「吉備中央町のブッポウソウ」のブログ数も増えてきたのでこの頁に纏めます。以降今季の「吉備中央町のブッポウソウ」もこの頁に順次追記していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
- 吉備中央町のブッポウソウ Ⅵ 2021.07.01更新
- 吉備中央町のブッポウソウ Ⅴ 2021.06.22更新
- 吉備中央町のブッポウソウ Ⅳ 2021.06.17更新
- 吉備中央町のブッポウソウ Ⅲ 2021.05.31更新
- 吉備中央町のブッポウソウ Ⅱ 2021.05.11更新
- 吉備中央町のブッポウソウ 2021.05.08
吉備中央町のブッポウソウ Ⅵ 2021.07.01更新
前回6月22日に訪れた際には飛翔シーンなど沢山のブッポウソウを撮影する事が出来ました。職場で写真を見ながらその話をしていると、友人が見てみたいと言うので、休日の合う今日出かけてみる事にしました。私は前日の夜姫ボタルの撮影で遅くなるので、早朝から出ていくことは厳しく10時に友人の自宅へ迎えに行く事にしました。
今の時期は雛が誕生し給餌のため頻繁に巣箱と往き来するシーズンや、運が良ければ餌となる昆虫の捕獲シーンも撮影出来るかも知れないので期待が高まります。
11時前、吉備中央町下土井にある「横山様」に到着すると、既に4台の車が止まっていました。車で撮影機材をホタル用から野鳥用に交換していると、「ブッポウソウの撮影ですか? 今日は頻繁に飛んでいますよ。 私は早朝から来て撮影したので引き上げますが、頑張って撮影してください」と声掛けをいただきました。
準備を終え、先日妻の野鳥観察用に買った双眼鏡を友人に渡し観察小屋に向かいます。観察小屋では4人の方がカメラをセッティングされていました。
私がカメラをセッティングしていると、「今巣箱に親鳥が入っていますよ」と声掛けいただき、私も巣箱にカメラを向け待機します。
前回は無かったのですが、横山様のお堂の裏側に巣箱の中の様子を写し出すモニターが設置されていました。
モニターには巣箱の中の親鳥も写っています。
しばらくすると、巣箱から飛び出してきました。
飛び立ったブッポウソウを追いかけますが、竹林の奥に消えてしまいました。友人は「見えた 見えた」と喜んでいます。
しばらく時間が経ち、木の先端を見るとブッポウソウが餌を咥えて留まっていました。友人に伝えると双眼鏡を向け「すご~い」と見入っているようです。
そのブッポウソウが木の先端から飛び立ちました。
咥えていた餌を巣箱に居る雛に運んで来たようです。
一度巣箱の入口に留まり、スルリと巣箱に入りました。
巣箱に入ったかと思うと、すぐに出て来て飛び立ちました。
遠くへ飛んで行ったのかと思いましたが、また姿を現しました。
水田や竹林の上空を飛び回っています。
餌となる昆虫を捕まえたようです。
そのまま巣箱へ向かいました。
巣箱の入口から餌を与えているのでしょうか?
その後巣箱には入らず飛び立ちました。
今回も竹藪付近で旋回して戻って来ました。
水田や竹林の上空を飛び回っているようです。
どこかで餌を捕まえたのか、巣箱に戻って来ました。
しばらくして顔を出すと、すぐに飛び立ちました。
今回も竹林から水田の上を飛び回っています。
急旋回した後…
餌の昆虫を捕まえたようです。
そのまま巣箱に向かいます。
翼の上部を飛行機のスポイラーのようにして減速しています。
そのまま巣箱の入口に留まります。
そのままスルリと巣箱に入りました。
しばらくすると、巣箱近くの電線に餌を咥えたブッポウソウが留まりました。
電線に留まったブッポウソウと、巣箱から顔を出したブッポウソウです。番《つがい》なのでしょうか? 食べ盛りの雛に二羽が協力して餌を運んでいるようです。
巣箱から顔を出していたブッポウソウは電線に留まる一羽に目で合図して飛び立ちました。
そのままどこかへ飛び去って行きました。
電線に居た一羽は巣箱には入らず餌を与えているようです。その後一寸目を離したすきに飛び去って行きました。
30分ほどすると奥から一羽のブッポウソウが飛んで来るのが見え、カメラを向けましたがなかなかピントが合わず、巣箱直前でやっとピントが合いました。
巣箱の入口に留まりました。この後一度巣箱に入りましたが、いつの間にか飛び立っていました。
20分程して桐の枝に餌を咥えたブッポウソウが留まっているのに気付きカメラを向けました。撮影後画像を確認していると飛び立ってしまいました。
そのまま巣箱に向かったようです。
しばらく巣箱の中に居ましたが、チョコット顔を出しました。
そのまま飛び立つようです。
巣箱を飛び立ち桐の枝に留まりました。
桐の枝に留まったかと思えばすぐに林の奥へ飛んで行ってしまいました。
時計を見ると14時少し前、友人に「そろそろ引き揚げますか」とう言うと名残惜しそうにしていましたが、昼食の時間もありこれで引き上げる事にしました。
撮影機材を片付け、昼食を食べに岡山市北区御津町にある「黄にらラーメン ふくみ屋」へ向かいます。営業時間が15時までなので急いで車を走らせます。今朝は昼食でラーメンを食べるため軽く済ませているのでお腹はペコペコです。
黄ニラは岡山特産の野菜で全国の7割を生産しているそうです。1872年(明治5年)頃から栽培が始まったと言われ、歴史ある岡山の特産品の一つです。その黄ニラを使ったラーメンが「黄にらラーメン」です。麺好きとしては一度は食べてみたいと大きな期待を胸に車を走らせます。
14時35分到着しました。暖簾を潜り入ろうとすると…
中から出てこられたスタッフの方から「14時30分でオーダーストップです」と言われました…
間一髪アウト!
オーダーストップの時間まで確認していなかった私のミスでした。友人に「どこか違うところへ食べに行きますか?」と聞くと、「ブッポウソウをしっかり見れたので… 今日はもう帰ろう…」と私に気遣ってくれましたが、かなり落ち込んでいる様子でした。友人も楽しみにしていた様で申し訳ない事をしてしました。
「今日は黄にらラーメンを食べ損ねましたが、何度も何度も飛んでいるブッポウソウや餌の昆虫を捕まえているシーンも見る事が出来たのでとても楽しめました」と帰りの車の中で友人も喜んでくれていたので、私も少し気が楽になりました。
友人を自宅まで送り、私も帰路に着きました。また機会を作って訪れてみたいと思います。
吉備中央町のブッポウソウ Ⅴ 2021.06.22更新
前回6月17日に吉備中央町下土井にあるブッポウソウの観察施設へ出掛ましたが、時間も遅かったこともあってか、良い写真を撮影する事は出来ませんでした。やはりブッポウソウの撮影は早朝から訪れる必要があるようです。昨晩「北房ほたるの里」で深夜までホタルの撮影していたので、一度帰宅後早朝にまた出るとなると往復の2時間分の睡眠時間が少なくなるため、そのまま車内で4時間程仮眠し4時過ぎ頃から吉備中央町へ移動する事にしました。今回は6月20日で緊急事態宣言も解除されたので「横山様」で撮影してみる事にします。
巣箱と止まり木です。手前のアジサイが綺麗に咲いていました。私が車で三脚等をホタル用から野鳥用へ切替中、お一人来られました。準備を終え私が撮影場所に移動中その方が「ブッポウソウの撮影ですか? そこの木の先にブッポウソウがいますよ」と言われ見上げると…
木の先にブッポウソウが留まっていました。早速1枚撮影、早々に顔を見る事が出来今日は幸先が良いようです。観察施設で私がセッティングをしている間に先程の方は既に帰られていたようです。ブッポウソウの撮影に来られたのではなかったようです。
カメラのセッティングを完了し、あとはブッポウソウが現れるのを待つばかりです。
1時間程経った6時15分頃、一羽のブッポウソウが巣箱にやってきました。私はシャッターを押しますが、ピントも合わず、撮影出来ません???
何とカメラの電源を切っていたのです…
その事に気付き電源を入れ撮影しましたが、既に殆ど巣箱に入っていて尾っぽだけの写真になりました。残念…
先程のブッポウソウはそのまま留まっているように見えますが、雄雌のどちらかが巣箱に入り抱卵を始めたのかも知れません。その後しばらくして気付くとブッポウソウはどこかへ飛び去っていました。
「コツコツコツ・・・」と枝を突く音が周囲に響きます。
その後枝に移動し、しばらくいて飛び去りました。
7時20分頃、名前は分かりませんが、近くの電線に一羽の野鳥が留まりました。
モズでしょうか? 木の先に留まりました。
7時50分頃、巣箱からブッポウソウが顔を出しました。
周囲の様子を伺っているようです。
その後巣箱から飛び立ちました。
今回はしっかりと追いかけます。
良い感じで撮影出来ています。
その後先程の木とは違う北側の木の先に留まりました。
しばらく留まっていましたが、気が付くと飛び去っていました。
スズメが巣箱の上に留まり中を覗き込んでいるようです。
9時前頃、気付くと桐の枝に一羽のブッポウソウが留まっていました。
しばらくすると枝から飛び立つと言うより、滑空するように枝から離れました。
その後巣箱にやって来ました。途中の写真は残念ながらピンボケばかりでした。
一羽が中から出てきて、二羽が入替っているようです。
その後一羽が巣箱に入り、一羽は飛び立ちました。
良い感じでブッポウソウに追従出来ています。
ブッポウソウの横からの飛行シーンです。初めて撮影出来ました。
そのまま追従を続けます。
餌になる昆虫でも探しているのでしょうか?
右へ左へと飛んでいます。
竹藪の周辺も飛び回っています。
餌の昆虫を捕まえたのか、上昇を始めました。
今回は良い感じで撮影出来ています。
そのまま上昇を続けます。
光の関係でブッポウソウの綺麗な青い色が再現出来ないのが残念です。
木の先の手前で減速を始めました。
そのまま先端へ…
チョコンと言う感じで留まりました。
しばらく木の先端に留まっていましたが、その後どこかへ飛び去ってしまいました。
時計を見ると10時前です。今回はしっかりと撮影する事が出来たので、そろそろ引き上げる事にします。やはり早朝から訪た甲斐があったようで、今回は大満足です。
もう少しすると今抱卵中の卵が孵化し雛が誕生するので、その頃からは雛への給餌のため頻繁に巣箱と往き来するシーズンや、運が良ければ餌となる昆虫の捕獲シーンも撮影出来るかも知れません。また時間を作って是非訪れてみたいと思います。
吉備中央町のブッポウソウ Ⅳ 2021.06.17更新
そろそろブッポウソウも産卵を終え抱卵の時期ではないかと思い、久しぶりに吉備中央町に様子を見に行ってみる事にしました。前回「横山様」を訪れた際に観察施設を管理されている方に伺った話によると、雌は2時間、雄は20分程で交代しながら抱卵するそうです。抱卵時期には長時間抱卵する雌に、雄が餌を捕まえて巣箱の中の雌に餌渡しをするシーンも見ることが出来るという話を伺っていたので、今回はその時伺った県道近くにある観察施設に行ってみる事にし、自宅を14時過ぎに出発して、15時過ぎに吉備中央町下土井にある観察施設に到着しました。
前回「横山様」を訪れた際に、横山様から少し林道を上った付近で「ここから見えますよ」と案内していただいた時の観察施設の写真です。
車を置いてしばらく歩くと観察施設がありました。その観察施設から見た巣箱(右)と止り木(左)です。左上付近が「横山様」になります。
三脚の雲台を3way雲台からビデオ雲台に交換してセッテングしました。
巣箱迄の距離は「横山様」の観察施設より少し遠いような感じがしました。
ここの巣箱も木を刳り抜いて作られています。
止まり木です。
シラサギが水田で餌を探しているようです。
何か餌を見つけたようです。
モズが近くの電線に留まりました。しかし到着してから既に2時間程程経ちますが、今日は全くブッポウソウが姿を見せてくれません。観察施設の周辺を見に行く事にしました。
観察施設の様子です。周囲の山々を見ていると…
一羽のブッポウソウが飛んでいるのに気付きました。観察施設周辺の様子を撮影していたG3Xで追いかけますが、なかなか捉える事が出来ず、真面な《まともな》写真はこの一枚だけでした。
その後、ブッポウソウは少し離れた木の上に留まりました。
「ゲェ ゲェ ゲェ」という姿からは想像できない、カエルにも似たブッポウソウの鳴き声が聞こえてきます。
鳴きながら周囲の様子を伺っているようです。
5分程して飛び立ったので巣箱に行くのかと思いましたが、そのままどこかへ飛んで行ってしまいました。G3Xは画像の粗さが目立たない「プログレッシブファインズーム」というデジタルズーム機能を使い、フルサイズ換算1200mmでの撮影が出来ますが、さすがに飛んでいる野鳥の撮影には向いていないようです。ただ私の腕が伴わないだけかもしれませんが…。
時計を見ると17時を回っていたので、そろそろ撤収する事にします。結局巣箱近くで撮影する事は出来ませんでした。やはりブッポウソウの撮影は早朝から訪れる必要があったようです。6月25日頃には卵が孵化し雛が誕生するようです。6月末頃からは雛への給餌に頻繁に巣箱に往き来するシーズンも見られるそうなので時間を作ってまた訪れてみたいと思います。
この後「北房ホタル公園」へホタルの撮影に向かいます。
吉備中央町のブッポウソウ Ⅲ 2021.05.31更新
夜明け前頃に自宅を出発し日の出前には吉備中央町へ到着する予定でしたが、昨晩「奥迫川ホタルロード」にホタルの撮影に行き、帰宅後写真の整理をしていて就寝が遅くなってしまい、朝寝過ごしてしまいました。結局自宅を出発したのが6時30分頃、吉備中央町に到着したのは8時を少し回っていました。今回訪れたのは前回と同じ「横山様」です。
到着後周囲を見渡してもブッポウソウの姿は見受けられませんが、今日は一日居る予定なので気長に構えます。カメラのセッティングを終え準備完了、後はブッポウソウが現れるのを待つばかりです。
しかし待てど暮らせどブッポウソウの姿はおろか鳴き声さえ聞こえません。夕方まで出てこないかもと思いながら、ただ時間だけが過ぎていきます。
4時間程経った12時前、森の奥からやって来たブッポウソウが木の先端に留りました。15分程そのまま留まっていましたが、その後飛び立ちました。
飛び立って上空を飛んでいるブッポウソウを捕らえました。
上空を右へ左へと飛んでいます。
方向を変えこちらに向かって来ています。
私の少し先を桐の木の方向に飛んで行きます。
桐の枝近くで減速しました。
そのまま桐の枝に留まるようです。
枝に留まり、周囲の様子を見ているようです。
しばらくじっとしていましたが、「ゲェ ゲェ ゲェ」と鳴声をあげました。
その後枝を離れ飛び去ってしまいました。
12時40分頃、ここを管理されている方が来られました。「どうですか?」と聞かれたので、「8時頃から来ていますが、12時前に一羽ですが顔を見ることが出来ただけです」と答えると、「もしかして近くで農作業でもしていたのではないですか?」と言われました。言われたとおり、8時30分頃から10時30分頃まで農家の方が畔の草刈りをされていました。やはり人がいると姿を現さないそうです。
横山様の社務所に行き今の巣箱の中のライブ映像を見せていただきました。前回訪れた際にも巣箱の中のライブ映像を見せていただきましたが、その時は巣箱の中は空でした。調査表や最近の巣箱の中の映像も見せていただきましたが、5月26日と28日、そして昨日30日と3回巣箱の中で産卵したようです。私は疑問に思い「産卵すればずっと抱卵するのではないのですか?」と伺うと、ブッポウソウは全ての産卵を終えてから抱卵を始めるそうで、後1個か2個の産卵を終えるまで殆ど抱卵はしないそうです。
また県道から横山様への入口付近の巣箱付近にもこの方が設置された観察小屋があるそうです。その巣箱でも産卵しているそうなので次回はそちらにも伺ってみたいと思います。しかしこの方を始め吉備中央町の方々がブッポウソウの保護活動に取り組む姿勢には頭が下がります。この方はこの後引き上げられるそうですが、帰り際「ライブ映像のモニターはつけたままにしておきますので、帰る前に電源を落としておいてください」と言われ帰られました。私は夕方まで待ってみる事にします。
前回飛び去ってから2時間程経った14時過ぎ、枝に二羽のブッポウソウが留まっているのに気付きました。
その後15分程して一羽が飛び立ちました。
しばらくするとすぐに戻って来ました。
待っている一羽の傍に留まるようです。
餌となる昆虫を捕まえてきて渡したようですが、追いかけるのが精一杯で昆虫を捕まえる瞬間の撮影は今の私の腕前では至難の業のように思います。
20分程二羽が一緒にいましたが、また一羽が飛び立ちました。また餌の昆虫を捕まえに行ったのかと期待しましたが…
そのまま巣箱に行き、中を覗いています。
少し覗いてからスルッと巣箱に入りました。カメラを巣箱に向け出て来るのを待ち構えます。
残った一羽は枝に留まったままで、巣箱からも全く出てくる気配はありません。20分程経ちましたが状況に変化がないので既に巣箱にはいないのではないかと心配になり、横山様の社務所内に設置されているモニターを確認に行ってみる事にしました。
巣箱の中のライブ映像です。モニターの写真なので写りは今一ですが、抱卵しているようです。
30分程して巣箱から顔を覗かせました。
様子を伺うとそのまま飛び立ちました。
大きく翼を広げ羽ばたいています。
一羽が待つ桐の枝に向かっているようです。
桐の木に近付くと足を延ばし木に留まる体制になりました。
二羽が仲良く並んでいます。 しばらく一緒にいましたが、一羽が飛び立ちその後もう一羽も飛び去ってしまいました。飛び立つところを撮影しましたが、高速シャッターが切れずブレブレの写真となっていました。時間は16時30分、私もそろそろ引き上げる事にしました。また機会を作って頻繁に巣箱に往き来する抱卵シーズンに訪れてみたいと思います。
吉備中央町のブッポウソウ Ⅱ 2021.05.11更新
前回ブッポウソウの状況を見に吉備中央町を訪れた際に、地元の方々から色々な情報をいただくことが出来、今回はその知識を基に「森の宝石」とも呼ばれているブッポウソウを撮影してみようと、バイクで自宅を朝6時前に出発しました。
吉備中央町に入り注意しながら走っていると、道路脇のあちらこちらに巣箱がありました。たまたま撮影した巣箱ですが、帰宅後写真の整理をしていると左上に…。
ブッポウソウが電線に留まっていました。ピントは合っていませんが…、ブッポウソウは割と身近で見ることが出来るようです。
県道66号線に「腰痛の地蔵尊 横山様」の案内板があります。
県道から別れ少し走ると、水田の中に巣箱が見えました。
普通に考えると、こんなに見通しの良いところで良いのかと思いますが、ブッポウソウはこのような場所が良いそうです。
「横山様」(吉備中央町下土井)に到着しました。
駐車場から観察場所に移動し、カメラをセッティングしました。観察場所から見た様子です。後はブッポウソウの現れるのを待つばかりです。
10分程すると一羽のブッポウソウが桐の枝に留まっているのに気付きました。
右を向いたり左を向いたりしています。
羽繕いを始めたようです。
丹念に羽繕いをしています。
このブッポウソウは、洒落に気を使う鳥なのでしょうか?
その後、羽根を大きく広げました。
羽繕いが終わったのか向きを変え、見てくれとばかりに凛々しく枝に留まっています。
周囲の状況を伺っているようです。
周辺で「ゲェ、 ゲェ ゲェゲェ」という別のブッポウソウの鳴き声が聞こえると、辺りを見回し声の主を探しているようです。
声の方に向かい大きく「ゲェ ゲェ ゲェ」と鳴いています。その方向からも鳴き声が帰ってきています。
すると、更に大きな声で鳴き返しているようです。
周囲からの鳴き声は聞こえなくなりました。
枝でどっしりと構えて留まっているように見えます。
時折、左を向いたり…
右を向いたりしながら、周辺の様子を伺っているようです。
周辺で「ゲェ ゲェ ゲェ」という鳴き声が聞こえると、声の方を向きました。
鳴き返していますが、先程のような鳴き方ではではなく、何か優しい感じです。
鳴き声が止むと、再び周囲の様子を伺い始めました。
ブッポウソウは毎年5月の始め頃に遠く東南アジアから渡って来る夏鳥です。日本では夏鳥ですが、東南アジアでは冬鳥という事になります。遥々日本に来てパートナーを見つけ、ここで子育てをして、7月の終わり頃迄にはまた東南アジアへ帰るそうです。
しばらすると巣箱の方へ飛んで行きました。
枝から飛び立ち、巣箱にやって来ました。カメラで追いかけましたが、なかなか飛んでいる姿は撮影出来ませんでした。
頭を巣箱に入れ、中の様子を確認しているのでしょうか?
しばらく巣箱の中を見ていましたが、その後飛び立ちました。
そして、すぐ近くの電線に留まりました。
羽根を毛羽立たせています。何か意味が有るのでしょうか?
後に振り返り、後方の様子も伺っているようです。
ここでも、周囲の様子をしっかりと伺っているようです。
体の向きを変え、しばらくして飛び立ちました。
いつの間にか近くの桐の枝には一羽のブッポウソウが留まっていて、飛び立ったブッポウソウはその脇に留まりました。
しかし居たのは束の間で、すぐに飛び去ってしまいました。
残った一羽はしばらく留まっていましたが、その後飛び去って行ってしまいました。
20分余りして、桐の枝に二羽のブッポウソウが留まっているのに気付きましたが、一羽はすぐに飛び去ってしまいました。
しばらくすると、先程飛び去ったブッポウソウが戻ってきました。
留まっていた一羽に近づきます。
あつ~いKISS?
と思いきや、捕獲した獲物を渡しているようです。
二羽で仲よく留まっています。ペアー成立でしょうか?
二羽で周囲の様子を伺っているようです。
左右を見たり…
後方を見たりしていましたが、一羽が飛び去りました。
残った一羽はその場で目で後を追っているようです。
飛び立った一羽は巣箱にやって来て、中の様子を見ているようです。
巣箱の中をしばらく覗いていましたが、その後飛び去って行きました。
フボッソウの飛んでる姿の撮影も、なかなか難しいようです。
残った一羽は枝に留まったまま、周囲の様子を伺っているようです。
生活する巣箱をここに決めたのか、巣箱の様子を見守っているようです。
巣箱周辺のテリトリーを守っているのでしょうか?
小首を傾け愛らしく!
羽根を小刻みに動かしています。
凛々しい姿も…。
時折周囲の様子を伺っています。
長い間留まっていましたが、この後飛び去ってしまいました。10分程様子をみていましたが、戻ってくる気配はありません。今日はしっかりとブッポウソウを撮影することが出来ましたが、飛んでいる姿の撮影は上手く出来ませんでした。6月中旬頃からは卵が孵化し、雛への給餌が始まるそうなので、その頃には頻繁に飛ぶ姿を見ることが出来、飛翔シーンの撮影の機会も増えるのではないかと思います。
時計を見ると9時を少し回っていました。この近くで友人と9時30分に待合わせ、久しぶりにツーリングがてら鳥取県伯耆町にある「おらほや」に本場宮城の牛タンを食べに行く予定なので今日はこれで引き上げることにしました。また機会を作って訪れてみたいと思います。
吉備中央町のブッポウソウ 2021.05.08
昨年夏の終わり頃「森の宝石」とも呼ばれているブッボウソウ(仏法僧)と言う綺麗な鳥が岡山県のほぼ中央に位置する加賀郡吉備中央町付近で見ることが出来ると聞き、吉備中央町役場に問い合わせをしました。担当者から「ブッポウソウは5月初め頃東南アジアからやって来る渡り鳥で、7月中には子育てを終えて、その子どもたちを連れて南方へ向け帰って行ってしまい今の時期は見ることは出来ません。来年5月の始め頃から見ることが出来ると思いますので、その頃においでください」との事でした。私が「どの辺りで見られますか?」と伺うと「町内のあちらこちらに巣箱があり、色んな場所で見ることは出来ますが『横山様』と言う腰痛にご利益があると言われている地蔵尊は観察場所もあり良いのではないでしょうか。詳しいことは吉備中央町のHPにありますので、ご覧いただければ観察場所等より詳しい事が分かると思います。ただ観察される時に注意する事も記載していますので、ご協力をお願いします」とご教示いただきました。
今朝起きて、ふとその事を思い出し、出かけてみる事にしました。しかし昨晩カワセミの写真の整理で遅くなった事もあり起きたのは8時前頃、この時間から出て行っても見ることは出来ないだろうと思い、午後から状況視察がてら出かけることにしました。
最初に行ったのは吉備中央町役場のHPの「ブッポウソウ観察Map」にあった「美原集落センター」(吉備中央町美原)です。
あいにくセンターは開いて無く、近くで農作業をされていた方に伺うと「自宅に写真等もあるので良ければどうぞ。すぐ近くが自宅なので道すがら説明します」と、農作業の手を休められご招待いただきました。
ご自宅へ行くまでの道中、巣箱の近くでブッポウソウについて色々とご教示いただきました。
ブッポウソウはこの山間付近に居て、高い場所から巣箱の様子を見ているそうです。この後ブッポウソウが生息する山々や巣箱が一望できるご自宅のベランダでブッポウソウの写真集や、関係者の方々の調査資料等を纏めた冊子等を拝見させていただきました。どの写真も素晴らし写真で、調査資料も多方面の方々が詳しく纏まられたものでした。また、とても恵まれた場所にご自宅があり「いつもなら鳴き声が聞こえるのですが…。残念ながら今日は聞こえないようですね…」との事でした。6月中旬頃からは卵が孵化し、雛への給餌が始まるのでその頃には頻繁に見ることが出来るそうです。色々と貴重な話を伺うことが出来、ブッポウソウについて少し知識を深めることが出来ました。この方は説明もとてもお上手で、もしかしてと伺うと、大阪で教員をされていたそうです。説明の仕方が上手いはずです。また、ブッポウソウ総合情報センターに属されていて、冊子にも調査資料を掲載されている先生でした。ご多用の中、ありがとうございました。
この後、吉備中央町の担当者から伺っていた「横山様」に向かってみます。
「横山様」(吉備中央町下土井)に到着しました。看板には「腰痛の地蔵尊」とあったので、腰痛持ちの私は到着後早々にお参りしました。
「横山様」の社務所の中にはパンフレットや沢山の写真パネルが展示されていました。
立派な観察場所です。この場所はブッポウソウの視界に直接入ることなく、ブッポウソウの生活にも影響は少ないようです。観察場所まで行くと一人が既にカメラをセッティングされていました。話を伺うと真庭市から来られたそうで、何度もこの場所に撮影に来られているそうです。
観察小屋から見た巣箱と周辺の様子です。
巣箱は珍しく木を刳り抜いて作られた物でした。
巣箱の対面には止まり木が取り付けられていました。「ゲェ ゲェ ゲェ」というカエルにも似たブッポウソウの鳴き声は聞こえますが姿を見ることは出来ません。
16時40分頃、撮影されていた方が「ブッポウソウが居ますよ」と声掛けくだしました。少し離れていますが、木の先端に留まっていました。
右を向いたり左を向いたりと、周囲の様子を伺っているようです。
よく見ると左側の枝の陰にもう一羽留まっているようです。
17時前頃、先に来られていた方が撮影を終えられ引き上げられるようでが、私はもう少し様子を見てみる事にします。
それからしばらくして、一羽が飛び立って行きました。
この後、飛んでいるブッポウソウをカメラで追いましたが上手く撮影出来ませんでした。天候は曇りで光源も弱く、ISO1600で絞りは解放値のF5.6、シャッター速度は1/125なので飛翔シーンはピンボケでブレブレでした。時計を見ると既に17時を過ぎています。もう撮影は限界のようなので私も引き揚げることにしました。
駐車場迄戻り帰り支度をしていると、地元の方が一人来られました。話を伺うとこの場所の管理をされている方のようです。雛への給餌シーズンになると遠方から飛行機でわざわざ訪れる方もいらっしゃるとの事です。さすが日本国内に飛来するブッポウソウの数が全国一だけのことはあります。「社務所の中に写真パネルやパンフレットがありますよ」と言われ「先程写真も見させていただき、パンフレットも一部いただきました」と答えると「中で映像が見られるので良ければ見ていかれますか?」とお誘いいただいたので、見せて頂くことにしました。画面には巣箱の中のライブ映像が映し出されましたが、さすがに巣箱の中には何も映っていない状態でした。「今の時期はブッポウソウは離れた場所から巣箱や巣箱周辺の状況を見ているだけなので何も入っていませんが、もう少しすると巣箱の中のブッポウソウの様子を見ることが出来ますよ。以前15分程の映像に纏めたものがあるので見られますか?」を言われたので見せていただく事にしました。
その映像には番《つがい》となった2羽のブッポウソウが映し出されました。そして産卵、抱卵、孵化、雛の誕生、雛への給餌、雛の巣立ち等の全てが記録されていて、ブッポウソウの様子がよく分かるものでした。ちなみに先程の巣箱はこの方が木を刳り抜いて作られたそうで、ブッポウソウの観察施設も社務所内の設置されている募金箱に集まったものを使ってこの方が作られたそうです。観察施設は吉備中央町が整備したものと思っていましたが、個人の方が作られたことに感心すると共に、そのご苦労に心中より感謝したいと思います。私も来た際に賽銭と一緒にほんの少しですが募金をさせていただいていますが、もう少し多く入れれば良かったと後悔してしまいました。しかし先に伺った美原地区や、この下土井地区、そして吉備中央町、官民がそれぞれの立場でお互い協力しながら絶滅危惧種として環境省のレッドデータブックにも記載されているブッポウソウの保護活動や吉備中央町のPRに取り組む姿勢に改めて頭が下がる思いです。このような活動が地域の活性化にも繋がるのではないと思い、地域の力のようなものを強く感じました。
帰り道少し遠回りして妻への土産に「ミルキーウェイ」(加賀郡吉備中央町)に立寄ってみました。時間は18時を少し回っていてカーテンが閉められています。店内の電気が点いていたので入口で「お願いしていいですか?」と伺うと、快く入店させていただきました。この店はパン好きな妻のために、たまに立寄り買って帰る店です。
今回は食パンに明太子パンや竹輪入りのパン等を購入しました。
翌日の私の朝食です。私は日頃あまりパンは食べませんが、今回は久しぶりにパンをいただいてみる事にしました。
ミルキーウェイの食パンは耳まで柔らかく人気の高い一品だそうです。今回私はエゴマオイルをかけていただきました。たまに食べる食パンも耳は食べないのですが今回は耳を付けたまま全ていただきましたが、とても柔らかく美味しくいただくことが出来ました。たまにはパンも良いかも!