備中松山城と備中高松城散策

昨日勤務が一緒だった職場の友人と、休みの今日どこかへ出かけてみようという話になり、備中松山城高梁市内山下)の紅葉を見に行くことにしました。9時に職場の駐車場で待合わせ、国道2号線から玉島、美袋《みなぎ》経由で備中松山城のある臥牛山《がぎゅうざん》へ向かいます。今のシーズンは中腹の駐車場から山頂手前までシャトルバスが運行されているので、その乗車場所のある駐車場を目指します。

駐車場から先は一般車の通行を規制されていてシャトルバス(往復400円)で8合目付近にあるふいご峠まで移動することになります。

f:id:momotchi_blog:20201120180425j:plain車を駐車後シャトルバスに乗換、ふいご峠に到着しました。シャトルバスは待たれているお客を乗せてすぐに下山するようです。

ここ、ふいご峠で高梁市街地から登ってきた登山道(歩道)と合流し、徒歩で本丸を目指し登っていきます。

f:id:momotchi_blog:20201120180533j:plainバスを降りて本丸まで約800mの距離を途中休憩しながら歩くこと20分程で大手門跡に到着しました。振返って見た今登ってきた登山道です。

f:id:momotchi_blog:20201120180551j:plain大手門跡の石垣です。

f:id:momotchi_blog:20201120180621j:plain大手門跡の右上には天然の岩盤の上に石垣を築き、その上に土塀が造られていたそうです。

f:id:momotchi_blog:20201120180604j:plain特に右側は顕著にその様子が伺われます。この岩盤は2016年のNHK大河ドラマ真田丸」のオープニングで、CG合成された水が石垣付近から滝のように流れているように表現さていました。他にもオープニング映像には天守や大手門跡、本丸付近の土塀などが使用されていました。

f:id:momotchi_blog:20201120180654j:plain紅葉の奥に見える土塀の一部は国指定重要文化財になっています。

f:id:momotchi_blog:20201120180727j:plainその土塀の瓦の上に、紅葉の落ち葉が乗っていました。

f:id:momotchi_blog:20201120180745j:plain黒門跡付近の石段と石垣です。

f:id:momotchi_blog:20201120180856j:plain四の平櫓跡の石垣と紅葉です。

f:id:momotchi_blog:20201120181008j:plain備中松山城の本丸に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20201122070828j:plainこの天守は国指定重要文化財になっていて、現存する12の天守の中でも高さが11mと一番低いそうですが、山城としては唯一の天守であり、“日本一高い山城”(430m)だそうです。

f:id:momotchi_blog:20201120181328j:plain二の丸付近の紅葉です。

f:id:momotchi_blog:20201120181022j:plain天守の東側を通って二重櫓方向へ向かいます。

f:id:momotchi_blog:20201120181041j:plain土塀と天守の瓦の重なりです。

f:id:momotchi_blog:20201120181124j:plain二重櫓下付近にある搦手門《からめてもん》跡付近の紅葉です。

f:id:momotchi_blog:20201122065335j:plain落葉が絨毯のように敷き詰められています。

f:id:momotchi_blog:20201120181400j:plain後曲輪跡の石垣と紅葉です。

f:id:momotchi_blog:20201120181139j:plain二重櫓と搦手門跡の紅葉です。私は備中松山城ではこの場所が一番の紅葉ポイントだと思います。

f:id:momotchi_blog:20201120181239j:plain搦手門跡付近です。一面落葉の絨毯が広がっています。

 

f:id:momotchi_blog:20201120181208j:plain北側から見た二重櫓と天守です。この櫓も国指定重要文化財になっています。

f:id:momotchi_blog:20201120181221j:plain西側から見た二重櫓と天守です。

f:id:momotchi_blog:20201120181257j:plain後曲輪跡から見た搦手門跡付近です。

f:id:momotchi_blog:20201120181525j:plain散策路の上も真っ赤な紅葉の落葉で埋め尽くされています。

f:id:momotchi_blog:20201122065618j:plain二の丸付近から見た三の丸付近の土塀と高梁市街地です。

f:id:momotchi_blog:20201120181619j:plain大手門跡まで戻ってきました。

f:id:momotchi_blog:20201120181634j:plain残念ながらこの付近の紅葉は少し遅かったようですが、この景観は圧倒的迫力を感じます。この後ふいご峠まで降りてシャトルバスに乗り駐車場まで戻しました。

備中松山城を散策しながら友人に私の薄弱な知識で薀蓄《うんちく》をしていると、話に出した鬼ノ城と備中高松城に興味を持ったようです。流石にこれから鬼ノ城散策は時間的に厳しいので、備中高松城跡に行ってみることにしました。途中総社市内で昼食を済ませ備中高松城跡に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20201122065730j:plain備中高松城跡(岡山市北区高松)に到着しました。織田信長の命により羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が行った中国攻めの中でも、備中高松城を攻略した1582年(天正10年)の水攻めは「中国攻めの三大攻防戦」の一つとして知られ、水攻めによって包囲したことから「高松城の水攻め」と呼ばれていています。また、国の史跡にも指定され「続日本百名城」の一つにも数えられているそうです。

f:id:momotchi_blog:20201122065814j:plain奥の木々が茂る場所が本丸跡です。友人は備中高松城跡にも天守があると思っていたようで、少し残念そうにしていますが、資料館でしっかりと知識を修得したようです。特に全長3kmにも及ぶ築堤をわずか12日で完成させた事に興味を持ったようなので、その築堤の一部が残る「高松城水攻め史跡公園」のある蛙ケ鼻《かわずかはな》に行ってみることにしました。

f:id:momotchi_blog:20201120181924j:plain車を最上稲荷の大鳥居脇の駐車場に置き、そこから吉備高原自転車道(自転車歩行者専用道)を徒歩で300m程移動します。途中民家の軒先に皇帝ダリアが綺麗な花を付けていました。

f:id:momotchi_blog:20201122070238j:plain吉備高原自転車道から見た蛙ケ鼻です。

f:id:momotchi_blog:20201122070145j:plain駐車場から5分程で蛙ケ鼻に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20201122070016j:plain築堤跡の上には「高松城跡 水攻築堤跡」の石碑がありました。

f:id:momotchi_blog:20201122070204j:plainここは築堤の東側の起点部であり、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)や黒田孝高(後の黒田官兵衛)が陣を構えた石井山の麓にあり、現在山側から100m程の築堤が残されていて、史跡公園として整備されていています。公園内には築堤の断面や構造などが解るよう復元された基礎部、備中高松城の本丸などの高さと築堤の高さが比較できるスケールなどがあります。

今日も天候にも恵まれ、臥牛山を登っている時は少し汗をかいていました。備中松山城では綺麗な紅葉をしっかりと愛でることができ、備中高松城跡や蛙ケ鼻も久しぶりに散策することができました。今日はかなりの距離を歩いたので、日頃の運動不足の解消に繋がったのではないかと勝手に理解しています。

 

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