種松山で久しぶりにカワセミの顔を見る事が出来、気を良くしてさらに足を延ばし高梁川河口にある潮止堰(倉敷市連島町西之浦)にやって来ました。種松山から30分弱で到着しました。この場所へ撮影に来るのも久しぶりです。
上げ潮で間もなく満潮のようです。いつもの定位置にカメラをセッティングします。
4~5人の方が既にカメラをセッティングされています。早朝から来られていると言う方に話を伺うと、今日はミサゴがあまり現れず、たまに現れてもあまり飛び込まないそうなので、少し長期戦になりそうな予感がします。
潮止堰で釣りをされていた方が、何か釣り上げられたようです。
シラサギが浅瀬で羽を休めています。
鵜も沢山いるようです。
カモメもやって来ました。
アオサギは潮止堰で羽を休めているようです。
しかし到着してから時間がかなり経つにも関わらずミサゴは全く姿を見せてくれません。気長に待つしかないようです。
少し離れた所で、鵜が捕った魚を奪い合っているようです。
カモメが水面に急降下し、大きな魚を捕まえたようです。
魚を咥え水面を蹴りながら飛び立ちました。今日は西風のため私たちがいる場所の反対方向に飛び立ってしまいます。
カメラの少し先で鵜が魚を捕まえたようです。
咥えたまま振り回したりしています。
魚が弱ってきたのか、口に運びました。
そして、鵜吞みでゴックンです。
しかし到着して1時間近く経ちますが、ミサゴは全く姿を現しません。
しばらくして、また別の所でも鵜が魚を捕まえたようです。
今回は小振りな魚ばかりのようです。
上手に口の中へ運びます。
そしてゴックン、鵜呑みです。
少し離れた所でバシャーという音が聞こえました。カメラを向けるとミサゴが魚を捕まえた後だったようで、水面から飛び立ちました。数少ないチャンスを逃してしまったようです。
そのまま西方向へ向かいます。
こちらへ方向転換するかと追いかけますが・・・
一向に方向転換の気配はありません。
そのまま西の空に飛んで行ってしまいました。
それから待つ事20分余り、再びミサゴが姿を現しました。今回は飛び込む所から撮影しようと、しっかりと照準器でミサゴを追いかけます。
そのミサゴが獲物を見つけたのか急反転し一気に水面に向かいます。
バサーという音と共に水中へ飛び込みました。
ミサゴが水面から出てきました。獲物は捕まえることが出来たのでしょうか?
しっかりと魚を掴んでいるようです。
風向きは変わらず西風のため、やはり私たちとは反対岸方向に飛んで行きます。
こちらへ飛んで来いと願いながら追いかけます。
しかしミサゴはひたすら南西方向に飛んで行きます。
この後南西の空に飛んで行ってしまいました。たまに旋回してこちらに向かうこともありますが、今日はそのまま南西方向へ飛んで行ってしました。
近くで鵜が少し大きな魚を捕まえたようです。
しばらく悪戦苦闘していましたが、大きな口で咥え込みました。
魚の頭を咥え・・・
大きく振り上げ・・・
一気に口の中へ・・・
そのままゴックン! 見事な鵜呑みでした。
しばらくするとミサゴが魚を捕まえて飛び立ったのが見えましたが、今回も西方向でした。
潮止堰ではシラサギが餌となる小魚を探しているようです。シラサギに気をとられていると・・・
いつ捕まえたのか、ミサゴが魚を掴んでこちらに飛んで来るではありませんか!
カメラ目線で、良い感じに撮影出来ました。
その後、飛んでいるカモメやシラサギなどを眺めていましたが、ミサゴは姿を見せてくれません。ふと水面を見ると・・・
鵜が少し大きな魚を捕まえたようです。
大きな口を開き飲み込もうとしています。
そのまま飲み込めるのでしょうか?
そんな心配はどこ吹く風と、飲み込んでしまいました。
しばらくするとミサゴが姿を現しました。しかし上空を飛んだだけで結局飛び込まずに飛び去ってしまいました。
近くでバサバサと音がして、見てみると捕った魚を奪い合っているようです。
よく見ると、一羽はしっかりと魚を嘴で咥え堅守しているようです。
まさに餌を巡っての攻防戦です。
無事餌の魚を守り切ったようです。
その後無事食事にありつけたようです。
しかし見事な鵜吞みです。
この後30分程待ちましたが一向にミサゴは姿を現しません。日差しが照り付け肌が焼けるのが分ります。10月だというのに今日も30°前後まで気温が上がっているのではないかと思います。喉も乾いてきて、時計を見ると13時前でした。今日はミサゴは一寸しか撮影できませんでしたが、鵜飲みをしっかりと撮影することが出来たので引き上げる事にします。
機材を片付け車に向かいます。途中潮止堰の上に沢山のカモメやシラサギなどが羽を休めていました。