昨日の高知県の四万十市に続き、今日は愛媛県今治駅弁と宇和島の郷土料理をいただきに出掛けることにしました。
妻に自宅近くの駅まで送ってもらいましたが、瀬戸大橋線で動物との接触事故が起きたようで運行かなり遅れていて、定刻より20分ほど遅れてやっと列車がやってきました。
定刻より20分弱遅れて児島駅に到着し下車ました。ホームからは瀬戸内海の島々が朝焼けで赤く染まっているのが望めます。
児島駅で下車したのは……
早いついでに寝台特急「サンライズ瀬戸」を撮影したいと思い、一便早い列車で児島駅にやってきました。
「サンライズ瀬戸」も10分弱遅れて到着しました。この児島駅はJR西日本とJR四国の境界駅のため、両社の乗務員交代が行われます。
JR西日本の乗務員からJR四国の乗務員に引き継がれ「サンライズ瀬戸」が児島駅を発車しました。ホームのカバンは忘れ物ではなくJR西日本の乗務員の方のものです。
余談になりますが……
「サンライズ瀬戸」は、東京駅~宇野駅 で運行していたものが、1988年(昭和63年)4月に瀬戸大橋線(本四備讃線)の開通に合わせ終着駅が宇野駅から高松駅に変わりました。その後、1998年(平成10年)には新造された285系電車に切り替えられ現在の「サンライズ瀬戸」として運行が開始されました。「寝台特 瀬戸」は同区間の単独運転でしたが、新たに東京駅~出雲市駅を結んでいた「寝台特急 出雲」も「サンライズ出雲」として運行が開始され、東京駅~岡山駅を連結運転、岡山駅で高松行き「サンライズ瀬戸」と出雲市行き「サンライズ出雲」と分離されるようになりました。
乗車するのは7時2分発の「マリンライナー5号」高松駅行きですが、15分程度遅れているようです。ホームで待っていると大槌島から朝日が昇り始めていました。
「マリンライナー5号」は定刻より18分遅れて到着しました。
乗車します。
座席は1号車の1-D席です。
この席は運転席のすぐ後ろに四席だけある展望座席です。
7時19分、定刻より17分ほど遅れて発車しました。
鷲羽山トンネルを抜け下津井瀬戸大橋に入ります。
右側の車窓には本島(右の島)や牛島(左の島)が見えています。
本島には下津井から本島を経由し丸亀に渡るフェリーボートが就航していましたが、瀬戸大橋架橋後廃航になってしまいました。
牛島は瀬戸内海航路の上り下り航路の間に位置する島で、本島までフェーリーで渡り本島から牛島を経由して丸亀に行くポンポン船の最終便でメバルを釣りに行き、朝一番の舟で帰っていました。
余談になりますが……
本島は塩飽諸島の中心の島で、塩飽勤番所跡や塩飽水軍の本拠地とわれている「笠島地区」(島ではなく地名です。)などもあり、今でも古い町並みや細く入り組んだ昔ながらの路地なども残っています。塩飽勤番所跡は現在資料館として一般開放されていて、織田信長や徳川家康などの朱印状なども残されています。
牛島は映画「極道の妻たち」の主演岩下志麻演じる粟津環の故郷としてロケが行われた島です。
最前列の展望は最高です!
南備讃瀬戸大橋を渡りきる手前の右車窓には瀬戸大橋記念公園の展望タワーが見えています。
番の州高架橋を渡ると瀬戸大橋線は瀬戸中央道と別れます。
松山や高知に向かう本線と坂出、高松方面に向かう連絡線(渡り線)とが分岐ましす。マリンライナーは連絡線に入ります。
連絡線から予讃線に合流します。
予讃線に入ると右車窓に香川県の山を象徴するような形の讃岐富士こと飯野山(標高421.9m)が見えて来ました。
この山の形……
香川県では多くの山がこんな形をしていますが、昔「まんが日本昔話」でよく見たおむすび山です。それもそのはず、その原作、演出、作画などを手掛けられた童話作家池原昭治の生まれ故郷が高松市だそうなので、納得できます。
まもなく坂出駅に到着します。
7時33分、15分ほど遅れて坂出駅1番ホームに到着しました。私が座っていた1-C、D席です。左側の1-A、B席は展望をよくするため一段高くなっています。
坂出駅では沢山の方が乗降されています。
マリンライナー5号を見送り、次に乗車する3番ホームに移動しました。しばらくすると3番ホームに列車が入線してきたので乗車しました。
が……
乗車する列車を間違えていたのに気付き、急いで下車しました。
何を思い違いをしたのか……
乗車するのは「しまんと3号」ではなく「いしづち1号」です。
ホームで待っていると乗車する「いしづち1号」松山行きが5分遅れで入線してきました。
乗車します。
この車両は前半室がグリーン車で後ろ半室が指定席車になります。
座先は1号車の6-A席です。
5分遅れで坂出駅を出発しました。
宇多津駅の手前で、右車窓にゴールドタワーが見えてきました。朝日を浴びて文字どおりゴールドに輝いています。
宇多津駅に到着しました。この駅で岡山からくる「しおかぜ3号」と連結します。
何故児島駅から「しおかぜ3号」に乗車せず、わざわざ早い時間の「マリンライナー5号」で坂出駅を経由したかというと、マリンライナーの展望席への乗車とこの連結作業を見るためです。
「しおかぜ3号」がやってきました。作業員の方が連結作業のため待機されています。
予讃線は多度津駅までは複線ですが、そこから先の宇和島までは単線区間となり、輸送力も限界に近い状態であることから、岡山始発と高松始発の特急列車の多くが一体で運行されています。高知に向かう土讃線も同様に岡山始発の「南風」と高松駅始発の「しまんと」がこの駅で連結が行われています。
作業員の方が乗車され、連結作業の開始です。
「しおかぜ3号」がゆっくりと近付いてきます。
連結完了!
先頭車両の1号車へ戻りますが、途中発車のアナウンスがありあったので、手前の車両から乗車しました。
車両の中を戻ります。
1号車まで戻ってくると、ほぼ同時に発車しました。遅れているため短時間で作業を終えられ早々に発車したようです。
宇多津駅を発車後、丸亀、多度津駅と停車し、しばらく走ると右車窓に島津ノ宮(三豊市三野町)が見えてきました。子どもの守り神である津島ノ宮は、大祭が行われ8月4日と5日の二日間だけ本殿のある島へ橋が架けられ渡ることができるそうです。
その大祭が行われるニ日のみ列車が停車する臨時駅の「津島ノ宮駅」です。臨時駅ということもあり日本一営業日数の少ない駅だそうです。
詫間、観音寺駅と停車し香川県から愛媛県に入り川之江駅に停車後しばらく進むと伊予三島駅の手前で製紙工場の煙突が見えてきました。四国中央市三島地区は製紙産業が盛んな街のようです。
伊予三島、新居浜、伊予西条、壬生川駅と停車後、右車窓に今治のシンボル的な今治国際ホテルが見えてきました。まもなく今治駅です。
今治駅でお楽しみの一つ今治駅弁です。しかし今治駅には駅弁の売店がないため、事前に製造会社の「二葉」に電話しホームで受け取ることにしています。
今治駅に到着すると「二葉」のスタッフの方が待っていてくださり、わずかな停車時間でしたが無事受け取ることができました。
わざわざ持ってきてくださり、ありがとうございました。
お願いしたのは「瀬戸の押寿司」(1,540)円と……
「あなごめし」(1,300円)です。
美味しそ~!
「瀬戸の押寿司」は土産用にして、車内で「あなごめし」をいただきます。
錦糸たまごを挟んで、ビッシリとアナゴが敷き詰められています。
アナゴは肉厚でプリプリです。その下にはタレが混ぜ込まれたご飯があり、とても美味しくいただきことができました。
ごちそうさまでした!
今治駅を発車し、しばらくすると海岸線を走ります。
まもなく松山駅に到着するようです。
松山駅の手前では駅の高架工事が行われていました。
定刻より2分遅れて、10時8分松山駅の1番ホームに到着しました。
余談になりますが……
松山駅は1927年(昭和2年)に開業された国鉄(現JR)の駅で、鉄道のない沖縄県を除く都道府県の代表駅としては最後に開業されたそうです。松山にはそれまでに伊予鉄の松山駅が既に開業していて、駅名をめぐる紆余曲折を経て伊予鉄が松山市駅に改名し現在に至っているという経緯もあるようです。
駅員の方に喫煙場所を伺うと1番ホームの北寄りにあると聞き、2時間振りのタバコタイムです。しっかりとタバコ補給を終え、次に乗り換える「宇和海9号」の乗車口に向かいます。
「宇和海9号」は「いしづち1号」と同じホームの前方に停車していました。
乗り換えの利用者が多いためなのか、他ではあまり見たことがない珍しい乗り換え方式です。
乗車前に「宇和海9号」を撮影します。
乗車します。
座席は最後尾車両の3号車、12-Aです。
この車両の1~7番席は自由席で、指定席は3号車の8番以降のようです。自由席には白い枕カバー、指定席には青い枕カバーと色分けされていました。
伊予市駅に停車し、次の向井原駅を通過後伊予長浜駅を経由する海回り線(愛ある伊予灘線)と別れます。
列車は短絡線で内子駅を経由し伊予大洲駅に停車、一級河川の肱川を渡ります。
肱川の名前の由来は、流路が肘のような形をして入りるからだそうですが……
肘のような形?……
地図を見て納得です!
宇和島市に入ると豊後水道の手前に広大なミカン畑が開けています。さすが愛媛ミカンの特産地です。
まもなく宇和島駅に到着します。
11時40分、宇和島駅の1番ホームに到着しました。ホーム端に喫煙場所が見えたのでタバコタイムに向かいます。
しっかりとタバコ補給を終えたので改札に向かいます。
改札口の先に線路終端を示す車止標識があったので撮影しました。
車止標識の撮影を終えたので改札を出ます。
宇和島駅前です。
期前広場には宇和島牛のモニュメントや……
この機関車はその昔、岡山の国清寺駅~三蟠港を走っていた三蟠鉄道の機関車と同型のようです。
駅前通りを進みます。道路沿いにはワシントンヤシが植えられていて、優れた街路樹の景観として「新日本街路樹100景」にも選定されているそうです。
栄町港交差点を宇和島城方向に左折します。
国道56号線をしばらく進むと今日昼食をいただく「うわじまの料理や 有明」(宇和島市丸之内)の看板が見えたので路地を入り到着しました。グルメな郷土料理が多い宇和島で、色々と調べてこの店でいただくことにしていました。
店内に入ると、どうやら裏口から入ったようです。伺うと「入られた入口は、駐車場側からの入口で、表玄関は反対側なんですよ」と言われていました。
カウンター席に案内されました。
カウンターの奥には生簀が見えています。
生簀には、フグや……
ウチワエビことたびエビやサザエなどが入っていました。
カウンター席の後ろにはテーブル席や個室もあるようです。
オーダーしたのは「宇和島郷土定食」(2,980円)です。
ふくめんにじゃこ天、ふかの湯ざらし、それに鯛めしにデザートと宇和島の郷土料理が並んでいます。
「ふくめん」という宇和島の郷土料理は見た目がとても鮮やかで、正月などには欠かせない一品だそうです。
ソボロの下には蕎麦状のコンニャクが入っていました。「ふくめん」の意味はコンニャクが見えなくなるほどソボロで覆面するからだそうです。
宇和島とえば、やはり「じゃこ天」です。宇和海で獲れた新鮮な小魚をすり身にした手作りじゃこ天で、出来立てということでアツアツでとても美味しい一品でした。
初代宇和島藩主伊達秀宗が仙台から職人を連れてきて蒲鉾を作らせたのが宇和島のねりものの始まりだそうです。
「ふかの湯ざらし」です。
「ふか」とはサメのことで、南予ではよく獲れるそうで、昔漁師が釣れた売り物にならない「ふか」を、酢みそで酒の肴にしたのが始まりといわれているそうです。
サメの臭みはなく、身は弾力があり辛子味噌でいただくと珍味で酒の肴になりそうです。
サメ料理は広島県の山間部のように海から遠く、新鮮な魚が手に入らない地域で食べられることが多ようですが、目の前が海の宇和島市では新鮮な刺身と対等な地位だそうです。
ご飯は「鯛めし」か「伊予さつま飯」を選択できるようで、女将さんに伺うと「是非鯛めしを食べてみてください」と勧められたので「鯛めし」にしました。
宇和島の名物グルメといえば「鯛めし」だそうで、わざわざ全国各地から食べに来られる方も多いそうです。一般的な鯛の炊き込みご飯とは違い、宇和島では獲れたての新鮮な鯛の刺身を出汁に生玉子を溶いてぶっかけでいただくそうです。
冷たい出汁に玉子を入れ、しっかりと混ぜ合わせ鯛の刺身を混ぜ込みます。
その出汁をご飯にかけていただきます。
上品な味の出汁と透き通るような刺身は玉子の黄身との相性もよく、とても美味しくいただくことができました。
デザートは愛媛特産の柑橘ゼリーでした。
南予の美味しい郷土料理をいただき、おなかも大満足です。遠路食べにきた甲斐がありました。
ごちそうさまでした!
帰りは表玄関から出ました。
この後宇和島城に向かいます。
「うわじまの料理や 有明」から歩いて5分ほどで三の丸跡にある「桑折《こおり》長屋門」に到着しました。
この門は宇和島藩家老の桑折家の屋敷内にあった長屋門で、1952年(昭和27年)に宇和島市へ譲渡され現在の場所に移築されたそうです。
門をくぐり登山道の石段を登ります。
登山道は緩やかな坂道コースと急な階段コースとがあり、私は階段コースで登ることにしました。
少しバードですが頑張って登ります。
大きな井戸の脇に出てきました。井戸丸(井戸屋形)は本丸の北側にあり、城内に三ヶ所ある井戸のうち、もっとも重要な井戸を守っていた曲輪だったようです。
井戸を上から見た様子です。
三差路に突き当たりました。左に行けば天守まで180m、右に行けば郷土館があるようです。
左に進み天守を目指します。
正面に本丸の石垣が見えてきました。天守が少しだけ見えてきます。
本丸の石垣です。同じ面で二つの積み方の違いが明確に見える「御書物矢倉下の石垣」だそうです。
左上半分が隅角部はノミで加工され、間詰石をほとんど使用せず隙間なく組み合わせ積み上げられています。対し右下半分は自然石材を用いた野面《のづら》積みになっています。この積み方の違いから右下半分は17世紀初頭頃、左上半分は幕末頃に修理されたものといわれています。
先に進みます。
二の丸が見えてきました。
振り返ると天守が綺麗に見えています。
櫛形門跡に出てきました。
この石垣は整形された石材と間詰石を使い組み上げられています。
石段を登ると桜の木の先に天守が見えてきました。桜が咲く季節に訪れるといいかもしれません。
宇和島城天守の窓は漆喰塗りの引き戸で、窓を閉めた様子を外から見ると一面漆喰塗りの真っ白な綺麗な姿だそうです。小ぶりな天守からなのか、玄関がやけに大きく見えました。この天守は現存12天守の一つにも数えられています。
宇和島城は宇和島伊達家十万石の本城で、 1601年(慶長6年)に築城の名手といわれた藤堂高虎により築城されたのが始まりで、1666年(寛文6年)頃に二代藩主伊達宗利により天守などが改修され、幕末まで伊達家九代の居城となったそうです。改修となってはいますが実際には藤堂高虎が岩盤上に建築した望楼型天守を撤去し、石垣の天守台を持つ層塔型の天守を新たに築城したといっても過言ではないそうです。
入城料200円を支払い天守に入ります。
一階には鎧が展示されていました。
1860年(万延元年)にも大規模な改修が行われています。1/10スケールで忠実に作られたこの天守の模型はその修理に際して作られたもののようです。
急な階段を上ります。
武者窓です。
格子が正方形や菱形ではなく五角形になっています。これは鉄砲や弓を使用する際、広範囲に狙うことができるよう工夫されているそうです。また入り込んだ雨水などを排水する排水口も設けられていました。
天守からは宇和海が望めます。城は昔、海に囲まれた海城だったそうですが、現在では埋め立てられ周囲には市街地が広がっています。
南西の角と北東の角には桃の形をした瓦がありました。この瓦は飾り瓦だそうです。
桃には魔除けや長寿を願う意味があるそうです。ちなみに岡山城には金色の桃の飾り瓦が乗っています。
「宇和島城下絵図屏風」です。宇和島城を南西方向から描いた鳥瞰図で、元々は襖絵だったようですが昭和になり屏風絵に仕立て直されたそうです。
下城します。
本丸から見る二の丸と宇和島港です。
二の丸から下り郷土館に向かいます。
1845年に建てられた伊達家の武器庫だそうです。 現在は無料で見学できる郷土館として使用されていて、館内には宇和島に関する資料などが展示されていました。
下山します。
北出口へ向かい、駅に戻ります。
宇和島駅に到着しました。
改札を抜けホームに向かいます。
ホーム端の喫煙場所からは宇和島城の天守を望むことができました。
ホームの先には0系新幹線をイメージした「鉄道ホビートレイン」が停車していましたが、残念ながら後方向きでした……
14時47分着の「宇和海15号」がやってきました。
宇和島駅の1番ホームに入線します。
私もタバコ補給を終え、列車に向かいます。
この列車は折り返し14時56分発「宇和海20号」になります。
乗車しました。座席は先頭車両の3号車、11-A席です。しかし指定席には他に誰もおられないので、こられた車掌にお願いして一番前の13-D席に変えていただきました。
「宇和海20号」は定刻14時56分に宇和島駅を発車しました。
八幡浜駅には、ラッピング車両のキハ54「すまいるえきちゃん」が停車していました。
伊予大洲駅手前あたりから小雨が降り始めました。15時41分伊予大洲駅を発車し、しばらく走ると海回り線(愛ある伊予灘線)との分岐、伊予若宮信号場が見えてきました。列車は短絡線の内子方面に進みます。
内子駅が見えてきました。小雨で煙る内子駅です。
内子駅に至る旧内子線は伊予大洲駅の一つ松山寄りにある五郎駅から分岐していた盲腸線でしたが、五郎駅や伊予長浜駅を通過しない短絡線の開通により特急列車が走る路線として現在に至っています。
向井原駅の手前で海回り線と合流しました。
松山駅の手前では駅の高架工事が行われています。
松山駅手前で信号停車です。入線する1番ホームには「しおかぜ26号」が停車しています。
信号が変わりゆっくりと進んでいきます。
作業員の方の合図で「しおかぜ26号」の手前で停車しました。
松山駅に到着し下車します。
「宇和海20号」から「しおかぜ26号」に乗り換えます。同じホームでの珍しい乗り換え方式です。
「しおかぜ26号」に乗車しました。
座席は最後尾の1号車、1-A席です。
発車までにはまだ少し時間があるので、タバコタイムに行ってきます。
16時26分松山駅を定刻に発車しました。
今治市菊間付近で、左車窓に太陽石油四国事業所のプラントが見えてきました。「SOLATO」のブランド名で西日本や四国地方で名よく見かけます。
伊予西条駅に隣接する「四国鉄道文化館」が見えてきました。以前訪れたことがありますが、館内には初代0系新幹線やDF50形ディーゼル機関車が展示されていました。
瀬戸大橋を渡り、まもなく児島駅に到着します。
乗車した「しおかぜ26号」は単独運行のため宇多津駅での切り離し作業はありませんでした。
児島駅で下車しました。
「しおかぜ26号」を見送った後、私は4番ホームに停車している普通列車で帰路に就きます。
帰宅後妻に宇和島駅で買った土産を渡します。
タルトとミカン団子です。
もう一品は、「二葉」の今治駅弁「瀬戸の押寿司」です。
箱から取り出します。
押し蓋を開くと、押寿司を包んだ笹の葉が微かに香ります。
透き通った鯛の下に見えるオオバ……
妻が切り分けています。
旨そう~
半透明なタイの身とオオバがいい感じで期待が膨らみます。
味は絶品!
この駅弁も最高です!
妻も美味しいと食べていました。
昨日に続き今日も美味しい駅弁や南予の郷土料理をしっかりと楽しむことができました。また機会を作って列車旅を楽しみたいと思います。