高梁市福地のホタル2022

高梁市福地《しろち》の今年のホタル写真を「高梁市福地のホタル2022」として纏める事にしました。以降の高梁市福地のホタルの写真はこの頁に順次追記していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

高梁市福地のホタル2022Ⅱ 2022.06.13 更新

2022.06.13更新

ホタルもシーズン真っ只中になってきたようです。今日は一日天気も良かったようですが、夕方から曇り始め天気図を見ると未明からは降雨の予報のようです。もしかすると明日にでも中国地方や近畿、東海などは「梅雨入り」の発表があるかも知れません。今夜は天候が良ければ十五夜で、ホタル撮影は難しいのですが、曇り空が幸いし絶好のホタル撮影日和となりそうです。それならばと、今日は夜勤明けでしたが帰宅後15時頃まで休み、起きてから撮影機材を準備し高梁市福地《しろち》へホタル撮影に出かけてみる事にしました。帰宅ラッシュ時間を避け少し早目の16時30分前頃に自宅を出発します。

高梁市立福地小学校の脇を通過します。

17時50分頃、撮影場所付近に到着しました。平日のためか、まだ時間が早過ぎるためか付近には一台も車は止まっていません。撮影機材を持って撮影場所に移動します。

移動中に見えた上流側の様子です。奥に絵になりそうな小屋が見えています。

その付近をズームアップしてみました。この付近も面白そうなので出来れば次回はこの小屋付近で撮影してみたいと思います。

今夜撮影する場所に到着しました。下流側の東方向を狙います。この場所は前回G7Xの星空撮影モードで撮影した場所ですが、今回は9000DとG7Xを並べて撮影し、写真の出来栄えを比較してみたいと思います。

9000Dのアングルです。レンズは30mm(フルサイズ換算48mm)解放値F1.4です。

G7Xのアングルです。レンズのズーム位置は36.8mm(フルサイズ換算100mm)、F値はF2.8です。今迄はバカチョンカメラという固定観念を持っていたG7Xなので、本格的なホタル撮影は出来ないと決め付け、星空撮影モードを常用していました。しかし、考えてみれば100mmレンズでF2.8はホタル撮影にも十分対応出来るのではないかと思います。幸いG7XⅡの100mm時の解放値はF2.8なのでゲンジボタルであれば十分撮影する事は可能です。一番ネックになるピント合わせは明るいうちにMF(手動でピントを合わせる機能)でしっかりとピントと合わせておけば何とかなると思います。今回G7XⅡの実力を検証がてらホタル撮影に挑戦してみる事にしました。

G3Xは小型三脚に乗せ、上流側の西方向を撮影してみます。

G3Xのアングルです。8.8mm(フルサイズ換算24mm)、解放値F2.8mmです。ちなにみG3XでG7Xと同じように100mmまでズームするとF値はF5.0となり、ホタル撮影は少し難しいように思います。

待つ事2時間程…… 20時前からホタルがチラホラ光り始め、20時10分頃から少しずつ飛び始めました。9000Dのシャッターを押しインターバル撮影を開始し、G3Xはレリーズロックし連続撮影、その後G7Xの脇に構え撮影を開始しました。

9000Dで20時10分頃から撮影した写真から抜粋した20枚程と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影データーは、30mm(フルサイズ換算48mm)、F値はF1.4、ISO100、露光時間は10秒で12秒間隔のインターバル撮影です。

20時30分過ぎから撮影した写真から抜粋した20枚程と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。

20時45分頃から撮影した写真から抜粋した20枚弱と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。

21時前から21時10分頃まで撮影した写真から抜粋した10枚程と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。

G7XⅡで20時前から撮影した写真から抜粋した30枚弱と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影データーは、レンズのズーム位置は100mm、F値はF2.8、ISO200、露光時間は10~13秒です。G7XⅡにはインターバル撮影機能やレリーズ取付端子が無いため、付っきりで毎回シャッターを押し撮影しました。

20時10分頃から撮影した写真から抜粋した15枚程と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。

20時30分頃から撮影した写真から抜粋した20枚弱と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。

21時前から撮影した写真から抜粋した15枚弱と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。

G3Xで20時30分頃から撮影した写真から抜粋した10枚弱と、前撮りの1枚を比較明合成で仕上げた写真です。撮影データーは、8.8mm(フルサイズ換算24mm)、F値はF2.8、ISO125~200、露光時間は30秒です。G3Xにもインターバル撮影機能が無いためレリーズレックで撮影しました。今回G3Xは設定ミスで前半の写真は全く絵にならないものでした。前回はある程度のホタルが飛んでいた上流側ですが、今日は何故かとても少なかったようです。21時20分頃少し早いですが十分満足できたので撮影を終え帰路に就く事にしました。

今夜は下流側で予想を遥に超えるホタルの数にビックリ! これだけのホタルを見るのは初めてではないかと感動すら覚えました。夜勤明けで遠路足を延ばした甲斐があったというものです。明日は休みなので帰宅後少し遅くまで写真の整理をしましたが、ホタルの数が多すぎて一苦労です。今までホタルの数が多すぎて一苦労した事など一度も無かったので、うれしい悲鳴をあげてしまいました。G7Xの100mmズーム、F2.8はホタル撮影にも十分対応可能で、今後活躍の場が増えて来そうです。今季出来ればもう一度福地に出向き少し上流の小屋付近で撮影してみたいと思います。

 

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高梁市福地のホタル2022 2022.05.29

2022.05.29

※ 6月6日、追加修正をしました。追加修正箇所には※印を入れています。

昨日は久しぶりの雨で、週明けもまた雨の予報のようです。先日ホタル先生と話をしていた時「晴天続きなので、少し雨が降ればホタルももう少し沢山飛び出すのではないでしょうか」と伺っていた事を思い出しました。今日は日曜日なので倉敷市児島の「蛍遊の水辺 由加」は人出が多いと思うので、今回は前回訪れた高梁市落合町福地《しろち》に出かけてみる事にしました。ちなみに「福地」と書いて「しろち」と読みます。人の名前と地名の読みは “エッ” と思う事が多々あります。この地名を“しろち”と読めれる方は少ないのではないでしょうか?

今日は日勤だったので終業後職場から直接高梁市へ向かいました。職場から倉敷市街地を少し迂回し、国道180号線から国道313号線、県道301号線(落合高倉線)と乗継ぎ、成羽川の支流福地川沿いを走ると1時間程で福地小学校が見えて来ました。今回は前回下見した少し上流で撮影するため、集落を抜けさらに上流に向かいます。

18時30分過ぎに撮影場所付近に到着しました。車を置き撮影機材を持って川岸まで下りる事にします。

まずは9000Dを上流方向に向けセッティングです。

9000Dのアングルはこんな感じです。ホタルがどのように飛ぶかは全く不明なので、最終トリミングで対応します。

G7Xは下流側に向けセッティングしました。今回はG7Xの解放値F1.8の実力を見てみたいと思います。

G7Xのアングルはこんな感じです。カメラのセッティングを終えたので、気になっていた上流側の様子を見に行ってみます。

300m程歩き上流にやって来ました。橋の上から見た上流の様子です。

下流側を見るとこのアングルも面白そうなので、この場所を下流にセッティングしているG7Xで撮影する事にしました。一度車に戻りG3Xを持って行きG7Xと交換、G3Xを下流側にセッティングし上流に戻りG7Xを下流側に向けセッティングしました。3台全てのカメラのセッティングを終え準備完了、後は暗くなってホタルが飛び出すのを待つばかりです。一度車に戻り途中のコンビニで買って来たコーヒーを片手に、パイプをふかしながら待つ事にします。

19時50分頃からチラホラとホタルが飛び始めました。上流側にセッティングしているG7Xのシャッターを押し下流側へ向かい、9000DとG3Xの撮影も開始しました。

9000Dで20時10分頃から20時30分頃まで撮影した写真から、光やホタルの変な軌跡の入った写真を除いた60枚弱と前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。9000Dの撮影条件はISO200、レンズは30mm(フルサイズ換算48mm)、絞は解放値のF1.4、10秒露光、ノイズ除去未使用、12秒間隔のインターバル撮影です。

同じく9000Dで20時30分頃から20時50分頃まで撮影した写真から、光などの入った写真を除いた60枚程と前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。撮影条件は基本同じですが、ISO感度を200から400に変更しています。

G3Xは20時10分頃から「星空撮影モード」で撮影した写真と、前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。G3Xの「星空撮影モード」という機能は本来は星を撮影するためのものですが、ホタルにも応用する事が出来ます。アングルを決め撮影時間は10分~120分から選択し、シャッターを一度押せば後はG3Xが勝手に撮影しながら合成してくれます。

同じく20時25分頃から10分間の写真と、前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。今回はホタルの数が多いので「星空撮影モード」で撮影した1枚だけで十分でした。

G7Xで20時頃から21時前まで「星空撮影モード」で10分間撮影した写真2枚と、前撮りの写真1枚を比較明合成したものです。撮影中に車の灯りが入ったため2枚がボツになりました。「星空撮影モード」は以前使っていた多重露光と同じなので、撮影中に光などが入ると全てがボツになってしまいます。

赤い屋根の建物を見えるようにしようと背景を明るくしたため沢山いるホタルが十分表現出来ませんでした。G7Xと9000D、G3Xをセッティングしている場所が300m程離れているため往復約600m、それを何回も行ったり来たりで今回はかなりの距離を歩いたと思います。

21時過ぎからG7Xの撮影方向を変え上流側を撮影しました。カメラのセッティングを終え撮影を開始、9000DとG3Xを引き上げに向かいます。戻ってくると10分を経過していて撮影は終了していました。写真はG7Xで21時過ぎから「星空撮影モード」で10分間撮影したものです。

G7Xで21時20分頃から「星空撮影モード」で10分間撮影した写真です。

移動動後9000Dで撮影した上流側の写真です。撮影時間は21時20分頃から21時50分まで撮影した80枚程の写真です。最後に30秒の長時間露光で撮影した写真を比較明合成してみましたが背景を明るくし過ぎたため沢山いるホタルが十分表現出来ず、見比べてみて結局背景写真は使用せず1枚だけの写真にしました。

※ 6月6日追加修正しました。昨日このブログを見ている時、手前の用水路に変な光のラインが写り込んでいるのに気付き、元の写真を一枚一枚見ていくと終盤頃に点々とホタルの光ではない白い光が移動しているのが写っていました。何の光なのかは分りませんが、その光が写っていた十数枚を削除し、もう一度比較明合成しました。終盤でホタルの数自体は少なくなっていた事もあり、写真には殆ど影響は無いようです。

※ 撮影終了前の一枚です。下側の少し左に二つの白い光がしっかりと写り込んでいました。

※ その光をアップにしてみました。光は縦長ですが連続して見ると、この状態で進行方向は左下から右上方向に斜めに真っ直ぐ移動しています。一体何だったのでしょうか???

※ 比較明合成をし直した際、色合い等を修正し30秒の長時間露光で撮影した写真との比較明合成にもう一度チャレンジしました。色合いを変えた事で明るい背景に負けない写真になったようです。

22時頃撤収を完了し帰路に就く事にしました。

帰り道福地小学校前付近に数台の車が停まり、ホタル観賞をされていました。道路脇なので私も車を置いて様子を見に行ってみると沢山のホタルが飛び交っています。一度車に戻りG7Xを持って来て、橋の欄干の上に置いて「星空撮影モード」で撮影、約2分半の露光時間です。県道沿いであるため車の通過が気になり長時間露光はしませんでした。短時間でも沢山のホタルが写り込んでくれています。この場所は県道沿いで足場も良く、手軽にホタル観賞が出来そうです。

撮影を終え帰路に就きます。今の時間であれば自宅まで一時間程ではないかと思います。今夜は沢山のホタルを愛でる事が出来、終業後遠路足を延ばした甲斐がありました。明日は夜勤なので少し寝坊し、昼前頃からゆっくと写真の整理をしたいと思います。

 

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