えびす定食と大山ツーリング

今日も最高の天気です。以前から行ってみたいと思っていた「地魚料理 恵比須」(鳥取県西伯郡大山町御来屋)に海鮮料理を食べにツーリングがてら行ってみることにしました。国道2号線で玉島を経由し美袋から国道180号線で新見市へ、新見市から県道8号線で鳥取県に入ります。日野郡日南町で再び国道180号線に合流し山陰道の米子西ICを目指します。f:id:momotchi_blog:20200327110016j:plain途中西伯郡南部町から大山が綺麗に見えました。

f:id:momotchi_blog:20200327110042j:plain山陰道米子JCT付近からも大山が見えています。

山陰道を名和ICで降りて「道の駅 大山恵みの里」でパイプ休憩です。自宅を出てから4時間弱もう限界です‼️

パイプタイムを終え出発します。

f:id:momotchi_blog:20200327110055j:plain「地魚料理 恵比須」に到着しました。

建物には「お魚センター みくりや」とその下に「地魚料理 恵比須」の看板が見えます。

f:id:momotchi_blog:20200328153602j:plain入口に「地魚料理 恵比須 2階」の看板があります。入口のドアーを開き中に入ります。

f:id:momotchi_blog:20200327110117j:plain入口のドアーを入ると正面に「新鮮が自慢‼️」のポップがあり中が直売所になっていました。

f:id:momotchi_blog:20200327110232j:plain直売所のドアーを開け店内に入ると沢山の魚介類が並んでいました。

f:id:momotchi_blog:20200327110248j:plain最初に目に入ったのは″はまち″ 700円‼️   少し小ぶりですが安い‼️

f:id:momotchi_blog:20200327110443j:plain穴子″ 500円、異常にデカイ‼️。 ″つづり″? 750円、よくよく見ると″ソイ″のようです。

f:id:momotchi_blog:20200327110300j:plain鳥取特産の″モサエビ″ 420円/100g、と″白イカ″ 1,000円も並んでいました。

f:id:momotchi_blog:20200327110312j:plain″ヒラマサ″ 1,580円、それにあまり見たことがない魚の″チカメキントキ″? 1,680円。″キンメダイ″にもにているようですが、背ビレと尾ビレの形状、それに目の色も少し違うような気がします。スタッフの方に伺うと、やはりキンメダイではないそうですが、白身で食べるととても美味しい魚だそうです。

土産に買い求めたいのですが、保冷バックや保冷剤を持って来ていません。次回来る時には忘れないように持参したいと思います。

f:id:momotchi_blog:20200327110221j:plain直売所のドアーを出てすぐ右に「地魚料理 恵比須」の看板があります。ここから2階に上がるようです。

f:id:momotchi_blog:20200327110154j:plain2階の入口脇にはメニューの写真がありました。「えびす定食」1,500円、今回の目的料理です‼️

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「みくりや定食」800円という日替定食もありました。今日は沖ギスの塩焼きとフライのようです。この料理はコスパも良く美味しそうです。

f:id:momotchi_blog:20200327110349j:plain「海鮮丼」1,300円、これも美味しそう‼️

2階のドアーを開け店内に入ります。先に注文をするようです。「えびす定食」を注文しました。店内はテーブルが10数席で数組のお客さんが食事をされていましたが、ラッキーなことに窓際の席が空いていたのでそこに座りました。

f:id:momotchi_blog:20200327110402j:plain目の前が日本海、オーシャンビューです‼️  遠くに美保関も見えています。

すぐ前が漁港です。宅配業者の保冷車が数台待機していますが集配でしょうか?

f:id:momotchi_blog:20200327110412j:plain店内の様子です。カウンターの奥で今美味しい料理が出来上がろうとしています。

f:id:momotchi_blog:20200327110500j:plain待つこと暫し、「えびす定食」が出てきました‼️

f:id:momotchi_blog:20200327110516j:plain美味しそうな刺身です。天婦羅は海老が2匹と野菜が乗っていました。揚げたてなのか熱々でとても美味しくいただくことが出来ました。壁に「ご飯のおかわりは無料です お気軽に声をかけて下さい」との張り紙があったので「すいませ~ん ご飯のおかわりお願いしま~す‼️」と気軽に声をかけたのですが・・・。

「すいません  ご飯が無くなって炊いて後15分程かかります」とのこと。さすがに15分待つ事が出来ず残っていたおかずをいただきました。今回一つ残念だったことです。

f:id:momotchi_blog:20200327110137j:plainともあれ腹八分目は体にはベスト! 料理がとても美味しかったので良しということで出発します。

次の目的地は「大山町所子伝統的建造物群保存地区」(西伯郡大山町所子)です。再び山陰道に乗り一つ手前の大山ICまで戻ります。

f:id:momotchi_blog:20200327110600j:plain山陰道、名和ICに向かいます。正面に大山北壁が見えます。山陰道に乗り次の大山ICで流出しました。

大山ICのすぐ近くにある大山中学校の東側に広い駐車場があり、その脇にはパンフレットも設置されていました。

西伯郡大山町所子にある「所子《ところご》集落」は、大山の西北山麓に位置し「大山の麓にひっそりとたたずむ、農村の暮らしが息づくまち」とか「伝統的な屋敷構えと大山の豊かな水を生かした農村集落」とパンフレットに謳われています。

パンフレットには地図も記されていてその地図を見ながら散策開始です。

f:id:momotchi_blog:20200327110614j:plain駐車場から坊領道 を歩き最初に向かったのは駐車場から程近いシモ(下の家屋群)地区の「南門脇家」(県指定文化財)です。1781年(安永10年)頃に門脇本家3代目の次男が分家して興されたそうで、本家の南側に位置することから、通称「南門脇家」と呼ばれているそうです。とても広いお屋敷のようですが残念ながら一般公開はされていません。

 坊領道《ぼうりょうみち》とは、奈良時代伯耆の国大山寺への主要な参道の一つだったそうです。

f:id:momotchi_blog:20200328173045j:plainさらに進むと門脇本家4代目の次男が分家して興した「東門脇家」(国登録有形文化財)です。坊領道を挟んで本家の東側に位置することから、通称「東門脇家」と呼ばれているそうです。この交差点から東に進むとカミ(上の家屋群)地区に行けます。

f:id:momotchi_blog:20200327110632j:plainさらに北へ進むと本家「門脇家住宅」(国の重要文化財)です。門もとても立派です。坊領道を挟んで右側(東側)は「東門脇家住宅」です。

f:id:momotchi_blog:20200327110701j:plainこの住宅は1769年(明和6年)に大庄屋の役宅を兼ねて建てられたそうです。伯耆の国特有の寄棟造りで、重量感が漂う大きな茅葺屋根が特に印象的でした。一般公開されていないため門の外から拝見させていただきました。

f:id:momotchi_blog:20200327110643j:plain坊領道の奥には大山の山頂付近が見えています。屈曲した坊領道沿いには土塀が並び重厚な蔵もあり、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようなの趣《おもむき》ある街並みでした。

f:id:momotchi_blog:20200328173012j:plain「東門脇家」の交差点に戻りカミ(上の家屋群)地区の方向へ歩きます。途中自治会館の前に昔集落の若者たちが力自慢を競ったと伝わる「力石」がありました。石には16貫目(60kg)や22貫目(82.5kg)など重量が彫ってありました。

f:id:momotchi_blog:20200327110811j:plain散策していると「綿の実」や昔の農具が置かれていました。

f:id:momotchi_blog:20200327110718j:plain訪れたのはカミ(上の奥屋群)地区にある庭園が有名な「美甘《みかも》家」です。中世後期頃からこの地に拠点を置いた土豪と伝えられ、初代美甘弥左衛門が所子村の賀茂神社や糺明神の再建、願成寺(大山町平木)の創建などを行った有力者と言われています。

庭園を拝見させていただくのに声掛けをした際に現当主の方が出てこられて話をお聞かせくださいました。

所子は「門脇家」が有名ですが、家としての歴史は「美甘家」の方が古く室町時代末期(1571年(元亀2年)頃)、私で17代目です。表門も所子では「美甘家」にしかない珍しい門です。建物の中は公開していませんが、主屋は江戸時代末期に建てられた木造平屋建の切妻造り桟瓦葺きで、新蔵と倉庫が江戸時代の後期、その他の建物は明治時代のものです。

f:id:momotchi_blog:20200327110733j:plainこの庭は富士山の噴火で出来た溶岩石を船で運んできて造ったとても珍しい庭なんですよ。など色々と説明いただきました。

f:id:momotchi_blog:20200327110752j:plain確かに見事な庭園です。当主の方に「中央の岩山が富士山を連想させますね」というと、みなさん同じように言われるそうです。

f:id:momotchi_blog:20200328202546j:plain庭の南側にある松を見て「みなさんこの松も富士山に見えると言われますよ」と教えてくださいました。

また是非来てくださいとお誘いいただき、当主の方に御礼を述べ「美甘家」を後にしました。

霊峰大山の北西、麓の田園地帯の真ん中にポツンと島のように民家が密集した「所子」は中世には京の賀茂御祖神社下鴨神社)の社領だったそうです。本家の「門脇家」や分家の「南門脇家」、「東門脇家」、所子で一番古い歴史と素晴らしい庭園の「美甘家」といった豪農家を中心にした集落。長い歴史と文化に触れることが出来ました。f:id:momotchi_blog:20200327110831j:plain集落の散策を終え南西側から見た「所子」集落と霊峰大山です。

「所子」を後に次の目的地「天の真名井」《あめのまない》に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20200328154623j:plain大山ICから山陰道に乗り淀江ICを流出、広域農道を5分程走ると「天の真名井」(米子市淀江町)に到着しました。駐車場からの移動中に東屋と水車小屋がありました。

f:id:momotchi_blog:20200327110903j:plain水車小屋の先の池には湧水が流れ込みニジマスが泳いでいました。

f:id:momotchi_blog:20200327110847j:plain駐車場から10分足らずで「天の真名井」に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20200327110918j:plain「天の真名井」は環境庁が指定した「名水百選」の一つとして鳥取県を代表する名水のようです。この付近は大山の側火山の溶岩流が日本海に流れ出た場所と言われていて、大山の雪解け水などがその溶岩流跡を伝い浸透し浄水されてこの地に湧き出ているのではないでしょうか。 こんこんと湧き出る澄み渡る水は、1日あたり約2,500tの湧出量を誇り、地域の飲料水や農業用水、ニジマス養殖などに利用され地元の方々の生活には欠かせない貴重な湧水のようです。

同じ米子市淀江町内には「本宮の泉」という湧水もあり、鳥取県内最大量の1日あたり約30,000tもの湧出量を誇っています。ここの湧水は飲料メーカーが清涼飲料水の原料として使用している折り紙つきの湧水だそうです。

ちなみに、米子市の水道水は「よなごの水」として1本(500ml)100円で販売されているそうです。採水場所は米子市水道局車尾水源地(米子市車尾南)の深さ86メートルの地下水だそうです。米子市内の各家庭で使用されている水道水は厚労省の「おいしい水研究会」で全国32都市の一つに選ばれていて、米子市内の各家庭で毎日普通に使用されている水道水も名水クラスの美味しさのようです。

飲料水は浄水器を利用している我が家からすれば、 とてもうらやましい限りです! 岡山市の水道水が特に不味い訳ではありませんが・・・。

「天の真名井」から大山の南西側を走る広域農道で「御机」《みつくえ》(日野郡江府町)を目指します。

f:id:momotchi_blog:20200327110937j:plain広域農道脇のリンゴ園から大山が見えました。

f:id:momotchi_blog:20200327111233j:plain広域農道から県道52号線へ、その県道52号線「福兼展望台」からの大山です。

f:id:momotchi_blog:20200327111247j:plain見る角度のよりさまざまな風貌を見せる大山です。

f:id:momotchi_blog:20200327111306j:plain大山の山頂付近です。昔は山頂(弥山)からこの尾根を伝い剣ヶ峰、天狗ヶ峰、ユートピア小屋と縦走したものでした。

f:id:momotchi_blog:20200327111322j:plain御机に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20200327111341j:plain茅葺《かやぶき》小屋と左側に大山、右側に烏ヶ山《からすがせん》が見えます。

f:id:momotchi_blog:20200327111402j:plain茅葺小屋と烏ヶ山です。

f:id:momotchi_blog:20200327111422j:plain烏ヶ山山頂付近です。周辺のどの山よりも青黒く、怪鳥がまさに羽ばたかんとする姿に似ていてるのが山名の由来と言われています。

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f:id:momotchi_blog:20200327111607j:plain茅葺小屋と残雪の大山です。

f:id:momotchi_blog:20200327111800j:plain梅香が漂います。

f:id:momotchi_blog:20200327111855j:plain大山山頂付近の様子です。まだ沢山の残雪が見えます。

f:id:momotchi_blog:20200327112258j:plain足元には早春を告げる「つくし」があたり一面に生えていました。

久しぶりの400km弱のバイクツーリング、天候にも恵まれ美味しい海鮮料理や、歴史ある街並み散策、美味しい湧水や素晴らしい姿を見せてくれた大山などとても有意義な一日を過ごすことが出来ました。

これからバイクのシーズン到来です! 時間を作って色んなところに出かけてみたいと計画しています!

 

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