春爛漫‼️ 以前から友人と計画していたツーリングに行ってきました。
計画では備前市日生に「カキオコ」を食べに行く予定でしたが、私が無性にシャコが食べたいと思い友人に相談すると快く承諾してくれたので今回予定を変更し笠岡市へ「シャコ料理」を食べに行くことにしました。
シャコを買ってきてそのまま塩茹でにしたり、ちらし寿司に乗せたりと子どもの頃からよく食べています。シャコはとても美味しく私は好きですが、皮を取るのが大変だったり活きた状態で処理をしないと身が抜けてしまうのが難点です。
午前10時に職場近くのコンビニで待ち合わせ、国道2号線を走って3月14日に4車線化した高梁川大橋を渡り笠岡市を目指します。高梁川大橋は今までの渋滞が嘘のようにスムーズに通過することが出来、玉島西ICから玉島笠岡道路を走り終点の鴨方で再び国道2号線に合流しました。そこから笠岡まではかなり混んでいてノロノロ移動となりました。
笠岡は岡山県の最西端、広島県との県境に位置し笠岡諸島への定期船が発着する瀬戸内海の古い港町です。天然記念物のカブトガニも住んでいるという海からは魚介類が沢山水揚げされているようでシャコの水揚げも多いのかも知れません。
JR笠岡駅を通過し少し走ると「シャコ丼の店」(笠岡市笠岡)に到着しました。
到着は10時50分、11時の開店ですが既に暖簾が出ていて「営業中」の看板もありました。
店内へ入ると店の方がシャコの皮を取る作業をされてましたが私たちが入店したので作業を終了、片付けをされお茶を持って注文を取りにこられました。
私たちとほぼ同時にお客さんが一人入られました。
手書きのメニューです。
以前妻と訪れた際に食べた「シャコ丼定食」がとても美味しく、シャコ丼にシャコ天、シャコ酢、味噌汁、漬物が付いてシャコのフルコースが楽しめます。
私は今回もこの「シャコ丼定食」を注文、友人は「シャコ定食」を注文しました。
壁には主だった料理の栄養成分表示が貼ってありました。
出てきました! 「シャコ丼定食」‼️
まずは「シャコ丼」
シャコのフライと半熟状態の玉子の絡み具合が絶妙です。
シャコ酢はシャコと酢のバランスが良く、美味い!
5匹のうち1匹が子持ちシャコでした。
シャコ天は玉ねぎの天ぷらと一緒に載っています。天つゆにつけていただく前にそのまま1匹いただきましたがそのままでも美味しくいただけました。シャコ天も1匹が子持ちシャコでした。
さすがに味噌汁にはシャコは入っていませんでした・・・。
店の方に「シャコの旬はいつ頃ですか?」と伺うと「年中です」とのこと。年中思い立った時に食べに来る事が出来そうです‼️
「シャコ丼定食」は全ての料理が薄味で健康に配慮された料理のようですが大変美味しくいただくことができました。御馳走様でした!
少し早い昼食を済ませ、笠岡市吉浜にある「菅原神社」に行くことにしました。
「菅原神社」に到着です。この神社は延宝2年(1674年)福山藩主の命により、干拓された吉浜地区の氏神として創建されたと伝えられています。この神社は参道途中にある池に架かる眼鏡橋とカキツバタが特に有名です。約2,000株のカキツバタが群生し5月初旬頃からは色鮮やかな青紫の花が咲き誇り眼鏡橋との競演を楽しむことが出来るそうです。
大きな石の灯籠がありました。
全国的にも珍しい全円型アーチの石橋です。鯉が優雅に泳いでいました。
その眼鏡橋を渡り参拝に向かいます。
本殿まで登ると梅香が漂ってきました。振り返ると紅梅の花が咲いていました。
一般的な眼鏡橋は半円形で眼鏡の上段にあたる建造物の半円アーチと水面に映る半円アーチで円形の眼鏡に見えることから眼鏡橋と呼ばれ全国にも数多くあるようですが、ここ菅原神社の眼鏡橋は全国的にも珍しい二連全円型アーチの美しい石橋で本当に眼鏡のような全円をしている珍しい眼鏡橋だそうです。(橋長11.2m、全幅3.4m、高さ3m)吉浜村の石工職人佐藤豊吉(豊造)さんが棟梁を務め花崗岩を使用し明治20年(1887年)に建造されたそうです。
氏子の方々が日頃から手入れをされているのか境内はとても綺麗で気持ち良く参拝することができました。カキツバタのシーズンにはまた訪れてみたいと思います。
菅原神社から笠岡ベイファームに向かいます。途中「この先農道離着陸場があります。迂回路にお回り下さい。」の案内板がありました。
農道離着陸場の滑走路と管理棟(左側)です。
滑走路と農道の交差点の四隅には遮断装置が設置されてました。現状は滑走路側を閉鎖していますが滑走路を使用する時には遮断装置を90度回して農道側を遮断するのではないかと思います。
田圃の中にポツンと離着陸場の管理棟が見えます。
農道離着陸場の正式名称は「笠岡地区農道離着陸場」で、私の記憶では30年程前に開港し岡山空港へ農産物を空輸する空路があったように思います。
笠岡ベイファームに到着しました。満開の菜花の香りが漂います。平日にも関わらす沢山の方々が訪れ散策を楽しんでいるようです。
この笠岡湾干拓地は総面積1,811haで、そのうちの 1,191ha(甲子園球場が300以上入る広さ)が農業用地として利用されているそうです。岡山県内では岡山市、倉敷市、玉野市に至る児島湾干拓地5,676ha(農業用地4,320ha、甲子園球場が1,120以上入る広さ)に次ぐ規模を誇っているようです。
菜花をバックに。
後方の山並みは笠岡湾干拓により陸続きになった神島《こうのしま》です。この神島も昔は瀬戸内海に浮かんでいた島の一つでした。かつては友人と神島の外浦港から渡船で沖合いの島々までチヌやメバルを釣りに度々出かけたこともありました。
見事な菜花畑が広がっています。
遠くに鯉のぼりが見えました。
鯉のぼりの近くまで行ってみました。
今日はそこそこの風もあり、鯉のぼりは元気に泳いでいます。菜花畑の中に設置された展望台もあります。
春の日差しを浴びて鯉のぼりが黄金色に輝いています。
鯉のぼりは3本ありました。
今話題の岡山出身のプロゴルファー渋野日向子のキャップにデザインされている「RSK」。そのRSKこと山陽放送(岡山のTV局)の方が取材に来られていました。
菜花畑の散策を楽しんで「道の駅」に移動します。
瀬戸内海で捕れた鮮魚が沢山並んでいました。
魚の中で最も高級魚とされる「アコウ(キジハタ)」もいました。
笠岡市に隣接する、寄島産(浅口市寄島町)の殻付カキもありました。
めちゃくちゃ大粒のいちごがありました。このいちごは笠岡湾干拓地で栽培されている「浅野いちご農園」のいちごだそうです。10粒で2,300円、1粒あたり税別230円の計算になります。
天気は最高‼️ 日中の気温は17℃迄上がり散策時はジャケットを脱いで歩かないと暑いくらいでした。
笠岡から海沿いに潮風を感じながら県道47号線を走って寄島を経由し帰路につきます。写真は撮り損ねましたが寄島沖に浮かぶ三子島や瀬戸の島々、本州と四国を繋ぐ瀬戸大橋の下津井瀬戸大橋や南備讃瀬戸大橋などの素晴らしい展望も楽しめました。
今月14日に4車線化した高梁川大橋の様子です。この区間の4車線化で今までの万年渋滞も解消されるのではないでしょうか?
美味しい「シャコ料理」を堪能し笠岡市の重要文化財の「眼鏡橋」、笠岡ベイファームの満開の菜花、シーサイドのツーリングなど一日楽しむことができ、最高の一日でした‼️
また機会を作って出掛けようと友人と別れ帰路につきました。