カキオコと日生散策

職場の友人たちと話をしていて、久しぶりにツーリングに出かける事になりました。目的地は備前市日生《ひなせ》で今が旬のカキオコを食べて、日生周辺を散策します。混雑時間を避けて開店時間の11時までには到着しようと岡山市中区の倉田交差点付近で午前10時に待合わせです。

が・・・

荷物を積み込もうとバイクを出したついでに暖機運転もしておこうとセルを回すと、バッテリーが弱っているのか全くエンジンがかかりません・・・ 

ブースターケーブルで繋いでみようとバッテリーの端子を出しましたが、肝心のブースターケーブルが見当たりません・・・

急遽JAFにSOS! 合わせて友人に遅れる旨の連絡をしました。

JAFは15分足らずで来てくれて、無事エンジンが始動しました。カバー類を取り付け、早々に待ち合わせ場所へ向かいます。待合わせまでの時間は20分足らず、スムーズに流れれば十分間に合うはずです。

待ち合わせ場所には10時3分に到着、3分遅刻です。合流後、国道2号線からブルーライン経由で日生に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220105185540j:plain今日の目的地は「浜屋 みっちゃん」です。久しぶりに訪れると暖簾が新調されていました。息子が備前市に赴任中には妻とたまに通っていて、カキのシーズンには日生でカキオコを食べることもしばしば、カキオコ店は6~7軒程食べ歩きましたが、ここのカキオコはカキがプリプリで量も沢山入っていて、一粒一粒のカキも大きく私のお気に入りの店の一つです。

f:id:momotchi_blog:20220105185547j:plain新調された暖簾を潜り入店します。開店時間の前だというのに既に満席、しばらく待たなければなりません。

f:id:momotchi_blog:20220105185601j:plain席が空き、三人とも「カキオコ」(税込1,100円)を注文しました。

f:id:momotchi_blog:20220105211412j:plain早々に取り皿をいただきました。焼き上がるのが待ち遠しい!

f:id:momotchi_blog:20220105185611j:plain生地の表面が少しプクプクしてくると、その上にカキがどっさりと乗せられました。

f:id:momotchi_blog:20220105185619j:plainしばらくして裏ら返されました。

f:id:momotchi_blog:20220105210419j:plain焼き込んだ後、裏返し表面にソースを塗ります。

f:id:momotchi_blog:20220105185629j:plain紅ショウガとネギを乗せて出来上がり!

f:id:momotchi_blog:20220105185858j:plain取り皿に乗せいただきま~す!

f:id:momotchi_blog:20220105185645j:plainマヨネーズをかけるのを忘れていたので、しっかりとかけます。

f:id:momotchi_blog:20220105185657j:plainマヨネーズが乗ると一味UPします。

f:id:momotchi_blog:20220105185929j:plain鉄板では「カキモダン焼き」が焼かれています。とてもボリュームがありそうです。久しぶりの「カキオコ」、とても美味しくいただく事が出来ました。ごちそうさまでした!

この後日生駅の南にある「みなとの見える丘公園」に行ってみる事にしました。「みなとの見える丘公園」は標高125mの楯越山《たてごえやま》山頂にある公園です。「みなとの見える丘公園」といえば神奈川県横浜市にも同じ名前の「港の見える丘公園」があり、平仮名と漢字書きの違いがありますがお洒落な名前だと思います。

f:id:momotchi_blog:20220105190221j:plain浜屋 みっちゃん」の駐車場から5分足らずで駐車場に到着しました。登山道は狭く車だと行き違いに多少苦労しそうな感じですが、バイクなので対向車が来ても十分行き違いも可能です。駐車場は3~4台程のスペースがあり、1台の乗用車が停まっていました。ここからは歩いて登るようです。

f:id:momotchi_blog:20220105185956j:plainバイクを置いて登って行きます。登山道沿いには椿の花が咲いていました。少し先で階段と坂道コースに分かれていて、私たちは階段を上る事にします。

f:id:momotchi_blog:20220105190013j:plain駐車場からは僅かな距離のようですが、私は途中から息が上がってしまいました。日頃の運動不足が祟っているようです。歩く事5分足らずで「みなとの見える丘公園」に到着しました。展望台には電波塔と鐘、その奥に東屋があるようです。

f:id:momotchi_blog:20220105215735j:plain東屋にはベンチとテーブルが設置されていました。その先には備前日生大橋が見えています。

f:id:momotchi_blog:20220105190046j:plainこの鐘は「幸福の鐘」と言うそうで、実際に船で使った「号鐘《ごうしょう》」が取付けられているそうです。

f:id:momotchi_blog:20220105190005j:plain西方向には、日生の街並みと島へ渡る定期船が発着する港が望めます。

f:id:momotchi_blog:20220105190115j:plain南東方向には備前日生大橋と鹿久居島が望めました。

f:id:momotchi_blog:20220105190130j:plain南方向には牡蠣筏が沢山浮かんでいます。さすが牡蠣の町日生です。「みなとの見える丘公園」からの展望をしっかりと楽しんだので下山する事にします。

f:id:momotchi_blog:20220105190141j:plain下りは坂道を降りてみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220105190203j:plain綺麗な椿の花が咲いています。

駐車場まで戻り、備前日生大橋を渡り日生諸島の頭島に向います。この島は備前日生大橋の開通で本土と陸続きになった島です。

f:id:momotchi_blog:20220105190240j:plain日生本土と日生諸島の各島を結ぶ定期便が発着する頭島港に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20220105190323j:plain堤防から見た頭島の街並みです。

f:id:momotchi_blog:20220105190339j:plain西方向に「邑久長島大橋」が見えています。

f:id:momotchi_blog:20220105190600j:plain堤防の先端ではチヌ釣りをされているようです。

f:id:momotchi_blog:20220105190308j:plain定期船の発着場です。備前日生大橋開通で本土と陸続きになったため、定期船は数便寄港するだけになったようです。

頭島の最高地点標高55mにある、「たぬき山展望台」に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220105190614j:plain島内の狭い道を走り「たぬき山展望台」にやって来ました。展望台の前に駐車スペースはありますが、車だと1~2台しか置く事は出来そうにありません。

f:id:momotchi_blog:20220105190712j:plain展望台に上ります。この展望台は頭島で一番高い場所にあり、360°の展望を楽しむ事が出来ます。特に南側の景色が素晴らしいようで、小豆島や家島諸島はじめ瀬戸内海の絶景を楽しむ事が出来るところです。

f:id:momotchi_blog:20220105190923j:plainタヌキが出迎えてくれました。

f:id:momotchi_blog:20220105190938j:plain東方向には鹿久居島の沖に浮かぶ鶴島、その先に家島諸島も望めました。

f:id:momotchi_blog:20220105190948j:plain南方向には大多府島《おおたぶじま》の先に小豆島が横たわっています。

f:id:momotchi_blog:20220105191004j:plain南東方向には家島諸島の松島などの無人島が望めます。

f:id:momotchi_blog:20220105191033j:plain北方向に目を向けると、ボーリング場?

f:id:momotchi_blog:20220106082425j:plainアップしてみると、セスナ機やスペースシャトルらしき物も見えます。

f:id:momotchi_blog:20220106131239j:plain友人の一人が「頭島にネットで話題になっているキャンプ場がある」と言いながらスマホで調べてみると、このヤシの木付近のようなので行ってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220105191102j:plain到着しました。先程の「たぬき山展望台」が見えています。キャンプ場のオーナーの方が出てこられたので話を伺うと、やはりここが今話題のキャンプ場のようで「ADVE《アドベ》キャンプ場」というそうです。場内を少し見せていただく事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220105191419j:plain日本橋・・・

f:id:momotchi_blog:20220105191447j:plainその奥がテントの設営場所だそうで、とても展望がいい場所です。

f:id:momotchi_blog:20220105191510j:plainその先にウッドスペースもありました。少し小振りのキャンプ場ですがロケーションも良く、海も近い事のあり夏には楽しめそうなキャンプ場でした。

f:id:momotchi_blog:20220105191433j:plainすぐ横にはミカンが沢山実を付けています。

f:id:momotchi_blog:20220105191557j:plain先程見えていたスペースシャトルです。話を伺うと、元々は川辺荘という宿泊施設だったそうで、営業を止められた後、4年程前から敷地の一部を借り受けてキャンプ場としてオープンされたそうです。ここから10分程で海岸に行けるそうなので友人二人は海岸まで下りてみると言っていますが、下りた後また登るのが大変そうなので私はここで待つ事にしました。待っている間旅館のオーナーが来られ話を伺っていると、趣味で日本橋スペースシャトルを手作りされたそうで、セスナ機は廃機となった機体を東京まで取りに行き、屋上に駐機されたそうです。室内も案内してくださりましたが、直径2mもある大太鼓や各国首脳の人形、虚無僧《こむそう》をはじめ沢山の人形、数々の珍品や昔の小道具などが所狭しと並んでいました。以前TVの取材で間寛平も来られたそうで、スペースシャトル横の風呂に一緒に浸かったと話されていました。また、旅館営業中にはチョンマゲ姿で港まで駕籠で客を迎えに行っていたそうで、とても話題の多いオーナーでした。

友人たちが帰って来たので、先程の話をすると室内へ見に行き、感心して帰って来ました。帰宅後電話で息子に話をすると、やはりここのオーナーの事は知っていたようです。

これから鹿久居島に向います。

f:id:momotchi_blog:20220105191655j:plain2004年(平成16年)に開通した頭島と鹿久居島を結ぶアーチ支間218mの頭島大橋です。頭島大橋を渡り鹿久居島に向います。

f:id:momotchi_blog:20220105192949j:plain鹿久居島の島内道路から林道に入ります。目的地は「古代体験の郷 まほろば」です。ここは縄文時代の集落が復元されていて宿泊も出来るようなので下見がてら向かう事にしました。

しかし・・・

f:id:momotchi_blog:20220105191726j:plainゲートが閉じられていました。今日水曜日は定休日だったようです。「古代体験の郷 まほろば」までは、ここからさらに3km程あるようです。

f:id:momotchi_blog:20220105191754j:plain入り江の先に建物が見えています。

f:id:momotchi_blog:20220105193100j:plain少しアップにしてみました。右下に管理棟と思われる建物があり、山頂付近にも何か建物が見えているようです。

f:id:momotchi_blog:20220105191810j:plain管理棟の前の海岸にはカヌーのようなの物も置かれています。

f:id:momotchi_blog:20220105191830j:plain山頂付近の建物は展望台のようです。さすがG3X、600mmズームレンズが大活躍です。

f:id:momotchi_blog:20220105191901j:plain鶴島が目の前に見えていました。仕方がないのでここで引返し日生にある「五味の市」に向かいます。

f:id:momotchi_blog:20220105193602j:plain前方に備前日生大橋と日生の街並みが見えています。

f:id:momotchi_blog:20220105193624j:plain橋上からは日生の特産品である牡蠣の筏が浮ぶ景色を望めました。

f:id:momotchi_blog:20220105193644j:plain備前日生大橋」は2015年(平成27年)に開通、この橋の開通で橋が架かっている鹿久居島と、その先にある頭島の二つの島が一気に陸続きになりました。日生と鹿久居島を結ぶ全長765mの橋梁で、正式名称は「備前 日生大橋」と橋梁名に絵文字が使用された珍しい橋梁だと備前市日生に赴任中当時に息子から聞いた事があります。
f:id:momotchi_blog:20220105193307j:plain「五味の市」に到着しましたが、ここも定休日のようです。「五味の市」は日生町漁協の魚市場で一般の方も購入する事の出来る観光市場です。ここでは地元産の牡蠣を始め瀬戸内海で捕れた沢山の魚介類が並べられています。今夜のおかずを購入する予定でしたが残念です・・・

この後、以前から気になっていた「夕立受山」に行ってみます。

f:id:momotchi_blog:20220105191957j:plain「五味の市」から走る事10分少々「夕立受山園地」駐車場に到着しました。登山道は狭くヘアピンカーブもあり車だと行き違いにかなり苦労しそうな感じですが、バイクなので対向車が来ても十分行き違いも可能です。駐車場は15台程の広いスペースが確保されていました。

f:id:momotchi_blog:20220106134343j:plain駐車場脇の案内板を見ていて友人が展望台まで210m程なので行ってみようと言っています。先程の「みなとの見える丘公園」の事もあったので私は少し躊躇しましたが、200m程であれば何とかなると思い登ってみる事にしました。

f:id:momotchi_blog:20220105193519j:plain登山道から見た駐車場です。

f:id:momotchi_blog:20220106095058j:plain急な階段が続きます。

f:id:momotchi_blog:20220105192021j:plain少しなだらかな坂道になりました。

f:id:momotchi_blog:20220105192009j:plainしかしこの後また急な階段・・・

とっくに200m以上は歩いている筈ですが・・・

さらに急な登り坂がつづら折れに続きます。私は息が上がってしまいましたが、友人二人は足取りも軽やかに登って行っています。

f:id:momotchi_blog:20220105192045j:plain登山道を歩く事10分余り、何とか山頂の園地に到着したようです。

f:id:momotchi_blog:20220105192103j:plainここが夕立受山山頂のようです。

f:id:momotchi_blog:20220105192116j:plain山頂の少し先に展望台が有るようです。友人二人は既に展望台に上がり展望を楽しんでいるようです。

f:id:momotchi_blog:20220105192128j:plain右手には休憩小屋も設置されています。

f:id:momotchi_blog:20220105192147j:plain展望台の手前に案内板が設置されています。瀬戸内海に浮かぶ日生諸島と、奥には小豆島まで展望できるようです。

f:id:momotchi_blog:20220105192211j:plain展望台の正面には小豆島が横たわっています。

f:id:momotchi_blog:20220105192323j:plain片上湾には沢山の牡蠣筏も浮かんでいます。

f:id:momotchi_blog:20220106101850j:plain右手眼下には岡山ブルーラインの片上大橋や片上湾が望めます。

f:id:momotchi_blog:20220105192229j:plainさらに右奥には岡山市南区の岡山港付近の工業地帯が見えていました。

f:id:momotchi_blog:20220106102140j:plain左方向には「コウナイの石」のある家島諸島の西島が見えています。「コウナイの石」は高さ8m、周囲25m、重量は1tを超えると言われる巨石で、日本書紀の「オノゴロ島の天の御柱」だと伝わっているようです。

f:id:momotchi_blog:20220106102100j:plain少し南に目を向けると別荘地の先に淡路島が横たわっていました。

f:id:momotchi_blog:20220106102207j:plainさらに少し南に目を向けると、少し霞んでいますが大鳴門橋まで望む事が出来ました。さすが600mmズームレンズの威力! 夕立受山からの展望をしっかりと楽しめたので下山を始めます。

f:id:momotchi_blog:20220105192740j:plain駐車場近くにある展望台にも立寄ってみました。この展望台からは片上大橋が綺麗に見る事が出来ました。

f:id:momotchi_blog:20220105193203j:plain駐車場のバイクが見えて来ました。駐車場まで戻りよく案内板を見てみると210mは夕立受山の標高で、登山コースの山頂までは400m、標高差が70mでした。

この後、五味の市で魚が購入出来なかったので、備前市穂波にある「備前海の駅」に立寄りおかずの魚を購入し、日生ICから岡山ブルーライン国道2号線を走り途中青江交差点で私は友人たちと別れそれぞれ帰路に付きました。

久しぶりに食べた浜屋 みっちゃんのカキオコはとても美味しくいただく事が出来、初めて行った「みなとの見える丘公園」や「夕立受山園地」からの素晴らしい展望、「ADVEキャンプ場」や傍まで行くことは出来ませんでしたが「古代体験の郷 まほろば」の様子などを見る事が出来、十分に楽しむ事が出来た一日でした。しかし、久しぶりの坂道は少しハードに感じ、これからがシーズンのスノボに少し不安を覚えてしまいました。

今回PCXで走った友人は1月半ばにはHonda GB350Sの新しいバイクが届くそうなので、また機会を作って走りたいと思います。

 

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