息子が長年使用していたタントが今年の3月で車検、何かしら車を替えたい様子です。そんな息子から、「母さんが車を買い換えたら、N-BOXを僕が買い取るから」と提案がありました。妻は購入当初からN-BOXは乗りにくいと常々言っていたこともあり、息子からの提案を受けることにしました。N-BOXカスタムターボは息子のタントカスタムXリミテッドと同様に室内も広く、加速性能も高く、高速道路でも安定性もあり、どちらも走らせることについては非常に良いのですが、N-BOXはスポーツ性を重視しすぎている為か足回りがとても固く乗心地が悪いと妻には不評でした。また、ここ数年妻の両親を通院の為倉敷の自宅から岡山市内までかなりの頻度で送迎することもあり走行距離が半端ではなく、今回燃費の良いアクアを購入することにしました。
納車後の休日、二人でアクアの車体祈祷に出かけることにしました。今回は下の息子が転勤後、毎年年末に仕事で来ているという最上稲荷で車体祈祷をすることにしました。
最上稲荷(岡山市北区)に到着しましたが、車体祈祷所はまだ先のようです。最上稲荷は伏見稲荷(京都市伏見区)、豊川稲荷(愛知県豊川市)と共に日本三大稲荷の一つとも言われています。最上稲荷はお寺で、正式名称を「最上稲荷山妙教寺」といいます。しかし最上稲荷には神社の入口にある鳥居があり、その大きさは高さ約27.5m、柱の直径が約4.6m、総重量約2,800tと、京都の平安神宮の鳥居よりも大きなものです。それは、明治政府が「神仏分離令」を発令した際、最上稲荷は他の神社仏閣と違い「神仏習合」を許されたお寺の一つだからだそうです。
車体祈祷所に到着しました。最上稲荷では車体祈祷所の駐車場に入る時にゲートで祈祷料5,000円を事前に支払うシステムになっていました。
祈祷受付を済ませ、時間までこの場所で待機します。
時間になり僧侶がお見えになり祈祷が始まりました。
僧侶が車の前で祈祷をしてくださいます。
車の周囲を回りながら火打石を使って祈祷をしていただきました。この後本堂での祈祷に向かいます。
大安の土曜日という事で人出も多いようです。
祈祷場所の本堂には裏側を回って入りますが、途中立派な彫刻がありました。
本堂の中で時間まで待ちます。ざっと数えただけで100人以上の方が座られていました。車体祈祷だけでなく様々な祈祷が一緒に行われるようです。
祈祷も無事終わりました。以前友人から最上稲荷の参道に「ご縁まんじゅう」という美味しい饅頭があると聞いたことがあり、その「ご縁まんじゅう」を買に参道を下ります。
参道を歩いていると。とても美味しそうな甘~い匂いが漂っています。「黒糖風味 かりんとうまんじゅう」という暖簾が目に入りました。「出来立てで、温かいですよ!」と言われ、美味しそうな香りにつられお土産に購入しました。
さらに参道を下りましたが「ご縁まんじゅう」の店は見当たりません。そいえば車で上る途中に仁王門手前で看板を見たような気がして、再び参道を引き返し仁王門まで戻ると、参道から少し離れた場所にありました。
「ご縁まんじゅう」です。10個入りを購入しました。
店内の奥では「ご縁まんじゅう」が焼かれていました。
自宅に帰り、まだ温かい「かりんとう饅頭」を早速いただきます。
この「かりんとう饅頭」は周りがカリッと、中はフンワリッという感じで、中の餡も甘すぎずとても美味しくいただきました。
「ご縁まんじゅう」もいただきます。
表面には「最上稲荷」の文字と本堂のようなイラストが描かれていました。
裏面には五円を模したイラストが描かれていて、ご縁と五円を掛けたユニークな饅頭です。中にはしっとりとしたこし餡が詰まっていて、食べるとたい焼きのような感じでした。友人お奨めの「ご縁まんじゅう」とても美味しくいただきました。
私の中では最上稲荷のお土産と言えば「ゆずせんべい」です。まだ幼少の頃に祖父母に連れられて最上稲荷にお参りに来た際にはいつも買って帰っていたことが懐かしく思い出されました。時代は変わり最上稲荷の土産に新しい名物も出てきたようです。