8月19日、今日は「バイクの日」です。そのバイクの日に友人二人とツーリングに出掛けました。目的は兵庫県明石市の「明石焼き」です。明石焼きは地元では玉子焼きとも呼ばれ、たこ焼きのルーツとも言われている明石を代表する郷土料理の一つです。朝7時に中区の倉田付近で待ち合わせ、岡山ブルーラインで日生まで走り、そこから国道250号線で海岸線を走って明石を目指します。
相生の「道の駅白龍城」で最初の休憩です。ここの道の駅には温泉施設があるようですが、今日は温泉は休みのようです。
ヤマハFZ-1にカワサキZRX1200、それに私のホンダFORZA-Zの3台です。両車とも1,000cc超えのバイクなので、今回も私の250ccのスクーターでトロトロと先導しています。
この道の駅は、海の駅にもなっているようです。
ボートレースの元祖とも言われているペーロン競漕に使用される船が展示されていました。
少し沖合いでは競技用のボードでしょうか、数隻のボートが練習をされているのが見えました。
沢山の地元の野菜や果物、それに岡山産の物も沢山並んでいました。
観光案内板を見ていると250号線を10km程行くと「道の駅みつ」があるようです。海辺のようなので、そこにも立ち寄ってみることにしました。早々に出発し、その「道の駅みつ」を目指します。
20分弱で「道の駅みつ」に到着しました。浜辺にある道の駅で、潮風がとても気持ちいい所です。
道の駅では、この沖合にある「家島」産のアワビが、伊勢エビと共に販売されていました。
この道の駅ではBBQも出来るようです。
駐輪場近くの喫煙所でパイプを吹かしていると、「本当は警察の方が配布されるのですが、今日はバイクの日なので」と道の駅のスタッフの方が啓発チラシを配布されていました。
暫く休憩し、国道250号線を走り明石を目指します。私は相生から西明石手前迄の国道250号線は初めての走行になります。
この250号線は「明姫グリーンロード」という名称のようでうです。
11時30分頃、明石焼きの「ふなまち」(明石市材木町)に到着しました。既に十数人の方が並ばれています。
12時20分、待つこと1時間弱、炎天下マスク着用は少しきついですが、もう少しで店に入れそうです。
やっと店内に入れました。店内には2つテーブルがあるだけです。8~10席程の椅子が置かれていて、順次お客さんが入れ替わっています。電話での持ち帰り予約も沢山あるようで、スタッフ3人がかりで次々に明石焼きが焼かれています。
メニューです。お好み焼きやそば焼きもあるようですが、やはり「玉子焼」(明石焼き)をオーダーです。
見ていると、休むこと無く、ずっ~と焼き続けています。
入口脇でも焼いています。2ヶ所でフル稼働です。
テーブルには甘口、辛口のソースに青のり、鰹節、焼き塩、一味、七味などが置いてあります。友人たちに「初めは塩で味わい次にソース、最後に本場明石焼きの出汁に浸けて食べれば色んな明石焼きの味を堪能できますよ」と知ったかぶりの蘊蓄、実はこんな食べ方をされる方が多いと以前伺った際にスタッフの方に教えていただいたものでした。
出てきました「玉子焼き」!。ここふなまちは20個も乗っていて、出汁が冷たいのが特徴です。
先ずは、焼き塩をかけていただきます。
熱々でフワフワの生地の中から歯ごたえのあるタコが顔を見せます。
あまりに熱すぎるので、ソースでいただく前に冷たい出汁で少し冷ましていただきます。
出汁に浮かぶたこ焼き?。これぞ「明石焼き」!
少し出汁でいただいた後、甘口ソースに青のりをかけていただきました。まだ熱いですが頑張って食べました。
次は辛口です。辛口はソースの粘度が少し高いようです。辛い物好きの私ですが、この玉子焼きは甘口の方が口に合いました。
今日はあまりの暑さに塩分不足?、もう一度焼き塩でいただきました。
最後の締めはやはり出汁に浸けた明石焼きでいただきました。
とても美味しくいただき、出汁まで全ていただいてしまいました。
店の外では、まだ沢山の方が待たれていました。
私は久しぶりの「ふなまち」の玉子焼き、初めて訪れた友人二人も「美味しかった!」ととても喜んでいました。
これから、来たコースを逆ルートで帰路につきます。
途中渋滞にも遭いましたが「道の駅みつ」に到着し最初の休憩です。
道の駅の建物の中央付近には海岸へ通じる階段があり、ベンチも設置されています。ここも潮風が抜けとても気持ちいい場所でした。
ビーチへの降り口には鐘が設置されています。通られる方が鳴らすのか、たまに鐘の音が響いてきます。
お土産売り場には、さすが龍野!。手延べそうめん「揖保乃糸」が売られていました。
気持ちいい~!。 海岸線を潮風を感じながら走ります。
沖に見える島は家島諸島です。
牡蠣筏が沢山設置されていました。そういえば、道沿いに沢山の「相生牡蠣」の看板が置いてありました。
相生湾には造船所があるようで、牡蠣筏の先に大型の旅客船がメンテナンスのためか停泊していました。
岡山ブルーハイウェイの一本松の道の駅で最後の休憩です。
休憩所からは錦海湾《きんかいわん》の干拓地が見えます。遠方に見える山は牛窓のオリーブ園です。
また機会を作り今度は北へツーリングに行こうと話をして出発、途中青江付近で別れそれぞれ帰路につきました。
今回走ったコースではありませんが、国道250号線には世界で初めて「点字ブロック」が設置されたと言う交差点があります。1967年(昭和42年)3月18日に岡山県立盲学校近くにある原尾島交差点(岡山市中区、設置当時は国道2号線)に設置されたもので、交差点脇南側の緑地帯には「点字ブロック発祥の地」の石碑が設置されています。
ちなみに。点字ブロックの正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」と言うそうで、考案者は倉敷市出身の方だそうです。視覚障害のある方が街中などを安全に歩行できるよう考え出されたもので、現在では世界の150ヶ国以上で使用されているそうです。世界で初めて「点字ブロック」が設置された日を記念して、3月18日が「点字ブロックの日」として制定されているそうです。