前回のタチウオ釣りで味を占めてしまいました。あれから約1ヶ月、数は減っては来ているもの型が良くなってきているはずなのでドラゴン級狙いで2回目のタチウオ釣りに出かける事になりました。今回は岡山の職場の友人も行ってみたいと言うので、神戸の友人と3人での釣りになります。前回と同じ「名田屋」(明石市材木町)に3名予約完了と神戸の友人からメールが届きました。
前回はタチウオ釣りが初めてだった事もあり、タチウオテンヤのロットや針外しなどタチウオ釣りに必要な物を義父に借りていましたが、今回を機に一式揃える事にしました。
ロットとリールはAbuGarcia《アブガルシア》で揃えました。購入にあたり定番のSHIMANOやDAIWAなどを中心に調べていると、たまたまこのメーカーの製品を手に取る機会があり興味が湧き、更に色々と調べてみると性能や機能が高い割に価格が手頃でコスパが良いようなので今回初めて使用してみる事にしました。
リールは前回タチウオテンヤ50号(約190g)を巻き上げるのに少し苦労した事もあり、今回「AbuGarcia MAX DLC MHP」を購入する事にしました。
このリールは2021年6月に追加されたモデルで、PE2号ラインを200m巻く事の出来、ギャー比が6.4:1、ハンドルの長は60mmと70mmを選択出来る2ポジションシングルハンドルアームのパワーリール&パワーハンドル仕様になっています。ドラゴンタチウオに備え早々にハンドル長を70mmに変更しました。
前回は義父に借りたタチウオテンヤロットを使用しましたが、今回「AbuGarcia Kurofune Tachiuotenya《黒船 タチウオテンヤ》KTTC-73/185MH」を購入しました。このロットも2021年に追加されたモデルで、7:3調子の使い勝手がよさそうなロットです。
リールをロットにセットしてみましたが、軽量でバランスも良いようで、使い良さそうな感じです。
前回PEラインをフグの猛攻撃で切られまくり残り70m程になっているため巻き替えが必要です。ハリスも義父の物を貰い使用していましたが、今回PEラインを購入するついでにハリスも一緒に購入しました。今回購入するPEラインは私が昔から拘ってハリスに使用していたSeaguarに統一してみました。SeaguarのPEラインは今回初めて使用します。
前回フグの猛攻撃で8個も無くし、船賃より高くついた事もありネットで安価なテンヤがないか探していると見つけました! 5個が送料込3,000円で少しお釣りが来ます。1個当たり600円弱とコスパは良いようです。
しかし、着色も模様も何も無い手作り感一杯のこのテンヤでタチウオが釣れるのか少し心配もありますが・・・
事前の準備は完璧です。5時30分集合、6時出船なので前日は早々に床に入りました。
2時50分に職場の駐車場で待合せ、一般道経由で明石市に向かいます。やはり時間的に早く着すぎたので、途中第二神明道路の明石SAで時間調整をし、5時20分乗船場に到着しました。
何故か今日は釣り人が多いようで近くの駐車場は既に満車状態、荷物を車から降ろすとスタッフの方が近くの駐車場へ誘導いてくださいました。
乗船開始です。
今回は名田屋の協力会社?の「吉次郎」に乗船です。乗船し仕掛の準備を始めます。
隣の名田屋の船は既に満席状態です。
餌のイワシです。船賃6,500円に含まれていて、足らなくなれば船内で1パック100円で販売もされています。
岡山の行き付けの釣具店でタチウオテンヤの50号を探しましたが40号迄しか在庫が無く、今回も神戸の友人に購入を依頼しました。このワンタッチテンヤが1個900円だそうです。神戸はテンヤが安い!
全員揃ったようで、5時50分出港です。
明石海峡大橋が見えて来ました。
明石海峡大橋を潜ると神戸の街並みが見えて来ました。
東の空が徐々に赤く染まり始めています。
6時30分、釣り場に到着したようです。既に沢山の釣り船が来ていました。
スマホで見てみると釣り場は前回と同じような場所のようです。
平日にも関わらず釣り船が多いという事は、数が釣れるのかそれともドラゴン級が沢山釣れているのか、期待が膨らみます。
餌のイワシをテンヤにセットし、釣り始めます。ワンタッチなので手早く餌をセット出来ます。
6時35分、小振りながら早々に当たりがあり、先ずは一匹目GET!
さすがパワーリール&パワーハンドル! 重いテンヤもさることながら、タチウオを引き上げるのもかなり楽に感じます。ロットも良い感じでしなってくれました。
餌のイワシも傷んでなく、そのまま使えそうです。今回は幸先が良く期待が持てそうです。
他の船も釣れているようです。
釣り上げた写真を撮影し忘れましたが、しばらくして2匹目GET! 調子いいです! このペースだと小型ながら30匹越えかも・・・ もしかしたらドラゴン級もGET出来るかも・・・ 期待が益々膨らみます。
しかし・・・
カモメは優雅に浮かんでいますが、全くアタリが無くなりました。
他の船はどうなのでしょうか? 何度流してもアタリはありません・・・
10時30分過ぎ、少し場所を移動するようです。カモメが船の後を追いかけて来ます。
少し北東方向へ移動しました。
釣り始めましたが、相変わらずアタリは全くありません・・・
アタリが無いのであれば、試にテンヤを変えてみる事にしました。このテンヤでの釣果はどうなのでしょうか・・・
しかし・・・ やはり、全くアタリがありません。
一度アタリがありましたが針に乗りませんでした。時間は既に11時30分、残り時間も後僅かです。
12時になりましたが引き上げる様子はありません。釣りの時間は12時迄では無いようです。
12時37分、久しぶりにアタリがありタチウオを釣り上げました。このテンヤでもOKのようです。
しかし、その後全くアタリは途絶えてしまい、12時50分終了となりました。
結局私の釣果は3本、神戸の友人が4本、岡山の友人が2本という悲惨な結果に終わってしまいました。
今回はフグの攻撃も無く、PEラインやテンヤは無傷で、餌の追加購入もありませんでした。当初の1パックも殆ど手つかず状態で、カモメの餌になってしまいました。
残っていた餌のイワシを投げるとカモメたちが挙って餌を狙ってきます。
船は明石港を目指します。
明石海峡大橋を潜ります。
前方に明石港と右奥に明石市立天文科学館の時計塔が見えて来ました。
明石港に入港します。
振り返りと港の入口からは明石海峡大橋が見えていました。
明石港に到着し下船開始です。
みなさんの釣果はどうだったのでしょうか?
この後近くにある「ふなまち」で明石焼きを食べて帰りたかったのですが、岡山の友人が1時間も並んで食べるのは・・・ と言うので今回は諦める事にしました。
帰り道、明石SAへ立ち寄りました。ここには「明石夢工房」の屋台があり、ここで「あかし玉子焼き」こと「明石焼き」を食べる事にします。
屋台の前にあるテーブルでいただきます。10個入り580円で、持ち帰りが出来るように出汁は容器に入っています。やはり店で食べるのと比べると少し味気ないですが・・・
いただきま~す!
玉子の黄身だけを使用しているそうで玉子焼きは少し黄色が濃くフワフワ、トロトロです。
出汁に浸して、一口でパクッ! アッ~! 口の中で、ホグホグ・・・ ムシャムシャ・・・ ゴックン! 美味!
ちなみに、明石焼きは2016年12月に東京で開催された「B-1グランプリスペシャル」でグランプリを受賞しましたが、「明石夢工房」はその「あかし玉子焼ひろめ隊」の隊長の店だそうです。以前西明石駅近くの本店に食べに行った事もあり、その時は明石焼き5個と穴子玉子焼き5個がセットで、一度に2つの味を楽しめる「ハーフ&ハーフ」をいただき、さらに穴子玉子焼きが美味しかったので、穴子玉子焼きを追加していただきました。
しかし考えてみると明石で「明石焼き」と言うのは、広島で「広島焼き」と言うのと同じで、少し不自然なようにも思いますが、観光客ぽくって良いのではないでしょうか?
帰宅後釣ったタチウオを並べてみました。前回と同等の大きさか少し小振りのようです。しかし、3匹は淋しい・・・
今夜の酒の肴はタチウオの塩焼き・・・
それにタチウオの煮付けです。やはり釣りたての魚の味は最高です!
今回は若潮という事で潮の動きが悪く、残念な結果となってしまいましたが、タチウオはまだまだ釣れるそうなので、また機会を作って潮の良い時にリベンジに行きたいと思います。その時にはドラゴン級も狙えるのではないかと思います。