んで行きます。
そのまま南方向に飛んで行ってしまいました。
しばらくすると2羽の白鳥が飛んで来ました。
下降しそのまま着陸するようです。大きな水かきをフラップのように使い減速しているようです。
翼を広げ足を伸ばし着陸態勢を取りました。
着陸です。もう一羽は着陸に向け減速しているようです。
翼をたたみます。もう1羽も着陸しました。
上空を白鳥が飛んで行きます。
また白鳥たちがやって来ました。私の居る方向に飛んで来ます。
私の近くを抜け西へ向かっていきました。
西の水田の上で旋回しています。
北に方向を変え、北西にある水田に着陸したようです。
北西方向から白鳥が飛んで来て、南に向かっています。今日は頻繁に白鳥が飛来します。
南西の住宅地近くを沢山の白鳥が飛んでいます。南の水田を目指しているようです。
水田では白鳥たちがまだ餌を食べ続けています。
首を伸ばし嘴を土に突っ込んで餌を探している白鳥もいます。
白鳥の飛ぶ姿はとても優雅です。
白鳥は遠くシベリアなどで繁殖し冬に日本へ飛来します。3月には生まれ故郷のシベリアまで約4,000kmもの距離を北海道からサハリン、また千島列島からカムチャッカ半島などを経由し帰って行くそうです。
離陸を始めるようです。
トントントンをステップし離陸しました。それに続き周りりの白鳥たちも離陸を始めました。
上空に舞い上がり東方向へ飛んで行きました。
東奥で旋回し、また戻って来ました。
私の近くで南方向に方向を変え飛んで行きました。
一羽の白鳥が私の傍を飛んで行きました。しっかりと白鳥を撮影する事が出来たので、昼食に向かう事にします。
やって来たのはイオン日吉津店に隣接する「山芳亭」(鳥取県西伯郡日吉津村《ひえづ村》)です。
食堂の開店時間までにはまだ時間があるので、海鮮市場を見て回ります。
少し小振りの生松葉ガニが三杯で5,400円・・・
蒸しガニの特大が8,316円、これは食べ応えがありそうです。奥には少し大きな生の松葉ガニが二杯で8,619円・・・
ボイルされた大きな松葉ガニ二杯、少し大きな松葉ガニ三杯が10,800円・・・
職場の友人に山陰へ行く事があれば松葉ガニを買って来てと頼まれていたのでラインで写真を送信、二杯盛りを買って来てと返信があったので購入しました。
11時15分、皆さんが並ばれ始めたので私も列に並びます。
メニュー表ですが目当ての「松葉ガニスペッシャル丼」は本日完売になっています。駄目元で「松葉ガニスペッシャル丼は食べれませんか?」とスタッフの方に伺うと、確認してみますと奥へ入られました。しばらくして「大丈夫です」とうれしい答えです。食券を購入し席に移動します。
店内は8人程と席の1/3程度が埋まっているだけです。やはり平日でコロナ渦の影響なのか少ないようです。
待つ事10分足らず、出て来ました「松葉ガニスペッシャル丼」(2,200円)です。
松葉ガニの足、カニ肩、ウニ、イクラ、カニ味噌、ガリ、その下のご飯の上に錦糸卵と紅ズワイガニの解し身がしっかりと敷き詰められていて、見ているだけで満足感が漂います。今回の松葉ガニは青タグの「島根県・隠岐松葉ガニ」です。境港(鳥取県境港市)に同じように水揚げされても、鳥取県の船の物は赤タグの「とっとり松葉ガニ」になるそうです。
足の身、カニ肩身を解すのに20分程かかりましたが、全て解せたので「蟹鳥県の塩ぽん酢」をかけていただきます!
今日はモサエビの味噌汁です。
全て完食です。カニの殻だけで小さな丼に山盛りになっています。ボリュームがありしっかりと冬の鳥取の味を堪能する事が出来ました。しかしこれだけの松葉ガニが食べれて2,200円とはコスパ最高、お腹も大満足です! ごちそうさまでした。
帰路に就きます。国道431号線から別れ市道を走り県道53号線(淀江岸本線)へ向かいます。
西伯郡伯耆町《ほうき町》役場付近で国道181号線に合流し南下、日野郡江府町の江尾交差点を左折し国道482号線で蒜山を経由して帰る事にします。
県境の内海峠を越え岡山県に入ります。外気温は-1°、道路の両脇には除雪された雪が積み上げられています。
この交差点を右折すると「ひるぜんベアバレースキー場」の脇を抜け真庭郡新庄村へ出る事が出来ますが、私は国道482号線を直進します。
正面に上蒜山と中蒜山が見えて来ました。蒜山上福田の交差点を右折します。
蒜山上長田付近からは蒜山三座を望む事が出来ました。この後国道313号線から国道429号線、岡山市道、国道2号線を走り職場に向かいます。職場の友人に頼まれていた松葉ガニを届け帰宅しました。
今日はしっかりと白鳥を撮影する事が出来、美味しいカニ料理もいただく事が出来充実した一日を過ごす事が出来ました。帰宅した妻が「私も食べに行きた~い」と言っているので、また妻と休みの合う日に出かけてみたいと思います。