真庭市の彼岸花

前回の台風14号では山陽九州新幹線が終日運休したり、西日本や九州の高速道路も広範囲で通行止になるなど交通機関に大きな影響を及ぼし、九州では多くの被害もあったようです。今回の三連休も台風15号の影響を心配していましたが、昨日東海沖で温帯低気圧に変わり西日本には影響はなかったもものの、東海や関東などでは記録的な大雨となり大きな被害もあったようで、被災地域の早期復旧を心中より祈念いたします。ある程度の雨は必要ですが、程々にとも思います。

今日は三連休の中日、私はこの日一日だけの休日ですが世間一般では三連休、大手企業では前回の土曜から九連休のところもあるようです。そんな貴重な一日ですが今が盛りと咲く真庭市彼岸花を見て、残り少なくなっていた湧水を汲み、今が旬のブドウを購入するため妻と義父母の四人でドライブがてら出かけることにしていました。しかし前日に義父が腰が痛むとので長時間車に乗るのは無理のようだと連絡があり、やむ無く三人で出掛けることになりました。

妻の実家を出発し高梁川沿いに北上、酒津交差点を経由し総社から国道180号線に乗換さらに北上します。総社市日羽の交差点を右折し市道を走り、県道57号線(総社賀陽線)、県道78号線(長屋賀陽線)と乗継ぎしばらく進むと岡山道の賀陽ICの西にある交差点に出てきました。このコースを走ると高梁市街地を短距離で迂回でき高梁市巨瀬《こせ》町で国道313号線に出ることが出来ます。

途中、国道313号線にある「道の駅 醍醐の里」(真庭市鹿田)で少し休憩します。

「道の駅 醍醐の里」から20分足らずで「川東公園」(真庭市古見)に到着しました。駐車場はほぼ満車状態でしたが何とか停める事ができ、私たちも彼岸花が咲き誇る堤防に向かいます。

今が盛りと咲く彼岸花です。

少し法面を下り彼岸花を撮影しました。花はほぼ満開で見事なまでの彼岸花の群生です。

ここの彼岸花は人の手によって植えられたものではなく自生したものだそうです。

自生している彼岸花で、これだけ密集しているのは珍しいようです。

彼岸花の別名は曼珠沙華ですが、昔山口百恵曼珠沙華を収録したレコード「二十才の記念碑 曼珠沙華《マンジューシャカ》」のジャケット写真が篠山紀信が撮影された山口百恵セミヌードだったのが印象的だったように思います。

余談はさておき、見事な彼岸花のレッドカーペットです。

その赤い彼岸花の中に白い部分が……

赤い絨毯を敷き詰めたような彼岸花中に白い彼岸花も咲いています。

木々の周りや、その奥一面に彼岸花が広がっています。

彼岸花田圃の畦や土手などでよく見かけますが、鱗茎に毒性を持つことから土に穴を掘るモグラやネズミなどの被害を避けるために畦や土手などに植えたとも言われています。

そんな鱗茎に毒性を持つ彼岸花ですが、その鱗茎は石蒜《せきそう》という生薬で近年毒性成分のひとつ、ガランタミンがアルツハイマー認知症などの薬として医療現場でも活用されているそうです。

そんな彼岸花をしばしご堪能ください。

しっかりと彼岸花を満喫したので、「夏日の極上水」に湧水を汲みに向かいます。

国道313号線に戻り真庭市勝山で国道181号線に乗継ぎ、真庭市月田で県道52号線(新見勝山線)に乗換、30分程走ると大佐山が見えてきました。

新見市大佐小阪部で県道58号線(北房川上線)に乗換え5分弱北上すると「夏日の極上水」の案内板があり左折し市道に入ります。

市道交差点から5分程で「夏日の極上水」(新見市大佐上刑部)に到着しました。持参した容器にしっかりと湧水を汲み、昼食に向かいます。

新見市街地を抜けやって来たのは新見市哲多町宮河内にある「食源の里 昇華」です。撮影したのは食後なので駐車場は空いていますが、到着した時にはほぼ満車状態でした。

入口には「本日 満席」との案内板が置かれていますが、予約済なので大丈夫です。

早々に店内に向かいます。

入口を入るとテーブルの上にアケビが置かれていました。

席に案内され、出された茶は野草健康茶の「新郷源茶」だそうです。スタッフの方に「新郷源茶」ってどんなお茶なのか伺うと、こんなお茶ですよと販売されていたお茶を持って来てくださいました。味はハブ茶ドクダミ茶のような感じでした。

オーダーした「薬膳御膳」が出て来ました。前菜は季節の前菜三種、造りはコンニャクと白キクラゲの造り、強肴は薬草の天婦羅、飯物は雑穀飯、香の物は季節の香の物、汁物は山菜蕎麦、最後の甘味はアロエデザートです。

しかし、まだ釜の雑穀米が炊き上っていないので、山菜蕎麦からいただきます。

季節の前菜三種は、胡麻豆腐、ハスの実、キクラゲとキンシサイです。

今日の天麩羅はタンポポツユクサ、キクイモ、ユキノシタ、ハツガニンニクが盛られています。

白キクラゲとコンニャクの造りは、酢味噌を付けていただきます。

グツグツといい音が聞こえ始め、いい香りの湯気が漂います。

少し蒸らして蓋を開けると美味しそうな雑穀米が炊きあがっていました。

今回は雑穀米にかけるゴマ塩をお願いしました。

デザートはアロエにナツメそれにクコの実に松の実が入っています。しっかりと美味しい薬膳料理をいただき、義母もとても美味しかったと喜んでくれました。この後今が旬のぶどうの購入に草間カルストにある村上農園に向かいます。

一度国道180号線まで戻り国道180号線を南下、川合橋西交差点を左折し県道78号線(長屋賀陽線)に乗換えて草間カルスト台地に上り、新見市土橋で県道50号線(北房井倉哲西線)に乗継ぎしばらく走ると、前回桃を購入した「大原観光果樹園直売所」の反対車線側の入口に「村上農園」の小さな案内板がありました。

案内板には300mとありましたが感覚的には200m程で村上農園(新見市草間)に到着しました。以前電話で自宅で食べるのでB級品もありますかと伺った際、B級品もありますよと言われ、近くに来たらお茶でも飲みに寄ってくださいと声掛けいただいていました。自宅脇にある直売所には所狭しと沢山のぶどうが並んでいます。「自宅で食べるのでB級品の安いものがありますか?」と伺うと、「ありますよ、試食もしてみてください」と進められ、ピオーネとシャインマスカットをいただきました。大粒でとても甘くて美味しいぶどうで、さらにコーヒーまで出していただきましました。

ピオーネを6房とシャインマスカット1房を購入しました。「色付きが悪いのですが、一つどうぞ」とピオーネを1房オマケしていただきました。ピオーネは1房約500~550g、平均630円程、シャインマスカットは約400gで800円でした。妻の実家と下の息子の家、近所にB級品ですが美味しいですよと少しだけお裾分けしました。

ぶどうは10月上旬頃まで収穫出来るそうなので、休みが合えば友人たちとツーリングでまた行ってみたいと思います。義母は長時間の乗車で少し疲れたのではないかと心配していましたが、とても喜んでくれたので久しぶりに親孝行が出来ました。今回は義父が体調が悪く一緒に出掛けることが出来ませんでしたが、また機会を作たいと思います。

 

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