おもつぼ湿原と延命水

今日は妻と久しぶりに休みの合う休日です。コーヒーやお茶に使用している湧水が無くなってきたので、ドライブがてら、どこかに湧水を汲みに出かけてみることにしました。私が「大山の湧水を汲んで『魚料理 海』(鳥取県東伯郡琴浦町)で『モサエビ白イカ丼』か『鳴り石丼』でも食べて帰ろうか」と言うと、妻が「久しぶりにトロトロの猪チャーシューが乗った新見ラーメンが食べたい」というので、Google mapでルートを確認してみました。すると、新見市街地南部から哲多町を通り哲西町に抜けるルートがあり、かなり短距離で新見市から広島県庄原市の東城へ抜けることが出来そうです。そのルートの近くには以前から気になっていた「おもつぼ湿原のスズラン園」があり、そのすぐ傍に「ミズバショウ園」もあるようです。スズランはまだ時期が早いとは思いますが、ミズバショウは見れるかも知れないので、新見ラーメンを食べた後、山を越えて哲西町に抜けてみようと思います。哲西町まで抜ければ広島県庄原市東城町はすぐ近くなので、もう少し足を延ばして「延命水」(島根県仁多郡奥出雲町)を汲みに行く事にしました。

玉島IC付近から県道54号線を走ると、タケノコで有名な倉敷市真備を通ります。妻が「タケノコがあれば買って帰りたい」と言うので、道沿いの小さな駐車場で、毎年採りたてのタケノコを地元の方々が販売されているので立ち寄ってみることにしました。

f:id:momotchi_blog:20210413115003j:plain販売用のテントは片付けをされていました。

f:id:momotchi_blog:20210413115011j:plain「まだありますか?」と伺うと、「後これだけしかないですが安くしますよ。さっき掘ったばかりものなので、新鮮ですよ」と言われ、小さなタケノコを3つと大きなタケノコを1個購入しました。後で妻に「いくらだったの」と聞くと「800円/kgだったそうで、2,400円を2,000円にしてもらった」と喜んでいました。買ったタケコノを撮影するのを忘れましたが、小さなタケノコはそのまま薄くスライスして、少し焼いて塩コショウでいただきます。これで今夜の酒の肴が一品出来ました。

f:id:momotchi_blog:20210411192330j:plain11時30分「新見らーめんいぶき」(新見市新見)に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20210411192342j:plain注文はいつもの「猪ラーメン」です。メニューを見ながら「何味にしようか」と妻と話していると、スタッフの方が「味噌味がお奨めです」と言われたので、味噌味を食べる事にしました。私は最近、毎回味噌味を食べているような気がします…。

f:id:momotchi_blog:20210411192351j:plain私の猪チャーシューは端っこだったので、厚みはありますがトロトロ感があまり感じられませんでした。妻のチャーシューはいつものトロトロだったようで、とても満足していましたが…、いつもは3枚乗っているチャーシューが今回は2枚しか乗っていなかったと少し不満そうでした。

この後、国道180号線を少し岡山方面に戻り、正田交差点から県道33号線で哲多町を目指します。哲多総合センター傍の交差点を右折し、県道157号線に入り一つ山を越え県道50号線に合流、少し南に走った付近に「⇨哲多スズラン園」の案内板があったので右折します。

f:id:momotchi_blog:20210411192628j:plain細い道をしばらく進むと「嶋村ミズバショウ園」という幟が目に入りました。どうやらここが「ミズバショウ園」(新見市哲多町田淵)のようです。

f:id:momotchi_blog:20210413121159j:plain車を置いて園内に入ります。入口には「引無ふるさと再生プロジェクト ミズバショウ園づくり」という案内板がありました。平成25年5月に最初のミズバショウの苗40本を植えたのが始まりだったようです。

f:id:momotchi_blog:20210411192902j:plain木道が設置されていて、その周囲にミズバショウが見えます。最初に植えた40本からかなり増えているようです。

f:id:momotchi_blog:20210411192642j:plain今年初めて見るミズバショウです。

f:id:momotchi_blog:20210411192712j:plain一見白い部分が花のように見えますが、これは葉の一部で仏炎苞《ぶつえんほう》といい、仏炎苞に包まれた中央の茎の先に付いている一つひとつが花で、この小さいな花が集まったものを花序《かいじょ》と言うそうです。

f:id:momotchi_blog:20210411192836j:plainミズバショウの傍につくしが生えていました。

f:id:momotchi_blog:20210411192722j:plainしっかりとミズバショウを楽しんだので、この近くにある「すずらん園」に移動します。しかし車のナビには場所が表示されず、スマホのナビで場所を確認、ルートガイドをしてもらいました。

f:id:momotchi_blog:20210411192919j:plainミズバショウ園から車で1~2分で「おもつぼ湿原」(新見市哲多町田淵)到着しました。入口手前には「すずらんの園 インフォメーション」という看板の建物がありましたが、どなたもいませんでした。ここは「スズラン園」ではなく「すずらんの園」というのが正式名称のようです。シーズンになるとスタッフの方が駐在されるのかも知れません。

f:id:momotchi_blog:20210411192936j:plainすずらんの園入口です。

f:id:momotchi_blog:20210411192949j:plain「おもつぼ湿原」の説明板がありました。この場所は本州スズランの自生地だそうで、7月頃にはサギソウやハッチョウトンボなども見られるようです。

f:id:momotchi_blog:20210411193000j:plain園内を散策します。東屋が見えてきました。

f:id:momotchi_blog:20210411193025j:plain池の東側を回って歩いていると、北側に先程立ち寄った「嶋村ミズバショウ園」の入口が見えました。この「すずらんの園」と「嶋村ミズバショウ園」は隣接していたようです。

f:id:momotchi_blog:20210411193035j:plain池の北西側から振返ります。先程の東屋が見えます。しかし園内を散策しますが、スズランは一向に見当たりません…。

f:id:momotchi_blog:20210411193050j:plain散策路の脇に「猿の腰掛」が生えていました。

f:id:momotchi_blog:20210411193102j:plainここにもミズバショウがありました。この場所は植えたのではなく、湿地で繋がった「嶋村ミズバショウ園」から種が流れてきたのでしょうか?

f:id:momotchi_blog:20210411193144j:plain少し進むと、やっとスズランを見つけました。この一帯には沢山のスズランが芽を出しています。

f:id:momotchi_blog:20210411193202j:plainまだ芽生えたばかりのようですが、5月中旬頃には可愛らしいスズランの花を楽しむ事が出来そうです。

f:id:momotchi_blog:20210411193220j:plain数は少ないですが、ミズバショウも咲いていました。

f:id:momotchi_blog:20210411193232j:plainツツジも花が少し咲いていますが、本格に開花するのはもう少し先のようです。

すずらんの園」を出発し、哲西町から県境を越え広島県庄原市に入り、国道314号線で島根県の奥出雲を目指します。

f:id:momotchi_blog:20210411192431j:plain広島県から島根県に入り「奥出雲おろちループ」を下ります。このループ橋は日本最大規模のもので、高低差105mを二重ループで結んでいます。 

f:id:momotchi_blog:20210411192458j:plain舞茸奥出雲直売所(仁多郡奥出雲町八川)に到着しました。「延命水」の水汲み場です。この水汲み場は国道の拡幅工事の時に湧き出たそうで、少し北にあるJR出雲坂根駅構内の湧水と同じ成分だそうです。持参した容器に「延命水」をいただきました。

f:id:momotchi_blog:20210411192512j:plain「延命水」で作られたきのこを買って帰ります。

f:id:momotchi_blog:20210411192542j:plain今回は椎茸が美味しそうだったので、椎茸1袋

f:id:momotchi_blog:20210413131311j:plain「炙りにんにく味噌」も美味しいので2個

f:id:momotchi_blog:20210413131336j:plain妻は「職場の友人達にお土産~」と言って、色々と買い求めていました。

f:id:momotchi_blog:20210411192603j:plainそれに、少し小腹も空いたので「よもぎ餡餅」を1パック購入しました。

f:id:momotchi_blog:20210411192528j:plain今迄入った事が無かったのですが、建物内の店舗には、「奥出雲舞茸のできるまで」と題した説明板がありました。

車に戻り、帰路に着きます。ナビで最短コースで検索すると、東城から哲西町、哲多町から県道50号線を南下し、「吹屋ふるさと村」(高梁市吹屋)を通って成羽、高梁に抜けるコースを案内しました。今回はこのコースで帰ってみることにします。

しかし…、吹屋から先、県道85号線、さらに成羽に続く県道300号線は道幅が普通車1台がやっとという状況で、断崖絶壁の中を進む最悪のコースでした。成羽からは国道313号線で高梁に出た後は国道180号線で無事帰宅することが出来ました。後で地図を見ていると、多少回り道にはなりますが、県道300号線に並行して市道と思われる、2車線の道路があったようです。やはり思い付きではなく、事前の調査は必要でした。

f:id:momotchi_blog:20210413115026j:plain今夜の酒の肴は「タケノコ」を焼いていただきました。これまた絶品!

f:id:momotchi_blog:20210413142514j:plain翌日は妻がタケノコを煮付けたものをいただきました。真備町産のタケノコ、とても美味しくいただきました! またしばらくは美味しいコーヒーが飲めそうです。

 

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 f:id:momotchi_blog:20191127094742p:plainf:id:momotchi_blog:20191127094841p:plain f:id:momotchi_blog:20200116124915p:plain