今日も快晴、ポタリング日和です。以前から気になっていた「大山桜」(岡山市南区)、少し遅いかも知れないと思いながらも、アイゼルM300でポタリングがてら行ってみることにしました。
県道22号線から見た大山桜です。山々には沢山の山桜が咲いていますが、中央の一番大きな桜が大山桜です。
途中JR迫川駅に立寄り少し休憩をします。
この迫川駅は1910年(明治43年)にJR宇野線(当時の国鉄)が開業時、四国の「こんぴらさん」との両参りで有名な「瑜伽神社」への参道起点となる「由加駅」として開業されたそうです。その後時代と共に瑜伽神社への参道も変わり、1952年(昭和27年)に地元の地名の「迫川駅」に改名されたそうです。
給水とタバコ休憩を終え出発します。
旧県道22号線から別れ、市道に入ります。ここから「大山桜」までは1.7kmのようです。距離は僅かですが、この先から登り坂になります。
大山桜の少し手前にブドウ畑が広がっています。昨年訪れた際に、地元の方からワイナリーが出来ると聞きました。そのワイナリーで使用するブドウを先行して栽培しているのかも知れません。岡山市南部には今迄ワイナリーが無かったので、数年後には灘崎産のワインが飲めるのではないかと、今からとても楽しみです。
大山桜の駐車場に到着しました。ここからはM300を置いて徒歩での移動になります。「大山桜(県指定天然記念物) 登山道への入口」という案内板がありました。
少し進むと正面に大山桜が見えてきました。
登山道の右側奥には沢山の山桜が満開のようです。
登山道の両脇にもブドウが沢山植えられています。昨年訪れた際には畦道だった登山道が車両が走れる程度まで広がっていました。ブドウ栽培のための農作業車などが走るためでしょうか?
「ここから登山道 あと270m」という案内板と、大山桜の説明板がありました。この先からは、かなりの急勾配です。
木々の中を縫うように、綺麗に整備された登山道を登っていきます。
登山道に鳥居があります。
その先の登山道の正面に小さな祠がありました。立止り、しばし休憩です。
息を整えて再スタートです。木の根が登山道を覆って階段のようになっています。
7合目の案内板が見えてきました。大山桜まであと僅かです。
大山桜が目の前に開けました。
やはり大山桜は開花時期が少し早いのか、既に満開のピークは過ぎているようです。しかし立派な桜です。さすが樹齢500年!
花は薄いピンク色で、少し小ぶりのようです。
大山桜から振り返ってみると、とても急斜面なのが分かります。桜の袂にベンチが設置されていて、数組の方々が食事をしたり休憩をしたりされているようです。
桜越しに岡山市街中心部が望めます。今日は残念な事に黄砂の影響なのか霞んでいました。
「大山桜二代目 クローン桜」と書かれた案内板がありました 。この桜は2004年(平成16年)に岡山県林業試験場で作られた大山桜のクローンだそうです。
こちらの花は少し白っぽい感じで、既に葉が沢山出ていました。クローンでも大山桜と多少違うように感じましたが、日当たり等の違いなのでしょうか?
大山桜はとても急斜面に生えています。
風が吹き、花びらが舞出しました。
しっかりと大山桜を堪能したので、下山を始めます。
「⇦下山道」の案内板がありました。
大山桜はエドヒガンと山桜かカスミ桜の雑種だそうで、樹高20m、根本周囲9m、推定樹齢500年と言われ、標高150mの陀娑山《ださやま》の急斜面に生えています。距離は駐車場から大山桜までは500m程ではないかと思いますが、途中から急斜面になり、日頃の運動不足のためか何度か立ち止りながら、何とか登りきることが出来ました。
満開のピークは少し過ぎていましたが、綺麗な花を付けた見事な大山桜や、舞散る桜花も見ることができ、苦労して登った甲斐がありました。今夜は夜勤なので、帰宅後少し寝てから出勤したいと思います。