東洋のナイヤガラと阿蘇ツーリング その2

今回は九州ツーリングの二日目です。今日はミルクロードを走ったり阿蘇山を走ったり…… 昼食には熊本の馬刺しか、あか牛をいただく予定です。

 

※ 東洋のナイヤガラと阿蘇ツーリング その1から見る……

 

朝起きると昨晩未明から雨が降リ始めていたようで、まだ少し小雨が残っています。

 

朝食をいただきます。パン食はあまり得意ではありませんが、朝食はしっかりといただきました。

 

雲は残っているものの雨は上がり日がさし始めました。

 

昨晩バイクに夜露避けにブルーシートを掛けていたため、雨が降ったにも関わらずシートやリアバッグなどは濡れずに済んだようです。雨雲レーダーを見てみると小さな雨雲が今日走るコースにあたる阿蘇山北西部の菊池郡大津町付近にあるようですが、その場所を走る時間帯には既に通過していると思われます。

 

10時少し前、くじゅうエイドステーションを出発します。

 

長者原で撮影しましたが、三俣山や星生山は少し雲が掛かっていました。

 

やまなみハイウェイをミルクロード方面に快走していますが、南方面は少し雲は濃いようです。

 

ミルクロード入口の交差点が見えてきました。この交差点を右折し県道45号線区間のミルクロードに入ります。

 

ミルクロードに入りました。沿道には牧場などが点在し、牛や馬が放牧されています。

 

ミルクロードは阿蘇外輪山の尾根を中央にそびえる阿蘇山の展望を楽しみながら走れます。

 

大観峰が見えてきました。

 

大観峰に立寄りましたが近くの駐車場は満車のようなので、手前の駐車場に停車しました。

 

ミルクロードをバックに撮影です。少し小雨がパラパラし始めたので展望台には向かわず先を急ぎます。

阿蘇市西湯浦の交差点を左折し県道339号線に入ると雨足が急に強くなってきました。少し先の二重峠に東屋があったと思うので、そこで合羽を着ようと走りましたが、東屋は無くなっていました。

 

結局、道の駅大津迄走ることに……

到着後雨足はさらに強くなりました。幸い私は多少濡れただけで済みましたが、バイクのサイドバックはびしょ濡れになっています。

雨雲レーダーを見てみると朝見た場所から雨雲はあまり動いていないようですが、後1時間ほどで抜けるのではないかと思います。

 

雨雲が通過するまで、ゆっくりと昼食をいただくことにします。

道の駅大津にある、あか牛レストラン 肥後郷土料理よかよかにやってきました。

 

このレストランは自社で牧場を持ち、赤牛の生産から加工、販売までを一貫して提供されているようなので、とても楽しみにしていました。

 

メニューです。赤牛丼と赤牛の肉吸いがセットになった、あか牛丼肉吸い定食セットをオーダーしました。

 

店内では配膳ロボットが大活躍しています。

 

あか牛丼肉吸い定食セットがでてきました。

 

美味しそうなミディアムレアに焼かれた赤牛が並んています。

 

適度な霜降りでミディアムレアの赤牛は口に入れると、少し甘めのタレですがとても柔らかく肉の旨味がじっくりと広がり深い味わいを感じます。温泉たまごを混ぜていただいてみると味がまろやかな感じになり一味違う感覚でいただけました。

 

肉吸いは大阪のなんばにある、千とせが発祥の大阪の名物料理のようですが、こちらは赤牛を贅沢に使った肉吸いでスープの香りと甘い肉の香りが漂い、いかにも美味しそうです。

肉吸いとは肉うどんからうどんを抜いた料理で、肉入りの吸い物として食べるので肉吸いと名付けられたそうです。

 

赤牛がこれでもかと言わんばかりに入っていて、スープも美味い!

お腹も大満足です。帰宅後妻に話すと、絶対食べに連れてって! とおねだりされました。また機会を作って食べに訪れたいと思います。

 

雨雲レーダーを見るとそろそろ雨雲も抜けるようなので出発します。

その前に……

 

菊池郡大津町引水にあるミルクロード入口交差点まで行き撮影しました。何気ない交差点の写真ですが、今回で阿蘇山の北外輪山の尾根上を走るミルクロードを全線走破した貴重な記念写真です。

ミルクロードは沿線に牧場や牧草地帯が多数点在し、牛乳搬出用の農道として整備されたのが名前の由来だそうで、菊池郡大津町引水のあるミルクロード入口交差点から阿蘇市波野大字小地野の国道57号線交差点までの約46kmを県道や広域農道を繋いだ総称だそうです。

撮影を終え13時20分頃、道の駅大津を出発します。

 

道の駅大津から15分ほどで、数鹿流《すがる》崩之碑展望所に到着しました。

この場所は2016年(平成28年熊本地震で斜面崩落した場所で、その被害状況を後世に伝えるための自然災害伝承碑が設置されたそうです。

 

崩落した旧阿蘇大橋の橋桁……

 

崩落した旧阿蘇大橋の在りし日の姿です。

 

数鹿流崩れ……

阿蘇山に向け出発します。

 

阿蘇大橋です。この橋を渡り阿蘇山頂に向かいます。

 

国道325号線から県道298号線を走ります。当初は阿蘇パノラマラインの県道111号線を走る予定でしたが、生憎の通行止だったので急遽コース変更しました。

 

阿蘇の外輪山をバックに放牧されている牛がいたので撮影しました。

 

米塚下園地に立寄ってみます。

 

東屋ではバーベキューの準備をされていました。

 

西方向には熊本空港、その先に熊本市街地の展望が開けています。

 

草千里ヶ浜展望台に立寄ってみました。

 

草千里ヶ浜の先にある烏帽子岳は雲に隠れています。

阿蘇山頂を目指し先に進みます。

 

草千里ヶ浜を過ぎ、さらに進むと阿蘇山が見えてきました。

 

今回は有料道路の阿蘇公園道路で山頂まで行くことができるようです。

 

阿蘇山山頂の駐車場に到着しました。

 

シェルターの先に阿蘇の噴煙が見えています。

 

火口へと延びる遊歩道脇には山上身代不動がありました。もし噴火した時には身代わりになってくださいねとお参りして火口に向かいます。

 

火口を見下ろす展望所に到着しました。間近で激しく白い噴煙を上げる光景は迫力がありますが、火口は噴煙で見えていません……

 

しばらくすると、少しずつ火口が見えてきました。

 

これが限界のようです。この後また噴煙に包まれてしまいました。

火口の標高は約1,300m、直径約600m、周囲約4km、深さが約130m、湯だまりのの温度は60〜70℃だそうで、思っていたほど熱くはないようです。

 

溶岩? 壁のように見える柱状節理の地層は溶岩ではなくアグルチネートというそうです。溶岩はマグマが火口から流れ出たもので、アグルチネートは噴火の際火口周辺に急速に堆積したマグマのしぶきが高温でくっ付いてできた岩石だそうです。柱状節理のヒビ割れは高温の岩石が冷える時にできたようです。

 

旧火口も点在していて、阿蘇山頂付近は色んな光景が楽しめます。

 

西側の展望台に向かいます。ここまで歩いてこられたのでしょうか? 本格的な装備の方もいらっしゃいました。

 

西側の展望台にやってきました。

 

西側の展望台から見た火口付近です。

 

火口から少し東を見ると、標高1,506mの中岳? 阿蘇山の最高峰標高1,592mの高岳? でしょうか?

 

南西方向には左右に延びる阿蘇公園道路、その右に阿蘇山頂広場、その奥には烏帽子岳が望めます。

 

ワイドで撮影してみました。右端が火口です。

2時間近く、阿蘇山頂をしっかりと楽しめたので下山します。

 

古坊中から見た阿蘇山です。

 

古坊中から阿蘇山をバックに撮影しました。

 

出発します。

 

今度は草千里ヶ浜や烏帽子岳が綺麗に見えています。

 

米塚も綺麗に見えていました。

 

阿蘇の外輪山です。

 

大観峰付近です。

 

阿蘇の外輪山をバッグに赤牛が放牧されています。

 

正面に根子岳が見えてきました。

 

心配していた天候も落ち着いたようで、青空が広がっています。

 

根子岳高岳を背景に一枚……

 

国道57号線まで下り阿蘇市宮地から今回も、やまなみハイウェイを走ります。途中で1枚……

 

牧の戸峠です。気温は何と22℃!

 

牧の戸峠を下っていると長者原温泉の湯けむりが見えてきました。

 

由布岳も見えています。

 

三俣山を背景に一枚……

 

朝とは打って変わり快晴なので、長者原で一枚……

 

CBR400Rも一枚……

 

飯田高原まで下ってきました。

 

今夜の夕食は焼肉と大分の郷土料理のだんご汁です。

 

美味しそうな、牛、豚、鶏、それに新鮮な野菜! なんせオーナーさんは八百屋も経営されていますから!

 

大分は火山灰質で米作りには適さない土地が多いのか、昔から麦などの穀物栽培が盛んだったそうです。穀物のほとんどは粉に加工されるため粉食文化が根づいているようで、だんご汁はその代表格ではないでしょうか。

 

焼肉も美味しそうに焼きあがったようです。

いただきま~す!

 

岡山でだんご汁というと球状にしていますが、大分は手で引きのばしているようです。うどんよりもコシや歯応えが強いような感じで、とても美味しくいただくことができました。ごちそうさまでした!

夕食後、近くにある温泉に向かいます。

 

くじゅうエイドステーションから5kmほどの場所にある筌の口温泉《うけのくちおんせん》共同浴場に到着しました。

地元の管理組合が管理されている共同浴場で、この温泉は何と24時間入浴が可能だそうです。泉質は炭酸水素塩泉で少し茶色く濁っていて湯船にも茶色い温泉成分が沢山付着していました。1952年(昭和27年)には川端康成もこの地を訪れ、九重を主舞台とした小説「波千鳥」を執筆されたそうです。
PH値6.5の弱酸性で源泉掛流しのいい温泉のようなのですが、いかんせん46.4℃の源泉掛け流しなので熱い! 

帰り道、ビールを買って戻り宿舎で晩酌し、明日に備え早々に休むことにしました。

 

※ 東洋のナイヤガラと阿蘇ツーリング その1から見る……

※ 東洋のナイヤガラと阿蘇ツーリング その3を見る……

 

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