岡山県南部では桜の満開情報が聞かれるようになってきました。今日は日曜日で妻も休み、私は夜勤明けで15時頃まで眠った後、妻は行ったことが無いと言う岡山市南区奥迫川にある「大山桜」を見に出かけてみる事にしました。
私は寝起きなので、妻の車で出かける事になりました。大山桜の駐車場に到着すると、さすが桜シーズンの日曜日、この時間でも沢山の車が停車していています。見てみると県外プレートの車もチラホラあり、京都プレートの車までありました。
駐車場に設置している説明板の先に「初代大山桜」と「二代目大山桜」が見えていました。駐車場には料金箱が設置されていたので協力費200円を投入、「大山桜」を目指し登って行きます。
市道の先には沢山の桜が見えています。
その桜をアップにしてみました。
「⇦大山桜」の案内板があり、市道から左に別れます。
農道の坂道を歩いて行きます。高木庵と大山桜… 高木庵はブドウ園の中にあリ児島八十八ヶ所霊場の第60番で、聖観世音菩薩が祀られているそうです。
菜花も咲き誇っていました。
葡萄畑の農道をさらに進みます。途中、大山桜をズームアップ!
農道の終点に、大山桜の説明板と「ここから登山道 あと270m」という案内板がありました。
整備された少し急な登山道を登って行くと鳥居があり、その先に小さな祠がありました。
五合目休憩所の案内板が見えて来ました。急な上り坂でマスクをつけているため、とても息苦しく感じます。
休憩所のベンチが新しくなっていました。ここで少し休憩する事にします。
ベンチにしばらく座り息を整えスタートします。木の根が登山道を覆い階段のようになっています。
七合目休憩所が見えて来ましたが通過します。この場所のベンチも新しい物が置かれていました。
この付近の登山道は土を削って階段状に整備されています。その先にピンク色の桜が見え始めました。
駐車場から20分余り、目の前にド~ンと佇む「大山桜」が目に飛び込んできました。
「大山桜」を縦アングルでズームアップ!
更に少し登るとベンチがあったのでそのベンチに座り水分補給です。目の前の桜越しには児島湾干拓地や岡山市街地の展望が開けています。
しばらく休憩し「大山桜」の近くまでやって来ました。
振り返って見た園地の様子です。かなりの急斜面です。桜の袂に先程座っていたベンチも見えています。
「大山桜」から引き返します。左奥に「二代目大山桜」がありました。説明板によると、この桜は大山桜のクローンで、2004年(平成16年)に岡山県林業試験場で作られたのもが親木の脇に植えられたそうです。
下山前に今年の「大山桜」をしっかりと愛でておきます。
今年は丁度いい時期に訪れたようで、満開の「大山桜」を楽しむ事が出来ました。妻も初めて見る「大山桜」に大感動でした。
樹齢500年とも言われる「大山桜」は岡山県の天然記念物にも指定されていて、根本周囲が約9m、樹高は約20m、枝張りが約27mと堂々たる佇まいです。この値は説明板に記載された20年程前の計測値なので今ではもっと大きくなっているのではないでしょうか。しっかりと大山桜を愛でる事が出来たので下山を始めます。
下山ルートは登山ルートとは異なるコースです。左が下山ルート、正面奥が登山ルートです。
下山ルートもしっかりと整備されています。このルートは下山専用ルートでは無く登山ルートにもなっているようで、下山途中登って来られる数組の方々とすれ違いました。
少し細い山道を下って行きます。
コンクリートの角板で整備された九十九折を下ります。
少し開けた場所まで下りてきました。花桃でしょうか、艶やかな真っ赤な花を付けていました。
説明板によると、この桜は2006年(平成18年)に「おかやま名木バンク」が発足したした際、岡山県林業験場で大山桜から採取された接ぎ穂を大島桜の台木に挿し木し、育成されていた桜が譲渡されこの地に移植されたそうです。
市道をしばらく進むと駐車場が見えて来ました。
駐車場まで戻ると、さすがに車の数もかなりの少なくなっていました。妻に大池でつくしを摘んで帰ろうかと言うと「疲れたので帰りたい」とあっさり振られてしまいました。考えてみれば私もかなり足に来ているようで堤体で足が踏ん張れそうにありません。先日美味しいつくしの煮付けを食べたばかりなので今回は諦めてそのまま帰路に就く事にします。今年は天候にも恵まれ、満開の「大山桜」をしっかりと楽しむ事が出来大満足です。