朝起きて気付いたのですが、今日は妻と休みの合う久しぶりの土曜日と日曜日の二連休だったようで、妻に「今日は何か予定はあるの?」と聞くと、特には無いとの事です。先日友人とツーリングの際に真庭市久世にある白寿庵で「ゆば料理」を食べて、とても美味しかったので、妻に「予約が取れれば食べに行ってみようか?」と聞くと、「行ってみたい!」といとの答え、電話をしてみると「遅い時間であればお受けできます」との事だったので、13時30分で予約、ドライブがてら出かけることにしました。思っていたより時間がかかり、少し遅れそうです。途中、15分程遅れる旨連絡を入れました。
いつもより車が多く2時間近くかかって、13時45分「白寿庵」(真庭市久世)に到着しました。
入口に「本日『ゆば膳』 予約完売」という看板が出ていました。しかし、今回も事前に予約済みなので大丈夫です。
ここ「白寿庵」は「ミシェランガイド京都 大阪 + 岡山 2021」の「ミシュランプレート」に掲載されています。前回は気付きませんでしたが、入口脇にはそのプレートが置かれていました。
「ゆば膳」が出て来ました。
ゆばの刺身です。醤油にわさびを溶いていただきましたが、とても濃厚な味わいです。
桶出し豆腐は、そのままいただきました。大豆本来の味わいを感じました。
揚げ出し豆腐です。揚げ出し豆腐は妻のお気に入りの一品です。
油揚げの肉包とゆばです。
ゆば餃子、妻は「こんな調理方もあるの? 美味しい‼️」と感心しながら食べています。
ゆば蕎麦です。ゆばを蕎麦状に切ったものです。
デザートは、豆乳の杏仁豆腐です。「これも美味し~!」と妻…。
全て完食です。さすが豆腐店直営の料理です。芳醇なゆばの味をしっかりと堪能でき、妻も全てとても美味しかったと満足そうです。
土産には、入店時事に注文していた、出来たてホヤホヤの厚揚げ3個と、油揚げを2袋をいただきました。ご馳走さまでした‼️
この後「岡山県立森林公園」まで足を延ばします。ミズバショウや、ザゼンソウがまだ見られる事を期待して食後の散歩に向かいます。
管理センターに入ってみます。
ホールには暖炉があり、薪が炊かれていました。室内の展示コーナーを見てからミズバショウ園に向かいます。
咲いてはいますが、ピークは少し過ぎてしまったようです。
ミズバショウの白い部分は仏炎包《ぶつえんほう》という葉が変形したもので、中央に伸びた茎の先に付いているものを肉穗花序《にくすいかじょ》と言い、その回りに付いている小さな粒々の様なものの一つひとつが花なのです。
ミズバショウを楽しんだので、中央園路に戻りザゼンソウを探しに行きます。
ザゼンソウ(座禅草)も咲いていました。
ザゼンソウはミズバショウの親戚で、同じサトイモ科の植物です。茶褐色の部分が花のように思われがちですが、ミズバショウと同じように、この部分は葉が変形したもので仏炎苞といい、中央の楕円形のものが肉穂花序です。
ザゼンソウは3月頃から咲き始めるようですが、まだ雪積のある事も多々あります。しかしそんな環境の中でも肉穂花序が発熱し、外気温が氷点下以下であっても肉穂花序は常に20℃を保っているという不思議な花です。昨年開園3日目行きましたが、開園当日に降雪があったようで一面雪景色、その雪の中でもしっかりとザゼンソウは咲いていました。
今年は少し暖か過ぎるのが影響しているのか、仏炎苞が壊れかけていました。このような状態を見るのは初めてです。
こちらのザゼンソウは仏炎苞が完全に壊れていました。
このザゼンソウも仏炎苞が壊れかけています。
葉の成長に伴い、仏炎苞も徐々に無くなっていくようです。この後、肉穂花序がどのように成長するのか気になります。さらに中央園路を奥に進みます。
ヤブデマリ(藪手毬)です。
左奥に北展望台が望めす。
サンインシロカネソウ(山陰白銀草)です。
かえで園地の休憩所まで来たので引き返します。
ミヤマカタバミ(深山片喰)です。
紫色の花もありました。
ネコノメソウ(猫の目草)です。名前の由来は果実が熟れて割れた状態が猫の目に似ているからだそうです。
ショウジュバカマ(猩々袴)です。
オレンジ色のショウジュバカマもありました。
キンキエンゴサク(近畿延胡草)です。
まゆみ園地まで戻ってきました。足元にバケイソウ(梅蕙草)が生えていますが、私はこの花が咲いているのを見たことがありません。機会を作って一度見に来てみたいです。
園内の散策を終え、駐車場に戻りました。駐車場脇には山桜が咲いていました。
綺麗な花を付けています。
帰り道、道の駅かもがわ円城近くにある「ミルキーウェイ」(加賀郡吉備中央町)に立寄ってみました。パン好きな妻のために、たまに立寄り買って帰る店です。店は山奥のお洒落なパン屋さんという感じです。
妻の大好きなレーズントップです。
少し小腹が空いたので、私はフルーツクロワッサンにしました。後で車内でいただきます。1個ずつしか残っていなかったサンドイッチ。ボリュームのあるテリヤキカツサンドとエビカツサンド(写真撮影は忘れていました)を息子の土産に購入しました。この店で人気なのは食パンだそうですが、予約品しか残って無く今回は諦めました。少し値段は高めですが、とても美味しいと、パン好きな妻や息子のお気に入りです。
今日は久しぶりの妻孝行でした。昼食はミシュランガイド掲載店「白寿庵」でランチ、早春の森林公園での食後の散歩では、ミズバショウやザゼンソウはじめ沢山の花を愛でることが出来、美味しいパンのお土産付です。妻もとても喜んでいたので、また機会を作って出かけてみたいと思います。