一昨年開業した世界初の「DMV」(Dual Mode Vehicle《デュアル・モード・ビークル》)に乗車してみたいと思い出掛けることにしました。
DMVは第三セクターの阿佐海岸鉄道の運行する車両で、列車とバスの両方の機能を持った世界初の乗り物です。発案者はJR北海道の開発指揮を担当していた副社長だそうで、幼稚園の送迎バスを見て、多少改造すればそのまま線路を走らせることができるという発想から開発が始まったようです。
バスを鉄道で走れるよう改造された車両、その世界初の乗り物に乗車し、徳島県から高知県に入り、昼食は「道の駅 東洋町」で高知の海の幸をいただきます。
妻に自宅近くの駅まで送ってもらいました。
乗車するのは「マリンライナー3号」です。この列車は2両の短い編成でした。
高松駅に到着する前に、ホームの手前で一度停車しました。作業員の方が乗車され、乗客が降車する前に既にホームに停車している車両と連結作業が行われるようです。
作業員の方が乗車され、連結のためゆっくりと進みます。
連結完了。
6時56分連結を終えドアが開き下車しました。私は乗り換えのため3番ホームに向かいます。
マリンライナーは連結され2両編成から7両編成になり、折り返し岡山行きマリンライナー10号となるようです。
早朝から高松駅は沢山の方々が乗降されています。
3番ホームにやってきました。
乗車するのは7時5分発「うずしお3号」徳島行きです。
乗車します。
座席は1号車の4-D席です。
屋島駅の手前の春日川橋梁を通過時、左車窓に台形をした特徴的な形の屋島が見えてきました。
讃岐白鳥駅の手前で、左車窓に白鳥神社の参道が見えてきました。
この白鳥神社の境内には「日本一低い山」といわれる標高3.6mの「御山」があり、昔子どもたちと登山? に訪れ、社務所で登山証明書をいただいたことがあります。
讃岐相生駅を通過すると少しずつ登り勾配になり、左車窓に瀬戸内海が開け、瀬戸の島々が見えてきました。
香川県から徳島県に入り、鳴門線との分岐駅池谷駅《いけのたに駅》に到着しました。
高徳線と鳴門線はV字形にホームが分かれていて、中央に駅舎があることから跨線橋を渡って、それぞれのホームに行く必要があります。
8時5分に池谷駅を発車すると左右の車窓にハス畑が広がります。
この地域はハスの栽培が盛んで、シーズンになるとハスを道路脇で農家の方が安く販売をされています。
吉成駅を通過し、しばらく走ると四国三郎の異称を持つ吉野川を渡ります。
「四国三郎」は、「坂東太郎」こと利根川、「筑紫次郎」こと筑後川とともに「三大暴れ川」といわれているそうです。
8時15分、徳島駅の2番ホームに到着しました。
徳島駅の駅弁は2016年(平成28年)になくなってしまいました。昔購入し、いただきましたが「阿波尾鶏」? という駅弁だったように記憶しています。
駅弁の内容は覚えていませんが、鶏が阿波踊りを踊るイラストが描かれていたような気がします。
しかし、本当に残念です……
到着した「うずしお3号」は折返し8時23分発「うずしお6号」になります。撮影していると隣の3番ホームに「むろと2号」が入線してきました。緑色の旧国鉄色です。
「むろと」は一日に一往復たけ牟岐線の徳島駅と牟岐駅を走る特急列車です。朝7時に牟岐駅を発車し、8時18分に徳島駅に到着する「むろと2号」と、19時3分に徳島駅を発車する「むろと1号」だけなので、日中は利用することはできません。
一度駅前に出てきました。徳島駅前にも大きなヤシの木が植えられています。
高徳線から牟岐線への連絡が悪く、徳島駅で1時間15分の待ち時間があります。できるなら徳島ラーメンを食べたかったのですが、今の時間はさすがに駅の近くのラーメン店は開いていないようです。地下にある飲食街に行ってみましたが、こちらもオープン前でした。
ホームで列車でも眺めて待とうと改札を抜け入場します。
徳島駅はJR四国の中で高松駅に次いで乗降客数の多い駅だそうですが、考えてみれば徳島県は全国で唯一「電車」が走っていない県のようです。JR土讃線などの高知県内の路線も全線非電化ですが、土佐電鉄という路面電車が走っていますし……
徳島駅には4番ホームの北側に隣接して車両基地があり、沢山の気動車が入れ代わり立ち代わり出入りしています。色んな気動車が大活躍する様子をホームで見ていると楽しくなります。
ホーム端の喫煙場所でモクモクタイムをしていると「ゆうゆうアンパンマンカー」のヘッドマークを付けた車両が3番ホームに入線してきました。
牟岐線の先発なので乗車できるか伺いましたが、団体臨時列車だそうで当日の乗車はできないそうです。
話を伺うと、この列車は「牟岐線沿線魅力再発見ツアー」というJR四国ツアーの企画商品で、DMVの乗車やホテルでのランチなどがセットされていて7,000円だそうです。この商品は今年3月17日にも同じ内容で2回目が実施されるそうなので、参加しようと思えばまだ間に合うかもしれません。
3両編成の中間車両にはアンパンマンのキャラクターがデザインされています。
発車まで時間があるのでスタッフの方にお願いして車内を撮影させていただきました。
シートや天井にはアンパンマンのキャラクターがいっぱい描かれています。「ゆうゆうアンパンマンカー」はグリーン車両を改造されたもので、シートピッチも広くゆったりと乗車できるようです。
ゆうゆうアンパンマンカーの車内はアンパンマンのキャラクターがデザインされたプレイルームもありました。
この列車に乗車し旅する子どもたちの素敵な笑顔が思い浮かびます。
9時16分、牟岐線の阿波海南行き普通列車が3番ホームに入線してきました。この車両は1両のワンマンカーです。
乗車します。
10人足らずの方が乗車されました。
列車は9時30分徳島駅を定刻に発車しました。
10時13分に阿波中島駅を発車すると、すぐに那賀川橋梁を渡ります。
由岐駅の手前で左車窓に綺麗な砂浜が開けてきました。徳島駅を発車後、ほとんど内陸部を走ってきたので、久しぶりの海岸線です。
11時2分、日和佐駅に到着しました。
日和佐といえば、四国八十八箇所霊場の第23番札所の薬王寺や、倉科カナ主演で2009年(平成21年)後期で放送されたNHKの朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台となった場所です。
ホームからは日和佐城の天守も見えています。天守は城山という標高65mほどの丘の上にあり優雅な姿を見せていますが、実際の城については山城だったという程度で詳細なことは全く分かっていないそうです。
現在の天守は当時の天守を再現したものではなく、1978年(昭和53年)に日和佐勤労者野外活動施設として建造されたものだそうです。
日和佐駅を発車すると、またまた山間部に入ります。牟岐線は海岸線の景色を楽しめるのかと期待していましたが、あまり海岸線を走ることなく、多くが内陸部を走っています。
11時21分、牟岐駅に到着しました。先に徳島駅を発車した「ゆうゆうアンパンマンカー」が停車していました。
牟岐駅を発車すると、また山間部に入った後、再び海が開け浅川湾が見えてきました。
浅川は以前メッキアジを釣りによく訪れたものです。大きなものでも30cmほどまでですが、大小合わせて数はかなり釣れていました。数が釣れるのはいいのですが……
当時は高速道も未完成で高松から車で走り、徳島の友人と合流し出かけていましたが、高松からは5時間近くかかっていたと思います。
来るのはいいのですが、やはり帰りが……
徳島駅から2時間ほどで、終着駅の阿波海南駅が見えてきました。
JR阿波南海駅と阿佐海岸鉄道の駅には立派な駅舎があるようですが、この建物は駅舎ではなく「海陽町海南駅前交流館」だそうです。
海陽町海南駅前交流館の横にはDMVの入口があり、一般車が入れないよう阻止機が設置されています。
駅前広場から見たJR阿波海南駅と海陽町海南駅前交流館の様子です。
海陽町海南駅前交流館には観光案内やベンチ、トイレなどがあり、駅舎の機能も備えているようです。
DMVの乗降場所近くにある列車モードとバスモードにモードチェンジする「モードインターチェンジ」です。
上りの阿波海南文化村行きDMVが鉄道モードでやってきました。
モードチェンジを行うモードインターチェンジに停車……
鉄道モードなので、ゴムタイヤの前輪は浮いた状態です。
クラクションが鳴り、モードチェンジが始まりました。車内からは阿波踊りのような軽快なミュージックが聞こえ、鉄道用の金属車輪がボンネット部に収納され始め、それに伴い車体が下がってきています。
鉄道車輪が完全にボンネット部に収納され、バスのゴムタイヤが路面に設置し鉄道モードからバスモードにモードチェンジ完了です。
ガイドウェイをゆっくり進みます。
上りの乗降場に到着しました。
乗客の乗降を終え、バスモードで出発します。阻止機のバーが開き一般道に出ていきました。
走る姿は小型のボンネットバスそのものです。
待つこと1時間ほどで阿波文化村で折り返したDMVがやってきました。
阻止機の前まで来ると……
阻止バーが開き構内へ進入してきます。
ドアが開くと、ステップが出てきました。
乗車します。
乗車したのは私と地元の方の二人だけで、車内には他に乗客はおられません。地元の方は予約をされていないようで、乗車時「海部までですが乗ってもいいですか?」と運転手に聞かれてから乗車されていました。
私の予約席は1-B席です。
予約を兼ねて情報収集のため阿佐海岸鉄道に電話で伺った際、この席が一番展望がよくお勧めですと教示いただきました。
阿佐海岸鉄道では予約は受付けてなく、阿佐海岸鉄道のHPから「発車オーライネット」にアクセスして予約するシステムでした。
モードチェンジ時に流れるミュージックは阿波踊りではなく、地元高校の生徒が太鼓で軽快なリズムを刻むミュージックだそうです。
12時40分、乗車後モードチェンジを終え発車しました。
鉄道モードで海部川橋梁を渡っています。左には並行する国道55号線の海部大橋が見えています。
12時47分、阿波海南駅から7分ほどで次の停車駅海部駅に到着しました。私はこの駅で下車します。
下車後DMVは発車しました。
私と一緒に乗車された地元の方も下車されたので、車内には乗客は一人もいない状態です。
阿波海南駅から海部駅までは200円、地元の方は一区間分の200円を支払われて下車されました。当たり前のようですが……
私は400円……
事前予約をした場合宍喰駅までの料金400円が必要になるそうです。事前予約時座席指定をするため、阿波海南駅から海部駅間の一区間の料金設定がないためです。
海部駅にはかつて阿佐海岸鉄道で運行されていた気動車のASA-101「しおかぜが号」が停車していました。この車両は自走できるそうですが、ポイント部などで脱線する可能性があり現在の路線では動かすことはできないそうです。
海部駅は1973年(昭和48年)に四国初の高架駅として、当時の国鉄牟岐線の終着駅として開業、その後1992年(平成4年) 海部駅から甲浦駅《かんのうら駅》まで延伸され、第三セクターの阿佐海岸鉄道として開業しました。
同時にJRの「特急 うずしお」が甲浦駅まで乗入れを開始、その後「特急 剣山」や「特急 むろと」なども甲浦駅まで乗入れていましたが、2011年には乗入れはなくなりました。
そして2020年(令和2年)に 阿波海南駅から海部駅間がJR牟岐線から阿佐海岸鉄道に移管され、現在の阿波海南駅がJR牟岐線の終着駅になったそうです。
山のないトンネル……
トマソントンネルとか純粋トンネルともいわれている町内トンネルです。今回一番気になっていたトンネルです。
かつては小高い丘を抜けていた全長44mほどの短い普通のトンネルでしたが、造成に伴い丘が削られトンネル本体だけが残されたそうです。
※ トマソンとは、何故そこにあるのか分からない、美しく残存する無用の長物という意味だそうです。
町内トンネルを走り抜けるDMV……
まもなく海部駅に到着します。
旧鉄道車両とDMV、それに町内トンネルとの写真を撮影できたので急いで乗車ホームに向かいます。
本当はASA-101「しおかぜが号」の横を走り抜けるDMVを撮影したかったのですが、時間の都合で今回はお預けです……
乗車前に撮影します。
12時57分海部駅を発車しました。
鉄道モードで走行中ですが、トンネルがやけに多い路線です。
左車窓には海岸が見えています。
甲浦駅のホーム先(出口側)にあるモードインターチェンジで鉄道モードからバスモードにモードチェンジしスロープを降りてきました。
左側に見えているのが下り線の乗降場所で、右側が上り線の乗降場所、高架に見えている建物が旧甲浦駅です。
甲浦乗降場に停車後、一般道を走行します。
国道55号に出て走っていると前方に「道の駅 東洋町」が見えてきました。
「海の駅 東洋町」に到着、私はここで下車します。
観光客の方が乗車されるようです。
乗降を終えDMVが終点「道の駅宍喰温泉」に向け発車しました。
この「海の駅 東洋町」でお待ちかねの昼食をいただきます。
店内には東洋町特産のポンカンが販売されていました。
食堂の入口にはメニュー看板がありましたが、私のお目当ては……
ここでは陳列されているパックの中から自分の好きなものを選び調理していただけます。
が……
時間が遅かったこともあってか、並んでいる魚の数は少なかったようです。
精算を終え食堂の調理場レジへ持っていきます。魚の精算と調理の清算は別だそうです。
チョイスいただいたたのはメバチマグロの刺身と目鯛の炙りです。
パックの刺身が550円と300円、それに調理代が二品で320円,ごはんが110円、味噌汁が110円の合計で1,390円です。
出来上がるまでテーブルで待ちます。
「おまたせしました」とスタッフの方が持ってきてくださいました。
ビーチを眺めながらいただきます。
器に盛りつけていただくと、とても美味しそうに見えます。
今が旬のメバチマグロは脂の甘みと旨みを感じます。
目鯛の炙りです。私は初めて食べましたが、柔らかい食感で癖もなく、まったりとした旨味を感じました。めだいも今が旬だそうです。
ご飯を大にすればよかったと少し後悔しましたが、刺身でお腹が膨れたという感じで大満足です。やはり刺身は新鮮さが一番です!
とても美味しくいただくことができました。ごちそうさまでした!
テイクアウト用の丼や巻き寿司なども置いてありました。
外に出て、ビーチを眺めながらモクモクタイムです。
ビーチにはこんなアートも……
「四国のみち」の案内板がありました。
四国のみちは四国自然歩道のことで、起点の徳島県鳴門市から四国をぐるりと回り終点の徳島県板野郡板野町までの約1,545kmを四国霊場や点在する自然や歴史を楽しみながら四国を一周する自然遊歩道だそうです。
綺麗な海岸が開けています。
国道55号線をしばらく歩くと「甲浦駅 700m」という案内板があったので右折します。
道路脇のお宅に実っていたポンカンを撮影しました。
おいしそ~
甲浦駅が見えてきました。
「海の駅 東洋町」から20分ほどで到着です。
甲浦駅のモードインターチェンジの脇で待っていると下りのDMVがやってきました。
鉄道モードからバスモードにモードチェンジ中です。
モードチェンジを終え発車します。
私も階段を降り乗降場にやってきました。この便では地元の学生が一人下車されました。
次のDMVがモードインターチェンジに到着しモードチェンジをしています。
モードチェンジを終え、スロープを下ってきます。
上り便がやってきました。
乗降場で停車後、スロープを上がってきました。
モードチェンジを終え運転手が確認作業をされています。
バスモードから鉄道モードにモードチェンジする場合は確認作業を行われていますが、鉄道モードからバスモードにモードチェンジする場合は省略されているようです。
後輪の鉄道用金属車輪も出てきています。
後輪の鉄道用金属車輪は脱線防止のための補助輪で、Wタイヤの内側のタイヤがレールに駆動を伝えているそうです。
雨の日などには滑らないのか気になり伺ったところ、やはり滑ることもあるそうですが、今の時期の早朝などの方が雨の日以上に滑りやすいそうです。ただ、多少スリップしても走行には支障ないそうなので安心です。
私が乗車するDMVがやってきたので乗車します。
トンネルが連続しています。
阿佐海岸鉄道の鉄道区間は10kmだそうですが、その短い区間に19ものトンネルがあるそうです。
この路線の海部駅~甲浦駅間は1992年(平成4年)開業した比較的新しい路線で、高架や盛り土構造のため踏切はないそうですが、唯一、海部駅構内に向かいのホームに渡る踏切があったそうです。
牟岐線の発車までには時間があるので、駅近くでDMVを撮影しながら待つことにします。
阻止機をくぐり乗降場に停車しました。
この便には地元の方が一人乗車されるようです。
乗降を終えモードインターチェンジに侵入してきました。
キュ… キュ… とタイヤの側面がガイドウェイに擦れるような音を出しながらゆっくりと進みます。
このガイドウェイでレールに鉄道車輪の位置が合うように調整されるようです。
モードチェンジが始まりました。
モードチェンジ中です。
前輪部のアップです。ゴムタイヤはしっかりと浮き上がっています。
モードチェンジを終え発車しました。
鉄道モードで走るDMVの後ろ姿です。
今回DMVの運転手の方からいろんな話を伺うことができましたが、観光客慣れされているのか、説明が的確で沢山の情報を伺うことができました。
本当にありがとうござました。
牟岐線は16時8分の発車です。
前方に見える阿波海南駅の出発信号機ですが……
よく見ると黄色の表示灯が塞がれています。
不思議に思い運転手の方に伺うと、ここでは黄信号(注意信号)は必要ないため塞いでいるそうです。
出発信号が青になりました。
これから2時間20分ほどかけて徳島駅に向かいます。
16時40分、日和佐駅を発車すると左車窓に薬王寺が見えてきました。以前妻と四国霊場を回った時以来です。
薬王寺のシンボル的建物の瑜祇塔《ゆぎとう》です。高さが30mほどの楼閣で、上部が四角、下部が円筒形の優雅な一重の塔です。屋根には五柱の相輪が見えています。
18時11分、徳島駅に到着しました。
取り急ぎ、ホーム端の喫煙所でモクモクタイムです。
モクモクタイムを終え、乗車する高松行き「うずしお26号」の先頭車両の撮影にやってきました。
撮影を終え乗車しました。座席は1号車の1-D席です。
18時30分、定刻に徳島駅を発車しました。
19時37分、高松駅に到着しました。
先発のマリンライナーでも乗り換えはできたようですが、指定席を取ってあるので次発の「マリンライナー62号」の発車まで待つことになります。
ということで、ホーム先にある喫煙場所にやってきました。
JR四国は多くの駅で喫煙が可能なのでとても助かります。
モクモクタイムを終え戻ってきました。
乗車前に先頭車両を撮影します。
乗車します。
今回は二階席です。
座席は1号車の2-A席です。
二階席から見たホームです。
発車までもう少し時間があるようですが、車内でのんびりし発車を待つことにします。
20時10分、「マリンライナー62号」は岡山駅に向け発車しました。
駅には妻が迎えに来てくれていて、妻の車で帰宅しました。
今回の三連休は、初日に高知県四万十市で美味しい郷土料理をいただき、土佐黒潮鉄道の終着駅、宿毛駅まで足を延ばし、昨日は予讃線の終着駅である愛媛県宇和島で美味しい郷土料理を楽しみました。
今日は郷土料理はいただけませんでしたが、高知の新鮮な海鮮をいただき、気になっていたDMVもしっかりと楽しむことができ、三連休を鉄道旅でエンジョイさせていたきました。
しかし、毎日日帰りばかりで、考えてみればかなり無駄なような気がしますが……
実は今回、JR四国ツアーの企画商品「バースディきっぷ」を利用しました。
誕生月の連続3日、JR四国管内の全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車などが乗り降り自由なトクトクきっぷで、グリーン車用(13,240円)と普通車自由席用(9,680円)があり、今回グリーン車用を利用しました。
利用可な範囲がJR四国管内だけなのですが、岡山県の児島駅が境界駅になるため児島駅から利用することができ、自宅近くの駅から児島駅までの切符を追加購入するだけでお安く列車旅を楽しむことができました。
今回の運賃を単純計算すると……
1月18日(一日目)
※ 児島駅 ~ 高知駅(グリーン席)、高知駅 ~ 中村駅(指定席)を含む。
1月19日(二日目)
※ 児島駅 → 坂出駅(グリーン席)、坂出駅 → 松山駅(グリーン席)、松山駅 ~ 宇和島駅(指定席)、松山駅 → 児島駅(グリーン席)を含む。
1月20日(三日目)
児島駅 ~ 阿波南海駅 概算11,840円
※ 高松駅 ~ 徳島駅(指定席)、高松駅 → 児島駅(グリーン席)を含む。
で、三日間の合計金額は概ね64,900円になります。
バースディきっぷと通常運賃では51,660円の差なので超お得でした。
旅先でホテルなどでのんびり過ごすのもいいのでしょうが、とにかくいろんな列車に沢山乗ってみたいということもあり、今回の旅行計画を立てました。
都合がつけば毎年利用してみたいと思いますが、いいのか悪いのか私の誕生月が1月なので気候のよい春とか秋に利用できないのが少し残念です。