赤蕎麦の花と赤そば

そろそろ赤蕎麦の花が咲いているのではないかと思い、妻と休みの合う今日岡山県のほぼ中央部付近に位置する久米郡美咲町へドライブがてら赤蕎麦の花の撮影に行ってみる事にしました。当然昼食は蕎麦をいただく予定です。途中、コウノトリを見たとの情報がある岡山市北区松尾地区に立ち寄り様子を見て、その後北区建部町中田にあるメタセコイアの並木に立ち寄ってから向います。

北区松尾にある馬屋下小学校近くに到着しました。しかしコウノトリの姿は全く見当たらず・・・ 近くで農作業をされていた方に伺うと、先々週までは良く見かけられたそうですが、最近は全く見かけなくなったそうです。もう一人の方が、今はどうか分からないが先週末に最上稲荷の近くの水田で見かけたと言われたので向かってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20211010183651j:plain最上稲荷から農道を走りながら備中高松城跡までやって来ました。残念ながら途中コウノトリの姿は見る事は出来ませんでした。せっかくなので備中高松城跡を散策してみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20211010183701j:plain備中高松城跡からは鬼ノ城を望むことが出来ます。奥の山の上に見えているのが鬼ノ城西門です。備中高松城跡公園資料館の前におられたスタッフの方にコウノトリの情報を伺うと、この公園内でもよく姿を見かけるそうです。今日は見ていないそうですが昨日も数羽が姿を見せたとの事でした。姿を見せるのはやはり朝方が多いそうなのでまた機会を作って早朝から撮影に来てみたいと思います。

この後岡山空港の傍を抜け勝尾峠から御津スポーツパークを経由し、たけべの森ゴルフ倶楽部を目指します。

f:id:momotchi_blog:20211010181502j:plainたけべの森ゴルフ倶楽部(岡山市北区建部町中田)の入口に到着しました。メタセコイアは県道453号線からゴルフ場へのアプローチロード沿いに植えられています。

f:id:momotchi_blog:20211010181636j:plainメタセコイア滋賀県の農業公園マキノピックランドを走る県道287号が有名ですが、こちらも負けていません。

f:id:momotchi_blog:20211010181658j:plain紅葉したメタセコイアも絵になるかも知れません。紅葉のシーズンに機会を作って訪れたいと思います。綺麗なメタセコイアの並木を満喫したので、国道53号線に出て紅そば亭を目指します。

f:id:momotchi_blog:20211010181729j:plain紅そば亭《あかそばてい》(久米郡美咲町境)に到着しました。紅そば亭は境地区の公民館に併設されています。さすが日曜日、沢山の車が停まっていました。店内に入り切れないのか公民館の前で食べられている方もいらっしゃいました。

f:id:momotchi_blog:20211010182103j:plain境地区の案内板がありました。ここから大垪和西棚田《おおはがにしたなだ》はすぐ近くです。

f:id:momotchi_blog:20211012103508j:plain一昨年の秋に訪れた時の大垪和西棚田の様子です。

f:id:momotchi_blog:20211010181745j:plain棚田のそば屋 紅そば亭です。店の名前は「紅そば亭」、食べるのは「赤そば」、栽培されている蕎麦は「赤蕎麦」です。

f:id:momotchi_blog:20211010181755j:plain暖簾を潜り店内に入ります。

f:id:momotchi_blog:20211010181806j:plain紅そばは土日限定で提供されています。私は赤そばの大盛り、妻は境そばをオーダーしました。

f:id:momotchi_blog:20211010182016j:plain店内には色紙が飾られていました。

f:id:momotchi_blog:20211010181821j:plain妻がオーダーした境そばが出てきました。

f:id:momotchi_blog:20211010181838j:plain境そばは、油揚げ、ニンジン、ゴボウ、鶏肉、ネギなどの地元食材に拘り、昔からこの地域に伝わる家庭の味を再現した一品だそうです。

f:id:momotchi_blog:20211010181849j:plain私がオーダーした赤そばが出てきました。

f:id:momotchi_blog:20211010181900j:plain大盛りです。

f:id:momotchi_blog:20211010181914j:plainコシもあり風味もあり喉越しも良し! とても美味しくいただくことが出来ました。

f:id:momotchi_blog:20211010182036j:plain蕎麦湯もしっかりといただきました。

f:id:momotchi_blog:20211010182050j:plainすべて完食です。お茶も「蕎麦茶」でとても美味しくいただく事ができました。ごちそうさまでした!

これから赤蕎麦の花の撮影に向かいたいと思います。

f:id:momotchi_blog:20211010182625j:plain紅そば亭の脇に赤蕎麦畑があるので、ここから撮影を始めます。この場所では赤蕎麦の花のすぐ傍で撮影することが出来ます。

f:id:momotchi_blog:20211010182639j:plain蕎麦の花というと一般的には白い花をイメージしますが、文字どおり赤蕎麦の花は赤く可憐な花です。

f:id:momotchi_blog:20211010182704j:plain蕎麦の花の一つひとつは、とても小さい花です。

f:id:momotchi_blog:20211010182715j:plain赤と言うよりピンクが強いようにも思いますが、小振りの花が愛らしい感じです。

f:id:momotchi_blog:20211010182728j:plain赤蕎麦畑で作業をされている方がいらっしゃったので話を伺うと、昨年は新型コロナの影響で紅そば亭に来られる方も少なく大赤字になったとの事です。紅そば亭は地域で運営しているので、赤字分は自治会が負担されたそうです。

蕎麦はタデ科の雑穀で冷涼な気候に適しているため、米や麦の栽培しにくい高地などでも、よく育つそうです。赤蕎麦は元々ヒマラヤ地方に自生していた植物だったそうで、チョコレートで話題になったポリフェノールの一種のルチンを多く含んでいて脳出血などの予防や血圧降下作用があり健康食だそうです。

f:id:momotchi_blog:20211010182743j:plain赤蕎麦をすぐ近くで撮影することが出来たので、棚田へ向かう事にします。

f:id:momotchi_blog:20211010182153j:plain県道373号線と町道の分岐です。どちらも赤蕎麦栽培地に行くことが出来るようです。まずは左方向に進みます。

f:id:momotchi_blog:20211010182210j:plainしばらく進むと棚田が開け赤蕎麦が見事に咲いていました。

f:id:momotchi_blog:20211010182304j:plainススキも穂を付けています。

f:id:momotchi_blog:20211010182221j:plainこの景色は赤蕎麦の花を知らない方が見ても感動を覚えるのではないでしょうか。

f:id:momotchi_blog:20211010182357j:plain先程の三差路まで戻り県道373号線を下って来ました。下から見上げる棚田です。

f:id:momotchi_blog:20211010182341j:plain一面赤い絨毯を敷き詰めたかのように綺麗に咲いています。

f:id:momotchi_blog:20211010182409j:plain赤蕎麦の花の奥に茅葺屋根にトタンを被せた民家が見えました。

f:id:momotchi_blog:20211010182426j:plain赤というよりピンク?

f:id:momotchi_blog:20211010182439j:plainこの赤蕎麦は高嶺ルビーという品種のようです。

f:id:momotchi_blog:20211010182523j:plainしかし車から降りての撮影は暑く少し汗ばんでしまいました。今日も30°近くまで気温は上昇しているようです。紅そば亭で食べた赤そばでお腹も大満足、しっかりと赤蕎麦の花も堪能させていただいたので、そろそろ引き上げる事にします。

今回はコウノトリに出会う事は出来ませんでしたが、農業公園マキノピックランドにも匹敵しそうな綺麗なメタセコイアの並木を見る事が出来た事や「美味しいお蕎麦だった~」と妻もとても喜んでくれ、充実した一日となりました。11月下旬頃には新蕎麦が食べられるそうなのでまた機会を作って来てみたいと思います。

 

f:id:momotchi_blog:20191127094911p:plainf:id:momotchi_blog:20191127112138p:plainf:id:momotchi_blog:20200116124915p:plainf:id:momotchi_blog:20191127094742p:plain

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