今月2度目となる妻と休みが合う日曜日です。以前汲んで帰った湧水も無くなっていたことから、大山の湧水を汲みがてら島根県の能義平野で白鳥と、鳥取県の日野町でオシドリの撮影、それに今月始め解禁となった松葉ガニ、その松葉ガニを使用した松葉ガニ丼を食べてみたいと思い出かけてみることにしました。白鳥やオシドリは毎年11月頃から飛来するそうなので大丈夫だとは思いますが、出会えるかどうか多少不安も感じつつ、松葉ガニ丼は今迄食べ損ねていたので今日こそは絶対食べたいとの強い思いで自宅を出発しました。
最初に目指したのは、白鳥ロード沿いにある「出雲織・のき白鳥の里」(安来市吉沢町)です。自宅を8時45分に出発し、途中「道の駅 にちなん日野川の里」(日野郡日南町)で休憩、12時少し過ぎに到着しました。一般道経由で約3時間半のドライブです。
建物裏の展望台に行ってみました。しかし展望台から見渡してみても1羽の白鳥も見ることが出来ませんでした。来る途中、少し手前の白鳥ロード沿いで白鳥の群れがいたのでその場所まで引き返してみることにしました。
安来市立南小学校(安来市清瀬町)近くの水田です。白鳥ロードから脇道の農道に入り、少し広い場所があったので車を置いて徒歩で近づいてみます。天候が良ければ右奥の山々の先に大山が見える場所だと思いますが、今日はあいにくの曇り空で大山は望むことが出来ず、大山をバックに飛ぶ白鳥の撮影は無理のようです。
少しカメラが気になるようです。
白鳥たちがゆったりと羽を休めています。白鳥は片足を上げてじっとしている姿をよく見ますが、これって楽な姿勢なんでしょうか?。
100-400mm(フルサイズ換算160-640mm)のズームレンズでは、多少離れていても余裕で撮影出来ます。
撮影していると、白鳥のすぐ近くの農道に車が止まりました。子ども連れの家族が降りると、警戒した白鳥は一斉に水田の奥へ移動を始めました。
水田の奥まで移動し安心したのか、また餌を探したり羽を休めたりしていました。
1羽の白鳥が「クァークァー」鳴き声を上げながら翼を羽ばたかせました。
こちらでも翼を羽ばたかせました。
20分余り経った頃でしょうか、白鳥を撮影していると私の後方上空で「バサバサバサ」という翼を羽ばたかせる音が聞こえたので振り向いてみると、上空を5羽の白鳥が飛んでいました。
しばらく上空を飛んでいましたが南の方向に飛んで行き着地したようです。妻は車で待っていると言うので一人で白鳥が向かった方向に歩いて移動してみることにしました。
白鳥ロードを南側へ横断すると、民家の脇にあった柿の木にホオジロがいたので撮影しました。
白鳥ロードがら500m程南まで歩きました。この場所には沢山の白鳥がいました。
更に南方向へ歩きます。
水田で餌を探しているようです。
土の中に嘴を入れて餌を捕っているようです。水鳥である白鳥は水中の藻などを食べるイメージなので、海や湖から少し離れた能義平野に飛来する白鳥は、落穂などを食べているのかと思っていましたが、土の中にいるミミズなどの動物性の物でも食べているのでしょうか?。
白鳥とはかなりの距離をとっていますが、少し気になるのか私の方を向いて様子を伺っているようです。
1羽の白鳥が飛び立ちました。
低空を飛んでいます。
上昇する気配はありません。
この白鳥は少し南の水田に移動しました。私も少し南に移動してみます。
こちらにも沢山の白鳥がいます。
白鳥が片足を上げている姿をよく見ますが、この姿勢少し気になります。
一羽が飛び立ちました。
そのまま水田近くを低空飛行をしています。
私のいる方に向かって飛んできているようです。
私のすぐ目の前を威嚇するように飛んで行きました。余りに近すぎてピントが合わず、画面にも入りきりません。完全に私への威嚇だと思います。
私の前を通過し元の場所付近に着地しようとしています。私は十分距離を取っていると思いますが、白鳥たちと距離を取るため少し後ろへ後退しました。
幼鳥も一生懸命に餌を食べているようでした。
1羽の白鳥が翼をを大きく広げました。
また1羽飛び立ちました。
私の左側を通過し上昇して私の頭上付近を旋回し、北の方向へ飛んで行きました。
一生懸命餌を探しているようです。
大きく翼を広げました。
成鳥を真似てか、幼鳥も翼を広げています。
今度は4羽が一斉に飛び立ちました。
この白鳥達をを少し追いかけてみます。
白鳥は飛ぶ姿も絵になります。
かなり奥まで行って大きく旋回後戻ってきます。
民家の近くを飛んで行きます。
少しずつ高度を上げていき、北の方へ飛んでいってしまいました。
また一羽飛び立とうとしています。
そのまま離陸。
徐々に高度を上げていきます。
南の方向へ飛んで行き、その後見失ってしまいました。
今度は3羽の白鳥が一斉に飛び立ちました。
少しずつ高度を上げていきます。
南で大きく旋回しその後更に高度を上げ、こちらに戻って来ます。
私の左上を飛んで、北の方向へ飛んでいってしまいました。
飛ぶ白鳥も絵になります。今回はかなりの頻度で飛んでいる白鳥を撮影することができました。これからは講釈なしで白鳥の飛行シーンを纏めてみました。
飛行中の白鳥はとても綺麗です。移動してから1時間近く撮影していましたが、空が曇り始め小雨が降りだしました。私は急いで車まで戻りますが、かなりの距離を移動していた様で、気付かないうちに1km近く歩いていました。途中少し雨足が強くなりましたが多少濡れただけで何とか車まで戻ることが出来ました。
妻から「お腹が空いた~」との催促です。時計を見ると時間は既に13時40分、妻の催促ももっともです。この後イオン日吉津店(西伯郡日吉津村《ひえづそん》)の横にある「新鮮市場」に移動します。
14時過ぎに「新鮮市場」到着しいました。
「新鮮市場」の中は鮮魚や野菜などお手頃な価格の物が沢山並んでいます。今のシーズン鍋には最高に美味しい「あんこう3,980円」。
11月初めに解禁となった松葉ガニ8,800円、少し小ぶりな物が6,800円です。
今回のお目当ては、山芳亭の「松葉がにスペシャル丼」です。これは前回、前々回と友人や妻とそれぞれ訪れた際に食べ損ねていましたものでしたが今回はちゃんとメニューに載っています。
私はその「松葉がにスペシャル丼」(税込2,200円)、妻は「境港サーモン昆布じめ丼」(税込1,650)です。ここは「Go To Eet 」券が使用できるようなので一度車まで券を取に戻り食券を購入しようとすると「申し訳ありませんが、ここは鳥取なのでこの岡山の券は使用できません」とスタッフの方から言われました。「Go To Eet 」券は都道府県単位だったようです。
食券購入後待つ事20分余り、今日は一番奥の左側のカウンターテーブルに案内されました。店内入口から見た様子です。
奥のカウンター席から見た入口の様子です。やはり日曜日という事で満員です。外ではまだ5組ほどの方が待たれたいました。
「松葉がにスペシャル丼」が出て来ました。親がにの味噌汁も付いています。身を解して《ほぐして》奥にある「かに酢」をかけていただくようです。
松葉ガニが半身分とカニみそ、ウニ、いくらなどが乗っています。
かには身を解すのが少し大変ですが、少しずつ解しながらいただきました。かに酢の昆布の風味が加わり一層旨さが引立ちました。
妻のオーダーした「境港サーモン昆布じめ丼」です。こちらにも親がにの味噌汁が付いていました。
サーモンにいくら、イカなどが乗っています。サーモン好きな妻は前回も同じものをオーダーしたように思います。どちらも美味しく、しっかりといただくことが出来二人とも大満足です。しかし松葉がにの丼が2,200円とは、コスパ最高です!。
この後大山山麓にある「地蔵滝の泉」へ大山の自然の恵みの湧水を汲みに移動します。
30分足らずで「地蔵滝の泉」(西伯郡伯耆町)に到着しました。水汲み場所は橋の下を潜り、丁度道路の右下付近になります。
懇々と湧出る水が清流となり佐陀川《さだかわ》に合流します。
お地蔵さんの後ろに水汲み場はあります。
水汲み場です。以前は周囲を森林に覆われた5m程の滝があったそうですが、昭和34年の伊勢湾台風の影響で崩壊し現在のような状態となったそうです。この湧き水は年間を通じて水温が11℃で、日量は19.4万tもあり八郷水道としても利用されているそうです。
大山の自然の恵みをいただき、オシドリの撮影に向かうことにします。
オシドリが毎年やってくる日野川です。JR伯備線の鉄橋の下に「オシドリの観察小屋」(日野郡日野町根雨)があります。いつもは年が明けて以降、早朝の時間帯に訪れますが、今の時期ましてや夕方に訪れるのは初めてなので、オシドリと出会えるかどうかも確信はありません。
今日はラッキーなことに沢山のオシドリがいました。
この場所には毎年通っていていますが、日によっては遠路はるばる来ても全くオシドリがいない時も何回かありました。
雄と雌のオシドリです。鮮やかなのは雄で、雄に比べて控えめな模様が雌だそうです。
水面を気持ちよさそうに泳いでいます。銀杏羽が見事です。
雄と雌のツーショット。
ゆったりとした時の流れを感じます。
雄と雌が仲良く一つ岩に上がってきました。
今日は白鳥やオシドリにも出会え、また美味しい海鮮丼も食べる事ができ、妻もとても満足しているようでした。今度は天候の良い日に大山をバックに飛ぶ白鳥も撮影してみたいと思います。