新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
年が変わっても、なかなか終息の兆しの見えぬ新型コロナウイルス、大都市をはじめ地方都市でも深刻な状況が続いていますが、一刻も早く通常の生活に戻ることを切に祈るばかりです。例年であれば大晦日には弟家族や、外に出ている息子夫婦も集まるのですが、今年の正月はそれぞれの家庭で大晦日を過ごすことにしたので、今までに無く少し寂しい年越しとなりました。
妻も明日から御用始なので、気分転換に何か無いかと考えましたが、今のご時世、三密を避けれる場所は・・・と考えると、やはり出かける場所もなかなか難しいようです。三密のない場所で・・・といえば、やはり大自然での写真撮影、今年は寒波の影響で山陰地方には、かなりの降雪もあるようなので、島根県安来市の能義平野で雪と白鳥のコラボレーションを撮影をして、その後少し回り道をして奥出雲まで足を延ばし、延命水を汲みがてらドライブに出かけることにしました。
県境の谷田峠です。自宅から倉敷市玉島、高梁市、新見市を経由し、県道8号線で谷田峠を越えて鳥取県に入ります。新見市街地手前付近から家の屋根や田畑に積雪が見られるようになり、県境の谷田峠付近はかなりの積雪量です。奥に見える綺麗な山は標高1,120mの大倉山という山ですが、この大倉山は中国山地では珍しい独立峰だそうです。
国道180号を走る際にはいつも立ち寄る道の駅、にちなん日野川の郷(日野郡日南町)に到着しました。
広い駐車場にはポツンと車が1台いるだけでした。ここで暫し休憩です。
休憩後、自動車専用道の生山道路に乗りましたが路面はご覧の通りの状態で、一般道の方がしっかりと除雪されていたようです。幸い支障無く無事通行することはできました。
諏訪ICで一般道に降りて、再び国道180号線に合流します。奥日野県立自然公園内に架かる本山橋にも雪が積もっていました。
自宅から一般道を走って約3時間半で白鳥ロードに到着しました。予想どおり周囲の田畑にはしっかりと積雪があります。先ずは前回と同じ安来市立南小学校の北側で撮影しようと行ってみましたが、何故か白鳥のいる水田には余り積雪がなく、絵になりそうにないので白鳥ロードを渡り南側に移動し撮影することにしました。
この付近には沢山の白鳥いて、しっかりと積雪もあるようです。
今回はこの付近で撮影することにしましたが、今日も大山は望むことが出来ませんでした。
氷を割って餌を探しているようです。
山側に8羽の白鳥が飛んでいます。
3羽の白鳥がこちらの方向に飛んで来ました。
私の斜め上空を飛んで行きました。近すぎて最大広角側までズームアウトしても2羽しかアングルに入りません。
向かいの水田でも、沢山の白鳥が雪の上から氷を割って餌を探しているようですが、頭まで突っ込んで探している白鳥もいるようです。
嘴の先には藁屑が付いている白鳥もいました。
1羽の白鳥が山の中腹を飛んでいます。
こちら側の山には余り雪が付いていません。
さらに南方向に飛んでいきます。
南側まで来ると後方の山々にはうっすらと雪景色を見ることが出来ます。
白鳥はそのまま下降していきます。
そのまま着陸体勢に入り、間もなくランディングするようです。
綺麗なランディングでした。
雪景色の中を飛ぶ白鳥です。
白鳥の後方が白い雪だと、撮影中白鳥を見失うこともありました。
幼鳥と親鳥でしょうか2羽の白鳥が優雅に飛んでいます。
1羽の白鳥が私の斜め後ろから滑空してきました。このままランディングするようです。
高度を下げ間もなくランディングです。
水しぶきと共にランディング?・・・ウォーター ランディング?。
遠くから3羽の白鳥がこちらに向かって来ているようです。
かなり近くまでやって来ました。
私を迂回するかのように南側へ方向を変えました。
南側を大きく旋回しています。
西側の水田にランディングするようです。
2羽の白鳥がやって来ました。
私の頭上を飛んで行きます。
かなり近い場所を通過し、私の周りを旋回しています。
私の周りを1周し・・・。
その後、西の方向へ飛んで行ってしましました。
2羽の白鳥が私の左側を飛んで行きました。
単独飛行の白鳥が私の右上空を通過しました。
グッワ~グッワ~と大きな鳴き声が聞こえたので振り向くと、4羽の白鳥が翼を広げながら鳴いていました。
しばらく見ていると、どうやら争っているようです。
かなりの迫力です。私の中では白鳥は大人しいイメージだったので、とても驚きました。
勝負はついたようです。立ち去る白鳥と、勝ち誇ったかのような白鳥が印象的です。
民家を背景に飛行する白鳥。この後旋回して着陸体勢をとりました。
ランディング直前です。
水しぶきが上げながら・・・。
ウォーター ランディングです。出来れば綺麗な湖面に着水するシーンの撮影をしたいのですが、どこか白鳥が訪れる綺麗な湖はないものですかね。
幼鳥が単独で飛んでいます。
こちらは親子でしょうか2羽の白鳥が飛んでいます。
6羽の白鳥が飛んで来ました。
民家のすぐ近くを飛んで行きました。この付近の方は毎日自宅の窓から優雅な白鳥の姿を愛でる事ができるのでしょうね、羨ましい限りです。
大きな屋根の民家の手前を2羽の白鳥が飛んでいます。
雲の間から太陽の光が降り注ぎます。
2時間程撮影しました。上着はしっかりと着ているので寒さは感じませんが、指先がかじかんで撮影に支障を感じてきたので今回はこれで切り上げることにしました。この後国道432号を走って奥出雲町に向かいます。
45分程で国道432号沿いにある道の駅、酒蔵奥出雲交流館(仁多郡奥出雲町亀嵩)に到着しました。400番台の国道は少し不安もありましたが、今回走行した国道432号線は対面二車線の走りやすい道路でした。
ここも広い駐車場に車が2台停まっているだけでした。今の時期ですから食堂などで食事をいただくのは避けて、途中鳥取県南部町のスーパーで仕入れてきたご当地弁当を車内でいただくことにしました。
妻はヤリイカの姿にぎり。
私は大山おこわです。これに鯖寿司も買っていましたが、間食が過ぎたのか鯖寿司まで手が出ませんでした。
帰宅後撮影した鯖寿司です。結局土産の一つになってしまいました。
道の駅で酒蔵?
土産を買いに中に入ると最初に目についたのが「奥出雲スピリッツ」というアルコール度数66度の代替エタノール、アルコール消毒液が不足した昨年5月から販売されているそうで、薄めれば飲用も可能だそうです。この消毒液を使ってみましたが、当たり前ですが少し日本酒の香りが強く多少気になりました。日本酒好きには良いかも知れませんが、消毒に使う前に全てお腹に入ってしまいそうですね。
店内はまさに貸切状態なのでゆっくりと見て回りました。さすがに酒蔵というだけあって、日本酒がずら~りと並んでいます。
前回ここに来た時に買って帰り、とても美味しかったので今回もこの甘酒を土産に購入しました。ちなみに、この甘酒はアルコール度数は0です。お腹も落着いたので、延命水を汲みに出発します。
今回は舞茸奥出雲直売所(仁多郡奥出雲町八川)で土産の購入を兼ねて、延命水を汲むことにしました。
先ずは水汲みから。
このテントが直売所です。
テントの中ではすぐ隣にある工場で延命水を使って育てられた舞茸、椎茸、エリンギ等のキノコをはじめ・・・
地元産の様々な品物が販売されています。
ここで販売されている「椎茸と舞茸醤油」はとても美味しく超お薦めです。今回もしっかりと土産を購入し帰路につきます。
スイッチバックの駅として有名なJR木次線の出雲坂根駅です。先日からの寒波の影響で大雪となり現在木次線は運休中のようです。少し立寄ってみることにします。
いつも延命水を汲んでいる出雲坂根駅構内の水汲み場です。さすがに今日はひっそりとしていました。出雲坂根駅構内の様子です。
ホームをはじめ線路の上まで雪に覆い尽くされています。
スイッチバックの駅のため、線路はこの先で途切れます。
木次や備後落合方面の様子です。列車はこの方向から駅に入って来て、再びこの方向に向かって出発していきます。駅構内の撮影を終え車に戻り、再び帰路につきます。
国道314号線にある、高低差105mを二重ループで登る「奥出雲おろちループ」です。写真は二重目のループ橋です。
二重目のループ橋を潜って進むと、一重目のループ橋が迫ります。この下を潜り登っていき中国山地の分水嶺三井野峠を超え広島県に入り庄原市東城まで出ます。いつもはそこから国道182線を南下し神石高原町を経由して福山市に向かいますが、今回は初めての試みで東城から国道182号線に乗り替え東に走り新見市経由で帰ってみることにしました。このコースは少し遠回りの感じがしますが、ナビ検索では自宅まで数キロしか違わないようです。結果、とても走りやすく快適なドライブを楽しむことができました。
今回の白鳥撮影では雪と白鳥のコラボレーションや沢山の飛行シーンも撮影することが出来、遠征したかいがましたがやはり残念なのは大山をバックに飛ぶ白鳥を撮影出来なかったことです。今の時期山陰地方ではなかなか快晴というのは難しいようですが、また機会を作って撮影に挑戦してみたいと思います。
今回食事は時節柄弁当で済ませましたが、山陰地方のご当地弁当ということで妻も満足してようで、特にクレームもありませんでした。今回のドライブで妻も少しは気分転換出来たのではないかと勝手に理解しています。