ミズバショウと座禅草

先日の新聞で「岡山県立森林公園」(苫田群鏡野町上斎原)が4月15日に開園し、ミズバショウが綺麗な花を咲かせているという記事があったので、ツーリングがてら出掛けてみることにしました。

朝の天気予報では早朝の時間帯は少し冷えるものの日中は25℃を超える予報で、着ていく服装が難しく悩んだ挙句、長袖シャツにライトダウン、その上にツーリングジャケットを着て下はツーリングパンツにしました。

 

9時過ぎに自宅を出発、1時間ほど走り岡山県下ではバイクの聖地と呼ばれる「道の駅 かもがわ円城」(加賀郡吉備中央町上田西)でモクモクタイムです。

少し暖かくなってきたのでここでライトダウンを脱ぎました。

 

喫煙所には藤棚があり、甘い香りをほのかに感じます。

 

藤は見事な満開でした。

モクモクタイムを終え出発します。

 

国道429号線を走っていると、久米郡美咲町市街地手前の旭川で水面に映る木々が綺麗だったのでバイクを止め撮影しました。

 

国道429号線から県道70号線に乗り継ぎ、津山市宮尾地区で県道70号線と国道181号線までの区間が新たに開通していました。

以前は目の前に見える国道でしたが、僅か200mほどに道路がなく鉄道の手前でT字路になっていたため、右折し細い道を抜け国道に出ていたので走りやすくなりました。

 

津山市院庄を経由し自宅から2時間半ほどで「岡山県立森林公園」(苫田群鏡野町上斎原)に到着しました。

今日は平日にも関わらず手前の第3駐車場まで車が止まっていて多くの方々が訪れているようですが、私はバイクなので第1駐車場まで上がり駐車場の隅に難なく駐車することが出来ました。


バイクを置いて、ジャケットを脱ぎ散策に向かいます。

 

管理センターが見えてきました。

 

管理センター前にある案内板です。

 

歩くと少し暑さを感じ、季節は5月中旬という感じです。

 

少し歩くと散策路脇にミズバショウが咲いていました。

 

一年ぶりのミズバショウです。

 

からまつ園地の脇には座禅草が咲いていました。

 

今年は例年になく座禅草の数が多いようです。

 

座禅草は中央の楕円形の花序についている一つひとつが花になります。

 

生えている範囲も例年になく広範囲に広がっているようです。

 

茶色い仏像の光背《こうはい》のような形をしたものが花弁で、それが座禅を組む姿に似ていることから名付けられたそうです。

 

姿や色は似ていませんが座禅草はミズバショウの親戚だそうです。

 

タムシバの花です。

特徴的な香りから、昔から生薬や香水の原料とされていたそうです。

 

からまつ園地にやってきました。散策前にまずモクモクタイムです。

 

モクモクタイムを終え散策を始めます。

 

からまつ園地の隣にミズバショウ園があり、木道が整備されています。

 

湿原内などの少し離れた場所に咲いている花は近付くことが出来ないため、今回は標準ズームレンズの18-135mm と望遠ズームレンズ100-400mmの2本をR7と9000Dにそれぞれ取付けています。この2本のレンズがあればフルサイズ換算で29mm~640mmの広範囲をカバーすることができます。

 

フルサイズ換算で640mmだと余裕で撮影することができます。

 

密集して咲いている場所もあります。

 

奥側の木道にやってきました。

 

ミズバショウは後でしっかりと楽しむことにして、気になっている座禅草を見に向かいます。

 

中央散策路を進みます。

 

中央散策路から別れ、六本杉、ボーズ原谷方面に向かいます。

 

中央散策路から少し離れた場所にやってきました。

 

地面一杯からのローアングルで撮影してみました。

 

この付近は今年は少し数が少ないようです。

 

中央散策路に戻り先に進みます。

 

キクザキイチゲ」です。

菊に似た花を一輪つけることからこの名が付けられたそうです。

NHKの朝ドラ「らんまん」のオープニング映像にも色んな草花が出てきて、草花ブームが起きるかも知れません。

 

ミヤマカタバミです。

 

山地の林の下に生えている花で、白い花弁に紫色の筋があるものもあるようです。

 

ショウジュバカマが咲いていました。

 

森林公園ではたまにしか見られませんが、赤色の花のショウジュバカマの姿が古典書に記された架空の動物の猩々《しょうじょう》に似ていて、葉が重なり合う様が袴をはいているように見えることから名付けられたそうです。

 

少し進むと薄紅紫色の清楚な花のキンキエンゴサクが咲いていました。

この花は岡山県では準絶滅危惧種に指定されているそうです。

 

中央散策路脇の湿地に座残草が一輪だけ咲いていました。

 

タムシバの木です。

コブシに似ていますが、山に春を告げる白い花がタムシバで、里に春を告げる白い花がコブシだそうです。

共に木蓮の仲間で、コブシに比べ樹高がやや低いことや葉が細長く葉裏が白味を帯びていることなどが異なるそうです。

 

山地の湿地に生えるネコノメソウです。 

あまり目立たない黄色い花で、ネコが薄目を開けているように 見えることから名付けられたそうです。  

 

かえで園地までやって来ました。ここでモクモクタイムです。

しかしツーリングパンツでの散策は少し厳しいものがありました。

 

しっかりとモクモクタイムと水分補給を終え出発します。

 

中央散策路から北展望台方面に進みます。

 

岡山県の三大河川のひとつ吉井川の支流羽出川の源流近くで、水がとても綺麗です。

 

少し奥にある座禅草群落にやっていました。

 

今年は例年になく沢山の花が咲いています。

 

近付けたので地面ギリギリから撮影しました。

 

花弁の中に沢山の花粉が落ちています。

 

縦のローアングルで撮影しました。

 

横アングルでも……

今年もしっかりと座禅草を楽しむことができたので、戻ることにします。

 

まゆみ園地に向かいます。

 

羽出川を渡ります。

 

まゆみ園地のシンボル、まゆみの木です。

 

まゆみ園地を抜け、からまつ園地に戻ってきました。

ここでベンチに座り水分補給とモクモクタイムです。

 

ミズバショウ園にやってきました。

 

ミズバショウをしっかりと楽しめたので管理センターに向かいます。

 

中央散策路沿いのミズバショウや座禅草を眺めながら歩きます。

 

管理センターまで戻ってきました。

 

館内には暖炉があり薪が焚かれていて、椅子に座りしばらく癒しの刻を過ごします。

 

館内には園内に咲く花の説明や生息する鳥や動物のはく製も展示されています。

 

今年もしっかりと森林公園を楽しめたてので帰路に就くことにします。

今回は少し荷物になりますが標準と望遠ズームレンズをそれぞれ9000DとR7に取付け2台を持って散策し、その甲斐もあってか少し離れた湿地内や保護地域内のミズバショウザゼンソウ、可愛い花たちを思う存分撮影することができました。

ただ少し残念だったのがツーリングパンツで散策したため、今が盛りと咲いているであろうイワウチワが咲いている尾根まで登ることができなかったことです。

やはり山に登り尾根などを歩くにはそれなりの服装でないと登るだけの気力は起こりませんでした。来年はそれなりの服装を着てチャレンジしてみたいと思います。

 

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