帝釈峡の紅葉と奥出雲の延命水

前回のお知らせのとおり昨年11月、脳梗塞により失語症を患ってしまい長らく更新が出来なくなっていました。発症から9ヶ月余りリハビリの成果があってか、言葉や読み書きはそれなりに回復してきましたが、パソコン入力ではローマ字変換を使用していたことからハードルが高く、未だに入力にはかなりの時間が掛かってしまいます。言語聴覚士の先生にブログをされているのであれば時間はかかるとは思いますが、リハビリの一環として再開してみてはいかがですかとの提案もあったことから、写真は撮り貯めています。しかし、なかなか進まないのが実状ですが、時間の掛かる文字は控え目にして写真を中心に作ってみたいと思います。日付も前後するかもしれませんが撮り貯めていた写真を元に順次UPしていきたいと思います。また読み辛らいことがあるかも知れませんが、リハビリの一環と私の日記代わりということなのでご理解の程よろしくお願いいたします。

昨年、脳梗塞を患う前の11月10日、妻と紅葉が盛りの広島県にある帝釈峡(庄原市東城町帝釈宇山)に行って来ました。

帝釈峡は20代の時、下調べなしに紅葉前のオフシーズンに一度訪れただけで、その時の記憶は上帝釈地区から帝釈川沿いの散策道を歩き、20分余りで到着した雄橋《おんばし》、雄橋からさらに帝釈川沿いの道を散策し90分余り、やっと神龍湖地区に到着したものの神龍湖地区から上帝釈地区へ向かうバスの便がなく、帝釈川沿いの散策路を2時間程かけて上帝釈地区の駐車場に戻った苦い経験がありました。そんな無計画な若かりし頃を反省し、今回はしっかりと下調べをしてリベンジです。

 

自宅を9時30分に出発、福山から国道182号線で庄原市東城を経由して広島県道25号線で神龍湖、その西側に位置する広島県道452号線を北上し、レストラン帝釈の里(神石郡神石高原町相渡)に12時少し前に到着しました。

 

下調べによると、このレストランでは神石牛がいただけます。入口には幻の神石牛と神石産コシヒカリを使用した牛丼と神石牛カレーの看板がありました。

 

私がオーダーした神石牛丼です。神石牛は神石高原町が誇る歴史あるブランド和牛で、広島牛の元になったそうです。

 

2022年(令和4年)、アメリカのバイデン大統領が来日された際、当時の岸田総理が神石牛フィレ肉のグリルをふるまい話題となったようです。神石牛フィレ肉のグリルには敵いませんが神石牛をいただきます。

 

とても柔らかくジューシー、和牛本来の旨味を感じ大変美味しくいただきました。

 

妻がオーダーした神石牛カレーです。

 

ハーブと福神漬け、それに大きな神石牛が2つド~ンと乗っいるだけのシンプルさ、ルーに野菜の旨味を溶け込ませたカレーのようです。

 

少し味見をさせてもらいましたがルーに深みとコクが感じられ、牛肉は柔らかく神石牛の美味しさを改めて感じさせられました。

昼食を済ませ12時30分、上帝釈地区に向かいます。

 

12時40分、10分程で上帝釈地区に到着しました。駐車料金の500円は前払で、係の方から神龍湖地区を散策されるのであれば神龍湖地区の駐車場と共通なので、無くさないでくださいと声掛けいただきました。上帝釈地区と神龍湖地区を遊歩道を往復4時間以上かけて楽しむか、この駐車券を使い車で20分程移動して楽しむかを選択出来るようです。

駐車場に駐め散策開始です。


帝釈峡は国の名勝にも指定される比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地です。

 

 

帝釈川沿いの散策は、石灰岩地帯特有の景観や紅葉を楽しみながら散策できます。

 

帝釈川がカルスト台地を削ってできたのが帝釈峡です。

 

帝釈川の散策路を歩くこと20分余り、巨大な天然の橋、雄橋に到着しました。

渓谷の樹木から垂れ下がる独特な姿をした不思議なものを発見! 雄橋の袂におられたボランティアガイドの方から、キヨスミイトゴケだとご教示いただきました。

 

名前の由来は、千葉県の清澄山《キヨスミヤマ》で多く見られ名付けられたそうです。キヨスミイトゴケは空気中の湿度が高いところを好んで生息しているようです。

 

ボランティアガイドの方の話によると、雄橋はカルスト台地が浸食されて出来たそうです。

 

何と、昔はこの雄橋の上を人などが往き来していたそうです。

ボランティアガイドの方にお礼を申しあげて、来た散策路を上帝釈地区まで戻ります。

 

石灰岩台地の一角に”鬼の供養塔”がそびえ立っていました。この鬼の供養塔は約10mもある天然の石柱だそうです。

 

鬼の供養塔から散策路を少し駐車場寄りに進み、散策路から少し外れて、”鬼の唐門”に到着しました。鬼の唐門は高さが8mもあるという洞門で、鍾乳洞が崩落し入口だけが天然橋として残っているそうです。

洞門を潜ってみました。

 

洞門を抜けた奥の様子です。昔この辺りは鍾乳洞だったようです。

 

振り返って見た洞門の内側から入口の様子です。

散策路に戻ります。

 

散策路を少し進むと右に分岐した白雲洞に続く坂道がありました。この坂を上り白雲洞を見学したいと思います。

 

白雲洞の料金所です。帝釈峡一帯の地底には大小30余りの鍾乳洞がありますが、白雲洞は唯一見学が可能な鍾乳洞として帝釈峡を代表する鍾乳洞です。

白雲洞を見学します。入洞料は一人300円でした。

 

入口は狭いですが奥行きは200m程の見学コースがあり、広い所では高さ約20m、幅は約5m程あるそうです。

左上に見えているのは天狗の鼻のような横に伸びた”天狗岩”という石筍《せきじゅん》…

 

”笙の岩”(左)と”かくれみの”(右)。

 

形の整った石筍の”竹生岩”、これだけ伸びるのに一万年の月日を費やしたようです。

 

表面がエレガントで上品なドレープ調の”瑞穂の滝”…

 

まんまるお月様を思わせる”満月岩”…

 

石灰質を含んだ水で溶かされて出来た洞(穴)が目のように見える”月の兎”…

白雲洞の見学を終え駐車場に戻ります。

 

駐車場まで戻って来ました。この後、広島県道26号線を北上して庄原市西城町を経由し、島根県仁多郡奥出雲町にある延命水を汲みに向かいます。

 

島根県奥出雲町に入りました。

 

橋の下から見る二重ループ橋の景観は迫力があります。

 

スイッチバックの駅として有名なJR出雲坂根駅です。

 

帝釈峡から1時間10分余り、14時45分過ぎに延命水源泉のある(株)舞茸奥出雲(仁多郡奥出雲町八川)に到着しました。

持参したポリ容器に延命水を汲みます。

 

延命水源泉のある(株)舞茸奥出雲は、島根の名水百選に選ばれた延命水を贅沢に使用して栽培されています。

 

舞茸は見つけた人が舞い上がって喜んだことから名付けられたと言われているそうです。今回も延命水で栽培された舞茸や椎茸、エリンギを沢山購入しました。

この後帰路に就きました。

 

国道314号線の庄原市東城町小奴可付近を走行しています。この先を左折し小奴可のリンゴを購入して帰ろうと思います。

 

毎年リンゴを購入する岩本観光リンゴ園(庄原市東城町内堀)に到着しました。駐車場脇にある姫リンゴに実はほとんど無くなっています。

 

選果場に向うと、娘さん(?)たち二人がリンゴの選果中でした。

 

自宅でいただくB級品のリンゴを分けていただきます。以前はお父さんとお兄さんが詰めてくれて1kg350円の計り売りで総数24個、総重量7,462g、これで2,000円でしたが、昨年から一袋一律1,000円の袋売りになってからは、対応してくれたお母さんが、持って帰ってと姫リンゴを2袋くださったり、さらに奥から傷んでいるので傷付いたところを取ってジャムにでもしてくださいと大きな袋に入ったリンゴを出して来られ、良ければこれも持って帰ってと昨年は大サービス! 今年はしっかり者の娘さん(?)二人が対応してくださり全くおまけはありませんでした…

この後新見を経由し帰路に就きました。

その2日後… 

脳梗塞により失語症を患ってしまうとは思っても見ませんでした。

 

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