トキソウとハッチョウトンボ

そろそろササユリの花が咲いているのではないかと思い和気郡和気町にある岡山県自然保護センターにツーリングがてら出掛けてみることにしました。今の時期はトキソウハッチョウトンボも見ることができると思います。

ササユリは三年前に岡山県自然保護センターで見て以来、トキソウハッチョウトンボは二年前に訪れた総社市のヒイゴ池湿地以来です。共にとても小さな花やトンボなので望遠レンズは必需品なのですが……

今日は点検に実家に持ち帰っている息子のニンジャ250で高速走行の確認も兼ねて出掛けてみようと思うのですが、このバイクには私のスクーターのようなトランクがなく、少し重いですがリュックにカメラとレンズを入れ背負って走ることになります。

 

国道2号線を走り、東区瀬戸ICから岡山美作道に乗り高速走行の確認をしながら自宅から1時間ほどで岡山県自然保護センター(和気郡和気町田賀)に到着しました。

 

駐輪場にバイクを置き、郷の茶屋の裏にある小さな滝を横目に見ながら散策の開始です。

 

少し進むと「見上げてごらん!  ヤマセミくんのお出迎え」ゲートが見えてきました。

 

散策路脇にあるササユリ自生地に到着しましたが少し早かったようで、未だ蕾でした。

ササユリは日本特産の日本を代表するユリだそうで、本州中部以北では見かけることのできない花のようです。高さが50~100cm程、開花すると薄いピンク色の花を付け、咲くととても目立つ綺麗な花です。

 

少しピンク色に色付いた蕾もあるようですが、一週間ほど早かったようです。

少し時期をずらしてまたササユリは見みくることにして、今が見頃であろうトキソウを見るためさらに進みます。

 

散策路脇にはアザミの花が咲いていました。

 

さらに遊歩道を進むとタンチョウを放鳥しているセンター棟前の上池にやってきました。

 

三年前の秋に訪れた際には隣りの香川県で発生していた鳥インフルエンザの影響で、タンチョウへの感染防止のため放鳥は取りやめていたのでその年の春に見て以来です。

 

近くで一羽が抱卵しているようです。

この後タンチョウを飼育しているゲージの横を抜け、奥の湿地植物園に向かいます。

 

西側の湿生植物園に到着しました。

 

トキソウは満開です。

 

トキソウは岡山では絶滅危惧Ⅱ類に指定されていて、岡山県自然保護条例で採取が禁止されているそうです。

 

ラン科特有の花形に優しい色合いの1~2cm程の花を6月頃に咲かせ、草高さは10~30cm程、花の色がトキ(朱鷺)の風切羽の色に似ていることが名前の由来のようです。

 

持参したSIGMA100-400(フルサイズ換算160-640mm)の望遠レンズに交換し撮影します。

 

綺麗なトキ色の花です。

 

望遠レンズが大活躍しています。

 

しっかりとトキソウを楽しむことができたので東側の湿生植物園に向かいます。

 

東側の湿生植物園です。この湿原の目当てはハッチョウトンボです。

木道沿いに目を凝らしながらハッチョウトンボを探します。

 

見つけました!

とても小さなトンボなので探すのが大変でした。

 

ハッチョウトンボは体長が約2cm、羽長が約1.5cmと1円玉程の大きさです。日本一小さなトンボで、世界的に見ても最小部類のトンボだそうです。

雌は茶褐色で、雄は羽化後は雌と同じ茶褐色ですが、1ヶ月弱で全体が鮮やかな赤色に変わるそうです。

雌のハッチョウトンボも探しましたが見つけることができず、引き上げることにします。

 

「見上げてごらん!  ヤマセミくんのお出迎え」ゲートまで戻ってきました。

今回はササユリには少し早かったようですが、久しぶりにトキソウハッチョウトンボに出会えたり、自然の中をしっかりと歩くこともできました。少し暑かったですが散策していると日頃のストレス解消や気分転換ができました。

今夜は夜勤なので帰宅後少し眠ってから職場に向かいます。

 

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