広島県庄原市高野のリンゴ園へ購入がてら妻とドライブに行った来ました。
山陽道から尾道道、松江道を通って高野のリンゴ園を目指します。途中高野ICで流出しIC傍にある"道の駅高野"へ立ち寄りました。ここで「アレ?」いつもは沢山のリンゴを販売しているのにリンゴが一つもない???。
嫌な予感・・・。
心配しつつリンゴ園が続く"アップルロード"へ。
毎年伺う"青才リンゴ園"へ到着、ここでまた「アレ?」入口にあるリンゴの木(上の写真)の葉の茂りが少ないしリンゴも毎年真っ赤でツヤツヤなのに今年は艶が悪い。いつも沢山並べて販売されているリンゴの袋詰めが一つもない!。
話を伺うと、今年はリンゴの出来が悪く収穫量も少ないため販売用の袋は少ないそうです。その少量の袋も今日は休日のためお客さんも多く早々に完売したそうです。
アップルロード両脇にはリンゴが沢山生っています。
アップルロードを走っていると別のリンゴ園で少量ですが袋入りのリンゴを販売していたので家用に一つ購入しました。やはり色付きも悪く傷も多いようです。今年のリンゴは不作のようです。今一度"道の駅高野"へ立ち寄り、先程訪れた際に気になっていた「高野りんごのアップルパイ」(350円)を購入、車内でおやつタイムです。リンゴの風味が生かされたとても美味しいアップルパイでした。
おやつタイムが終わり、奥出雲へ向かいます。
奥出雲の秘境「鬼の舌震」≪おにのしたぶるい≫へ到着。
ここは馬木川の急流が作り出した渓谷で、その谷沿いにはバリアフリーの遊歩道が整備され"小天狗岩"と呼ばれる岩壁や"雨壺"、"鬼の落涙岩"≪鬼のらくるい岩≫、"水瓶岩"≪はんど岩≫、清心亭の前にある"畳石"など、風化や水食によって生み出された奇岩や大小の甌穴≪おうけつ≫群も点在しています。与謝野鉄幹、晶子夫妻はこ場所を訪れた際にいくつもの歌を詠まれたそうです。最初に渡った"舌震の恋吊り橋"です。
"雨壺"≪あまつぼ≫、別名"姫の湯殿"だそうでこれだけ大きな甌穴は珍しいそうです。
"鬼の落涙岩"≪らくるい岩≫、姫に拒まれた鬼が涙をこぼすように見えることから呼ばれているそうです。
"水瓶岩"≪はんど岩≫、水を貯める水瓶≪はんど≫に見えることから呼ばれているそうです。
別角度から、私には岩の上の木々が炎のようで”ロウソク岩”のように見えました。
清心亭(町営の無料休憩所)の前にある"畳石"です。とても大きな岩です。
"畳岩"より上流方向の様子です。左側にバリアフリーの遊歩道が見えます。
今回紅葉には少し早かったようですが、木々が色付けばなお一層の景観美ではないかと思います。
今回の第二の目的地"延命水"を汲みにJR出雲坂根駅を目指します。
途中カメラを構えた方がチラホラ・・。「奥出雲おろち号」が通過する時間のようです。車を道のわきの広い所に停車するとすぐに「奥出雲おろち号」がやって来ました。(車内から撮影したため今一ですが)JR出雲坂根駅に到着です。
この駅は木次線の駅の一つでスイッチバックの駅として鉄道ファンの間では有名な駅です。祝祭日などには出雲市駅(島根県出雲市)から備後落合駅(広島県庄原市)間でトロッコ列車「奥出雲おろち号」が運行されています。
駅のホームには「この駅は三段式スイッチバックの停車場です」「標高564m」「となりの三井野原駅は標高726m JR西日本で一番高所にある駅」などの看板がありました。
出雲坂根駅構内にある「延命水」の水汲場です。近くにあと2カ所水汲み場があるそうですが、ここが元祖だと思います。
地元の方々もさることながら祝祭日には私たちのように県外や遠方から水を汲みに来られる方も多く案外本来のJRの利用者よりも水汲みに来られる方の利用の方が多い駅なのではないのでしょうか?。
地元の方のお話によると、この湧水は元々木次線に蒸気機関車が走っていた当時に、蒸気機関車の補水用に使用されていた湧水だったそうです。
当時の蒸気機関車は美味しい水で走っていたようですね。
国道314号の「奥出雲おろちループ橋」です。
このループ橋は平成4年4月に開通しループ方式の道路としては日本一の規模を誇っているそうで、坂根と三井野原の標高差167mを11の橋と3つのトンネルで約4,000mで結んでいます。二重ループはトグロを巻くヤマタノオロチをイメージして設計されその名前の由来になっているそうです。
帰り道神石高原町にある"道の駅さんわ182ステーション"で休憩です。ここで「こんにゃくメンチカツ」"430円か480円位だったと思います"なるものを発見。早速買い求め食べてみましたが、とてもジューシーでとても美味しくいただきました。こんにゃく好きの息子のためにお土産にもう一つ購入しました。
今回リンゴは予想外のとても残念な結果となりましたが、「坂根の延命水」や「高野りんごのアップルパイ」それに「こんにゃくメンチカツ」など美味しい出会いもあり妻は大変満足しているようでした。